中嶌哲演(明通寺):再稼働を許すことなく”こどもの日”を迎える事は大人ができる最良最高の贈り物「再稼動反対大規模集団ハンガーストライキ実施記者会見」4/17(内容書き出し)

再稼動に反対する大規模集団ハンガーストライキ実施に関する記者会見
経産省前テントひろば 2012/04/17





16;40~中嶌哲演さんの紹介
ハンスト41721

広瀬隆:
いま、わたしの隣に座っている中嶌哲演さん
福井県小浜市の住職、この明通寺の住職でおられます。
古くから若狭の原発の危険性を訴えてこられまして
そして先月25日から、福井県庁内で断食に入られたという事で、私はもう、胸が張り裂けるような思いで
「哲演さん、おからだを大事にして下さい」と思っていましたが、
先週、今日の記者会見のリレーハンストの呼びかけを受けて飛んでまいりました。

皆さんに知っていただきたい事があります。

今、皆さんは報道の世界でニュースをみていますと、
福井県知事西川さん、あるいは、おおい町の町長さんの話が出てきます。
そして滋賀県の嘉田知事さんが、琵琶湖を守るために立ち上がって下さってる。
あるいは京都府、そして大阪市長、皆さんが立ちあがって下さっている、そういうニュースが出ていますが、
わたくしはそれは非常に大事だと思いますが、同時にですね、小浜のことを考えていただきたいんです。

というのはですね、
おおい町がありまして、そこに大飯原発3,4号機を動かそうとしておりますが、
その目の前に小浜市があるんです。
で、小浜市というのは、この大飯3号4号を増設する時に、
実にその先行調査アンケートで、86%の人がその建設に反対をしてきた、その市民の、
まず、今福島原発事故が起こっていますが、
あの10キロ圏内がどれほど大変なことになっているかという事はお分かりと思いますが、
小浜市民はその10キロ圏内に1万6000人が入る。そういうところです。
ですから、昨年も私は福井県内の連続集会をしましたけれど、
もう目の前に大飯原発があるんです。
そこで、なぜ哲演さんが断食という悲壮な覚悟をされたかという気持ちをですね、
皆さんにぜひ知っていただきたいんです。

小浜市の人たちの気持ち、それこそ若狭の海岸にみんな住んでいる人たちの気持ちです。
その気持ちがですね、私が新聞テレビを見ていてもどこにも出てこない。

それが今日ここにきている怒りの原点であります。

そしてですね、よーく考えますと、小浜市の前に大飯原発があるんじゃないんです。
小浜のこの明通寺はですね、創建されたのが西暦でいうと806年ですよ!
平清盛が生まれる300年も前から出来ているお寺のその住職の哲演さんなんです。

その怒りがどれほどであるか、
要するに自分たちが望んでいないものを建てられて、
そして、万が一事故が起こったら、
その10キロ圏というのは急性放射線障害でみんなバタバタと倒れる、そういう地域です。

その地域の哲演さんだからこそ、この怒りの断食をなさって下さっています。
そういう意味でみなさん哲演さんのお言葉をですね、しっかり聞いていただきたいと思います。


20:06~
ハンスト41722

中嶌哲演:
この度、この貴重な場を準備し、設定し、そしてお集まりいただいたすべてのみなさんに、
まず心から感謝申し上げます。
時間の関係で他の方にもそれぞれお話いただきたいと思いますから、
今日のための文書を用意したかったんですけれども、追われておりまして、
3月25日に700人全国各地からお集まりいただいた国での集会の時にご挨拶いたしましたもの、
そして断食宣言を行った時の文書の一部をですね、読みあげさせていただきます。
マスコミ関係の人には3部しかお渡し出来ていません。
必要に応じてコピーしていただければ幸いです。
拾い読みしかできないんですけれども、申し上げます。

ハンスト41723

昨年の福島原発震災以来、地元という概念が厳しく問い直されています。
福島原発10基の地元が浜通り、
若狭の原発15基が敦賀や美浜等に、決して、限られていたのではありません。
また、新たに拡大された30キロ圏内にもとどまりません。

もともと福島原発の真の地元はこの関東首都圏にあったのであり、
若狭原発のそれは、関西大都市圏にあり続けてきたのではないでしょうか?


いわゆる安全神話も、昨年3月に崩壊したのではなく、
福島や若狭に、最初の1基が押し付けられた時にすでに、
原理的にも現実的にも自らを否定していたのではないでしょう。

今ご紹介いただいた広瀬さんは1981年に「東京に原発を」という、
原発関連の処女作を発表されました。
原発神話を根源的に問うタイトルであったと私は思っておりまして、
それ以来、広瀬さんとこうして交流を重ねております。

途中省略いたしますが、
大飯原発の3,4号機の再稼働が、いっぺん突破されれば、
各地の原発群がなし崩しに再稼働され、延命が図られていくでしょう。

近未来に国内の原発が全面停止するのは、第二の福島が続発する時である事は容易に想像できます。

かつて国策として戦争を推進した軍国主義政権は、広島に次いで長崎、
さっき沖縄の議員さんのご発言がありましたが、
沖縄、広島、長崎、大空襲もありましたけれども、
そういう過酷な犠牲の後に初めて、敗戦を決断せざるを得なかったのでした

巨大な原子力ムラの一角を担う現政権も、福島だけではまだ懲りてはいないのでしょうか!?

私たち国民も、あの1億総懺悔の日を座して待つのでしょうか!?

若狭原発震災の前夜
これは第一線の地震学者の石橋克彦さんの警告です。

第二の福島日本滅亡
広瀬さんの再審の著書のタイトルです。

こういう警鐘が今鳴り響いているのです。
私たちは断じて3,4号機の再稼働を認めることはできません。

現在、国会などで三つの福島事故調査委員会と、
今後のエネルギー政策の根幹にかかわる議論を行っている国レベルの三つの評議会が、
それぞれこの夏までをメドに結論を出そうとしています。

原発の再稼働がそもそも本当に必要なのか?という意味を考えていただく上でも、
国民的な規模で、この再集中してこの論議に関与していくべきではないでしょうか。

さてみなさん、先月25日から31日まで、わたくしは福井の県庁ロビーの中で断食しました。
今日は朝から、今朝と昼食と夜、3食だけで申し訳ないのですが、1日断食をおこないます。

この44年間、40年余りですね、
好むと好まざるにかかわらず、若狭の原発群との共存要因を余儀なくされている間に、

わたくし自身に生じた
歪んだ骨格を正し、
贅肉をそぎ、
濁った血液を浄化し、
乱れが地の呼吸を整えるためでもあります。


しょう欲、規則の精神をいささかなりとも体感したいのです。
決してこの間の1週間も、今日の1日も、わたくしは苦行としてやっているわけではありません。
さっき黒田さんがいみじくもおっしゃったように、
さまざまな夢、喜びも同時に噛みしめながら行っています。

そして何よりも、かの東北の大地震、大津波、福島原発震災で犠牲になり被災された全ての人々、
生きとし生けるものに思いを寄せつつ、
若狭にも、またどこにも第二次である原発震災を連発させないよう祈念し、
先に述べた要望と構造の広がりを訴えたいと願っています。


広島原発120万発分の死の灰。
新たな被ばく者である48万人もの被ばく労働者たち。
原発震災の最大の災害弱者たる福島の36万人もの子供達。
すでに生み出してしまった、国内54基の原発。

子どもたち、若者たちに私は心から詫び、許しを乞いながら切なる希望をも伝えたいのです。

このまま若狭の全原発を止め続けられたら、
お金や形に変えられない深い安心と安全を取り戻せるでしょう。
美しい若狭の海と浜辺と豊かな海の幸を再生できるでしょう。
穏やかで、奥深い若狭の歴史と文化を再発見していきましょう。
と、

最後にこれまでも、小浜市の会や福井県民会員のビラの中で、
また各地でさまざまに紹介してきた一遍の詩を読みあげて私の挨拶といたします。

「あとから来る者のために」

知る人ぞ知る宗教界、特に仏教界ではよく知られている坂村真民さんの詩です。

あとから来る者のために 
苦労をするのだ 我慢をするのだ
田を耕し 用意しておくのだ

あとから来る者のために
真民よ おまえは詩を書いておくのだ

あとから来る者のために
山を川を海を 綺麗にしておくのだ

ああ、あとから来る者のために
みんなそれぞれの力を傾けるのだ

あとからあとからついてくる 
あのかわいい者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みなそれぞれ 自分にできる何かをしていくのだ


みなさん、今回のこの集団断食行動は、5月5日、”こどもの日”を目標にしております。
福島の36万人の子どもたち
日本全国の子どもたち
世界の子どもたち
あとからやってくる者たちのために、
原発が全部止まった状態、原発がゼロの状態を、
再稼働を許すことなく、この”こどもの日”を迎える事は
わたしたち大人たちがプレゼントできる、最良、最高の贈り物になるんではないでしょうか。

そのために頑張りましょう

ー拍手ー




後半の部分でもお話しされています↓
小浜市と浪江町は原発立地を阻止していたって事知っていましたか?
質疑・中嶌哲演さん「大規模ハンスト記者会見」4/17(内容書き出し)


ーーーー

1995年 樋口健二氏のイギリスでのドキュメント番組に中嶌哲演さんが出演されていらっしゃいます

「隠された被爆労働」樋口健二氏1995年イギリス(内容書き出し)


ハンスト41725 ハンスト41724

「電気を沢山使うのは大都市なんですけれども、
その電気を生み出す原発というのは都市からずっと離れた農村部に造られているという事で、
この、明通寺は原発銀座と言われる、15基もある若狭の地域の一番真ん中に位置しているお寺です」

「現在で29万人の人達が、放射線を浴びる労働をしていると言われていますが、
例えばこの若狭地域で50人を超える人たちが亡くなっている。
でも、これが全国の原発の中でという事になると、その数はもっともっと大きいものになると思います」




関連記事

コメント

非公開コメント

連帯します

本当は、贈り物というより、「恥ずべき、最低限の、務め」とでも表現したいところです。

原発推進派が無投票再選

こういう現実があるから、よけいにこの坊さんの言葉は重い。

野瀬氏が無投票再選、高浜町長選 原発再稼働「日本にとって必要」
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/34216.html

テープ起こしご苦労様です

テープ起こしご苦労様です。
この内容を参考に、私のブログで要約して紹介したいと思います。
ありがとうございました。
知人がハンストに参加するので、私もこの会見に参加していました。

さて、いくつか気が付いたところがありますので訂正していただければと思います。

広瀬さんの発言
>小浜のこの明通寺はですね、送検されたのが西暦でいうと806年ですよ
送検 → 創建

>その地域の哲演産だからこそ、この怒りの断食をなさって下さっています。

哲演産 → 哲演さん

中嶌さんの発言
>延命が測られていくでしょう。

測られて → 図られて