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05.20
Sun
南の島ががれき受け入れ表明
”震災がれきを海外へ”実現は?


20120518 「震災がれきを海外へ」実現は? 投稿者 PMG5
2012年5月19日 TBS報道特集

東日本大震災で発生したがれきは被災した3県で2200万トン余りと言われています。
震災から1年以上経過した今も瓦礫処理のめどが経っていないのが実情です。
そんな中驚きの計画が持ち上がっています。
全体の半分近く、実に1000万トンものがれきを南のある島に輸出すると言うのです。


サイパンでがれきを受け入れます


宮城県石巻市で、山積みの震災がれきを見つめる外国人男性がいた。
石巻にはおよそ600万トンの震災がれきがあり、殆どが手つかずの状態だ。

アメリカ領サイパンで1994年から98年にかけて知事を務めた
(北マリアナ政府元知事)フロイラン・テノリオ氏。
今も下院議員をつとめ地元の有力者の一人だ。

被災地で想像以上のがれきを見たテノリオ氏は語った。

テノリオ氏:
この光景を目の当たりにすると悲しいです。
サイパンの島でこうしたがれきを受け入れて私たちが日本の人々の助けになれれば嬉しいことだと思います。
サイパン11


日本で処理が進まないならサイパンで受け入れる。
石巻市にそう伝えるために彼は来日したのだ。

サイパン12

東日本大震災で発生した震災がれきは2250万トン余り。
宮城県では19年分。
岩手県では11年分の廃棄物が一度に出た形だが、処理が進んだのは270万トン余り。
全体の12.3%にとどまっている。

政府は福島県のがれきは全て福島県内で処理しようとしている。
宮城県岩手県で処理できない約400万トンについては他府県での処理を進める方針だ。


サイパン13

しかし・・
安全を確認したうえで震災がれきの広域処理を進めると政府は説明しているが、
宮城県や岩手県のがれきにも
環境や健康に悪影響を与えるレベルの放射性物質が含まれているのではないかという不安の声が
全国各地の市民から上がっている。


「関西でも汚染されて食べるものが無くなりますよ、それでも良いんですか」
今週水曜日、震災がれきの受け入れの検討を進めている兵庫県尼崎市では、
市長との対話集会が開かれていた。

サイパン14

尼崎市 稲村和美市長:
被災地を応援したい。
阪神淡路大震災の時も広域処理を私たちもお願いした側でもありますので。
安全性の問題と、市民の皆さんの理解と言いますか、
そういった感情の部分も含めた二つの事がやはり前提条件だと言う事で、
サイパン15

尼崎市は、仮にがれきを受け入れる場合、
国の基準より80倍厳しい1K当たり100ベクレル以下という独自の基準を示している。
しかし集会では反対意見が相次いだ。

「100ベクレル以下なら安全とかそういう問題ではございませんので、」
「尼崎でそういう事を受け入れると言う事は絶対に許すことができません。
わたしは子どもの命を守りたい。多少の放射能でもダメです。絶対に危ないんです」


サイパン16

尼崎市ではがれきを受け入れた場合の最終処分場の確保も出来ていない。
神戸港の沖合およそ2キロの地点。
尼崎市から出たごみの焼却灰はこの海上処分場に埋め立てられている。

サイパン17
滋賀県、京都府、兵庫県の一部、
その廃棄物をこの処分場で受け入れをしております。

甲子園球場22個分のこの会場処分場、
震災がれきの最終処分場として名前が挙がっているが、
水に溶けやすい放射性セシウムを含んだ焼却灰を会場に埋め立てる際の安全基準は国にないため、
受け入れについては決めかねている段階だ。

仮に基準を決めても市民の理解を得るのは簡単ではないと稲村市長は話す。


稲村和美尼崎市市長:
処分場の基準も、市民の方にも十分に信頼していただける形で決めて行くというのが、
非常にいハードルが高いなと思っています。

サイパン18

震災がれきの受け入れを行っているのは、東京、山形、青森、秋田の1都3県。
去年11月に受け入れの意向を表明していた静岡県島田市では、
来週から本格的な処理を始める。

広域処理のめどが立ったのは現在400万トン中160万トンだ。


細野環境相:
確実に処理するだけのめどが現時点でたっているのかと言えば、
そこはまだですね、様々な取り組みをしていく必要があるというふうに思っております。
サイパン19


いまだ行き場の定まらない震災がれき。
この状況を打破したいと、震災がれきを海外へ持ち出そうとする計画が動き始めた。


国内で受け入れ先のめどが立たない震災がれき。
海外へ持ち出そうという計画が動き出した。


続きを読むにつづく







日本から南に2400キロのサイパン島。
計画を推進するのは石油商社、関西石油のオーナー、徳市勇氏。

サイパン20

関西石油の社長を務める東中正一氏らのグループだ。

徳市勇氏は1933年生まれの78歳。
中央大学を卒業後関西を基盤に不動産会社や石油商社などを手広く営んできたという。

徳市勇オーナー(関西石油):
わたしはね、不動産の地上げ、地上げの結局金主やった。

サイパンとは仕事上の付き合いがあったという。
何故がれきの輸出を考えたのか?

サイパン21
徳市勇オーナー(関西石油):
あくまで救出ですよ。
サイパン政府で金儲けしようとか、そんな気はないんですよ。
何とかまともな形でやっていけたらいいなということで、
私の持っているもんで、やっぱり手助け出来たらいろんな面でよくなるんやないかと。


徳市氏が持ちかけている計画はどんなものなのか、
サイパンはアメリカ領だが、北マリアナ政府が自治権を持っている。
徳市氏らはその北マリアナ政府と交渉し、震災がれきを輸出し、処理しようというのだ。

計画によるとサイパン島の北300キロに位置するパガン島という島を借り受け
埋蔵されているポゾランという鉱物を採掘。
開いた穴を震災がれきで埋めるという。

サイパン22

パガン島に眠るというポゾランは、コンクリートの強化剤として使われ、道路の建設などに有用だ。

サイパン23

これまで、高い輸送費のため、パガン島の開発が行われず、
島のポゾランは手つかずの状態で残っているという。

徳市氏らを迎えたのは、なんと、北マリアナ政府のトップ。知事と副知事だった。


知事:みなさんサイパンへようこそ

徳市:
このたびご無理な話ですが、よろしく。
がれきの処理等について配慮してもらう事をお願いします。

徳市氏らは瓦礫運搬などにかかる往復の船賃などを考えると、
震災がれきを運搬し、帰りの船にポゾランを積むこの計画は一石二鳥だとアピールした。

サイパン24
イノス副知事(北マリアナ政府):
まず、1点目の質問です。
どの位の量のがれきを持ってくるつもりですか?

徳市:
大体、最低1000万トンぐらいはとは思っています。


日本の震災がれきの、実に半分近く。
1000万トンものがれきの輸出計画。
膨大ながれきを受け入れようとする背景は何なのか。

北マリアナ政府は日本のバブル崩壊とともに基幹産業のひとつ観光業が大打撃を受けた。
98年当時230億円程度あった政府予算が、ここ数年は100億円前後にまで縮小。
慢性的な不況に苦しんでいるという。

がれきの受け入れとポゾランの採掘で経済効果を期待しているのだ。

イノス副知事:
ポゾランで経済が活気づくな。
どのくらい経済効果があるかな?


1時間を超える交渉。
出来るだけ計画を早く進めようと、両者はその場で合意した。

1000万トンの震災がれきの輸出。
知事は荒唐無稽とも思われるこの計画にメリットがあると確信したようだ。

フィティアル知事(北マリアナ政府):
日本は今瓦礫の処理、保管のために、
私たち北マリアナ政府の協力が必要なのではないかと私は考えています。
日本にとって必要なことは瓦礫の処理で、一方我々はお金が必要です。

サイパン25

震災がれきの処分先と目されるパガン島。
この島は1981年の火山の噴火で全島避難が行われ、今も噴火が続いている。

サイパン滞在3日目(4月27日)、現地を調査するという事で同行取材した。
サイパン空港からパガン島までは真北におよそ300キロ。

「若干雲に隠れていますが、今パガン島が見えてきました。
サイパンから1時間半。軽飛行機で飛んできていまパガン島が見えてきました」

パイロット:
ここがポゾランのあるところだよ。

サイパン26

島の北側では、いまだに火山が煙を吹いている。
赤土におおわれた大地には一面にポゾランが埋蔵されているという。

飛行機を降りた一行を出迎えたのは、島に住みついている4人の男性だ。

「そこにゼロ戦があるよ」
島には第二次世界大戦の爪痕がそのまま残されているという。

「ここらへんには爆撃で出来た穴があるよ。第二次世界大戦の時にアメリカ軍が日本軍を空爆して出来た穴だよ」
目の前に広がる穴は直径10mちかくある。
島にはかつての戦闘の激しさを物語るかのようにこうした大きな穴があちらこちらに残っている。
そして、
「ゼロ戦」
男性の指さす先にはゼロ戦の残骸が。
機体は全形をとどめず、時の経過を示すように草に絡まれていた。
不時着をしたのだろう。
尾翼は少し離れたところにあった。
島にはこのほか、旧日本軍の司令部の跡や、砲台など、戦争の傷跡が手つかずの状態で残されている。


島を調査した関西石油の東中社長らは自らの計画に自信を見せた。

東中正一社長(関西石油):
この場所ではね、2000万トンはノープロブレムだね。
埋められますわ。
サイパン27


採掘が期待されるポゾランの状態はどうだったのか。
Q:どのくらいありました?
:いやもう、山はほどんどポゾラン。
Q:拾ってきたんですか?
:うん
Qちょっと見せてもらえますか?

サイパン28

パガン島で暮らす男性らは、震災がれきが来るこの計画をどう思っているのだろうか?

サイパン29
いいと思うよ、お互いに助け合う事になれば。
自然への影響は心配だよ。
あっちは住む場所なので、手を付けないで欲しい。
こっち側はいいよ。
島に住んでいた人達は火山の噴火で、今はサイパンに避難しているんだ。
開発が進めばみんな戻ってこられるね。


サイパン30

だが実は、この計画は日本の法律をクリアしていない。
廃棄物処理法は国内処理の原則を掲げ、廃棄物の輸出を厳しく制限しているのだ。

サイパン31

彼らはこうした法律の壁を乗り越えられると思っているようだ。

東中正一社長(関西石油):
確かにそういう問題があると思いますがね、だけどこれは日本政府も放っておけないでしょう。
現実的な事を考えたら。
だったらがれきをどこが片付けるんですか?
処分するんですか?

震災がれきの受け入れに積極的な北マリアナ政府。
先週石巻市を訪れたサイパンの元テノリオ知事が瓦礫受け入れを表明したのは
こうした経緯を踏まえての事だったのだ。
思いがけない提案に石巻市はどうこたえるのか?

(11日)被災地を訪れたサイパンの元知事。
石巻市役所では副市長が応対した。

サイパン32

北村悦郎副市長(石巻市):
今回の目的は?

フロイラン・テノリオ元知事:
震災がれきをサイパンのとある島で受け入れたいと思っております。
今回こうやって被災地を訪れたのは、日本のみなさんにこの事を知ってもらいたかったからなのです。

北村:
石巻ではですね、600万トン、約600万トンのいわゆる災害廃棄物、がれきが発生しています。

サイパン33

通訳:
こういう海外からでも、「是非受け入れます」という言葉はいい事ですか?

北村:
そうですね。
これから細部を詰めていかなければならなきゃいけないんですけれども、
あの、お・・・我々としては、一刻も早く処理してしまいたい。

サイパンにがれきを受け入れてもらう気はあるのか?
北村副市長に尋ねた。


北村:
基本的には大変ありがたいお話だと思います。
ただ、いろんな、多分クリアしなければならない問題があるかもしれませんので。

Q:全てがクリアできれば、もうお願いしたいっていう感じですか?

北村:
あの、ん・・・難しいんですけど、
あの、域外処理を予定している部分については、あの、いいかもしれませんね。
それでいい?

サイパン34

市の担当者:海外へ出すっていうのはちょっとキツイのかな?って

市の担当者に確認すると、やはり法律の問題が。

市の担当者:法律上の制約が

震災がれきが海を渡る。
この計画が実現することはあるのか?
環境省の責任者がこう話す。

Q:海外で処理をしようという事などは検討に挙がったりしたんですか?

サイパン35

伊藤哲夫部長(環境省 廃棄物・リサイクル対策部):
あのー、これは国内処理という事でずっと考えてきました。
我が国はですね、廃棄物処理の技術あるいは経験というのが世界で最もトップランナーだということでですね、
わが国できちっと出来るというふうに考えておりますし、
ま、廃棄物処理法もそういった考え方で廃棄物は国内処理が原則という事は、しっかりと書いてございます。

Q:(徳市氏らは)法改正なり、これを求めていくという姿勢を見せているんですけれど、

伊藤:
そういう動きがあるという事はわたくしは承知しておりませんし、
国内できちんと処理していかなければならないというふうに考えております。
またそれが出来るというふうに考えております、はい。

遠く離れた南国からのがれき受け入れ表明は幻と消えるのか。
本来あるべき国内のがれき処理の行方は震災から1年以上経った今も見えない。

ーーースタジオ
サイパン36

取材した中野記者です。
中野さんそもそもこの計画には実現性はあるんでしょうか?

サイパン37
中野:
最初ですね、
「国内でがれきの処理が進まないのならば海外で処理するべきじゃないか」と、
こういう徳市氏らのグループの主張に興味を持って進めました。
しかし取材を進めるとですね、VTRにあった通り、
廃棄物処理法の大きな壁があるため、今のところ実現性というのは非常に厳しいと思います。
その上にですね、こちらのパガン島を見ても分かる通り、
インフラも何もない、まさに孤島という場所で、
きちんと環境を守りながら廃棄物処理ができるのか?これも大きな課題だと思います。
さらにここは日本統治下。
戦前の日本統治下でですね、大きな戦争の場所になったところなんです。
戦争から70年近くが経った今、
こうやってがれきを輸出するという事が先に立っている事にはちょっと違和感を感じました。

サイパン38
日下部正樹:
当事者はね公開性を求めるとかなんか言っているんですけれども、
とにかく国内で引き取り手のない廃棄物をね、海外に出すというのは、
これは法的にもあるでしょうし、倫理的にも色々問題があるんじゃないですか?


伊藤:
そうですね、この件とはちょっと違うんですけれども、
日本はかつてフィリピンに産業廃棄物を不法に輸出して国際問題になった経緯があります。
この国内処理の原則には、そうした反省も含めて考えなければいけないと思います。
先進各国もですね、こういう原則を持っていましてですね、
こうした原則というのは、こうした経緯を考えると簡単には変わらないんじゃないかと思っています。

サイパン39
金平茂紀:
まあね、VTRを見ていて、荒唐無稽に見える計画だと私は思うんですけれどもね、
こういうものが出てくる背景というのにはやっぱりその、
国内でのね、広域処理が思うように進まないっていう、そういう事情があるんでしょうかね?


伊藤:
そうですね。
震災の発生以降、特に原発事故以降ですね、
政府の説明にどうしても信用できないという、そういう不信の構造があるんだと思います。
このため、広域処理に回される瓦礫というものがですね、
きちんと「放射能の影響が無いもの」というふうに政府が説明しているんですけれども、
それでもやはり、「受け入れたら健康に影響があるんではないか」という不信感というのはどうしても根強いと。
そしてそれが影響して受け入れが進まずに、町中にまだ、1年以上経った今もがれきが散乱している状態。
そして、こういう事を背景に、がれきがあることを懸念して今回の計画が進んだんじゃないかと私は思いました。







ーーーーこの番組を見た私の感想


ある意味怖い番組の作り方に思えた。
最初国内での瓦礫受け入れに反対する市民の映像をさんざん流したあと、
国内での処理が思うように進まないから見兼ねてがれきを海外へ持っていこうという案を具体的に流す。
そしてその後、国内で処理せずに海外へ出すことへの倫理を問う。
あたりまえだ。
海外にがれきを処理してもらうなんていう事はしてはいけないことだ。

ここには根本的に間違っている報道の姿勢があると思う。
市民の声は感情的だというような報じ方。
そのまま、ただこの番組を見ていたら、
市民は政府が信じられないからと、やみくもに不信感のみで反対しているというように感じる。

確かに細野大臣ががれきを測っているのは空間線量であって(上記写真参照)、がれきそのものの線量ではない。
ほんの一部の、そして空間線量のみを測って、
安全だと言われても信用が出来ないのは当たり前である。

しかし、
このような上っ面だけの放送ではなく、
なぜ、これだけ市民が反対するのか?
ここにはどのような危険が潜んでいるのか?
全国にがれきを拡散することには倫理的な問題はないのか?
そのちゃんとした事実を報道してほしい。

そして、番組内でたびたび出てきた言葉、

「いまだ行き場の定まらない瓦礫」
「国内で受け入れ先のめどが立たない震災がれき」

放射性物質はたとえどんなに微量でも拡散してはいけないという、根本的な原則を誰も語らない。
あんな大きな爆発を起こして、いまだに新しく放射性物質をまき散らしている福島第一原発。
瓦礫に放射性物質が付着していないと考える方が無理があると私は思う。

関西電力じゃないが、
1年間たってもまだ瓦礫の処理が進まないと言って国民の良心を試すかのように脅すけれど、
この1年間現地で安全に処理するための手立てを政府は講じてきたのだろうか?

震災後、現地でちゃんとした対策もとらないまま「全国で燃やしてくれ、がれき処理が進まない」という政府は
原発事故後、何の対策もとらないまま「電気が足りない」と言っている関西電力と同じではないかと、そう思った。


ーーー


「がれきを海外へ」サイパン地元紙での報道内容~報道特集を受けてちょっと調べてみた

日本の投資家(関西石油)は「ポゾラン出荷の多額の費用を相殺するため」
北マリアナ諸島の政府は「瓦礫受け入れは金になる」と表明。
しかし、「何の事業計画も受け取っていないのでイエスともノーとも言っていない」

また、地元の住民はパガン島にがれきを運ぶことには反対。
その住民に対し、日本の投資家(関西石油)は
「がれきは安全で、そのほとんどはパガンでリサイクルされ日本に戻される」と説明しています。

あれ?報道特集では、
「ポゾランを掘った後の穴に全部埋める」と言っていましたが・・・!??
発言が異なっています。



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comment 11
コメント
こんにちは。

ははっ、さんざん儲けばなしで生きてきたのが「お金儲けじゃない」と。
サイパン島ではお金が欲しいと正直者表彰状なのに日本人は
「名前からしてトクイチってお金第1」、嘘つきでせこい(^_^;)
年をとると孫や周辺から立派な信のあるひとの評価がほしく
なるというのに真逆なんだけど、日本人ってこんなのバッカ。

「東大話法」に続いて「死に神「経済合理主義」「利益第一主義」」か。

こんなの正体がはっきりしているのに仕込んでテレビやってる方が
徒労感とか感じないって神経が明らかに腐れている。

幕末から明治にかけて日本に来た西洋人が「日本人はロジックが
なく、嘘つき」と評していたから今に限った話ではありませんが(^_^;)

いやいや・・、等分に見立てても意味価値のないわけで、昔から
行政国家とかご用とかマスゴミは人民知識を過小評価して我のみ
が貴しでしたが、最近はあきらかに逆転して行政の方が明らかに
「頭隠して尻隠さず」次元で馬鹿にしてやっていいんじゃぁないの
ですか。

要するに新しい情報をどんどん身にしていくかどうかで、
行政の方はお学校で仕込まれたかび臭い役にも立たないのに
行政という下手で低級な仕事に見合ったのしか手に出来ない、
ご用もコメンテーター評論屋もマスゴミもその下流でゴミあさり、
そういう社会状況だということをBLOG主は品がよいから
なかなか言えない・・、という読み方をしてみましたよ。

では。
単純な者 | 2012.05.20 11:50 | 編集
私もこの番組を見ていて、偏向報道だ!ひどい!と感じました。
こんなに丁寧にまとめていただきありがとうございます。

このサイトに処理問題のことがわかりやすく説明されていると思いました。(ご参考までに)

「被災地の復興支援のため、瓦礫を全国で受け入れるべきだというお考えをお持ちの皆様へ」
http://www3.hp-ez.com/hp/kakusan/page1
ひかり | 2012.05.20 14:41 | 編集
そもそも日本で広域処理の対象にしようというのが400万トン。で、160万トンは広域処理の目処が立ったとのことだから残りは240万トン。(国内での広域処理には大反対だが、今回は輸出がテーマなのでその点には触れない)
240万トンが問題なのに1000万トンの震災がれき輸出とは、どういうことか。
また東中氏の「2000万トンまではノープロブレム」との発言もある。

以上考えてみると、これは震災がれき輸出に名を借りたごみ捨て場ビジネスなのだと思う。

ポゾランにどれほどの価値があるのかは私は分からない。また一石二鳥というが、掘った穴を埋めるなら同量のがれきを埋めねばならぬ。都合よく同量だなんてことはありえない。
震災がれき処理で「被災地の復興を助ける」との美名の下、2000万トンまでノープロブレムのごみ捨て場が欲しいだけなのだ。

なお廃棄物の輸出に関してはバーゼル条約があり、この点に触れていない番組はそれだけでも報道機関として不勉強か何らかの意図があると評価されるべきである。
めぐ | 2012.05.20 16:41 | 編集
昨年に福1から汚染水を無断で海洋投棄したのに続く放射能汚染輸出とは呆れた話です。

いきなり基準を100ベクレルから8000ベクレルへと80倍にして「基準以下だから平気です。」と言っても誰も信用しないですね。

サイパンは大東亜戦争で亡くなった英霊の眠る地です。そこに毒入りゴミ輸出とは徳市らは英霊達に呪われるのではないでしょうか・・・
Zephyr | 2012.05.21 01:31 | 編集
これは詐欺師東中のおっさんの金集めの材料です。関西石油って会社も法人登記だけした実態の無い会社です。
毎回この様な海外での政府絡みの事業を餌に個人投資家や資産家から金集めをしております。
大阪市民 | 2012.05.21 02:39 | 編集
私は、この案に乗る人が、日本人には相当多いと思います。

日本人って総じて、ゴミ問題には無関心ですから。

国内でも現に、埼玉や東京での下水道処理施設からの汚泥を燃やしたあとの焼却灰を、秋田の小坂銅山へ実際に現地まで持ち込み、現地で反対運動で阻止された、というニュースが報じられることはありません。

みなさん、燃やす前の被災地瓦礫の受け入れには熱心に反対してはみても、
現に存在する灰の処分について、実際に移動が行われた、という事実には、非難していませんよね!

この問題は、所詮その程度の問題意識で語られているのです。

そんなに遠くない昔、フィリピンへも大量に産業廃棄物が輸出されていました。
いまも廃ペットボトルの大半は中国に輸出されています。

この問題をきっかけに、ゴミ問題に注目される人が増えることを願わずにいられませんが、
‥‥現実には、この「あきれた話」が実行されても、黙認する人が大半のはずです。
あえて挑発的なことを書きました。

しかし、腹を立てる前に、
がれき受入れ反対、という言葉を、言う前に、
ゴミ問題の真の姿を知ってほしいと、
私は願うのです。
デルタ | 2012.05.26 14:35 | 編集
瓦礫反対の話は、実際に身に火の粉が降りかかってきたと思う人が火の粉を払っている切羽詰まった話。

必死にパタパタ払っている人に、あなた!火の粉なんかいいからグローバルなゴミ問題を先に考えないと!などと言ってる場合じゃない。
全然違う話。すり替えちゃいけません。

それと、グローバルなゴミ問題は本来誰の仕事?
自分たちの身を守るのに必死な庶民に何もかもやらせるのですか?

確かにゴミ問題は大変。まだ焦って身を守らないで済む人は是非政府をつついてやらせてください。人はなんでもかんでも一度に出来ません。
| 2012.05.26 22:12 | 編集
匿名のコメントの方へ。
メンタリティとしては、理解できなくもないですが。
あなたの言い方では、何も解決しないのです。

まさに、その切羽詰まった話が、
被災地に積み上げられ、火災も起きかねない状態で放置されているガレキの仮置き場であり、
小坂銅山へ持ち込まれた、焼却灰なのです。

北九州や桐生に持ち込まれたガレキが、どれほどの健康被害を与えるのでしょうか?
冷静に考えるべきです。

あなたがたは、「放射能」という概念を、都合よく使っていませんか?
被災地で燃やせば放射能の拡散にならないし、火の粉を散らさないけれど、
東北以外で燃やせば、火の粉が降りかかるとでも?

>それと、グローバルなゴミ問題は本来誰の仕事?

ゴミの減量はわれわれ市民の自覚がなければ進みません。
そうしてGDPが減っているにもかかわらず、ゴミの量が微増し続ける、
また、それらのゴミの最終処分を、奇しくも福島浜通り地方へも押し付けてきた歴史があるのです。

私には、今回のガレキ問題も、ゴミ問題でしかない、と思える。
誰の名言だったか忘れましたが、
「ゴミを押入れに隠して、部屋が片付いたことにする」
というメンタリティで、弱者にゴミを押し付けている構図を、
「大勢の声」で「子供を盾に取り」正当化しているだけです!
デルタ | 2012.05.27 10:12 | 編集
申し訳ないですが、私のいまの一番の関心事は、原発事故という突如ふってわいた異常事態から大切な家族の健康を自ら守
ることで、
(政府は全く守ってくれないとわかったので)
それを通常のゴミの問題と同じく考えることは勘弁してください。
何種類にも別れる分別協力で精一杯です…。

それから、瓦礫は福島第一原発周囲の住居不可能地域に焼かずに埋め立て、多重に覆うのが最上策であるとの考えを私は指示します。
それでしばらくは解決しないでしょうか?それでは解決しないという理由が意外に、瓦礫拡散派からは聞かれないのでお聞きしたい。

ただ、デルタさまのおっしゃる、
●瓦礫には放射性物質は含まれない、または健康には問題がでない

●瓦礫拡散反対しているのは「大勢の声」「強者」である、

という概念がそもそも私とは全く違いますので論争してもズレるばかりと…。
| 2012.05.27 13:42 | 編集
匿名様へ。

私は、何もすき好んでがれきを拡散させろと言っているのではありませんし、
まったくの無害だ、とも言っていません。
害のあるものだから、適切に管理しなければならないが、
被災地の現状ではそれが期待できないし、
持ち出し制限を厳格にしているがゆえに、今後伝染病が被災地で大流行することを恐れているのです(たぶん今からはじめても、手遅れだろうと思いますが‥‥)

とくに三陸海岸では、地形の関係で適切な処分場所が見つからないでしょうから。
居住地から適切な距離をとれる場所に、分散し隔離する
これしかない、というのが、問題整理して得た結論です。

福島に埋めれば、という提案には、私から、やらないほうがいいとお答えしておきます。
理由は次の通りです。

(1)岩手宮城で発生しているがれきよりも、福島浜通りの土壌のほうが、10倍以上汚染度が高い。
よって、一度それらを埋めて、最終処分地が決まったといって取り出そうとする段階で、その土地の土と混じってしまい、本来の汚染濃度以上の汚染度になってしまう。
そうして、本来ならそこまでしなくて済むはずなのに、より高度な封じ込め方法で最終処分しなければならなくなってしまう。

(2)福島浜通りの土地は、浜通りで発生している未整理のガレキ、第一原発の事故処理関連の廃棄物、除染廃棄物を処分するために、取っておかなければならない。現在、それらの廃棄物は今後発生する量すらも、見込みが立っていないから、よそから持ち込む余地があるとは、誰にも保障できない。

(3)もっと本質的には、立ち入り禁止区域に、廃棄物処分施設を作った場合、その場所で働く人をどうやって確保するか?という問題もあります。持ち込んだガレキ由来ではなく、周囲の土壌やホコリで被曝し、健康被害(労災)が発生します。

(4)(3)と裏腹の関係ですが、そのような過酷な労働環境で、しかも3県からのガレキを集中させるような巨大な処分施設を作り、適切に運用管理できるか、という問題もあります。人目につかず、しかも作業員の一回当たりの作業時間が限定されるような労働環境で、おそらくは数十kmにわたる壁に裂け目がないか、監視して回るのでは、精度に期待が持てません。
もっと周囲が安全な場所でないと、適切な管理ができないことでしょう。
デルタ | 2012.05.30 20:20 | 編集
ここに出てる日本人、トクイチとか言う老人、かなりの悪人にみえますね。地上げ屋?まともな人なのでしょうか?裏で何してるかわかりませんね~これだけの事業に資金を出せるなら長者番付けに名を連ねるくらいの人なのでしょうか?
| 2012.06.02 10:13 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
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