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05.22
Tue
・見えにくくされている「放射能の真実」
・なぜ国は認めない?「放射能を食べるバクテリア」
・「原発全て停止」今の状態は意図して止めているわけじゃない
・岩上さんの体調不良
・加速するタブー「被ばく・放射能」
・拠点は福島
・「ひばくなう」とあえてつぶやく
・勝俣会長の責任転嫁(国会事故調)
・事故調での海江田発言をメディアが報じない理由
・誰かが嘘をつかなくちゃいけない


TOKYOFM・The Lifestyle MUSEUM
上杉隆氏 2012年5月18日




ピーター・バラカン:
こんばんはピーターバラカンです。
おとといの夕方チョット面白いフォーラムの司会の仕事を頼まれたんです。
17カ国の商工会議所の人達が、大震災から一年以上経って、やはり支援したいと。
しかし、どのような形で、どこにどのようにお金を寄付すればいいかよく分からないから、
その参考になるように宮城県から二人、岩手県から二人、福島県から一人、
それぞれ市長あるいは町長が出てきて短いプレゼンテーションをして、
海外のひと達にどのように助けれもらえれば嬉しいかというような話。
それで少しパネルディスカッションがあって、フォーラムが終わった後に交流会があったんですけど、
全部で、いろんな国の商工会議所の人達は400人ぐらい集まりました。
非常に活気のある交流会になったんですけれど、
そこで何人かの集まった人たちからとても面白い話を聞きました。

たとえばひとつはね、
GPS付きのガイガーカウンター。
アメリカの人が作ったものなんですけれど、これを車に搭載すると、走っていて1分ごとに測るんで、
その測った値をGPSを使ってインターネットの地図にデータを落とし込む。
で、車が走っているうちにどんどん、どんどん新しいデータが載って、地図が更新される訳ですね。

福島県の会津美里町というところの町長自身が自分の車にそれを乗せていて、
走ると必ずそれをやっているという事だったんです。
まだこの機械は200台位しか作っていないらしいんですけれども、
もっともっと作りたくて、その一部の金銭的な支援を求めているという、そんなような感じだったんですね。
他にもいろんな面白いものがあったんですけれども、のちほどもし時間があればお伝えしようと思います。


山内トモコ:
こんばんは山内トモコです
バラカンさんのお話しにあったこういう有効な技術なんですが、
民間では「なんとかしよう」っていう気があるのに
相変わらず国の方は追いついていないという、

バラカン:
そうなんですよね。
民間の人達はほとんどボランティアみたいな形でいろんな事をやっている事がよく分かりました。

山内:
今日のゲストからは驚きの矛盾を突く話、
今日はどんな事が聞けるんでしょうか、
元ジャーナリスト、上杉隆、今日のライフスタイルゲストです。
去年暮れでジャーナリストを休業したと思ったら、福島に住まいを移しまして、発言を再開しています。
今夜はどんな暴露話があるんでしょうか。

こんばんは


見えにくくされている「放射能の真実」

上杉:
で、今のお話ありますよね、GPSの線量計。
あれ国がなかなか追いつかないんじゃなくて、国が邪魔してるんですよ。

バラカン:えっ!?
山内:邪魔なんですか!?

上杉:
ええ、3月の去年も線量計で測るとか言って、
例えば携帯電話にそれを付けるとか言ったりしたときも国が邪魔したり、
後はもっと言えば国会議員の中には、「個人が線量を測っちゃいけない」と言って、
ま、具体的に言うと自民党の石原伸晃さんとかもそうですよね。
要するに測らせないようにしているんですね。
それはどうしてか?というと、測ることによって本当のことがバレてしまうから。

だから福島で私も線量計を持ってずっと測っていると、
「デマだ」って言われたり、「ねつ造だ」って言われたり、「操作している」
しまいにはですね、私が行くところは線量が上がって、
「あいつは放射能を出しているんじゃないか」と、まことしやかに言われてしまうほどになってしまっていてですね、
本当に驚くような状況なんですが、
ま、これはやはり「日本独特なのかなぁ」と、
現実を直視しないどころか、見たいものを見たいと思うあまり、
ジャーナリストも含めてそちらの方へ行ってしまうという、
ま、すごい状況ですね。
だから、200台ですか?その線量計。

バラカン:日本だけにじゃないですよ、その半分位が日本にあるって言ってましたかな。

上杉:
そうですね、NHKの放射線マップの時もそれを使ってましたけど、
やっぱり日本で開発した技術もあったりするんで、
本当だったらそれは別に事実を知るために必要なものとして使えばいいんですけれど、
行政とか政府、それにとにかく東京電力を含めて、
「放射能の真実」というのが今はむしろ分かりにくいというのが、
この一年ちょっとした3.11以降の現実かなというのは福島で実感しますね。



続きを読むにつづく




なぜ国は認めない?「放射能を食べるバクテリア」

バラカン:もう一つおととい聞いた話でね、光合成菌の話聞いていますか?

上杉:あの、黒い粉のやつですか?

バラカン:いや、色は分からないんですけれども、セシウム食べちゃう。

上杉:
ああ、それはいい方向のやつですね。バクテリアのやつですね。
それは去年の3月からずっと言われていてJAEAにかなり持ち込みがあるんですよ。

バラカン:あ、そうなんですか。

上杉:ずっと色々言われていますね。

バラカン:
なんかそれもね、すごく効果があるっていう話を聞いてね、
もっともっと使おうとするんだけれども、
それが何故効果があるのか解明されていないから国の方は全く認めないんですってね。

上杉:
そうですね、
あと、それは日本のいろんな大学でも盛んに研究されていて、
もう去年の3月の段階でバクテリアを含めてそれをJAEA、
要するに放射能の管轄の文科省の団体に、もういろんな人が持ちこんでいるんですよ。
でもおっしゃるとおり、そこはNOですね。
どうしてかというと、当時は「放射能が無い」と発表していて、
「たいしたことはありません」と言ってしまった手前、
そういうものを持ちこむと「じゃあ放射能があるんじゃないか」となっちゃうという
ですね、
この矛盾した、政策が最初に本当のことを言わなかったために
政策が矛盾するという事が今の現状でねじれが起こっているんですね。

バルカン:そんな事を言っていたら政治不信が高まるだけじゃないですか。

上杉:
政治不信とマスコミ不信ですよね。
あの、この前もちょっと、後でお話できればいいと思いますけれども、
福島へ行って来て、福島第一原子力発電所の近くへ行って測ってきたんです。
そうしたら50マイクロから100マイクロシーベルト毎時あるんですよ。
とんでもない数値。

バルカン:どの辺でですか?

上杉:福島第一原発のすぐ脇。

バルカン:あぁ・・

上杉:
に行ってきたんですけれども、
そうしたら「放射能はないから安全だ」と言っていた人が、
私がツイートで「被ばくなう」ってやったんですね。
そしたらもう、ものすごい批判なんですよ。
でも、別に「放射能が無い」って言ってるんだったら、「それは嘘だ」っていえばいいのに矛盾する訳ですね。
「『危険だ』と福島の人を苦しめた」と。
でもあなた達、最初「ない」って言ってたじゃないですかと。
要するに自分たちの矛盾が気付かない程、もう、なんていうんですかね、混乱していると。
それは最初に自分たちが、政府や東電の発表に乗っかってしまって、
マスコミも「安全だ」と言っていた手前、今更「危険だ」って言えないので、
メンツを守るためにそうやって事実を隠ぺいする方に加担していると。
それが今なおまだ続いているどころか、最近ますますひどくなっているというのが現状ですよね。


山内:
もう、番組の最初でもこんなにドキドキする話がいっぱいという、
今夜は元ジャーナリストの上杉隆さんをお迎えして、今言いたい事をぶつけていただきます。


「原発全て停止」今の状態は意図して止めているわけじゃない


バルカン:
この前5月5日をもって、ついに原発が1基も稼働していない状態になりましたけれど、
どうですか?上杉さん。

上杉:
まあ、今営業停止という事もあって、それは自然になったものですね。
意識的に政治が止めたものじゃないんで、それはあんまり手放しで喜べるものじゃない。
というのも大飯の再稼働とか含めて、まだ全然ストップはしていないと思いますんで。
むしろ、政治が意図して、そして日本が意図して原発を止めたっていうのなら褒められるものですけれど、
結果としてなっているものなので、
正直言って、なんか余りそこに対して喜びはないと同様、
原発が止まっても放射能の汚染は止まっていないんですよ。
ここが大きく僕はちょっと違和感を持っているところで、

原発が止まった、50基止まった。
じゃあ、今の福島の状況は改善されるのか?と言ったら全く改善されていないんですね。
むしろ毎時1000万ベクレル出ていますし、
そして4号機の危険性は日々高まっていると。
全然改善されていない。
さらには、放射能の除染がまだ終わっていない地域に、子どもなどを含めた人達を戻す
という、
こういう事が平気でやられている状況の中で、
なんか、「原発が止まった、ああよかったよかった」っていうのは、私自身はあんまりそういう気持ちにはなれないですよね。


岩上さんの体調不良

バラカン:
この間、岩上安身さんが取材で、福島の中に入って取材して、
それで体調が悪くなったという話
は当然ご存じだと思うんですけど。

上杉:
ええ、あれは分かんないですよね、正直な話。
僕もJビレッジに何回か行って、この日曜日も行ってきましたけれど、
さらに原発のところから10m位のところまで行ってきています、敷地から。
行ってきていますけど、
ちょっとその後岩上さんに聞いていないから分からないんですけど、
甲状腺が調子悪いって言っているんですか?
よく、ちょっと、わからないです。

バラカン:
最初医者からはね、これは放射能じゃなくてストレスでしょって、いうふうに言われていて、
放射能で悪くなるのは甲状腺だけだからという事で、
それでついに甲状腺に異常が出たんだというところまで僕は聞いたんですけど。

上杉:
ただ、正直なところちょっと分からないというのは、一日だけ入ってそうなるか?っていうと
「どうかな?」っていうのはあります。
というのも、去年の3月、もっと高線量の被ばくをしている訳ですよね、福島の人は。
そちらの方が線量が高いんでその人たちの健康の方がむしろ私は気になるので、

バラカン:
岩上さんも同じことをおっしゃっていました。
自分のことは別にどうこう言っているわけじゃなくて、
自分がその体験をしたことによって福島の人達がいかにひどい仕打ちを受けたかっていう事を、

上杉:
ちょっと私は岩上さんの事の部分は切り離して考えているんですけれど、
むしろ、放射能の測定も含めて、現状の福島。
もう一年経っている訳です。
内部被ばくとかを含めてずっとそういう危険性があるわけですよね。
だからそこの部分に政府が対応するかというと、
逆に20キロ圏内を解除したり、一部ですね。
あるいは郡山や福島市の一部では非常にまだ線量が高いところがあるんですが、
そこら辺に対して普通に子どもたちが生活するような状況。
それはしてもいいんですけれども、
ちゃんときちんとここの部分は危ないとか情報を提供しなくてはいけないんですが、
そこを外しているんですね、そっちの方が怖いなと。

要するに知っていてきちんと放射能を管理したうえでの生活と、
知らないで被ばくするというのは全然レベルが違うんで、
だから、安全という判断をしてもいいし、危険という判断をしてもいいんですけれど、
「情報公開というのをきちんとやってください」と。
ここの部分を昨年の3月11日から、ずーっと政府に対して、そして県に対していい続けているんですが、
それを言っていると、「デマ」だとか言われたりするんですね。
一回も住民たちに向かって「あなた達逃げなさい」と僕は言ったことが無いんですよ。
全て情報の出所と、把握しているのは政府や政治家や行政の人間なんで、
その人たちが
「情報を持っているんだったら、ちゃんと責任を持っていろんな判断をして下さい」としか言っていないんですが、
ちょっと、やや日本の全体の言論空間が非常に感情的になっているんで、
その放射能による事実を伝えるだけでも、もう大騒ぎをして、
「あいつは危ない」というふうになってしまうんですね。


加速するタブー「被ばく・放射能」

バラカン:
いったいどうなっているんだろうね、
少しはその、タブーのような雰囲気は無くなったかのように思っていたんですけれど、
そうじゃないんですね。

上杉:
原発のタブーは大分無くなりました。
私もこうやって「原発」って言っても平気ですけれども、
前はね、一年前はここで言っただけで原発に賛成反対の大騒ぎになっていましたから、

バラカン:ま、この番組は別としてね。

上杉:
他のところでは言えなかったんです。
それは、やはり東京電力、
国会の事故調で今色々と呼ばれて、勝俣会長とか、海江田さんは昨日呼ばれましたけれど、
これは来週からは元枝野官房長官、菅元総理も呼ばれますが、
そういう意味では原発の事に関して、やっと日本人の中で議論になってきたんです。
これは昔で言えば、拉致ですとかね、それからいろんな問題がタブーだったのが、
みんなが言いだすと横並びなんでメディアも言いだしたんですね、
ま、東京電力から広告費なんかも見込めないとか、そんなビジネス上の問題もあってここはOK。

ところが、被ばくとか放射能に関してまだタブーですね。
むしろタブーがかなり加速
して、これは朝日新聞の連載「25年の轍」もそうですが、
これはタブーを認めている訳です。新聞テレビは。

バラカン:
はい。
ここに目の前に記事があるんですけれど、
5月2日の新聞に載っていたものなんですけれど、福島のコミュニティーFMの人の話なんですね。

上杉:
そうですね、これはもうとにかくずっとですね、
放射能ということを伝えることに対してにタブーがあるということで、
自分でその番組で触れた瞬間に、
基本的には「とんでもない!」というメールが着たり、
あるいは社内での話し合いで実際に放送ができなくなるという事が起こっているんですが、
この記事自体はですね、
たとえばこれは10月なんですよ、全部取材しているのが。

バラカン:あぁー・・・

上杉:つまり、なんで今なんだ?と。

バラカン:やっと掲載されたという事ね。

上杉:
たとえば25年の轍、チェルノブイリから25年なんですが、今は26年ですよね。
つまり朝日新聞の社会面に出すだけでも、これを載せるのに半年以上かかっちゃう訳です。

バラカン:う~~ん・・・

上杉:
ようするにこれだけ。
で、ここにサクッっと書いてありますけど、これは新聞に書いてあることですね。
朝日新聞。
またちゃんと言わないとまた「あおった」という事になりますけど、
鈴木さんという福島在住の方がですね、妊娠されたという事が分かって、
そして、昨年11月に長男が生まれたんですが、心臓に穴が開いていたと。
で、これによって改めて放射能と健康について考えさせられたと。
これがやっぱり、普通に福島に住んでいる人には不安な訳です。
だからちゃんと対応しましょうと。
これが放射能由来かどうかはそれは別問題です。
こういうふうに不安に思っている人が増えているんで行政はちゃんと検査をしなくてはいけないんですが、
今、福島県では甲状腺も血液もそうですが、基本的には「検査をするな」という事を、
福島医大の山下俊一副学長がメールで流し、そして医師もそれに従わざるを得ないと。

それで今たまたまツイッターできましたけれど、
福島のお医者さんが「いい加減にしてくれ」という事で、今声を始めてあげたんですね。
小児科医の方が。
もう子どもの検査だけさせてくれと。
つまり検査もしないで「安全だ」というのはおかしいですよね。

バラカン:あり得ない話ですよね

上杉:
検査をすれば安全な人が殆どなんで安心するのに、
検査しないで「安全だ、安全だ」と。その代わり「検査をしません」
これが不安をあおっているのに、
要するに、不安をあおって言うのは放射能の事を言っている人じゃなくて、そういう行政やマスコミなんですね。
だからこれはきちんと対応して欲しいと。


拠点は福島

バラカン:上杉さんは今福島を拠点にしているという言い方でいいんですか?

上杉:
そうなんです。本当は拠点に本当は住もうと思ったんです。
でも一つ大きな理由があって、12月31日に向こうで探し出して、郡山含めて。
ただ、いわきとか郡山って今不動産が空いていないんですよ。

バラカン:え?

上杉:
たとえば、浜通りから逃げてきた人、引っ越してきた人。
さらに原発作業員の方がいて、彼らが部屋を押さえているんで、ま、
中には賃料が上がっているところもあるんですね、不動産で。
で、かりに僕がそこで行ってしまうと、ひとつの家族の場所を奪う事になるし、

バラカン:なるほど

上杉:
その際邪魔なので、自分はホテルでとりあえず暮らせるので、
だから行った時は基本的にホテルとか旅館にしているんですね。
それも結構ないんですけれど。
だから出来るだけそういう意味では、ま、そちらの方が優先ですよね、当り前ですけど。
その邪魔はしないで、数年経ったらたとえば拠点で部屋が空くんだったらそこに住もうと。
まずは、地元の方の生活がいちばん最大の重要なテーマなんで。
それを言って、
福島の事を考えればそういう選択しかないんですね。
で、後は、気になるのは
福島の方自体がいろんな方がいます。これは当たり前ですけれど。
その中でも、やはり、かなりですね放射能の事に関して敏感なお母さん、お子さんをお持ちの方というのは
意外ともう、外に出たり、あるいは出れない方も日々の生活というのは気を付けているんですね。
ところが中には、やはり人間っていうのは見たいものを見たいですから、
信じたいものを信じたいんで、放射能があるにもかかわらず、
「もういいよ」と「変わらないんだ」ということになって、
普通の生活をされている方もいるんです。


「ひばくなう」とあえてつぶやく

バラカン:
あの、この前ね、上杉さんとご一緒したイベント、
福島市の、ま、ちょっと、駅の方からちょっと離れたところだったんですけど、
そこでもね、値がモニタリングポストによって、高いところもあれば低いところもあるんだけど、
毎日毎日そういう数字を見ているとね、麻痺してしまうっていうのがね、
その一日行っただけでも解ったんですよ、よく。

上杉:あぁ・・そうですね
で、それが変わるわけじゃないんで、だから行政が、政治が、っていう事を言い続けているのは、
一般の人が判断できないんですよ。
賠償の関係もあって。
ところがその政治の責任を負わないし、
マスコミもその人たちが居心地良く過ごす事とは別に事実を知らせなくてはいけないんですね。
それで判断しなくてはいけないのに、
マスコミも「放射能を扱わないようにしましょう」って一致してなっているので、
「被ばく」という言葉を使わないと。
「被ばく」という言葉を使えば、「なんでそんな事を言った!福島の人を傷つけた」という事になる
んで、
私も先週の日曜日、あえて福島第一原発の横に行って「被ばくなう」とつぶやいたのにはそういう意図があるんです。

バラカン:なるほどね

上杉:それは一年前に「メルトダウン」と言ったら同じように叩かれたんです。

バラカン:うん。

上杉:
放射能は出ていると。
これは日本の本当に悪い癖で、
ま、戦中もありましたよね。
戦争に負けているのに「戦争に負けた」って言った瞬間に非国民だと。
事実を知らせることと守ることはまた別なのに、
そしてそのうえで守ればいいものを、事実を伝えない
という事がまた始まりだしたというふうに思いますね。



勝俣会長の責任転嫁(国会事故調)

バラカン:事故調査委員会の話をさっきちょっとなさっていましたね

上杉:
いよいよ佳境に入ってきて、6月に報告書なんですが、
勝俣東京電力の会長を月曜日に呼んで、そして海江田さんを昨日呼んだんです。
で、来週は菅さん枝野さん。
ビックリしたのはですね、取材していて、
勝俣会長。
「その責任はあるのか?」って言ったら
判断は総理と細野元補佐官が当時やっていたんで彼らのせいだ」と。
彼らがいろいろきてゴチャゴチャやったんで作業の邪魔になった」と言ったんです。
そんな事言ったって東京電力の権限だろうといったら
勝俣会長が「いや、私じゃなくて清水社長と武藤副社長がその担当なんで、私は知らない」と。

バラカン:「あなたは責任転嫁しかできないんですか?」という質問は出なかったんですか?


事故調での海江田発言をメディアが報じない理由


上杉:
そういう質問をしました。
野村修也さん、委員のですね。
国会事故調というのはこれは法律で決まったものなので参考人質疑なんですよ。
さらにこれの上位の国政調査権の発動要請が出来るんですよ。
それはどういう事かというと、国会での参考人招致並びに、要するに証人喚問です。
そうすると、これに逆らうと偽証罪でやられるのが国会議員。
で、それで昨日呼んだのが海江田元経産大臣ですね。
彼の発言を聞いていると
「情報隠ぺいに騙された」そして半ば人災を認めています。
そして「伝言ゲームになってしまったんで対応できなかった」と認めたんですよ。
で、これをメディアがあまり大きく報じない理由がひとつあって、
3月にそれを逆に報じていたんです、みんな。
だから、今更海江田さんの事を言ってしまうと、自分たちも誤報を報じた事になってしまうんであんまり扱わないと。



誰かが嘘をつかなくちゃいけない

ただ、最大の問題は国会事故調がいよいよ菅総理と枝野さんを呼ぶんですね。
そうすると、海江田さんの言った事を否定する、
そして勝俣会長の言った事を否定するという事は、誰かが嘘をつかなくちゃいけないんです。
囚人の論理じゃないですけれど、枝野さん菅さん。
誰かが今回責任を取らなくてはならないことになるわけですよね。
国会事故調はこれは法律で決まったものですから、嘘つけないんで。
そうすると来週報告書を含めて、いよいよ今回の事故の誰かが責任を取ると。
つまり犯人探しをしてもしょうがないという意見もあるんですが、
先日行ってきたドイツもそうですが、ヨーロッパも含めてこういう事故があった時には責任を取るんですね。
それでやるというのが国会事故調です。

バラカン:あーっ、またまた唖然としましたね。いつも上杉さんありがとうございます。





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comment 1
コメント
上杉隆の話を聞いていたら、またまた唖然としました
「被ばくなう」とつぶやいただけで、あれほどの批難が殺到するってことは、
「戦争に負けてる・・・」と呟いた途端に非国民よばわりされた
戦前の日本と変わらないように思われる

もっともその批難の発信元はほとんど
東京電力に違いないとオレは踏んでるけど
そんな情報操作にいとも簡単に乗せられ
戦争に巻き込まれたのが
戦前の日本国民だったことを顧みれば
現代の日本人も相当洗脳されているって
思わざるをえない。。。

 
そういえばガイガーカウンター付携帯電話の発売を国が邪魔してるって本当だろうか?
「個人が線量を測っちゃいけない」なんて国策は
絶対に許せない!
「今、福島県では甲状腺も血液もそうですが、基本的には「検査をするな」という事を、
福島医大の山下俊一副学長がメールで流し、そして医師もそれに従わざるを得ないと」
なんて信じられない話だけど
あの山下を福島医大の副学長にしてしまった日本だから
まんざらありえない話だとも思えない

でも
5・5原発全停止だけは
上杉さんのいうこともわかるけど、
5・5までに再稼働させたかった国に対して
それを許さなかった世論の勝利だったと
いう鎌田慧さんの肯定的評価をオレは
支持したいと思う

原発再稼働を永遠に許さないという
世論形成を成し遂げることからしか
日本を救う道はないからだ
himadarake | 2012.05.23 04:13 | 編集
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