「原発再稼動わたしはこう思う」滋賀県嘉田由紀子知事
20120319滋賀県嘉田由紀子知事「原発なくても乗り... 投稿者 bakaTepco13
福井県大飯原発3号機4号機の再稼働の動きがあります。
そこで、この番組ではですね、
「原発再稼働わたしはこう思う」
このコーナーを毎日やっていこうと考えています。
いろんな方にお話しを伺います。
わたくしはですね、自分の考えを一切「ああだ、こうだ」言いません、このコーナーに関しては。
私が誰かの意見にいちゃもんを付けていたりすると、出てくれる人も出てくれない。
じっくり聞きたいと思うからです。
どうかみなさんですね、これはいろんな方の意見を聞いたうえで、
ご自分の考えをまとめるひとつのきっかけにしていただければと思います。
今日、1回目はですね、この滋賀県の嘉田県知事に聞きました。

滋賀県 嘉田由紀子知事に聞く
●再稼働についてはどういうご見解でいらっしゃいますか?
そうですね、次期尚早ではないでしょうか。
まだ、国民的理解、それから地域の理解が得られてないと思います。
福島の事故の事故の原因が究明されていない。
一方で、じゃあ、電力の必要性という事ですけれども、
あれだけ大騒ぎしながら、去年の夏、そして今年の冬。
わたしどもは、家庭、事業所などに協力をお願いして乗り切ってきたんですよね。
ー国は福島の事故を受け、
防災対策を重点的に行う緊急防災区域(UPZ)を30キロに拡大するなど(今までは8~10キロ)
原子力防災指針の見直し案を決めた。
滋賀県は県の北部がその30キロ圏内に入る。

国が防災対策を広げるという事は、そこにリスクがあるから、UPZを広げた訳ですね。
たとえば先日も、藤村官房長官が地元への説明という意味では、
「滋賀県は説明に行く必要はない」とおっしゃっておられて、
ま、私はビックリしたんですけど、
多分、直接立地自治体以外は、
関係地域と、国は思っていらっしゃらないんでしょうね。
じゃあ、なんでUPZを30キロに広げたんでしょうか?
一方で、
「再稼働についての説明はいらない」ということは、
ちょっと理解できないんですよね。
矛盾があるんじゃないでしょうか。
ー嘉田知事は福島と同様の事故が起きた場合、放射性ヨウ素がどれだけ広がるか県独自で予測。
滋賀県の影響については公表した。

本当に琵琶湖まで、滋賀県全域まで、最悪の時には広がる恐れがある
それが今回の福島の事故の教訓だと思います。
福島のみなさんが苦しんでおられる。
それを、やっぱり・・・被害を無にしてはいけない。

琵琶湖は京都、大阪、神戸、1450万人の命の水源をお預かりしています。
万一の事があったら、関西のみなさんに私は、申し訳が立たない。
残念ながら国は原発、電気のことばっかり考えていただいて、
水の安全性は考えていただいてない。
ここが辛いですね。
●政府に求める事は?
今はもう、とにかく(原発を)ゼロには出来ない。
大飯の3、4号機だけで・・・チョット前のめりに焦りすぎじゃないでしょうか?
今の民主党の中枢の方達も、経産省から上がってくるものを見ると、
「これはしゃあないなぁ」と、説得させられているんだと思いますけど、
そこは、官僚さんのいう事だけを信じずに、
本当に国民の意思を受け止めて、
政権交代をした成果をここで出していただけたらと、大いに期待をしております。
今のままだったら、政権交代をした意味がないっていう事ですよ。
滋賀県議会が3月23日、内閣総理大臣と経済産業大臣に意見書を提出されました。
追記として続きを読むに転記します
意見書
意見書第6号
福島第一原子力発電所事故の原因究明等がなされていない中での、
福井県に立地する定期検査中等の原子力発電所の再稼働を認めないことを求める意見書
番号 意見書第6号 議決年月日 平成24年3月23日
結果 可決
平成23年3月11日に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故は、
水素爆発および炉心溶融により大量の放射性物質を放出し、広範囲に拡散させた。
現在、国会に東京電力福島原子力発電所事故調査委員会が設置され、
事故に係る経緯および原因の究明が行われているが、
調査結果および提言の取りまとめは平成24年6月の予定である。
一方、定期検査中の関西電力大飯原子力発電所3号機および4号機においては、
事業者が実施した発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価について
原子力安全・保安院が審査し妥当との評価を行い、
現在、原子力安全委員会がその審査結果を確認しているところである。
本県は14基の原子力施設が立地する福井県と隣接しており、
県境から原子力発電所までの距離は最短でわずか13キロメートルであることから、
万一、当該原子力発電所が立地する地域において地震が発生した場合、原子力災害につながるおそれがあるため、
近畿1,400万人の命の水源である琵琶湖を擁する本県が被災地となってしまうことを極めて憂慮するところである。
よって、政府におかれては、福島第一原子力発電所事故の実態および原因が究明されるとともに、
福井県に立地する原子力発電所の安全性が確保されるまでは、
福井県の定期検査中等の原子力発電所について再稼働を認めないよう強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年3月23日
滋賀県議会議長 家 森 茂 樹
(宛先)内閣総理大臣、経済産業大臣
20120319滋賀県嘉田由紀子知事「原発なくても乗り... 投稿者 bakaTepco13
福井県大飯原発3号機4号機の再稼働の動きがあります。
そこで、この番組ではですね、
「原発再稼働わたしはこう思う」
このコーナーを毎日やっていこうと考えています。
いろんな方にお話しを伺います。
わたくしはですね、自分の考えを一切「ああだ、こうだ」言いません、このコーナーに関しては。
私が誰かの意見にいちゃもんを付けていたりすると、出てくれる人も出てくれない。
じっくり聞きたいと思うからです。
どうかみなさんですね、これはいろんな方の意見を聞いたうえで、
ご自分の考えをまとめるひとつのきっかけにしていただければと思います。
今日、1回目はですね、この滋賀県の嘉田県知事に聞きました。

滋賀県 嘉田由紀子知事に聞く
●再稼働についてはどういうご見解でいらっしゃいますか?
そうですね、次期尚早ではないでしょうか。
まだ、国民的理解、それから地域の理解が得られてないと思います。
福島の事故の事故の原因が究明されていない。
一方で、じゃあ、電力の必要性という事ですけれども、
あれだけ大騒ぎしながら、去年の夏、そして今年の冬。
わたしどもは、家庭、事業所などに協力をお願いして乗り切ってきたんですよね。
ー国は福島の事故を受け、
防災対策を重点的に行う緊急防災区域(UPZ)を30キロに拡大するなど(今までは8~10キロ)
原子力防災指針の見直し案を決めた。
滋賀県は県の北部がその30キロ圏内に入る。

国が防災対策を広げるという事は、そこにリスクがあるから、UPZを広げた訳ですね。
たとえば先日も、藤村官房長官が地元への説明という意味では、
「滋賀県は説明に行く必要はない」とおっしゃっておられて、
ま、私はビックリしたんですけど、
多分、直接立地自治体以外は、
関係地域と、国は思っていらっしゃらないんでしょうね。
じゃあ、なんでUPZを30キロに広げたんでしょうか?
一方で、
「再稼働についての説明はいらない」ということは、
ちょっと理解できないんですよね。
矛盾があるんじゃないでしょうか。
ー嘉田知事は福島と同様の事故が起きた場合、放射性ヨウ素がどれだけ広がるか県独自で予測。
滋賀県の影響については公表した。

本当に琵琶湖まで、滋賀県全域まで、最悪の時には広がる恐れがある
それが今回の福島の事故の教訓だと思います。
福島のみなさんが苦しんでおられる。
それを、やっぱり・・・被害を無にしてはいけない。

琵琶湖は京都、大阪、神戸、1450万人の命の水源をお預かりしています。
万一の事があったら、関西のみなさんに私は、申し訳が立たない。
残念ながら国は原発、電気のことばっかり考えていただいて、
水の安全性は考えていただいてない。
ここが辛いですね。
●政府に求める事は?
今はもう、とにかく(原発を)ゼロには出来ない。
大飯の3、4号機だけで・・・チョット前のめりに焦りすぎじゃないでしょうか?
今の民主党の中枢の方達も、経産省から上がってくるものを見ると、
「これはしゃあないなぁ」と、説得させられているんだと思いますけど、
そこは、官僚さんのいう事だけを信じずに、
本当に国民の意思を受け止めて、
政権交代をした成果をここで出していただけたらと、大いに期待をしております。
今のままだったら、政権交代をした意味がないっていう事ですよ。
滋賀県議会が3月23日、内閣総理大臣と経済産業大臣に意見書を提出されました。
追記として続きを読むに転記します

意見書
意見書第6号
福島第一原子力発電所事故の原因究明等がなされていない中での、
福井県に立地する定期検査中等の原子力発電所の再稼働を認めないことを求める意見書
番号 意見書第6号 議決年月日 平成24年3月23日
結果 可決
平成23年3月11日に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故は、
水素爆発および炉心溶融により大量の放射性物質を放出し、広範囲に拡散させた。
現在、国会に東京電力福島原子力発電所事故調査委員会が設置され、
事故に係る経緯および原因の究明が行われているが、
調査結果および提言の取りまとめは平成24年6月の予定である。
一方、定期検査中の関西電力大飯原子力発電所3号機および4号機においては、
事業者が実施した発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価について
原子力安全・保安院が審査し妥当との評価を行い、
現在、原子力安全委員会がその審査結果を確認しているところである。
本県は14基の原子力施設が立地する福井県と隣接しており、
県境から原子力発電所までの距離は最短でわずか13キロメートルであることから、
万一、当該原子力発電所が立地する地域において地震が発生した場合、原子力災害につながるおそれがあるため、
近畿1,400万人の命の水源である琵琶湖を擁する本県が被災地となってしまうことを極めて憂慮するところである。
よって、政府におかれては、福島第一原子力発電所事故の実態および原因が究明されるとともに、
福井県に立地する原子力発電所の安全性が確保されるまでは、
福井県の定期検査中等の原子力発電所について再稼働を認めないよう強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年3月23日
滋賀県議会議長 家 森 茂 樹
(宛先)内閣総理大臣、経済産業大臣
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コメント
水は高いところから低いところに流れます。
市が県北部に降った高濃度の
放射性物質は、河川や水路を通じ、
琵琶湖に流れいります。
琵琶湖を取り囲む山々というのは、
琵琶湖の大事な水源地帯です。
そこで降った放射性物質というのは、
琵琶湖に濃縮されて、集められることに
なるでしょう。
これがどういうことなのか、
日本人はしっかりと自分らの使うエネルギーと
向き合う必要があると強く思います。
市が県北部に降った高濃度の
放射性物質は、河川や水路を通じ、
琵琶湖に流れいります。
琵琶湖を取り囲む山々というのは、
琵琶湖の大事な水源地帯です。
そこで降った放射性物質というのは、
琵琶湖に濃縮されて、集められることに
なるでしょう。
これがどういうことなのか、
日本人はしっかりと自分らの使うエネルギーと
向き合う必要があると強く思います。
hide | 2012.03.24 16:53 | 編集