04.08
Sun
【投票】大飯原発の再稼働、賛成?反対?
らしからぬ素早さではなかったか。原発再稼働に向けた政府の動きだ。
野田佳彦首相、枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚は5日、
福井県の大飯原発3、4号機の再稼働を視野に入れた新たな原発安全基準について原則了承した。
原発比率の高い関西電力では原発なしにはこの夏の電力が13.9%不足する見込み(※これは嘘だった)と、
電力不足が現実的なため、再稼働に大きな期待をかけている。
しかし、福島の原発事故後、原発に対する国民の拒絶反応は強い。
運転再開に向け地元の抵抗を取り除くのは原発の建設にも匹敵するぐらいの難事業だと思っているのだが・・・。
直前まで国内メディアは、政府が再稼働を早急に進めることに慎重になりつつあるとみていた。
京都府や滋賀県の反発が強かったからだという。
だが、3日夜に再稼働に向けた安全対策の暫定基準を作るように野田首相が保安院に指示、
3月に経産省の原子力安全・保安院がまとめた30項目の原発の安全基準をベースにした「暫定」基準ができた。
さらに6日には「暫定」が取れ、正式決定となった。
この安全基準、3月に発表されたときは、わかりにくいという批判もあったし、国民的に十分に吟味されたものでもない。
政府は、かねて3月中に原発担当相、官房長官も含めた関係5閣僚が再稼働の安全性を確認し、
その後、関係3閣僚が再稼働を決定するという道筋を描いており、その目途通りの動きではある。
だが、国民感情や安全基準についての議論や周知といった手続きがあるべきで、
目算通りに進むと予想していた向きは少なかったのではないか。
国内メディアによると、この安全基準の了承後、関西電力と保安院がこれを大飯原発に当てはめて検証。
政府は、関西電力に対策の実施計画などを説明させ、来週にも再稼働の妥当性を判断するという。
枝野経産相は来週、地元に説明に行くそうだ。
なぜこれほどのスピードで政府が動くかについて、
毎日新聞は、前原誠司政調会長が講演で
「5月5日までに再稼働が図られるのではないか」と言ったことを指摘、
北海道電力泊原発3号機が定期検査に入るこの日までに大飯原発を動かし、
稼働原発ゼロを回避しようとしているのではないかと推測している。
大飯原発の安全性はどうなのだろう。
ストレステスト(耐性評価)の妥当性は3月、原子力安全委員会によって承認された。
これまでの安全対策の強化により、同原発は津波については11.4メートルまで、
全電源が喪失しても16日にわたって原子炉を冷却できるようになった。
これを十分というかどうかは意見の分かれるところだ。
ただ再稼働問題で、一番気になるのは地元が納得するかどうかだろう。
この原発の30キロメートル圏内には京都府や滋賀県も入るため、
了承を求めなければいけないのは福井県やおおい町だけでない。
5日に藤村修官房長官が地元の
「同意が義務付けられているわけではない」と述べ
「理解」は必要だが「同意」は必要ないと述べたが、それは具体的に何を指すのだろうか。
「理解」を得ただけで進めることが政治的に可能なのだろうか。
3月の朝日新聞の世論調査で、再稼働反対は57%、賛成27%だった。
4月2日に発表された毎日新聞の世論調査でも、再稼働に反対が62%、賛成が33%だった。
いずれも反対が賛成の約2倍だ。
また毎日新聞によれば、
ストレステストを妥当だとするのはわずか10%にとどまり、十分でないという回答が84%だったという。
電力不足は経済を直撃する。
原発の代わりに火力発電を増やせば、これも電力料金の値上げという形で国民の懐に響く。
かといって原発は・・・。
みなさんは、大飯原発の再稼働に賛成?反対?
<4月8日現在>

賛成 (6%, 237票)
反対 (93%, 3,722票)
どちらでもない (1%, 24票)
計3,983票
(*受付は4月13日まで)
ーーーー
もちろん反対に投票したよーヽ(。◕ᆺ◕)ノ
らしからぬ素早さではなかったか。原発再稼働に向けた政府の動きだ。
野田佳彦首相、枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚は5日、
福井県の大飯原発3、4号機の再稼働を視野に入れた新たな原発安全基準について原則了承した。
原発比率の高い関西電力では原発なしにはこの夏の電力が13.9%不足する見込み(※これは嘘だった)と、
電力不足が現実的なため、再稼働に大きな期待をかけている。
しかし、福島の原発事故後、原発に対する国民の拒絶反応は強い。
運転再開に向け地元の抵抗を取り除くのは原発の建設にも匹敵するぐらいの難事業だと思っているのだが・・・。
直前まで国内メディアは、政府が再稼働を早急に進めることに慎重になりつつあるとみていた。
京都府や滋賀県の反発が強かったからだという。
だが、3日夜に再稼働に向けた安全対策の暫定基準を作るように野田首相が保安院に指示、
3月に経産省の原子力安全・保安院がまとめた30項目の原発の安全基準をベースにした「暫定」基準ができた。
さらに6日には「暫定」が取れ、正式決定となった。
この安全基準、3月に発表されたときは、わかりにくいという批判もあったし、国民的に十分に吟味されたものでもない。
政府は、かねて3月中に原発担当相、官房長官も含めた関係5閣僚が再稼働の安全性を確認し、
その後、関係3閣僚が再稼働を決定するという道筋を描いており、その目途通りの動きではある。
だが、国民感情や安全基準についての議論や周知といった手続きがあるべきで、
目算通りに進むと予想していた向きは少なかったのではないか。
国内メディアによると、この安全基準の了承後、関西電力と保安院がこれを大飯原発に当てはめて検証。
政府は、関西電力に対策の実施計画などを説明させ、来週にも再稼働の妥当性を判断するという。
枝野経産相は来週、地元に説明に行くそうだ。
なぜこれほどのスピードで政府が動くかについて、
毎日新聞は、前原誠司政調会長が講演で
「5月5日までに再稼働が図られるのではないか」と言ったことを指摘、
北海道電力泊原発3号機が定期検査に入るこの日までに大飯原発を動かし、
稼働原発ゼロを回避しようとしているのではないかと推測している。
大飯原発の安全性はどうなのだろう。
ストレステスト(耐性評価)の妥当性は3月、原子力安全委員会によって承認された。
これまでの安全対策の強化により、同原発は津波については11.4メートルまで、
全電源が喪失しても16日にわたって原子炉を冷却できるようになった。
これを十分というかどうかは意見の分かれるところだ。
ただ再稼働問題で、一番気になるのは地元が納得するかどうかだろう。
この原発の30キロメートル圏内には京都府や滋賀県も入るため、
了承を求めなければいけないのは福井県やおおい町だけでない。
5日に藤村修官房長官が地元の
「同意が義務付けられているわけではない」と述べ
「理解」は必要だが「同意」は必要ないと述べたが、それは具体的に何を指すのだろうか。
「理解」を得ただけで進めることが政治的に可能なのだろうか。
3月の朝日新聞の世論調査で、再稼働反対は57%、賛成27%だった。
4月2日に発表された毎日新聞の世論調査でも、再稼働に反対が62%、賛成が33%だった。
いずれも反対が賛成の約2倍だ。
また毎日新聞によれば、
ストレステストを妥当だとするのはわずか10%にとどまり、十分でないという回答が84%だったという。
電力不足は経済を直撃する。
原発の代わりに火力発電を増やせば、これも電力料金の値上げという形で国民の懐に響く。
かといって原発は・・・。
みなさんは、大飯原発の再稼働に賛成?反対?
<4月8日現在>

賛成 (6%, 237票)
反対 (93%, 3,722票)
どちらでもない (1%, 24票)
計3,983票
(*受付は4月13日まで)
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もちろん反対に投票したよーヽ(。◕ᆺ◕)ノ
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コメント
賛成の方に聞きたい。
もし福島と同じことがあった場合、自身の全財産なげうってまで保証できますか?おそらく、できないでしょうが。
もし福島と同じことがあった場合、自身の全財産なげうってまで保証できますか?おそらく、できないでしょうが。
| 2012.04.14 01:18 | 編集