ニューヨークで小出先生方の記者会見がありました。
私はライブを途中から見ました。
小出先生の会見はもう、最後の方でしたが
その後に会見された医師の方のお話しが非常に衝撃的でした。
アーカイブの映像が出ましたので、きちんと内容を書き出しましたヽ(。◕ᆺ◕)ノ
布施純郎医師(小杉クリニック)

次の3つのことを主張していきたいと思います。
1内部被ばくに関した情報の規制が存在し市民の内部被ばくに対する警戒心がなくなっています。
2首都圏にもホットスポットが存在し、実際の健康被害も出現しています。
3内部被ばくを軽視した政策、食品基準とがれき処理が実行されているという事です。
1と2を布施が、3を中山が説明させていただきます。
1.内部被ばくに関した情報の規制が存在し
市民の内部被ばくに対する警戒心がなくなっている事
事故当時から今に至るまでッ政府からは安全であるとの主張のみであり
テレビ新聞からは詳しい情報は得られていません。
政府が発表する被害の数値、汚染の数値などは、
海外等の第三者機関が発表する数値とは食い違うものばかりで
数値が、過少になっているとしか思えない状況です。
日本の多くの医師は内部被ばくに無関心であり沈黙しています。
日本の甲状腺学会などの各医学会などもその通りです。
日本の医師たちは内部被ばくについての学習を受けておらず
内部被ばくに関する関心を持ちにくくなっています
そして、正確な情報を流さないマスメディアと政府の「あんぜんである」という情報で、
内部被ばくについての関心を持ちにくくなっています。
それで内部被ばくについてですが、
内部被ばくは吸入と食物からの経口摂取による放射能物質の蓄積です。
ECRRなどは
内部被ばくのリスクは外部被ばくのリスクの200倍から600倍と言っています。
内部被ばくによる被害は癌などの悪性疾患に限らず、
免疫不全や血管障害など様々な疾患に悪影響を与えます。
しかし日本政府は内部被ばくと、それによる健康被害を低く評価しています。
2.首都圏にもホットスポットが存在し、実際の健康被害が出現している事
健康被害については図に示しているように
倦怠感、下痢、鼻血、喉の違和感、胸痛、湿疹などの症状を多くの人に認めます。

吾々は今後子どもの甲状腺癌や白血病。
大人のがん、がん以外にも循環器疾患、糖尿病、消化器疾患などの病気が増えてくるのではないかと思っています。
次は日本全体放射性セシウムの土壌汚染マップです。
関東から東北を拡大したものです。

関東地方にはホットスポットが散在しています。
ホットスポットは気候条件、風や雨などによって形成される島状に出現する放射能高濃度汚染地帯です。
次は福島県の拡大です。

二本松市というところの汚染は文科省の発表では300kベクレル/㎡となっています。
それでもここは避難区域ではありません。
現在実際の土壌の計測は12メガベクレル/㎡以上です。
ここで人々は普通に生活をしています。
これも政府が過小に数値を公表している一つの証拠です。
そしてこの事実は日本のマスコミでは報道されておりません。
3.内部被ばくを軽視した政策
食品基準とがれき処理が実行されているという事
中山憲医師(コロンビア大学)

日本政府は被ばくを軽視して内部被ばくを認めようとしません。
それを示す二つの事があります。
一つはこの食品安全基準
もう一つは汚染瓦礫の処理です
新しい食品安全基準はお米を含む一般食品が100ベクレル/kg
水と牛乳に関しては10ベクレル/kgと50ベクレル/kgです
そこでベラルーシの基準を見てみます.

水は同じですが主食のパンについてはベラルーシが40㏃に対して日本は100㏃です
そして乳児用の牛乳はベラルーシが37ベクレル/kgに対して日本は50ベクレル/kgです。
わたしたちはこの新しい基準でも緩すぎると思います。
なぜならば循環する食品の50%が汚染されているからです。
ICRPの体内蓄積のグラフを見ますと

もし1日に10ベクレル/kgの食品を食べ続けたら、
600日で1400ベクレル/kg身体に残留します。
ユーリ・バンダジェフスキー先生の論文では、
1400ベクレルの体内残留は約半数に心電図に異常がでるレベルであると述べています。
ですので我々はこの基準は不十分と考えています。
次はがれきについて
日本政府はがれき約50億ポンド。
可能であればそれを燃やして、燃やせなければそれを埋め立てようとしています。
これは焼却場の図です。

島田市という焼却場で実際に試験焼却をした結果です。
34万3445ベクレルのがれきをまず捨てます

それを燃やした結果、煙突からは11万1912ベクレルが大気中に拡散した。

ガスになった放射性物質は約32%は大気中に拡散することになります。
日本政府は福島原発事故を再現させようとしています。
放射性物質は世界中に拡散していきます。
そして出てきた灰を海洋へ埋め立てようとしています。
甚大な海洋汚染につながります。
全く理解できない行為です。
原発事故による被害はその国だけにとどまらず世界中に拡散してしまいます。
以上の敬虔を踏まえて世界の安全安心のために我々が提案することは3つあります。
1.原発、放射線にかかわる情報には透明性が必要である事。
2.内部被ばくに注目し診断技術や病態解明に力を注いで周知させる事。
3.原発事故は世界規模の災害となるため世界全体で縮小するべきものであること。
以上です。ありがとうございました。
中山医師が会見中で使っている島田市のがれきの資料です↓
島田市”がれき”試験焼却結果と医師団による意見書
/バグフィルターによるセシウム137の除去率は60%程度だった。
ーーーーー
海外の方に今の日本の現状を正しく知っていただけるチャンスだと思いました。
この情けない日本の政策を広く世界に広めることは、
一つのいい方法かもしれないと思いました。
小出先生の会見はこちら↓
「福島原発事故・放出されたセシウムと今後の危険」小出裕章氏5/5NY記者会見(動画・内容書き出し)
私はライブを途中から見ました。
小出先生の会見はもう、最後の方でしたが
その後に会見された医師の方のお話しが非常に衝撃的でした。
アーカイブの映像が出ましたので、きちんと内容を書き出しましたヽ(。◕ᆺ◕)ノ
布施純郎医師(小杉クリニック)

次の3つのことを主張していきたいと思います。
1内部被ばくに関した情報の規制が存在し市民の内部被ばくに対する警戒心がなくなっています。
2首都圏にもホットスポットが存在し、実際の健康被害も出現しています。
3内部被ばくを軽視した政策、食品基準とがれき処理が実行されているという事です。
1と2を布施が、3を中山が説明させていただきます。
1.内部被ばくに関した情報の規制が存在し
市民の内部被ばくに対する警戒心がなくなっている事
事故当時から今に至るまでッ政府からは安全であるとの主張のみであり
テレビ新聞からは詳しい情報は得られていません。
政府が発表する被害の数値、汚染の数値などは、
海外等の第三者機関が発表する数値とは食い違うものばかりで
数値が、過少になっているとしか思えない状況です。
日本の多くの医師は内部被ばくに無関心であり沈黙しています。
日本の甲状腺学会などの各医学会などもその通りです。
日本の医師たちは内部被ばくについての学習を受けておらず
内部被ばくに関する関心を持ちにくくなっています
そして、正確な情報を流さないマスメディアと政府の「あんぜんである」という情報で、
内部被ばくについての関心を持ちにくくなっています。
それで内部被ばくについてですが、
内部被ばくは吸入と食物からの経口摂取による放射能物質の蓄積です。
ECRRなどは
内部被ばくのリスクは外部被ばくのリスクの200倍から600倍と言っています。
内部被ばくによる被害は癌などの悪性疾患に限らず、
免疫不全や血管障害など様々な疾患に悪影響を与えます。
しかし日本政府は内部被ばくと、それによる健康被害を低く評価しています。
2.首都圏にもホットスポットが存在し、実際の健康被害が出現している事
健康被害については図に示しているように
倦怠感、下痢、鼻血、喉の違和感、胸痛、湿疹などの症状を多くの人に認めます。

吾々は今後子どもの甲状腺癌や白血病。
大人のがん、がん以外にも循環器疾患、糖尿病、消化器疾患などの病気が増えてくるのではないかと思っています。
次は日本全体放射性セシウムの土壌汚染マップです。
関東から東北を拡大したものです。

関東地方にはホットスポットが散在しています。
ホットスポットは気候条件、風や雨などによって形成される島状に出現する放射能高濃度汚染地帯です。
次は福島県の拡大です。

二本松市というところの汚染は文科省の発表では300kベクレル/㎡となっています。
それでもここは避難区域ではありません。
現在実際の土壌の計測は12メガベクレル/㎡以上です。
ここで人々は普通に生活をしています。
これも政府が過小に数値を公表している一つの証拠です。
そしてこの事実は日本のマスコミでは報道されておりません。
3.内部被ばくを軽視した政策
食品基準とがれき処理が実行されているという事
中山憲医師(コロンビア大学)

日本政府は被ばくを軽視して内部被ばくを認めようとしません。
それを示す二つの事があります。
一つはこの食品安全基準
もう一つは汚染瓦礫の処理です
新しい食品安全基準はお米を含む一般食品が100ベクレル/kg
水と牛乳に関しては10ベクレル/kgと50ベクレル/kgです
そこでベラルーシの基準を見てみます.

水は同じですが主食のパンについてはベラルーシが40㏃に対して日本は100㏃です
そして乳児用の牛乳はベラルーシが37ベクレル/kgに対して日本は50ベクレル/kgです。
わたしたちはこの新しい基準でも緩すぎると思います。
なぜならば循環する食品の50%が汚染されているからです。
ICRPの体内蓄積のグラフを見ますと

もし1日に10ベクレル/kgの食品を食べ続けたら、
600日で1400ベクレル/kg身体に残留します。
ユーリ・バンダジェフスキー先生の論文では、
1400ベクレルの体内残留は約半数に心電図に異常がでるレベルであると述べています。
ですので我々はこの基準は不十分と考えています。
次はがれきについて
日本政府はがれき約50億ポンド。
可能であればそれを燃やして、燃やせなければそれを埋め立てようとしています。
これは焼却場の図です。

島田市という焼却場で実際に試験焼却をした結果です。
34万3445ベクレルのがれきをまず捨てます

それを燃やした結果、煙突からは11万1912ベクレルが大気中に拡散した。

ガスになった放射性物質は約32%は大気中に拡散することになります。
日本政府は福島原発事故を再現させようとしています。
放射性物質は世界中に拡散していきます。
そして出てきた灰を海洋へ埋め立てようとしています。
甚大な海洋汚染につながります。
全く理解できない行為です。
原発事故による被害はその国だけにとどまらず世界中に拡散してしまいます。
以上の敬虔を踏まえて世界の安全安心のために我々が提案することは3つあります。
1.原発、放射線にかかわる情報には透明性が必要である事。
2.内部被ばくに注目し診断技術や病態解明に力を注いで周知させる事。
3.原発事故は世界規模の災害となるため世界全体で縮小するべきものであること。
以上です。ありがとうございました。
中山医師が会見中で使っている島田市のがれきの資料です↓
島田市”がれき”試験焼却結果と医師団による意見書
/バグフィルターによるセシウム137の除去率は60%程度だった。
ーーーーー
海外の方に今の日本の現状を正しく知っていただけるチャンスだと思いました。
この情けない日本の政策を広く世界に広めることは、
一つのいい方法かもしれないと思いました。
小出先生の会見はこちら↓
「福島原発事故・放出されたセシウムと今後の危険」小出裕章氏5/5NY記者会見(動画・内容書き出し)
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- 渕上太郎ハンスト宣言:今こそ命の叫びをあげるときです「再稼動反対大規模集団ハンガーストライキ実施記者会見」4/17(内容書き出し)
コメント
いつも有難うございます
こちらにツイッターまとめ
http://togetter.com/li/297942
坂本龍一さんUSTのアーカイブ
http://www.ustream.tv/recorded/22326522
http://www.ustream.tv/recorded/22330181
こちらにツイッターまとめ
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坂本龍一さんUSTのアーカイブ
http://www.ustream.tv/recorded/22326522
http://www.ustream.tv/recorded/22330181
Zephyr | 2012.05.06 11:10 | 編集
安心して暮らせる島田をつくる市民の会と申します。
今回の内容、当方のブログにリンクさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
今回の内容、当方のブログにリンクさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
ankurashimada | 2012.05.08 10:55 | 編集
友人から貴ブログを教えてもらいました。
詳しい情報ありがとうございます!
シェアさせていただきたく、
リンクを貼らせていただきました。
よろしくお願いいたします!
詳しい情報ありがとうございます!
シェアさせていただきたく、
リンクを貼らせていただきました。
よろしくお願いいたします!
貴重な、書き出し記事、ありがとうございました。
http://blog.minouche.jp/?eid=556464#sequel
に、リンクの上、転載させていただきました。
ご参照ください。よろしくお願いいたします。
http://blog.minouche.jp/?eid=556464#sequel
に、リンクの上、転載させていただきました。
ご参照ください。よろしくお願いいたします。
いつも拝見させて頂いています。
とても興味深い内容です。がれき処理が始まっている東京でも諦めてはいけないと思いました!
いつもこのブログの情報の広さに驚いています。とても頼りになります。ありがとうございます。
以下はお知らせです。私が良く見るブログで、4/30に京都にて72の団体が4号機の使用済み核燃料を安定化させるため、日本は国連に支援を求めるという内容の書簡を国連及び野田に送ったそうです。賛同者は小出先生など。
http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=495#comments
ご興味があればごらん下さい。
とても興味深い内容です。がれき処理が始まっている東京でも諦めてはいけないと思いました!
いつもこのブログの情報の広さに驚いています。とても頼りになります。ありがとうございます。
以下はお知らせです。私が良く見るブログで、4/30に京都にて72の団体が4号機の使用済み核燃料を安定化させるため、日本は国連に支援を求めるという内容の書簡を国連及び野田に送ったそうです。賛同者は小出先生など。
http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=495#comments
ご興味があればごらん下さい。
じゅんこ | 2012.05.14 11:53 | 編集
Dear Happyness,
どうも貴重な講演を見せていただきありがとうございます。
日本政府、マスコミが本当の事を言う勇気がなければ、世界に訴えるいがいにないと、思います。
講演者も指摘されたように、放射野能被爆は世界に拡散していて、世界の人たちも被爆するからです。
もう、すでにアメリカでも被爆していという情報が日本へ寄せられています。
逆にアメリカではアメリカ人の被爆は、アメリカの政府やマスコミはやはり、隠しています。
(出来たら日本の通訳者を使っていただきたっとと思いました。これは主催者側の責任ですが)
どうも貴重な講演を見せていただきありがとうございます。
日本政府、マスコミが本当の事を言う勇気がなければ、世界に訴えるいがいにないと、思います。
講演者も指摘されたように、放射野能被爆は世界に拡散していて、世界の人たちも被爆するからです。
もう、すでにアメリカでも被爆していという情報が日本へ寄せられています。
逆にアメリカではアメリカ人の被爆は、アメリカの政府やマスコミはやはり、隠しています。
(出来たら日本の通訳者を使っていただきたっとと思いました。これは主催者側の責任ですが)
泉潤太 | 2013.04.18 08:58 | 編集