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04.27
Fri
平成24年4月26日(木) 第19回広域連合委員会


[日時] 2012年4月26日(木) 15:40~
[場所] 大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)


(1)今夏の電力需給の検討状況等について
     関西電力(株) 香川副社長


04:00

この夏の電力需給の電力チェックに付きまして、
関西電力(株)から香川副社長、長尾近畿経済産業局長、大阪府木村副知事がお見えになっていますので、
まず、状況をお伺いしたうえでご質問なり質疑をしたいと思います。


香川
関西電力の香川でございます
時間が限られておりますので代表でご説明させていただきますよろしくお願いします
資料に沿って説明させていただきます

関西電力の資料 今夏の電力需給見通しについて
(↑ここの資料をもとに説明しています)


今夏の電力需給見通しについて」という事で皆様にお配りしているかと思います。
目次をごらんいただきます。
今日ご説明させていただく内容について整理させていただいております。

関西連合11


早速1ページをご覧いただきます。
1ページは、今年度、夏に向けての最大電力想定結果でございます。
図で書いてございますが、青の部分が結果でございまして、
最大電力の想定結果はGDP過去の実績等多面的な評価をしておりまして、
平成22年度並みの猛暑を前提といたしまして3,030万kWと想定いたしました。

2ページをご覧いただきます。
想定の中における、節電の影響をどのように盛り込んだかという事を説明してございます。
上の段で棒グラフが2段階に分かれてございますけれども、上の方
平成22年度に対して昨年の夏の実績。この差額のうち黄色でご説明しております節電影響190万というふうに、
これに対しまして今夏節電の影響として織り込みましたのが102万で織り込んでおります。

この内容は昨年は大きな節電要請という形の中でご協力いただいた、
そういう形で190万の実績をあげていただいていますが、
今年度の場合は、どれぐらいのものが無理なく定着しているかという所を検査いたしまして、
24年の夏の節電を102万
というふうな形で織り込みをし、結果として3030万の想定をしております。


3ページをご覧いただきます。
供給力のうちの水力発電所です
左の方に連立しておりますのは、電源であれば各水力発電所に付きましても、
7月、8月、この図でお示ししておりますように
作業停止の計画というのが入ってくるのが恒例でございます。
これに対して右側が現在の計画内容でございます。
列挙しております水力発電所の下の方の二つ、川原樋川、長殿。
これは昨年の台風12号の影響で被災をしておりますので、
この2カ所はどうしようもございませんが、それ以外の水力発電所につきましては全て計画停止を延期しております。
従いまして、この2カ所以外の水力発電所は、いわゆる夏場にはスタンバイという状況でございます。
ただ、水力発電所の場合には設備が痛んだりしておりまして、出水量というものにいたしまして出力が左右されます。
この設備に対してどの程度の出水量を取るかという事で出力が決まりますが、
現在の段階で、出水量を正確に見極めをするのは出来ておりませんので、
通常この場合、電力調査委員会のルールにのっとりまして、
各月の下から5日平均の出水率を算定いたしました。
その結果この夏は203万kWとして水力を計上しております。

4ページをご覧ください。
火力発電所の設備でございます。
この中で、赤く囲っている部分は、たとえば海南発電所2号機再稼動と、あらたに再稼働するものでございます。
海南発電所2号機を含めまして、この夏54万kWの追加計画を提供する
それ以外の火力発電所につきましても全台稼働。
つまり定期検査は夏場は延期するというかたちで全台稼働させることによりまして1472万kWを計上しております。
上の表の中で緑で囲んでいる部分。
コンバインドサイクル機(ガスタービン)の大気温上昇に伴う出力減とありますが、次のページでご説明いたします。

5ページ
コンバインドサイクル機(ガスタービン)につきましては、気温が高くなってきますと、その影響を受けまして出力が左のグラフのように減下してまいります。
今年につきましてはこの低下分を吸気冷却装置を設置することによりまして、
そういった追加対策を施すことによりまして、このタービンの減少分をいささかなりとも回復させております。
この操作は約10万kwの回避という形でチェックしております。

6ページをご覧いただきます。
他社融通の供給力を一覧表にしております。
上の方の融通と書いてある部分。
他電力から受電できる現在見込まれている分といたしまして、121万kWを計画しております。
これで通常のケースであれば大体80万ぐらいだったわけですが、今年は121万kWを計上。
約1.5倍ほどの内容でございますが、
他電力さんも色々な供給力の厳しい状況の中で、えー、ま、重油火力と、焚き増しを経て、
大阪に積み上げをしていただいて、121万kWを計画としております。
赤い色の部分、卸電気、IPP、共同火力、公営、太陽光 こういったところも私どものセットと同じく 
全台稼働を前提といたしまして、 433万kw受電を計画しております。
黄色の部分自家発電89万kw計上しました。

次のページをご覧いただきます。7ページですね。
左上の方に当社管内の常用設備、約700万kWの常用設備がございます。
わたくしどもこの700万に関しましてはほぼ件数が把握しています、了解しております。
この700万の内訳を円グラフで示しておりますが、
左上の方の共同火力・IPPはフル稼働の供給量となっておりますので
この部分につきましての稼働等はございません。
あとはブルーと、緑の部分、①②と書いておりますお客様がされた自家発電に
どれだけの焚き増しが頼んであるかというところで、お願いしてまいりました。
充分に余力を持ってお借りする分はほとんどございません。
それぞれのお客さんのコストパフォーマンスと言いますか、
増発をお願いすることは極めて限られております。
とは言え、お客さまに訪問いたしました結果、右下の欄をご覧いただきます。
23年度と24年度の表がございますが、昨年同じような取り組みの結果、
自家発電の増発は91万kwのプラス増出を実績としてあげております。

この91万のうち関西電力につき上げとして供給して協力いただいたのが72万
お客様の自らの節電の稼働等が19万ということです。
同様に24年の今回の計画につきましては全体で109万kw、これがめいっぱいでございます。
わたくしどもの突き上げ供給力は先程ありました89万。
お客様の節電のための増が19万という形で計上しております。

次のページからは、揚水発電の発電量の状況を少し詳しく説明いたします。
8ページは揚水発電所の仕組みといっているもんでございますので少し説明しますが、
揚水は報部のダムに夜の電気で水を送り込み、
昼間にダムから落とすことによって発電するという仕組みでございます。
仮に上部ダムに目いっぱい満水に水をあげられたとしますと、
このいっぱいの水で3500万kw/hという面積の発電量となります
そのめいっぱいの3500万をどのように活用するかにつきましては、

9ページをご覧いただきます。
3500万kw、発電容量をめいっぱいという形で8時間稼働いたしますと、
供給量は432万kwという形で計上しています。
ただし次のように、?がひろくなります。面積が一定でございますので。
供給量というのは、高さが半減し、ここで書いてありますように216万という形になるということでございます。

次のページをご覧いただきます。
こういった発電電力量が、いかに夜の間に満水に出来るかにかかっておりますが、
夜の間に見込まれる水の供給量につきましては、
たとえば供給不足で夜の間に水をあげられないという事になりますと
当然の事ながら供給力は半分になるという事でございます。

11ページをご覧いただきます。
こういった水力発電所の特徴、すみません、揚水の特徴を捉えまして、
今回私どもが計画した最大電力3030万kwの私どもが供給力として積み上げた
供給力のkwから、どのような形で揚水発電所を検証しました結果、
夜間の揚水の水の汲み上げは100%には届きません。
結果として、精いっぱいくみ上げた水で、発生可能電力量は2739万kwと想定しております。
ま、満水で3500万と申し上げましたので、この量の約8割弱の水準になります。
この2739万を必要時間数が12.7時間という事で割り算いたしますと、
揚水の供給力は結果で216万kw
この数字を供給力の中に計上しておきます。

12ページ、少し補足ですが、仮にこの2700万なにがしを、えー、完全能力としてフル稼働させたといたしますと、
昼過ぎごろにもう水が枯れまして、
16以降は明らかに水力が当てにできない需要の大きさが出現するという事になります。

13ページ。
以上供給力を申し上げました結果、
この表のように想定電力の需要と供給量の需要から、この夏弊社の電力需給につきまして、
原子力の再稼働がない場合、定着した節電を織り込んだといたしましても、
マイナス16.3。
16.3%の電力不足となる可能性がございます。

関西連合12

14ページ
このような想定の中で織り込んでおりますが、
このさきに大きなリスクもございます。
一つは気温的リスク。
夏場の最高気温が約1℃上昇すると、約70~80万kW程度(2~3%程度)増加します。
1℃で電力幅の上昇が生じます。
もうひとつ供給力変動のリスク。下のグラフで示しております。
実は昨年の夏も目いっぱい水力火力を稼働いたしまして供給につぎ込みましたが、
結果として昨年夏もいくつかの計画外のトラブルが発生いたしました。
それをピンクのグラフの高さで示しております。
平均いたしますと、夏場で二つのトラブルがあり、
63万kW(2%)、最大で155万kW(5%)トラブルの日もございいました。
こういった変動を考えますと、やはり適切な最低限の余力は確保したいと考えています。


過去5年間の日の最大電力における2,535万kWを超えた実績等、の報告
いかに電力が足りないかいつピークがあるのか断定するのは難しいとの説明。




ーーーつづく ↓

そして関西府市県首長から「関西電力に疑問と要請」4/26第19回広域連合委員会(内容書き出し)



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