04.24
Tue
深野保安院長の言葉が理解しにくいと思いましたので、
通訳を入れて起きました( ´艸`)
第9回事故調 保安院と政治家の役割 (2012/04/18)
野村:
その全ての安全対策をちゃんと調べて、
講じられるものをきちっと講じてから、ま、原発を再稼働させるというそういう考え方も一方にはあると思うんですね。
しかし、その考え方を取れないというふうに考える、もう一つ守らなければならない価値というのがどこかにあると、
そのバランスの中でこういう基準を作っておられるとおもうんですが、
もう一方のバランスとして考えているのは、たとえば、
電力不足が生ずる事によって経済に悪影響を及ぼすという、
そういう事なんでしょうか?
深野:
あのー、やはりその~ここまでは守んなきゃいけないというのが、ま、おそらく、安全についてあって、
ただそこを最終的にどう判断するか、っていうのは、これは、あの~、
ま、最終的に、これはあのぉ~、えー、4大臣のところで、えー、あのー、判断されたという事だと理解をしておりまして、
私どもとしては、少なくても私どもは、どういう前提がどこまでてきていますという評価をして、
それをまーあのーひとつの、えーー、考え方としてお示しして、ま、
最終的には、ま、そういうところは、そういう、えーー、ま、あの、政治レベルの判断という事で
、ま、こういう事を決めになられたというふうに私は理解しております。
<通訳>やはりここまでは守んなきゃいけないというのが、おそらく安全についてあって、
ただそこを最終的にどう判断するか、っていうのは、
最終的に、4大臣のところで判断されたという事だと理解をしておりまして、
少なくても私どもは、どういう前提がどこまでてきていますという評価をして、
それをひとつの考え方としてお示しして、
最終的には、ま、そういうところは、政治レベルの判断という事で、
こういう事をお決めなられたというふうに私は理解しております。

野村:
普通だったらですね、それは政治ですよ。
つまり、片方のバランスを考えて、
安全性とはかりにかけて、そして、
「ま、必要性があるから多少不安が残ったとしても再稼働させなきゃいけない」
これは政治判断ですよ。
それとみなさん方の科学的な知見がどうして表層がかかっているのかが分からないんですよ。
普通なら、保安院というのは安全第一それだけを発言すればいいところじゃないですか?
だから、安全性という点から見れば、こういう考え方を取るべきだという理想を語られて、
それが本来の基準だと、示した後ですね、
それが政治によって採用されなかったと、こういう枠組みになるんじゃないですか?
深野:
ですから、あの、私どもとしては、あの、この、あの、30の、えー、対策を含めて、
えー、どこまでやればその今回起きたという事象が防げるかという事を、ま、整理して、それで最終的に、
あの、政治で判断されて、えー、ま、こういう判断基準にされたと、
<通訳>私どもとしては、この30の対策を含めて、
どこまでやればその今回起きたという事象が防げるかという事を整理して、
それで最終的に、政治で判断されてこういう判断基準にされたと、
野村:という事は30は本来は必須だと考えておられたという事ですね?
深野:30はいずれにしても、ま、やらなきゃいけないものだと、これはわたしも
野村:
本来であれば、その保安院というお立場から考えれば、
30をお示しになったのは、本当であれば30を全部満たした形で再稼働して欲しいという、
そういうお考えだったという事でよろしいですね?
深野:
あの、まァ、今回の事象を踏まえれば、あのどのような対策が必要かっていうのはこの30だっていうのが、
わたくしの考え方でございますね、ただその、
野村:
ですから、保安院自体はそういうお考えだったのに、
政治的に15に削られたという事でよろしいんですよね?
深野:
だからその中で、一方ではストレステストの枠組みっていうものもございましたし、
どこまでやれば、まぁ、今回のような事故のような事が防げるのかという事についても、
合わせて私どもは整理をして、それで、まー、そういう事も合わせて示させていただいたという事であります。
野村:
まとめますけれども、私どもは30っていう事自体でも狭いと思っているんですね、
先程からも何回も言っていますように。
他の事も、沢山あって、もっと40も50もあると思っている訳です。
で、30に絞った事にも相当狭いなというふうに思うんですが、
その30すら基準に示してもらえなかったところ、
その中から今のところ満たしている15っていうのを拾いあげられてしまった、ということについて、
本来規制庁としては、
これは安全と他の要素を政治的にトレードオフの関係、秤にかけて、
そして若干不安が残っても政治判断で始める事になったんだ。という、
それは政治の問題であって、規制庁としては本来ならば30を守ってほしかったというふうに、
そういう立場を取られるのが普通の立場なんじゃないんですか?
深野:
ま、わたくしどもとしては、ま、今回の、あの~、
事故を踏まえて、ま、それに対してどういう教訓があり、どういう対策があるのかというのを整理してそれが30と、
そのなかで、えー、少なくても、その、今回の、えーー、ま、ああいった事象、
ああいう津波、地震が、ま、きて、えーー、ま、燃料損傷といった事が防げる、防ぐために、
どこまでやるべきかっていう事についての整理をして、
ま、それを、あのー、お、お示しして、えー、それが、最終、
<通訳>わたくしどもとしては、今回の事故を踏まえて、
それに対してどういう教訓があり、どういう対策があるのかというのを整理してそれが30と、
そのなかで少なくても今回のああいった事象、津波地震がきて、燃料損傷といった事を防ぐために、
どこまでやるべきかっていう事についての整理をしてそれをお示しして、

黒川:
それは分かりましたよ。だからね、
あなたはその院長としてやる事は、政治判断をする事じゃないんですよ。
そうじゃないですか?それをどうしてちゃんと言わないんですか?はっきり。
つまり、これをしなくちゃいけないという事を保安院の院長としては認識していると、
だけど政治的にはどうするか?っていうのはあなた達が口を出す事じゃないんじゃないですか?
それを言っているわけですよ、皆さんが言ってるのは。
じゃないんですか?
だって、あなた達は国民のセーフティーが大事だって言っていたじゃないですか。
それを言って欲しい訳ですよ、政治家は。
深野:
まぁ、あのー、そういう事を踏まえて、あ、あのー、・・・・・あのーさい
黒川:
いや、踏まえなくていいから、それじゃ?さんが言っているように
規制庁としてもあなた達は独立性が
政治からの独立性、事業者からの独立性を確保する事が大事だと言っていますよね。
あなたも良く知っているでしょ?そんなことは。
じゃあ自分たちが今やっているのは、それを担保出来るようなスタンスで発言しているんですか?っていう事を
世界中が見てるんですよ。
これが起こったにもかかわらず!それはどうですか?
深野:
あの、まあ、いずれにしても、わたしどもは・・あの、ですから、あのー、繰り返しになりますけれども、
ま、今回の事故というのを現実的に評価して、えー、ま、何ができるかっていうのを、
これをまず基本に据えたわけでございまして、
黒川:
何をするべきか?っていうことでいいんですよ。
それを言わないんですか?
深野:はい、それは、ま、何をすべきか?っていうのはこの30という事に、え、まぁ、とりあえずこの事故の、
わゎゎゎ・・わたしどもの
黒川:
あなたは設院する時からか関わっていて、やはりそのスタンスはそういうスタンスだっていう事で、
全然進歩しなくていいんですかね?
今は院長なんですよ。
深野:
あの、ま、そういう意味では、あのー、わたしどもとして、えー、ま、この、技術的検討という事で、
少なくてもその、プラントの技術に即した事については今、
あのー、私どもが持ち合わせている情報と能力でもって、ま、あの~、出来る限りの事はしたつもりでございます。
黒川:
だけどその院長としての立場っていうのは、
出来るだけのことを、どうやってそこまでもっていくか。という事じゃないですか。
野村:
政治がですね、もし再稼働の基準を保安院に自由に作ってもいいというふうに言っていたら、
何項目になりましたか?
深野:
あのー、ま、わたくしどもとしては、とにかく、あの~えー、
再稼働という問題は別の次元の問題だと思うんですけれども、
野村:
再稼働についてのお話しを聞いていますから、
政治がですね、「いろんな事を考える事はない」と。
「とにかく今回の事故を踏まえて、最低限しなければいけない。というふうに考えたものは全部やろう」
というふうに指示を出されて、
「その再稼働基準を作れ」というふうに言われて任された場合には何項目になりましたか?
深野:
あのー、なかなかそれは仮定の話で、お答えしにくいんですが、
私どもとしてはとにかく今回の事故の知見として、えー、まあ、あのー
対策として取り上げるべきことは、ま、この30で取りあげたつもりでございます。
野村:
そうですよね、30項目だったんですよね。
30項目だったんだけども、今回は政治判断で、それを15で済まそうというふうに判断された事を、
保安院としては、内心忸怩(じくじ)たる思いがあるものの、それが政治判断だっていう事で今は従っていると、
そういうことでよろしいんですか?
深野:
ま、すくなくとも、わたしどもとして、まず30を出して、
その中で、えーま、あのー、今回の、えーー、ま、あの、福島第一原子力発電所で起きたような、
ああいった事態を回避するために、まず、とにかく、あの~、
燃料損傷を含め回避するのは何なのかという事を合わせて評価して、
え、ま、あの~、今回のこの判断基準につながったと、ま、そういうふうに理解しています。
<通訳>すくなくともわたしどもとしてまず30を出して、
その中で今回の福島第一原子力発電所で起きたような、事態を回避するために、
とにかく燃料損傷を含め回避するのは何なのかという事を合わせて評価して、
今回のこの判断基準につながったと理解しています。
野村:
最後まで抵抗していただくのが、政治からの独立性ということであってですね、
それはもう政治判断だという事を国民に示していただいて、
これは、「政治は今回、私達が最低限必要だと思っている30すら全部は取り上げずに、
その中で15に絞って、それで『よし』としてやるという決断をしたんだ」と。
これは政治が国民に対する説明をするべきものであって、
それには一定の考え方があるわけですよね。
政治ははっきり言ってますよ、「夏の電力不足という事もある」と。
だから「それはバランスを取って秤にかければ、不安が残ったとしても再稼働の方に舵を切るんだ」って
政治は説明していますよ。
それは政治の問題じゃないですか。
だから保安院としてはやっぱり、「30は最低でも欲しかった」というお立場を国民に示すべきなんじゃないですか?
深野:
ま、そういう意味ではあのー、この判断基準の、あのー、紙を見ていただければお分かりいただけますように
最後はこれは、あの~、政治で判断をされたというものでございます。
ただ、あの、わたくしどもとしては、
えー、そのためのいろんな基礎になる、たとえばどこまでであれば、あのぉ、ま、少なくても燃料損傷が防げるのかという、そういった事については、あ、あのぉー、ま、あのー、
黒川:
わかりました。それはね、
だけどそれは行政と政治の自主判断とは別物だという事は今まで分からなかったんですか?
そういうことですよね。
通訳を入れて起きました( ´艸`)
第9回事故調 保安院と政治家の役割 (2012/04/18)
野村:
その全ての安全対策をちゃんと調べて、
講じられるものをきちっと講じてから、ま、原発を再稼働させるというそういう考え方も一方にはあると思うんですね。
しかし、その考え方を取れないというふうに考える、もう一つ守らなければならない価値というのがどこかにあると、
そのバランスの中でこういう基準を作っておられるとおもうんですが、
もう一方のバランスとして考えているのは、たとえば、
電力不足が生ずる事によって経済に悪影響を及ぼすという、
そういう事なんでしょうか?
深野:
あのー、やはりその~ここまでは守んなきゃいけないというのが、ま、おそらく、安全についてあって、
ただそこを最終的にどう判断するか、っていうのは、これは、あの~、
ま、最終的に、これはあのぉ~、えー、4大臣のところで、えー、あのー、判断されたという事だと理解をしておりまして、
私どもとしては、少なくても私どもは、どういう前提がどこまでてきていますという評価をして、
それをまーあのーひとつの、えーー、考え方としてお示しして、ま、
最終的には、ま、そういうところは、そういう、えーー、ま、あの、政治レベルの判断という事で
、ま、こういう事を決めになられたというふうに私は理解しております。
<通訳>やはりここまでは守んなきゃいけないというのが、おそらく安全についてあって、
ただそこを最終的にどう判断するか、っていうのは、
最終的に、4大臣のところで判断されたという事だと理解をしておりまして、
少なくても私どもは、どういう前提がどこまでてきていますという評価をして、
それをひとつの考え方としてお示しして、
最終的には、ま、そういうところは、政治レベルの判断という事で、
こういう事をお決めなられたというふうに私は理解しております。

野村:
普通だったらですね、それは政治ですよ。
つまり、片方のバランスを考えて、
安全性とはかりにかけて、そして、
「ま、必要性があるから多少不安が残ったとしても再稼働させなきゃいけない」
これは政治判断ですよ。
それとみなさん方の科学的な知見がどうして表層がかかっているのかが分からないんですよ。
普通なら、保安院というのは安全第一それだけを発言すればいいところじゃないですか?
だから、安全性という点から見れば、こういう考え方を取るべきだという理想を語られて、
それが本来の基準だと、示した後ですね、
それが政治によって採用されなかったと、こういう枠組みになるんじゃないですか?
深野:
ですから、あの、私どもとしては、あの、この、あの、30の、えー、対策を含めて、
えー、どこまでやればその今回起きたという事象が防げるかという事を、ま、整理して、それで最終的に、
あの、政治で判断されて、えー、ま、こういう判断基準にされたと、
<通訳>私どもとしては、この30の対策を含めて、
どこまでやればその今回起きたという事象が防げるかという事を整理して、
それで最終的に、政治で判断されてこういう判断基準にされたと、
野村:という事は30は本来は必須だと考えておられたという事ですね?
深野:30はいずれにしても、ま、やらなきゃいけないものだと、これはわたしも
野村:
本来であれば、その保安院というお立場から考えれば、
30をお示しになったのは、本当であれば30を全部満たした形で再稼働して欲しいという、
そういうお考えだったという事でよろしいですね?
深野:
あの、まァ、今回の事象を踏まえれば、あのどのような対策が必要かっていうのはこの30だっていうのが、
わたくしの考え方でございますね、ただその、
野村:
ですから、保安院自体はそういうお考えだったのに、
政治的に15に削られたという事でよろしいんですよね?
深野:
だからその中で、一方ではストレステストの枠組みっていうものもございましたし、
どこまでやれば、まぁ、今回のような事故のような事が防げるのかという事についても、
合わせて私どもは整理をして、それで、まー、そういう事も合わせて示させていただいたという事であります。
野村:
まとめますけれども、私どもは30っていう事自体でも狭いと思っているんですね、
先程からも何回も言っていますように。
他の事も、沢山あって、もっと40も50もあると思っている訳です。
で、30に絞った事にも相当狭いなというふうに思うんですが、
その30すら基準に示してもらえなかったところ、
その中から今のところ満たしている15っていうのを拾いあげられてしまった、ということについて、
本来規制庁としては、
これは安全と他の要素を政治的にトレードオフの関係、秤にかけて、
そして若干不安が残っても政治判断で始める事になったんだ。という、
それは政治の問題であって、規制庁としては本来ならば30を守ってほしかったというふうに、
そういう立場を取られるのが普通の立場なんじゃないんですか?
深野:
ま、わたくしどもとしては、ま、今回の、あの~、
事故を踏まえて、ま、それに対してどういう教訓があり、どういう対策があるのかというのを整理してそれが30と、
そのなかで、えー、少なくても、その、今回の、えーー、ま、ああいった事象、
ああいう津波、地震が、ま、きて、えーー、ま、燃料損傷といった事が防げる、防ぐために、
どこまでやるべきかっていう事についての整理をして、
ま、それを、あのー、お、お示しして、えー、それが、最終、
<通訳>わたくしどもとしては、今回の事故を踏まえて、
それに対してどういう教訓があり、どういう対策があるのかというのを整理してそれが30と、
そのなかで少なくても今回のああいった事象、津波地震がきて、燃料損傷といった事を防ぐために、
どこまでやるべきかっていう事についての整理をしてそれをお示しして、

黒川:
それは分かりましたよ。だからね、
あなたはその院長としてやる事は、政治判断をする事じゃないんですよ。
そうじゃないですか?それをどうしてちゃんと言わないんですか?はっきり。
つまり、これをしなくちゃいけないという事を保安院の院長としては認識していると、
だけど政治的にはどうするか?っていうのはあなた達が口を出す事じゃないんじゃないですか?
それを言っているわけですよ、皆さんが言ってるのは。
じゃないんですか?
だって、あなた達は国民のセーフティーが大事だって言っていたじゃないですか。
それを言って欲しい訳ですよ、政治家は。
深野:
まぁ、あのー、そういう事を踏まえて、あ、あのー、・・・・・あのーさい
黒川:
いや、踏まえなくていいから、それじゃ?さんが言っているように
規制庁としてもあなた達は独立性が
政治からの独立性、事業者からの独立性を確保する事が大事だと言っていますよね。
あなたも良く知っているでしょ?そんなことは。
じゃあ自分たちが今やっているのは、それを担保出来るようなスタンスで発言しているんですか?っていう事を
世界中が見てるんですよ。
これが起こったにもかかわらず!それはどうですか?
深野:
あの、まあ、いずれにしても、わたしどもは・・あの、ですから、あのー、繰り返しになりますけれども、
ま、今回の事故というのを現実的に評価して、えー、ま、何ができるかっていうのを、
これをまず基本に据えたわけでございまして、
黒川:
何をするべきか?っていうことでいいんですよ。
それを言わないんですか?
深野:はい、それは、ま、何をすべきか?っていうのはこの30という事に、え、まぁ、とりあえずこの事故の、
わゎゎゎ・・わたしどもの
黒川:
あなたは設院する時からか関わっていて、やはりそのスタンスはそういうスタンスだっていう事で、
全然進歩しなくていいんですかね?
今は院長なんですよ。
深野:
あの、ま、そういう意味では、あのー、わたしどもとして、えー、ま、この、技術的検討という事で、
少なくてもその、プラントの技術に即した事については今、
あのー、私どもが持ち合わせている情報と能力でもって、ま、あの~、出来る限りの事はしたつもりでございます。
黒川:
だけどその院長としての立場っていうのは、
出来るだけのことを、どうやってそこまでもっていくか。という事じゃないですか。
野村:
政治がですね、もし再稼働の基準を保安院に自由に作ってもいいというふうに言っていたら、
何項目になりましたか?
深野:
あのー、ま、わたくしどもとしては、とにかく、あの~えー、
再稼働という問題は別の次元の問題だと思うんですけれども、
野村:
再稼働についてのお話しを聞いていますから、
政治がですね、「いろんな事を考える事はない」と。
「とにかく今回の事故を踏まえて、最低限しなければいけない。というふうに考えたものは全部やろう」
というふうに指示を出されて、
「その再稼働基準を作れ」というふうに言われて任された場合には何項目になりましたか?
深野:
あのー、なかなかそれは仮定の話で、お答えしにくいんですが、
私どもとしてはとにかく今回の事故の知見として、えー、まあ、あのー
対策として取り上げるべきことは、ま、この30で取りあげたつもりでございます。
野村:
そうですよね、30項目だったんですよね。
30項目だったんだけども、今回は政治判断で、それを15で済まそうというふうに判断された事を、
保安院としては、内心忸怩(じくじ)たる思いがあるものの、それが政治判断だっていう事で今は従っていると、
そういうことでよろしいんですか?
深野:
ま、すくなくとも、わたしどもとして、まず30を出して、
その中で、えーま、あのー、今回の、えーー、ま、あの、福島第一原子力発電所で起きたような、
ああいった事態を回避するために、まず、とにかく、あの~、
燃料損傷を含め回避するのは何なのかという事を合わせて評価して、
え、ま、あの~、今回のこの判断基準につながったと、ま、そういうふうに理解しています。
<通訳>すくなくともわたしどもとしてまず30を出して、
その中で今回の福島第一原子力発電所で起きたような、事態を回避するために、
とにかく燃料損傷を含め回避するのは何なのかという事を合わせて評価して、
今回のこの判断基準につながったと理解しています。
野村:
最後まで抵抗していただくのが、政治からの独立性ということであってですね、
それはもう政治判断だという事を国民に示していただいて、
これは、「政治は今回、私達が最低限必要だと思っている30すら全部は取り上げずに、
その中で15に絞って、それで『よし』としてやるという決断をしたんだ」と。
これは政治が国民に対する説明をするべきものであって、
それには一定の考え方があるわけですよね。
政治ははっきり言ってますよ、「夏の電力不足という事もある」と。
だから「それはバランスを取って秤にかければ、不安が残ったとしても再稼働の方に舵を切るんだ」って
政治は説明していますよ。
それは政治の問題じゃないですか。
だから保安院としてはやっぱり、「30は最低でも欲しかった」というお立場を国民に示すべきなんじゃないですか?
深野:
ま、そういう意味ではあのー、この判断基準の、あのー、紙を見ていただければお分かりいただけますように
最後はこれは、あの~、政治で判断をされたというものでございます。
ただ、あの、わたくしどもとしては、
えー、そのためのいろんな基礎になる、たとえばどこまでであれば、あのぉ、ま、少なくても燃料損傷が防げるのかという、そういった事については、あ、あのぉー、ま、あのー、
黒川:
わかりました。それはね、
だけどそれは行政と政治の自主判断とは別物だという事は今まで分からなかったんですか?
そういうことですよね。
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文字おこし、ありがとうございますm(_ _)m
転載OKとのことなので、ミクシィ内で転載させていただきますm(_ _)m
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ごま | 2012.06.07 16:29 | 編集