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04.19
Thu
小浜市明通寺の住職、中嶌哲演さんが、
「再稼動反対大規模集団ハンガーストライキ実施記者会見」の後半に質問に答えて再びお話しされました。
そのお話しの中に私は知らなかった事が含まれていましたので書き出しました。





01:05:50~
NHK福島ヌクイ
小浜市のみなさんはどういうふうにお考えになっているのかという事と、
関西の方で、今回の再稼働に対してどんな、動きとか、そういうものはあるでしょうか?

中嶌哲演:
小浜市は西の原発銀座のど真ん中にあります。
15基の原発に取り囲まれています。
小浜は70年代に二度、原発そのものを有権者過半数の署名運動などで阻止してきた地域なんですけれどね、
ですから、小浜市民に絶対、大飯原発に対しての発言権を原子力行政は与えたくなかった
訳なんです。

ハンスト41736

もしそれを与えてもらっていたら、
小浜原発同様、大飯原発も1号2号3号4号はこの世に存在し得なかったんですね。
そういう小浜市民の立場があります。


東の原発銀座福島で、小高浪江地区(※)のね、皆さんと全く立場が同じわけです。
浪江地区も舛倉隆(ますくらたかし)さんはじめ、大奮闘によって阻止し続けられた地域ですよね。

そこが、もう、原発のあの事故に巻き込まれてしまった。

小浜市民は全然、人ごとよそ事でない思いできました。
去年の6月に保守会派も含めて、全会一致で30年以上の原発は廃炉にせいということで、
脱原発意見書を政府と国会に対して出しています。

ところがその小浜が、周り中の原発立地からバッシングを受けました
「早まった決議をした」といってですね、そういう状況ですが、
年を越してからは、福井県下の9つの市議会の議長達が、小浜の立場に共感、同意、支持しています。

それから関西一円ではもうご存じのように、
京都府が大阪の府・市を含めて、俄然反の運動が広がってきています。
知事や議会のレベルでも異論がどんどん続出してきていますね。

そういう形で広がってきていますので、
「巨大なリスクが自分たちの身にもいよいよ及ぶ」
これまでは美味しい部分だけを、原発のメリットを受けていた、大都市圏のみなさんがですね、
いよいよ今度は自分たちに逆火になって放射能が襲いかかってくるという認識を広げていってもらっていますね。

これは福島周辺部も同じだと思います。

私は今度の、この運動の広がりの、最も大事な部分は、
地元の概念は最初、推進側が押し付けてきた、安上がり。
そして行政手続きがいともたやすくやってのけられる。

そういう狭い狭いところに地元限定してきましたが、
二つ目の地元として今や、そういう巨大なリスクが及び始めている全国いたるところが地元になってきています。

私は三つ目の地元という事を考えています。
先ほど申しましたように40年間、この地元のみなさんは、自覚、認識していなかったけれども、
みなさん、都市圏のみなさんこそ本当の地元なんですよ
と、
大量の電気を必要としていたのは皆さんだったんですね。
そこの地域のみなさんがね、私も500人といわずですね、
1食2食でも良いから、大都市圏のみなさんが1食2食節約してでもね、
この再稼働を絶対に食い止めて、

これは単に3,4号を食い止めるだけの事じゃないんです。
日本全国の原発にトドメをさしていく大きな運動だと思っていますのでね、

是非、大都市圏のみなさんも、日本国中のみなさんが
やっぱりこの運動に参加していっていただきたいという事を本当は願っています。
押し付けじゃないんですけど、希望として述べておきたいと、ありがとうございます。


中嶌哲演(明通寺):
再稼働を許すことなく”こどもの日”を迎える事は大人ができる最良最高の贈り物
「再稼動反対大規模集団ハンガーストライキ実施記者会見」4/17(内容書き出し)




ーーーー
私が知らなかった事1.

小浜市がこんなに近いのに地元じゃない事。
原発を阻止したから地元からはずされているという事。


ハンスト41737

私が知らなかった事2.

福島県浪江町にも原発があったかもしれない事。
それを阻止した事。
浪江・小高原子力発電所
(一部転記)

浪江・小高原子力発電所(なみえ・おだかげんしりょくはつでんしょ)は、
福島県南相馬市小高区及び福島県双葉郡浪江町に建設準備中の東北電力の原子力発電所である。

1968年1月中には
地元棚塩地区出身の週刊誌記者・舛倉隆が住む140戸の集落をまとめた反対同盟が結成された。
問題点のひとつは当時の環境調査に放射能の影響予測が含まれていない等、
火力発電の環境調査と代わり映えのしない内容であったことだという。

1970年代に立てられた当初の計画では、発電所施設は専ら浪江町側にあり、
冷却水取水方式は福島第一、第二と同じ港湾方式で、原子炉のユニットは4基描かれている。
発電施設の一定の周囲は無人地帯とするため、一部が小高町にかかっている
舛倉は著書を出版し、毎年計画が繰り延べされていく状況を根拠として勝利宣言を行った


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comment 1
コメント
キーコちゃんの趣旨から外れるかもだけど、
高知県民は、過去の放射能との困難な戦いで、
実に3連勝している。
窪川原発(1988・1・28 窪川町)、
高レベル放射性廃棄物(2007・4・22 東洋町)、
低レベル放射性廃棄物(2009・2・4 大月町)
をその入り口で追い返しているのだ!
http://www.janjanblog.com/archives/60796
以前にも一度コメに書いたけど、
よかったら読んでね

日本人は
国と電力会社の原発推進策動に
決して全敗してきた訳じゃない
原発建設阻止に成功した町も立派に存在してたんだと思う

そういう闘いを尊敬しよう!!!
himadarake | 2012.04.20 01:51 | 編集
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