ニューヨークでの中山医師の会見で
「島田市がれき試験焼却」のお話しがありました。
その、資料を探してみました。
医師団による「ガレキは受け入れない! 会見」
2011/12/21
中山憲 (コロンビア大学 医師):
13:10~
バグフィルターについて意見を述べさせていただきます。
通常の焼却場の温度に関しては1800℃位で焼却をしますけれども、
フィルターの目は100ナノm
セシウムに関しては、原子直径が0.53ナノm
ストロンチウムが0.43ナノmですが、
フィルターの目が100で原子が0.53ですから、普通のざるにもならない位に通りぬけます。
つまりがれきを燃やすと二次被ばくをするという事になります。
島田市の試験焼却結果を考える
~バグフィルターは本当に99.9%取れるのか?~




中山医師
34万3445ベクレルのがれきをまず捨てます
それを燃やした結果、煙突からは11万1912ベクレルが大気中に拡散した。
ガスになった放射性物質は約32%は大気中に拡散することになります。
(中山医師NY会見より)



ーー(島田市の瓦礫試験焼却に関しての説明部分一部転記)--
がれき受け入れについて医師の立場からの意見書
放射能防御プロジェクト医師ネット
二次被曝と内部被曝
(結論)
がれきの受け入れは、国の規制内の汚染濃度であっても、総量では莫大な汚染と二次被曝を招きます。
(理由)
例えば、100Bq/Kg を5 万トン受入れると、
放射性セシウムの総量は100×50000×1000=5000000000(50 億)Bq になります。
例えば、その内のいくらかでも環境内へ流出すれば、周囲住民の内部被曝につながる可能性があります。
先に、試験焼却を行った島田市の焼却場からは、
10tのがれきから11 万Bq が流出した可能性が指摘されています。
小児は成人よりも感受性が高く、30,40 年以上と長期にわたって影響が及ぶことを考えると、被害は甚大です。
このように濃度ではなく、総量に目を向けて考えねばなりません。
可燃物を受入れ焼却した場合、焼却場のフィルター能力にも大きな問題が出てきます。
バグフィルターはそもそも取り扱い上のトラブルが多いと言われています。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が99 年度からはじめた
「都市ごみ焼却施設におけるバグフィルターに関する調査」 を参照してください。
また、フィルターの目の粗さにも問題あります。
通常の焼却炉温度は1800℃、フィルターの目は100nm(ナノメートル)です。
代表的な放射性物質の原子直径と沸点は、
セシウム:0.53nm・671℃ ストロンチウム:0.43nm・1382℃ ヨウ素0.28nm・184.3℃です。
つまり1800℃の焼却炉においては、これら3 種類の核種は気化してしまいます。
フィルターと原子直径を比べますと、熱膨張を考慮しても、ザルのようなものです。
バグフィルターではガスは捕えられず、付近へ二次被曝をもたらすことになります。
汚染焼却灰についても、たとえコンクリートで固めても厳密な管理は極めて困難であり、環境流出は防げません。
地下水への浸透、海への流出、生物濃縮による付近住民への影響は必至です。
焼却場とその付近に関しては、以下の問題を解決する必要があります。
試験的に処理するのになぜ安定性セシウムでせずに、放射性セシウムを使うのですか?
放射能で汚染された濃縮灰はどうしますか?
誰が扱うのですか?
吸入被曝は考慮されていますか?
灰はどのような形で処理されますか?
最終処分場からの流出はないのですか?
それはどこが管理するのですか?
定期的な観察はされるのですか?
いつまで観察されるのですか?
ガスとなって拡散した放射性物質はどこに行くのか計算されていますか?
焼却場の施設内に蓄積した放射性物質はどう処理するのですか?
焼却場を解体せねばならない事態を想定していますか?
施設の洗浄水の処理はどう扱うのですか?
作業員の健康管理はどうするのですか?
周囲付近住民の健康管理はどのようにするのですか?
ーーー転記ここまでーー
「島田市がれき試験焼却」のお話しがありました。
その、資料を探してみました。
医師団による「ガレキは受け入れない! 会見」
2011/12/21
中山憲 (コロンビア大学 医師):
13:10~
バグフィルターについて意見を述べさせていただきます。
通常の焼却場の温度に関しては1800℃位で焼却をしますけれども、
フィルターの目は100ナノm
セシウムに関しては、原子直径が0.53ナノm
ストロンチウムが0.43ナノmですが、
フィルターの目が100で原子が0.53ですから、普通のざるにもならない位に通りぬけます。
つまりがれきを燃やすと二次被ばくをするという事になります。
島田市の試験焼却結果を考える
~バグフィルターは本当に99.9%取れるのか?~




中山医師
34万3445ベクレルのがれきをまず捨てます
それを燃やした結果、煙突からは11万1912ベクレルが大気中に拡散した。
ガスになった放射性物質は約32%は大気中に拡散することになります。
(中山医師NY会見より)



ーー(島田市の瓦礫試験焼却に関しての説明部分一部転記)--
がれき受け入れについて医師の立場からの意見書
放射能防御プロジェクト医師ネット
二次被曝と内部被曝
(結論)
がれきの受け入れは、国の規制内の汚染濃度であっても、総量では莫大な汚染と二次被曝を招きます。
(理由)
例えば、100Bq/Kg を5 万トン受入れると、
放射性セシウムの総量は100×50000×1000=5000000000(50 億)Bq になります。
例えば、その内のいくらかでも環境内へ流出すれば、周囲住民の内部被曝につながる可能性があります。
先に、試験焼却を行った島田市の焼却場からは、
10tのがれきから11 万Bq が流出した可能性が指摘されています。
小児は成人よりも感受性が高く、30,40 年以上と長期にわたって影響が及ぶことを考えると、被害は甚大です。
このように濃度ではなく、総量に目を向けて考えねばなりません。
可燃物を受入れ焼却した場合、焼却場のフィルター能力にも大きな問題が出てきます。
バグフィルターはそもそも取り扱い上のトラブルが多いと言われています。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が99 年度からはじめた
「都市ごみ焼却施設におけるバグフィルターに関する調査」 を参照してください。
また、フィルターの目の粗さにも問題あります。
通常の焼却炉温度は1800℃、フィルターの目は100nm(ナノメートル)です。
代表的な放射性物質の原子直径と沸点は、
セシウム:0.53nm・671℃ ストロンチウム:0.43nm・1382℃ ヨウ素0.28nm・184.3℃です。
つまり1800℃の焼却炉においては、これら3 種類の核種は気化してしまいます。
フィルターと原子直径を比べますと、熱膨張を考慮しても、ザルのようなものです。
バグフィルターではガスは捕えられず、付近へ二次被曝をもたらすことになります。
汚染焼却灰についても、たとえコンクリートで固めても厳密な管理は極めて困難であり、環境流出は防げません。
地下水への浸透、海への流出、生物濃縮による付近住民への影響は必至です。
焼却場とその付近に関しては、以下の問題を解決する必要があります。
試験的に処理するのになぜ安定性セシウムでせずに、放射性セシウムを使うのですか?
放射能で汚染された濃縮灰はどうしますか?
誰が扱うのですか?
吸入被曝は考慮されていますか?
灰はどのような形で処理されますか?
最終処分場からの流出はないのですか?
それはどこが管理するのですか?
定期的な観察はされるのですか?
いつまで観察されるのですか?
ガスとなって拡散した放射性物質はどこに行くのか計算されていますか?
焼却場の施設内に蓄積した放射性物質はどう処理するのですか?
焼却場を解体せねばならない事態を想定していますか?
施設の洗浄水の処理はどう扱うのですか?
作業員の健康管理はどうするのですか?
周囲付近住民の健康管理はどのようにするのですか?
ーーー転記ここまでーー
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