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集団自殺を回避する方法(1)・・・誰が節電すると効果的か?武田邦彦氏4/19(音声書き出し)

集団自殺を回避する方法(1)・・・誰が節電すると効果的か?
武田邦彦 平成24年4月19日



原発を停止するかどうかいろんな議論がありますが、
その中で、かつて官房長官をやった仙谷議員がですね、
「日本が原発を止めるっていうのは集団自殺するようだ」というふうに表現しました。


集団自殺というのは、かなり人が死ぬことを意味しておりますので、これは避けなければいけない。
これは当然のことですね。
ですから集団自殺を回避する方法を示したいと思います。
集団自殺をするようなものだと言っていたんではダメなんですね。

で、どのくらい電力が関西電力内で不足するか?
関西電力以外はですね、九州電力がやや危険だというだけで、
他の電力会社は関西電力が避けられれば大丈夫な訳ですね。

どの位電力が不足するかについて、いろんな数字がありますけど、
ここは一応10%不足すると、夏場に10%不足するというように考えていただければいいとおもいますが、

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これはいったいどういう事なのか?って言いますと、
実はですね、電気の消費量が上がり始めたのは最近なんですよ。
オール電化とかですね、それからみなさんもクーラーが全てのところに付いたというのも、
大体10年ぐらい前なんですね。

ですから、大体今から15年、もしくは20年位戻ればですね、
ま、問題じゃないんですね。
20年ぐらい前の生活っていうのをみなさんにちょっと思い出していただいて、
ちょと、自分の年が何歳ぐらいだったかな?と、
その頃どんな生活だったかな?と
それで今年だけやるという事ですね。

今年、来年ぐらいまであるかもしれませんが、
石炭火力に切り替えたり、
民間の自家発電を戻したりですね、そういう事によってとにかく2~3年以内に原発分を解消するという事で、
いろんな事が出来ますんで、
ま、短ければ今年一年、夏だけですね。
大体一か月頑張るという事ですね。
ええ、だから10年と思ってもいいですね。
私なんかその頃は名古屋におりまして、あのくらいだったら何とかなるかなっていう感じがいたします。

そうしますとですね、次は仙谷議員がですね、
「個人の事じゃない、物作りの工場が困るんだ」と、そう言うでしょうから、
それについてもデータをみたいと思います。

このグラフはですね、夏場の昼間にどこが電気を使うようになったかというとですね、
もう、はっきりとして言えるのはですね、オフィスなんですよ。
それはそうですよね。
昔こんなに大きなオフィスがいっぱい建っていたか、と言うと、それは建っていなかったんですね。

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それじゃあ人口は増えたのか?と、
やや減っている訳ですね。
そうしますとね、一人当たりが使う量が増えたんですよ。
これは別に、まずい事じゃないんですね。
エネルギーがあって、お金があればですね、広いところを使った方がもちろん能率的ですから、
節約は出来るっていう事ですね。
特に本社なんかがあるところはガンガン冷やしていますから。

政府やマスコミはこういう事実を隠して「家庭で節電しよう」ってこう呼び掛けるでしょ?
これはですね、もう常にそうなんですね。
もったいないって言って、家庭に呼び掛けて、
それでもったいないって言ってみんなが貯金するとそれを国債に使うという
ま、そういうことですからね。

だから私はですね、日本人が非常に誠実で、
日本を愛しているっていうのを逆手に取るようなこの方法が続くというのは、僕は感心しませんね。
この場合もですね、このグラフではっきり分かるように、
家庭の節電って殆ど意味がないんですよ。
もともと家庭というのは節電しているんです。

物作りの産業もあんまり意味がないんです。
何故かというと、
物作りの産業もですね、中小企業なんか家庭と一緒に節電しているんですよ。

問題なのはですね、節電しようと言っている人たちがいるオフィスなんですよ。

変な話なんですね、大企業のオフィス、官庁のオフィス
「節電しなきゃいけない」とか「原発を止めたら大変だ」と言っている人たちのオフィス。
これが殆どなんです。だから原因なんですね。

自分たちで原因を作って、他人に責任を負わせてるっていうのが現実なんですよ。

で、ま、それをやれば大丈夫です。
ただ、もう一つ私がここでどうしても言いたいのはですね、
日本の電力というのは大体アメリカに比べて2分の1なんですよ、ひとりあたり。
電気代が2倍な訳ですね。

もともと日本の電力というのは放漫経営で国民の犠牲の上に成り立っているんですね。

それをやっぱり変えなきゃいけない。
ただ、これはやっぱり力勝負では、やっぱり庶民が負けてしまうんですよ。

だって、我々が電気料金を払うでしょ、
電気料金を払うとそれが政治資金に使われて、役人の天下りに使われてですね、
我々が出している電力費というのがですね、全部我々と逆側の利益に使われちゃうんですね。

ま、私はこういう事を言うと家電リサイクルなんかも思い出しちゃうんですよ。
家電リサイクルなんかも、もちろん、全く悪徳なんですけれども、

通産省の幹部がですね、
日本人は素直だから、官が強くて家電業界はまとまっているから、
「家電リサイクルは世界で日本でしかできない」と言ったことがあるんですね。
つまりこれは役人が得をする制度だけなんですよ、
だから、日本でしかできないっていう訳ですね。

私は、こういう事を繰り返しているとダメになると思うんですね。
やっぱり、大人が事実を見る勇気を持つ必要があると思いますね。
こんどの場合でもそうです。
夏の昼間に電気を使っているのは、
原発を動かしてくれとか節電を呼び掛ける、
大企業、もしくは官庁、もしくはそういうところの大きなオフィスが
昼に冷房をかけるからなんですよ。夏に。
だからそこだけをやめればね、大丈夫なんです。
家庭は全く関係ありませんし、
ものつくり工場はですね、オフィスの人達の被害を受けるだけですね。
やっぱり人間は知恵の動物ですから、
知恵がなければこういうふうになるという事もあるかもしれませんが、
やっぱり、知識情報で武装してですね、
そして我々も生活を守らない、子どもを守らなきゃいけないと、ま、そういうふうに思います。



仙谷氏の「集団自殺」発言に関して↓
「私はむしろ政治の集団自殺ではないかという気さえする」
報道ステーション4/19(動画・内容書き出し)
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コメント

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ほんとだよ

宅配の人が去年の夏にいってた言葉を思い出します。
商店街や小さな会社に集荷するときは節電していて暑くてたまらないが、
大きいビルほど涼しい、って。
それも官庁とか役所系ほど涼しいと。
一般の人が出入りする窓口のあるところだけ節電しててもバレちゃってるよぅ!