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大飯原発:関連工事 おおい町長が役員の会社が大量受注
毎日新聞 2012年04月06日 15時00分(最終更新 04月06日 16時33分)
福井県おおい町の時岡忍町長

関西電力大飯原発の地元、
福井県おおい町の時岡忍町長(74)が取締役を務める金属加工会社「日新工機」(同町)が
10年までの6年間に関電発注の原発関連工事を少なくとも65件、計4億4800万円受注していたことが分かった。
直接受注だけでも19件、約3億円分ある。
大飯原発3、4号機の再稼働には、福井県やおおい町の同意が前提とされており、
町関係者は「原発と利害関係の深い町長に公正な判断ができるのか」と指摘する。
県などによると、同社は、時岡町長が88年に創業し、96年に町収入役になるまで社長を務めた。
長男(42)が後を継ぎ、自身は取締役に退いたが、株の約3割を保有し、2番目の株主だという。
原発の維持・補修を中心に業績を伸ばし、10年度の売り上げは約3億円。
ーーーー
調べてみたら、
しんぶん赤旗では1月14日に報道されていました
ーーーー
関電の原発関連工事 町長創業会社が受注
福井・おおい町
しんぶん赤旗 2012年1月4日(水)
関西電力大飯原発がある福井県おおい町の時岡忍町長が創業者で、取締役を務める工事会社が、
関電などから8年間で4億6800万円の原発関連工事を受注していたことがわかりました。
同原発の再稼働に向けた動きが進む中、原発立地自治体トップと電力会社との関係が問われます。
問題の会社は、日新工機株式会社。
濁水処理プラントの修理や販売などを手がけています。
時岡町長は1996年まで代表取締役をつとめ、今も同社の非常勤取締役です。
同社株式を85株、全体の約46%を保有する筆頭株主です。現在の代表取締役は時岡氏の長男。
8年で4.6億円
同社が福井県に提出した工事経歴書によると、
2003年4月から11年3月の期間に関電などから受注した、
「大飯3、4号機ETA排水処理設備冷却水配管」などの原発関連工事は73件で総額は少なくとも4億6800万円。
関電の直接発注は、そのうち19件で3億400万円にのぼります。
同社の関電からの直接受注は05年度以降、急激に増加。
結果、受注総額も04年度以前の数倍の伸びとなっています。(グラフ)

06年3月に、大飯町と名田庄村が合併しておおい町が誕生。
同月に、旧大飯町長の時岡氏は、おおい町長に当選しています。
05年に関電は、大飯原発の原子炉容器上ぶた交換のために、福井県や旧大飯町に事前了解願を提出。
地元の同意を得る必要がありました。
中立性に疑問
関電は昨年10月28日に停止中の同原発3号機、11月17日には同4号機のストレステスト(耐性試験)の結果を
経済産業省原子力安全・保安院に提出済みで、再稼働に向けた動きが進んでいます。
時岡氏は
「関西のエネルギー事情を考えるとやむを得ない」と同3・4号機の再稼働を容認する態度を表明しています。
町長の実質的な親族経営会社が関電からの発注を主とした原発関連工事を受注しており、
同原発再稼働の行政判断に中立性が保てるのか、疑問が生じます。
時岡氏は本紙の取材に「多忙のため、答えることができない」と、回答を拒否しています。
モーニングバードでも取材しました↓
おおい町 時岡町長の長男企業「原発工事で4億円受注」(動画・書き出し)
毎日新聞 2012年04月06日 15時00分(最終更新 04月06日 16時33分)
福井県おおい町の時岡忍町長

関西電力大飯原発の地元、
福井県おおい町の時岡忍町長(74)が取締役を務める金属加工会社「日新工機」(同町)が
10年までの6年間に関電発注の原発関連工事を少なくとも65件、計4億4800万円受注していたことが分かった。
直接受注だけでも19件、約3億円分ある。
大飯原発3、4号機の再稼働には、福井県やおおい町の同意が前提とされており、
町関係者は「原発と利害関係の深い町長に公正な判断ができるのか」と指摘する。
県などによると、同社は、時岡町長が88年に創業し、96年に町収入役になるまで社長を務めた。
長男(42)が後を継ぎ、自身は取締役に退いたが、株の約3割を保有し、2番目の株主だという。
原発の維持・補修を中心に業績を伸ばし、10年度の売り上げは約3億円。
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調べてみたら、
しんぶん赤旗では1月14日に報道されていました
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関電の原発関連工事 町長創業会社が受注
福井・おおい町
しんぶん赤旗 2012年1月4日(水)
関西電力大飯原発がある福井県おおい町の時岡忍町長が創業者で、取締役を務める工事会社が、
関電などから8年間で4億6800万円の原発関連工事を受注していたことがわかりました。
同原発の再稼働に向けた動きが進む中、原発立地自治体トップと電力会社との関係が問われます。
問題の会社は、日新工機株式会社。
濁水処理プラントの修理や販売などを手がけています。
時岡町長は1996年まで代表取締役をつとめ、今も同社の非常勤取締役です。
同社株式を85株、全体の約46%を保有する筆頭株主です。現在の代表取締役は時岡氏の長男。
8年で4.6億円
同社が福井県に提出した工事経歴書によると、
2003年4月から11年3月の期間に関電などから受注した、
「大飯3、4号機ETA排水処理設備冷却水配管」などの原発関連工事は73件で総額は少なくとも4億6800万円。
関電の直接発注は、そのうち19件で3億400万円にのぼります。
同社の関電からの直接受注は05年度以降、急激に増加。
結果、受注総額も04年度以前の数倍の伸びとなっています。(グラフ)

06年3月に、大飯町と名田庄村が合併しておおい町が誕生。
同月に、旧大飯町長の時岡氏は、おおい町長に当選しています。
05年に関電は、大飯原発の原子炉容器上ぶた交換のために、福井県や旧大飯町に事前了解願を提出。
地元の同意を得る必要がありました。
中立性に疑問
関電は昨年10月28日に停止中の同原発3号機、11月17日には同4号機のストレステスト(耐性試験)の結果を
経済産業省原子力安全・保安院に提出済みで、再稼働に向けた動きが進んでいます。
時岡氏は
「関西のエネルギー事情を考えるとやむを得ない」と同3・4号機の再稼働を容認する態度を表明しています。
町長の実質的な親族経営会社が関電からの発注を主とした原発関連工事を受注しており、
同原発再稼働の行政判断に中立性が保てるのか、疑問が生じます。
時岡氏は本紙の取材に「多忙のため、答えることができない」と、回答を拒否しています。
モーニングバードでも取材しました↓
おおい町 時岡町長の長男企業「原発工事で4億円受注」(動画・書き出し)
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コメント
確かに町長が取締役を務める会社の問題はありますが、それは再稼働の可否でのみ問題になるのでなく、いろいろな仕事の受注全般に関わることだと思います。
私は、町が原発の存在、稼働によって経済的利益を受けるのだから、(一回別のエントリーにもコメントしましたが)交付金・寄付金一切なしにして意向を聞くか、経済的利害関係があるから意向は聞かなくていいと思います。
私は、町が原発の存在、稼働によって経済的利益を受けるのだから、(一回別のエントリーにもコメントしましたが)交付金・寄付金一切なしにして意向を聞くか、経済的利害関係があるから意向は聞かなくていいと思います。
原発推進派首長は、利権と道連れだということがよ~~っく分かりました!
桜井・島田市長、岸本・玄海町長すべて自社、親族会社への利益誘導でしたね。。。
桜井・島田市長、岸本・玄海町長すべて自社、親族会社への利益誘導でしたね。。。
プリン | 2012.04.07 18:47 | 編集