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03.22
Thu
瓦礫受け入れ問題
・汚染地に専用の施設を造るよう国に求めるべき
・愛知県の場合
・バグフィルターの効果
・神戸市の場合

2012年3月21日水曜日 
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]






<参考>
震災がれき:愛知県知事が中電敷地内で受け入れ方針
毎日新聞 2012年3月18日 12時15分(最終更新 3月18日 22時02分)

政府が全国の自治体に広域処理を要請している東日本大震災で発生したがれきについて、
愛知県は受け入れ方針を固め、
中部電力碧南火力発電所(同県碧南市)敷地の一部を借りて、独自の処理施設を建設する方向で最終調整に入った。
中部電の同意が得られれば、地元自治体や住民に説明して理解を求める。

関係者によると、がれきの焼却施設と焼却灰を埋める最終処分場を整備する計画。
国は放射能汚染の心配がないがれきの処理を要請しているが、
県は住民の理解を得るため独自の安全基準を定め、
試験焼却の際の放射性物質測定結果や汚水のモニタリングデータを公表する方針だ。

大村秀章知事は18日、記者団の取材に
「受け入れる方針を決めたが、具体的なことは協議中なので差し控えたい」と語った。
処分場建設には廃棄物処理法上の手続きや環境影響評価(アセスメント)が必要だが、
県は国に、法的手続きの簡略化などの協力を求める。

大村知事は昨年4月に県内での受け入れを表明。
だが、焼却施設を持つ市町村や事務組合から、放射能汚染や風評被害への懸念が噴出して具体化せず、
県が自前の施設を整備することにした。

碧南市の禰宜田政信市長は18日、
「がれき処理が不可欠なのは十分理解している」とする一方、
「発電所内への処分場整備は、県からも中部電からも聞いていない。
碧南市は漁業、農業などが盛んな町で、安全面の確保が最低条件。
市民理解のハードルは高いと認識している」との談話を発表。

中部電の広報担当者は県からの打診を認めたうえで
「当社から申し上げることは何もない」とコメントした。
【加藤潔、工藤昭久、安間教雄】



震災がれき処分、安全基準を 神戸市が要望 
神戸新聞 2012/03/20 10:09

東日本大震災で発生したがれきの広域処理に関連し、
神戸市は19日、焼却灰を海面に埋め立てる際の放射性物質濃度などの
安全基準を示すよう求める要望書を、細野豪志環境相に提出した。

震災がれきの広域処理をめぐっては政府が16日、
受け入れを表明していない兵庫など35道府県や神戸など10政令市に対し、協力を求める文書を送付。
4月6日までの回答を求めている。

神戸市では現在、ごみの焼却灰をすべて、
近畿2府4県の自治体が出資する「大阪湾広域臨海環境整備センター」の神戸沖処分場で埋め立てている。
今回の災害廃棄物に関しては、海面埋め立ての安全基準が示されておらず、
同市は「現段階では政府の要請に回答できないため、要望書を出した」としている。

一方、自民党の小池百合子元環境相は19日、
兵庫県の井戸敏三知事と面会し、災害廃棄物の積極的な受け入れを要望した。
小池氏は面会後、
「政府の対応の未熟さから誤解が広がっているが、安全な廃棄物しか広域処理しない。
阪神・淡路大震災を経験した自治体として、受け入れを表明してほしい」と話した。(黒田勝俊)





続きを読むに番組の内容書き出し



水野:
リスナーの方々から沢山の質問がこのスタジオに届いているんですが、
圧倒的に多いのは瓦礫受け入れ問題に関してです。

小出:( 艸`*)プッ!はい、

水野
で、受け入れ反対というお声が非常に強く手ですね、
たとえばこの方は震災後、海外へ避難した方なんだそうです。
そういう思いをしていらっしゃる方のご意見なんですけれども、
「がれきを全国で受け入れて処理してくれというのが政府の要望ですが、
こうした形で全国でがれきを受け入れてしまうと、日本全体が被ばくをするということにもつながるでしょうし、
結局汚染の少ない土地や食べ物も無くなってしまうんじゃないでしょうか?」というご意見を頂きました。

そしてもう一人の方は小出先生にこういうふうに聞いていらっしゃるんです。
「今、国が進めている瓦礫の受け入れ、全国の自治体でやって下さいという、この処理の仕方について、
小出さんからご覧になって、問題ないと思えるような状況でしょうか?」
というふうに聞いていらっしゃいます。
いかがでしょう?

小出:
私はもう何度もお伝えしたと思いますが、
今日本の国がやろうとしている事は正しくないのです。
放射能に向き合う時の原則というのは、
なるべくコンパクトに集めて、その場に閉じ込めるというのが放射能に向き合う時の原則なのです。

今日本の国は、全国にまずばらまくという事を言っているのですから、
もともと原則に抵触しています。
それも、既存の焼却施設で燃やしてしまえと言っている訳ですから、
そんな既存の焼却施設は放射能に対する効力はもともとないような施設ですから、
そんな事はやってはいけないのです。

そして出てきた焼却灰もそれぞれの自治体で埋めてしまえという事を言っている訳で、
それもそんな事はやってはいけない事なのです。
ですから、国の今のやり方を受け入れるなんていう事は到底受け入れてはいけません。

水野:
しかしながら、燃やすという事については燃やすべきであるというのが、小出先生のお考えですよね。
国のやり方とは違って・・ですね。

小出:
そうです。
国のやり方には私は明確に反対だと言っている訳ですが、
今の瓦礫をこのまま放置しておくと、その。放射能というのは移動していますので、
瓦礫から汚染がその辺に広がっていってしまうし、
子どもたちがまた被ばくをしてしまうという事になりますので、
瓦礫は早急に始末をつけなければいけません
で、その方法の一番いいのは、
それぞれの汚染地に専用の焼却施設を造ってそこで焼くというのが本来のやり方です。

ただし、このデタラメな日本の国はですね、一切それをやらないまま全国にばらまこうとしているのです。
ね、ですから、本当にけしからんことだとわたしは思いますし、
一刻も早く、その汚染地に専用の焼却施設を造るように、求めるべきだと思います。

水野:
あ、まずは、汚染された土地で、専用の焼却施場を、
これは国が作らなければいけないという事ですよね。

小出:本当なら、東京電力に造らせればいいんですけれども、

水野:そうですよね、東京電力、国に作らせるべきだというのが、小出さんの考え。

小出:そうです。

水野:
あの、ひとつ愛知県のやり方をご紹介したいと思います。
これは瓦礫の受け入れのためにですね、
中部電力の火力発電所がある敷地の中に焼却施設を建設する。
そしてまた、この火力発電所の敷地の中に、
焼却して出来た灰の埋め立て地もそこに求めると、いう考えを示しているんだそうです。
中部電力はこれを受け入れるかどうかは検討中なんですけれども、
こういうやり方が一つ出てきました。どう思われます?

小出:
まず、ですから、それより前に、中部電力のところまで移動をさせるだけでも、
瓦礫を移動させるだけでも大変な訳ですから、
現地に造るというのがまずは原則だと思います。

水野:
んー、実際に火力発電所がある自治体では、
ここは漁業や農業が盛んなので、市民の理解を得るのは非常に難しい、
ハードルが高いというふうにおっしゃっているようです。
まず、この瓦礫を移動させるだけでも、
そこに放射性物質をその移動距離でばらまいてしまう事になるわけですね。

小出:
まぁ、全部ばら撒くわけではありませんけれども、
移動させればもちろんエネルギーもいりますし、被ばくももちろんしながらになってしまう訳ですから、
本来であればなるべくやらない方がいい事なのです。
何度も聞いていただいているけれども、現地でやるというのが一番の原則です。
でもこのデタラメの日本はそれをやらないで、
今現在も子どもたちを中心に被ばくが進んでしまっている訳ですから、
私はとにかくそれを一刻も早く何とかしたいと思っています。
そのためには全国の焼却施設で受け入れることもやむを得ないと、
私はたびたび発言して、皆さんから怒られている訳ですけれども、

それも、今まで通りの焼却施設で焼いていいなんていう事は一度も言っていないのであって、
放射性物質が飛び散らないように、きちんと排気系にフィルターなどを取り付けてから、
はじめてやってもいいと、私は言っています。

そういう運動こそをみなさんが本当はするべきなのであって、
単に拒否をするというような事をしてしまえば汚染地の子どもたちが被ばくをしてしまいます。


水野:
ああ・・・このフィルターについてもですね、ご質問がいくつかございました。
「バグフィルターを付けたら放射性物質の殆どが取り除ける」というように小出さんはおっしゃいましたけれども、
「いや、あんまり効果がない」とおっしゃる人もいらっしゃるようです。

小出:それはどうでもいいんですけど、

水野:「で、心配なんですけど」と、・・・ええ

小出:まず現場でテストをすればいいんです。

水野:まずテストですね。

小出:はい
やってみればいいだけのことであって、うじゃうじゃ議論をしている段階ではありません。

水野:はぃ、近藤さん、

近藤:はい

水野:いかがですか?

近藤:
あの・・・いずれにしても、あれだよね・・・。
北朝鮮が、なんだ・・ミサイルを発射するのに何100億の金がかかる。
それで食糧がどれだけ賄えるかみたいな記事が今日出ていましたけどね、
同じ理屈でね、本当に日本の国防予算を考えたらね、
この焼却施設なんて、僕は簡単にできると思うんですよ。

小出:本当ですね。

近藤:
やっぱりその、安全安心というのは何を持っていっているのかって思った時に、
もう、すでにこうなっている事態のところにお金を使わずして、
なんか、外に向かって、安全安心って言ったて、
何なんだろうな?っていう気がしますね。


水野:ん・・・
私、先日福島市内の方とお話しした時も、市民の方が、
中に、早く焼却施設を、専門の焼却施設をどんどん作ってくれればいいのに。と、いう声を聞きました。

水野:ただ、これはなかなか国に大きな声になっては届いていないですよね、こういう考え方って。

小出:国が知らん顔しているんですね。

水野:う~ん、本来国の方から動くべきですね。

小出:そうです。

水野:ハァ~・・また、東電もそうした動きは見せていませんよね。

小出:そうですね、無責任な人達ですね。

水野:
もうひとつ、神戸市の考え方について伺いたいんです。
神戸市は瓦礫の受け入れについて、受け入れるとしたら焼却した灰を、
海を護岸で囲った埋め立てにしようと考えているんだそうです。
で、そのやり方で国に安全基準を出すように要望書を出しました。
確か、海に放射性物質を捨ててはいけないんだと、

小出:そうです

水野:国際的に決まっているんですよね

小出;はい

水野:
しかしこの場合、護岸で囲うという、
水に直接、海水に直接触れさせないということであれば・・・・どうなんでしょう?
どう思われます?

小出:
(笑)直接海に捨てるよりはいいとは思いますけれども、
私はこれも、この番組でも聞いていただきましたけれども、
もともと、焼却灰の中にある汚染物質というのは、東京電力の所有物なのですから、
それぞれが引き受けてしまうのではなくて、
東京電力に返すように考えるべきだと思います。

水野:
そこのところが、今見ておりますと、
皆さん・・・ま、国がそうさせているんですけれども、
瓦礫を受け入れるか受け入れないかという2者択一を迫られているようでですね、
「燃やすことについては条件付きでやる事にはやるけれども、埋めるのはダメなんだ」
というような、この、分離して作業を考えるというやり方は、
おそらく他ではなかなかなされていないのではないでしょうか。

小出:
えーーっと、私は燃やすことを引き受ける時には、
ちゃんとしたフィルター等を取り付けなければいけないという事をまず、第一の条件にしている訳ですし、
次に焼却灰は必ず東京電力に返すという事を、第二の条件にしているのです。
その二つの条件が満たされない場合は、私はやってはいけないと思っています。

水野:
つまり、受け入れてしまうと、今は、
その自治体が灰を埋めるところまで受け持つという、セットに、パッケージになっている話なんですよね。

小出:そうです。

水野:
しかしながら、出口のところを国がちゃんと責任を持たないまま、
自治体に受け入れるかどうかを迫られているという。

小出:そうです。

水野:この格好になっているのがおかしいという考え方ですね

小出:そうです。

水野:
はあー。それって、
ずっと言われてきました、「原発はトイレのないマンション」と言われてましたでしょ?
なんか、それと似てますね。

小出:国のやり方が一貫しているのです

水野:
出口の無い。
あぁ、そういう事ですね。
瓦礫についても、出口がないまま入口だけ開けろと。
言われてて、それにみんなが悩んでいるというのが見えますね。

小出:はい


ーーー近藤さんのお話しにあった北朝鮮のミサイルのニュース

ミサイル:発射1回で2年分のコメ不足分買える資金吹き飛ぶ
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版   記事入力 : 2012/03/20 09:58

北朝鮮

関係当局が推定した
北朝鮮の人工衛星「光明星3号」(テポドン2号)の製造と発射場の建設費用8億5000万ドル(約709億円)は、
2月現在でコメ1トン=600ドル(約5万円)という相場を基に計算すると、コメ約141万トンを購入できる金額だ。
中国産トウモロコシなら1トン=340ドル(約2万8000円)のため約250万トン、
小麦粉なら1トン=400ドル(3万3000円)のため約212万トン購入できる。
北朝鮮が平安北道鉄山郡東倉里のミサイル試験場(発射場)建設を始めた2000年以降から計算すると、
北朝鮮住民に毎年トウモロコシ20万トン、またはコメ12万トンを配給できる資金を
ミサイル試験場やミサイル発射につぎ込んだことになる。

国連食糧農業機関(FAO)、世界食糧計画(WFP)、北朝鮮関連専門家たちは、
北朝鮮の昨年の食糧不足分は70万トンで、北朝鮮住民約600万人が食糧不足に苦しんでいるものと推定している。

関係当局は、
東倉里試験場建設に4億ドル(約334億円)、
テポドン2号の開発と製造に3億ドル(約250億円)、
初歩的な衛星開発に1億5000万ドル(約125億円)など、
光明星3号の打ち上げをめぐり計8億5000万ドルが投じられたと推定している。

これまで北朝鮮が長距離ミサイルや核兵器の開発・試験に投資した金額は
約30億5000万ドル-31億5000万ドル(約2543億-2626億円)に達する、というのが関係当局の推定だ。
これには核兵器開発(10億ドル=約834億円)や核実験2回(4億-5億ドル=約334億-417億円)、
テポドン2号の試験発射2回(6億ドル=約500億円)、
テポドン1号の試験発射1回(2億ドル=約167億円)の費用が含まれている。
この金額ならコメ約508万トンが購入可能だ。
政府関係者は「今回のミサイル発射(北朝鮮は衛星打ち上げと主張)により、
北朝鮮の住民にとって切実な追加的食糧(栄養支援)24万トンも得られないという結果を招くことになった」と述べた。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者





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コメント
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| 2012.03.22 12:49 | 編集
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