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03.30
Fri
学校の貯水槽から放射性物質
NHK 3月29日 21時2分

横浜市立の18の小中学校で、雨水を再利用するため地下の貯水槽に沈殿した砂から、
国の基準を超える放射性セシウムが検出され、
横浜市教育委員会は、同じタイプの貯水槽がある44の学校で雨水の利用を取りやめる措置をとりました。

貯水槽11

横浜市教育委員会は、学校の地下にある雨水をためる貯水槽の放射性物質を調べるよう
汚泥処理業者から依頼があったことを受けて、貯水槽に沈殿した砂の調査を行いました。

その結果、横浜市鶴見区の末吉小学校の貯水槽に沈殿した砂から、
1キログラム当たり1万6800ベクレルの放射性セシウムが検出されたのをはじめ、
合わせて18の学校で、国の基準で埋め立て処理ができない
1キログラム当たり8000ベクレルを超える放射性セシウムが検出されました。

これらの貯水槽は、学校の地下に雨水をためてポンプで屋上のタンクにくみ上げ、
各階の水洗トイレ用の水として利用されていました。

貯水槽12

貯水槽が地下にあり、児童や生徒が近づくおそれがなかったことから、
これまで検査は行われなかったということです。

市の教育委員会によりますと、トイレの水からはいずれも放射性物質は検出されなかったということですが、
同じタイプの貯水槽がある市立の44の学校のすべての貯水槽で雨水の再利用を取りやめ、
トイレの水には上水道の水を使うことになりました。

貯水槽13

横浜市教育委員会は
「清掃して取り出した砂などを保管する場所がなく
このまま貯水槽に保管することが望ましいと考え、雨水を使わない対応を取った」としています。

18校のうち最も高い濃度の放射性物質が検出された横浜市鶴見区の末吉小学校の小松規久夫校長は
「これまでの校内の雨どいなどの放射線の検査では高い値は出ていなかったのでびっくりしている。
子どもたちが不安に感じることなく毎日の生活を送れるよう教育委員会と相談して、
きちんとした対応をとっていきたい」と話していました。






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comment 1
コメント
 自分達(政府)が増税ばかりに走りすぎて、被災地復興をおざなりにしていただけの瓦礫の問題、絆にすり替えて強行している愚行は、漢字の示す通り愚か過ぎますね。その話を鵜呑みだけにしてるのか、地方の議員はどう責任をとってくれるのか、瓦礫受け入れを可決したと言うニュースが地元テレビでも流れています。
 今回の雨水の貯水槽のニュースに驚きしたが、例えば、下水処理施設、ここには多くの住民のし尿が集まる事を考えると、ここで測定される放射性セシウム - 1キログラム当たり1万6800ベクレル(今回の最大値付近)= 人間の体を通って来た食物の放射性セシウム量 とおおざっぱに言えるんじゃないのかとふと思った次第です、そう言う視点で都は下水処理施設の放射線量を厳密に測定して日々公表すべきなのでしょうがあまり聞えて来ません。ここの線量如何では、人々は食べる物への配慮も再考せねばなりませんし、よそから持って来てまで瓦礫処理をやってる場合では無いとも考えます、
出雲 | 2012.03.30 10:26 | 編集
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