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原発安全神話は何故作られたか。 内橋克人氏(内容書き出しました)

原発安全神話は何故作られたか
経済評論家 内橋克人氏




続きを読むラジオ放送の内容を書き出しました




災害の発生から18日過ぎました
被災された方の苦しみ 親族を失った方 避難所で辛い思いをしている方がた
復興に向けて一歩を踏み出すにしてはあまりに過酷な現実です
それから人災
私は福岡原発の事故は人災だと思っていますが これが追い打ちをかけているのです

原発は安全でクリーンなエネルギーだと言われていたけど
地震と津波でもろくも崩れ去りました

安全神話はどのようにしてつくられてきたか
電力会社はもちろんですが
科学の名のもとに安全だと主張してきたおびただしい数の学者、研究者、行政の責任は免れないと思う
今も各地で原発推進が続いている

私は「原発への警鐘」という本を書いています
当時住民の方と話し合う公開ヒアリングがあって
今は行われていないが
島根原発2号炉増設時の住民公開ヒアリングで
主婦の方は「もし原発に事故があったら私達はどうやって逃げろと言うのですか
宍道湖を泳いで逃げろと言うのですか
何故そんなに大切なことが安全審査の対象にならないのですか?」

悲鳴とも呼べる必死の質問に原子力安全委員会は何の答もせずに
「本日は皆さんの意見をうかがうためだけに来ているのでこちらからの意見を表明する事はご容赦願います」
これだけ言って突っぱねてどんどん議事を進めていった

議論の場ではなく意見を聞くだけに徹底させることが原子力委員会の役割だと言う事が
初めからはっきりしていた展開だった

研究者学者と言われる人たちは
反対する住民、原発に警鐘を鳴らす人の事を
科学の国のドンキホーテだと時代遅れの素人だと言った

安全神話が崩れた今
このような形で作られた原発大国ですから
それゆえにこれからのエネルギー選択と前途が一層厳しくなると言う事を考えて欲しい

徹底した原発PA(パブリック・アクセプタンス Public Acceptance)戦略
原発を社会に受け入れさせるための戦略的な働きかけが
壮大な規模で展開された

1 電気事業連合会が言論に対する抗議戦略
さまざまな報道機関、メディアに送り続けた抗議書「関連報道に関する当会の見解」という共通の見出しになっていますが
これは膨大な量になっています

2 小学校低学年から中学高校まで「エネルギー環境教育」という名の原発是認教育が授業として実施されてきた
社会、理科、総合などの授業で 児童、学生に教師らが教え込み採点して生徒の成績まで左右する

3 名の知れた文化人を起用して「いかに原発が安全か」という事を語らせるパブリシティー(Publicity)基地ですね
あらゆるメディアを使って展開してきました。費用も膨大だったと思います
男女の文化人を原発施設に案内して
滅多に公開される事のない原発の地下施設などで
彼ら彼女にヘルメットをかぶせて立たせ、語りをやらせて記事にするわけです
名の知れたあるTVキャスターは
「原子力問題は論理的に考えよう」などどご託宣をくだしておられる
こういうふうにしてパブリシティー(publicity)の戦略を勧めてきた

「原発への警鐘」の中でマンクーゾ報告を書きましたが
当時アメリカのピッツバーグ大学の教授トーマスFマンクーゾ博士
1977年末の事です
放射線による被害をスローデスは緩やかなる死ですねサドンデスは急な死ですが
スローデスslow deathという言葉をもって警鐘を鳴らしました

そのマンクーゾさんが
日本からの取材者に対してゆっくりと誠実な言葉で語ったものです

日本はアメリカに比べて国土も狭いし人口が密集している
この広いアメリカでも原発の危険性が常に議論されているのに
あの狭い日本で もし原発事故が各地に広がった場合
日本人は何処に避難するつもりでしょう
日本人は広島、長崎とすでに二度も悲惨な原爆に悲劇を経験しているではないですか

ということです。

今、この国の在り方を根本から考え直す事は
おびただしい犠牲者に対して
生きている者のせめてもの責務なのではないでしょうか
私はそう考えます



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