・内閣府原子力委員会の小委員会で推進派が非公開に集まり選択肢案の総合評価を書き換えていたことについて
・高速増殖炉原型炉”もんじゅ”について、文部科学省が廃炉を含めた4つの選択肢について
・処理された高濃度の放射性物質が入っている無数の塔の危険性について
・核廃棄物は宇宙に捨てちゃいけないの?
・WHO世界保健機関がまとめた福島原発事故の全身被ばく量について
2012年5月24日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
核燃サイクル見直し、原子力委が事業者と事前会合
日本経済新聞2012/5/24 13:53
内閣府原子力委員会が核燃料サイクル政策の見直しを巡って、
電気事業連合会や日本原燃など原子力発電の推進側関係者だけを集めた会合を開き、
小委員会で議論する報告書の原案を事前に示していたことが24日分かった。
会合は4月24日に開かれ、小委員会の座長を務める鈴木達治郎・原子力委員長代理も出席。
鈴木氏は「資料を作る上でデータ提供や事実確認をしてもらった」と説明。
会合後に再処理を推進する事業者側に有利に原案を書き換えたとの一部報道については
「小委員会の委員以外の意見で報告書を変えたことはない」と否定した。
藤村修官房長官も24日午前の記者会見で
「(報告書案の)書き換えがされた事実はない。(報告書案について会合で)説明も議論もしていない」と述べた。
報告書は5月16日の小委員会で大筋合意。
使用済み核燃料の「全量再処理」、
再処理をやめて地中に埋め立てる「全量直接処分」、
再処理・直接処分の「併存」の3つの選択肢を決め、それぞれ経済性など7つの観点を踏まえて総合評価した。
原子力委は報告書を月内にも政府のエネルギー・環境会議に報告する。
もんじゅ:廃炉含め4案提示 文科省
毎日新聞 2012年05月23日 21時13分(最終更新 05月23日 22時06分)
日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の将来の研究開発の進め方について、
文部科学省は23日の原子力委員会新大綱策定会議で、廃炉を含めた選択肢4案を示した。
政府がもんじゅ廃炉案を本格検討するのは初めて。
4案は、
(1)運転開始後10年以内の実用化を目指して従来通り推進
(2)当面3~5年運転し実用化が可能か判断
(3)実用化を断念し国際的な増殖炉研究施設として活用
(4)廃炉にして基礎研究のみ継続--としている。
もんじゅは原発の使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」の要に位置づけられてきたが、
原子力委の専門部会は16日、
▽使用済み核燃料をすべて再利用する「全量再処理」
▽すべて地中に埋める「全量直接処分」
▽両者を併用--の3選択肢を提示した。
文科省案では、全量直接処分を選ぶ場合は使用済み核燃料が得られないので高速増殖炉は(3)と(4)になる。
全量再処理または併用を選ぶならば(1)と(2)が選択肢になる。
【阿部周一】
WHOが被ばく線量推計、福島2カ所で最大50ミリシーベルト
ロイター 2012年 05月 24日 10:56 JST
[ジュネーブ 23日 ロイター]
世界保健機関(WHO)は23日、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて、
住民の被ばく線量を推定した報告書を発表した。
専門家らによると、全身の被ばく線量が最も高かったのは、
福島県浪江町と飯舘村の2カ所で10─50ミリシーベルト。
このほかの同県全域では1─10ミリシーベルト、
日本のほぼ全域では0.1─1ミリシーベルトだった。
WHOによると、全身被ばく線量が100ミリシーベルトを超える場合、がんのリスクが高まるという。
一方、幼児の甲状腺の被ばく線量は、浪江町で100─200ミリシーベルトだった。
報告書は、日本政府が震災後から昨年9月までに公表した、
大気や土壌、水や食物に含まれる放射性物質の濃度を基に作成された。
続きを読むに
内容を書き出しました(毎日新聞スクープ記事も)
千葉:
まず最初の質問なんですけれども、さっきニュースでも伝えましたが、
核燃料サイクルの今後の在り方を検討している内閣府の原子力委員会の小委員会というところが、
使用済み核燃料の処理方法を議論する中で、全量再処理などの3つの選択肢を作ったんですけれども、
それが電力会社など核燃料サイクルの推進側に有利になるように
選択肢の総合評価を書き替えていたことが分かった、という事なんですね。
小委員会に提出する前に、実は核燃料サイクルの推進側だけで、
別に非公開で集まって、勉強会と称して資料を検討していたらしいんですけれども、
小出さん、政府の会議というのはこういうもんなんですかね。
小出:ま、昔からそういうものでしたし、未だにやっているんだなぁというのが私の正直な感想です。
池田昭:まさに原子力ムラの願望を・・ですよね、これは。
小出:そうですね、全く変わってないですね。
千葉:
結論ありきと思われても仕方がないなという感じもするんですけれども、
そんな中ですね、高速増殖炉原型炉”もんじゅ”について、
文部科学省が廃炉を含めた4つの選択肢を示したというニュースも入っております。
その中の一つにですね、「実用化を断念し、国際的な増殖炉研究施設として活用」という選択があるんですけれども、
これ、よく読んでみると実用化できない高速増殖炉をこれから研究する意味っていうのはあるんでしょうか?
小出:不思議ですね、どういう日本語なのか私には理解できませんでした。
千葉:
で、もう一つの選択肢としましてはね、
「廃炉にして基礎研究のみ継続」というのもあるんですけれども、
研究し続ける限りは施設はあり続けるという事なのかな?と思うんですが、
小出:
しかし廃炉にしたらばもう動かないじゃないですかww
それもどうするんですかね( ´艸`)★。、::。.::・'゜
千葉:ですよね!
小出:はい
千葉:
ですよね、だから個の選択肢としての日本語自体が、
なんかよく分からないというか、適切でないという感じですよね。
池田:
なんか、さっきの核燃料サイクルの推進の話、勉強会と同じように、
なんかこれもそういう推進派の当事者が自分たちの利害のために残している文言としか思えないですよね。
小出:
池田さんが読みとられた通りに私も思いますし、
本当に困った人たちだし、全然変わらないんですね、彼らは。
千葉:
ここで、リスナーの方から小出さんに沢山質問がきていますのでこちらの方を聞いていきたいと思うんですけれども、
まず最初は東京都の方、
「福島第一原発では汚染された冷却水の処理をながーーいパイプを張り巡らせて行っているんですが、
処理された放射性物質を入れた塔がすでに無数に置かれていました。
この塔が壊れたら致死量が漏れますよね」
という事なんですが、こちらが調べたところ、
鉄とコンクリートでできている塔のようなものが沢山あるようなんですが、
これ、雨ざらしでは鉄とコンクリートでできていても長持ちするものではないですよね。
小出:
長くは持ちません。
その中には、汚染された水の中に含まれているセシウムという放射性物質を吸着させたゼオライトであるとか、
あるいは水処理して出来た沈殿であるとかというようなものが詰めてあるのだと私は思います
で、猛烈な放射能濃度になっている筈ですので、むき出しには置いておけない。
ですからコンクリートや鉄の容器のようなものに入れて、遮蔽をしながらとにかく置いてあるという事だと思いますが、
いずれにしても長くはもちません。
これからそれをどうするのか、地面に埋めるのか、あるいは・・・
本当にこれはどうするのかな・・・、私もどうしたらいいのか良く分かりませんが、
もっと別に専用の置き場をですね、新たにしっかりしたものを作ってそこに移すとか、
何がしかのことを、近い将来のうちにやらなければいけなくなります。
千葉:近い将来というのは、ここ何年かのうちに?
小出:はい
多分数年のうちにはやらなければなりません。
千葉:ですよね、
でも、使用済み核燃料ですら捨てる場所がないのに、こんなゴミどこに置いておいたら・・っていうことですよね。
小出:
元から原子力発電所から出てくるゴミはどうしたらいいか解らないまま今日まできているのですから、
その一部が、ま、にわかに問題になってわたしたちの前に立ち現われてきたという事ですね。
千葉:
これまた同じように冷却水の処理のながーいパイプをめぐらせて、
処理し続ける限り子のごみは増え続けるという事ですよね
小出:どんどん増えていきます
千葉:はぁ~・・
どうなっていくのかと・・・そういう感じですけれども
もう一つですね、ゴミに関する質問がきていまして、
「核廃棄物の処理についての質問ですが、私が学生の頃、30年前の原子力討論会では、
『そんなものロケットに大量に積んで遠くに捨てればいいさ』で意見が一致していました」
という話なんですが、
「コスト的な問題、技術的な問題があるかもしれませんが、
基本的に宇宙へ捨てるという考え方は批判されるものでしょうか?」
という質問で、
小出:リスナーの方がおっしゃったように宇宙に捨てるという方策は考えられた事があります。
千葉:えっ!?ほんとうに?本当にそれが論議された事があるんですか?
小出:
はい、あります。
「宇宙処分」という名前で私たちはそれを呼んでいましたが、議論された事がありました。
しかし、ですが、
みなさんお分かりいただけると思いますが、
ロケットというものは時々失敗して落ちてくるのです。
千葉:そうですよね
小出:
スペースシャトルだって、
打ち上げた途端にみんなが見ている目の前でバラバラになって落ちてきたりしたわけですから、
「もし失敗したら取り返しがつかない」ということで、
これはやはり技術的に出来ないという事になって、選択肢からはもうすでに外れてしまっています。
千葉:
はぁ・・いや、でも私達が普通に考えても「それは無理じゃないかな」と思うような話なんですけれども、
それが専門家の間できちんと論議された事があったということなんですね、
小出:
はい、
要するに放射性物質を消す力を持っていませんので、
私達がいる世界からどこか別の世界へ持って行くか、あるいは何処かに隔離するか、
もうそれしか選択肢がないのです。
ですから苦しまぎれにあれこれと考えてきたのですけれども、
どれも現実的な選択肢になり得ないで、
今は地面のとにかく埋めようというのが唯一残っている選択肢になってしまっています。
千葉:
ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・
そんな中放射性廃棄物は増え続けている状況が続いているという事ですね。
小出:
そうです。
これからもし再稼働という事になれば、
またそれをどんどん作ってしまうという、その選択をするという事なのです。
千葉:はぁぁぁぁ・・・
池田:もう、私達のその生き方の問題ですよね、もう、こうなってくるとね。
小出:
そうですね、
「自分で始末の出来ないゴミを作るか」という、そういう事だと思います。
千葉:
はい、続いては、またニュースに関する質問なんですけれども、
福島原発事故による、外部内部被ばくの推定値というのをですね、
WHO世界保健機関がまとめました。
それによりますと全身の被ばく線量は、
原発周辺の浪江町などの住民の全身被ばくが、10ミリシーベルトから50ミリシーベルト。
千葉県や茨城県などは0.1ミリシーベルトから10ミリシーベルト。
そして、大阪府などは0.1ミリシーベルトから1ミリシーベルトとなっていまして、
日本政府は「この数字は現実よりは明らかに高い」というふうにいっているんですけれども、
小出さんは高いと思いますか?
小出:
高いかどうかは私には分かりません。
大阪等が1ミリシーベルトにならないというのは多分そうだと思いますけれども、
事故直後の政府の対応が大変混乱したが為に、
放射能の雲に巻き込まれてしまった人たちがいたりしたわけで、
そういう人たちの被ばく量というものをどうやったら正確に評価できるのかということが
いまだによく分からない状態になっているのです。
考えていただければこれもいいと思うのですが、
本来ちゃんとしたデータがあるのであれば、日本政府がやればいいのです。
やって「こうだった」と言って報告すればいいのですが、
日本の国内でそれをやることができなかったが為に、WHOにやってもらったというような、
そういう、言ってみれば、恥ずかしい形になっているのです。
千葉:
そうですね、
WHOはですね、食品による内部被ばく量の推計では、
「全食品が検査されている訳ではなくて、規制値が超えた食品が流通した可能性は否定できない」というスタンスで、
規制値超えの食品も少量食べたという前提で推計をしているんですけれども、
この計算方法についてはどう思われます?
小出:
当然そうだろうと思いますし、
現地の人達はむしろ、測定もしないまま自分で作っているものを食べている方々もやはりいらっしゃるだろうと思うし、
単純に計算ができることではないと私は思います。
---以下に毎日新聞のスクープ記事転記
<核燃サイクル「秘密会議」>まるでムラの寄り合い
毎日新聞 5月24日(木)2時30分配信

4月24日の秘密会議(勉強会)に配布された議案の原案。表紙の右上には「取扱注意」と記載されている
(※↑画像をクリックすると元のページが開きます)
扉の向こうに信じがたい光景が広がっていた。
4月24日、東京・霞が関で開かれた「勉強会」と称する核燃サイクルを巡る秘密会議。
一線を画すべき国家公務員と電気事業者が談笑する様は、まるで「原子力ムラ」の寄り合いだ。
参加者の手元にはなぞの文書が配られる。
取材班は後に内閣府原子力委員会の小委員会で示される報告案の原案だったことを突き止めた。
【核燃サイクル取材班】
【核燃サイクル原案】秘密会議で評価書き換え 再処理を有利
◇反対派批判、一斉に笑い
4月24日午後5時前、東京・霞が関の中央合同庁舎4号館7階743会議室。
開けっ放しのドアから三々五々、背広姿の男たちが入室していくのを記者は目撃した。
原子力委員会、内閣府、経済産業省・資源エネルギー庁、電気事業連合会、日本原燃、東京電力……。
反対・慎重派の姿はなく、推進派ばかりだ。
青のワイシャツ姿の男が脇に書類の束を抱えて入室してきた。机にどんとおろす。
一山にすると崩れるからか二山に分けて置いた。高さは片方が20センチ、もう片方が10センチぐらいだろうか。後に判明した事実によると、文書は「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会」の報告案の原案。実際に審議されたのは14日も先だ。
2人の内閣府職員が「ロ」の字に並べられた机の上に1部ずつ原案を配布していく。
電事連幹部らが笑顔で受け取る。
扉のすぐそばに座っている高速増殖原型炉「もんじゅ」を運営する「日本原子力研究開発機構」幹部は熟読していた。
やがて雑談が始まり、
1人が反対派の論客である環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長らの名前を挙げ批判すると、
一斉に笑い声が起こった。
午後5時10分、開けっ放しだった会議室のドアが静かに閉まり、秘密会議が始まった。
関係者によると、青森県六ケ所村の再処理工場を運営する「日本原燃」幹部が
再処理事業の生き残りを意味する「再処理・直接処分併存(併用)」政策で小委員会の議論をまとめるよう依頼した。
「六ケ所をやめて直接処分にするとあちこちが大変になる」と強調する幹部。
再処理事業が破綻すると、
六ケ所村に貯蔵中の約2919トンの使用済み核燃料は施設外に搬出しなければならないとされる。
小委員会は今月23日、
新大綱策定会議に併存に有利な表現の並んだ「総合評価」を盛り込んだ取りまとめを報告した。
経産省関係者は
「再処理しても最後はごみを捨てなければならない。
政府と役人が一体となって最終処分場を造るために汗を流さなければならない時に、
時間稼ぎに過ぎない政策を推進している」と嘆いた。
◇「うっかり」は通用しない
長期的な原子力政策を論議する「新大綱策定会議」(議長・近藤駿介原子力委員長)の議案が
原発再稼働の妨げになるとして隠蔽(いんぺい)された問題を毎日新聞が報じた(8日朝刊)際、
近藤氏は主に二つの理由から「問題ない」との見解を示した。
しかし、秘密会議問題で発覚した経緯に照らすと、今度は同じ弁明は通用しない。
議案隠蔽問題は4月19日、事務局の内閣府職員が
「(原子力と)地域社会との共生」と題した同24日の策定会議の議案を
経済産業省・資源エネルギー庁や電気事業連合会に渡したところ
「『(地域には再稼働に慎重な)滋賀県は含むのか』と追及され策定会議が紛糾する」と言われ、
この議案をとりやめたというもの。
近藤氏は電気事業者に渡った点を不適切としながらも
「議案ではなくメモ。議案なら(パソコンのプレゼンテーションソフトである)パワーポイント形式にする」
「事務局がメモをうっかり電子メールで流してしまった」などと釈明した。
しかし今回発覚した秘密会議疑惑で配られた原案はパワーポイント形式。
さらにメールではなく会議室で事業者に手渡している。
所管大臣である細野豪志原発事故担当相は議案隠蔽発覚時、近藤氏擁護論を展開した。
対応が注目される。【核燃サイクル取材班】
【ことば】原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会
東京電力福島第1原発事故を受け、
使用済み核燃料の再処理政策を見直すために内閣府原子力委員会が設置した有識者会議。
原子力委員長代理の鈴木達治郎座長と大学教授ら計7人が昨年10月~今月16日、計15回議論した。
政府のエネルギー・環境会議は夏にも革新的エネルギー・環境戦略を打ち出す方針で、
小委員会の取りまとめは経済産業省の総合資源エネルギー調査会や
環境省の中央環境審議会の議論などとともに反映される。
核燃サイクル原案:秘密会議で評価書き換え 再処理を有利
毎日新聞 2012年05月24日 02時30分(最終更新 05月24日 02時57分)
内閣府原子力委員会が原発の使用済み核燃料の再処理政策を論議してきた
原子力委・小委員会の報告案を作成するため4月24日、
経済産業省・資源エネルギー庁、電気事業者ら推進側だけを集め
「勉強会」と称する秘密会議を開いていたことが分かった。
表紙に「取扱注意」と記載された報告案の原案が配られ、
再処理に有利になるよう求める事業者側の意向に沿って、
結論部分に当たる「総合評価」が書き換えられ、小委員会に提出された。
政府がゼロベースの見直しを強調する裏で、政策がゆがめられている実態が浮かんだ。
小委員会は修正後の総合評価を踏襲して取りまとめ、23日、
「新大綱策定会議」(議長・近藤駿介原子力委員長)に報告して事実上解散した。
近く政府のエネルギー・環境会議に報告される。
毎日新聞はA4判79ページの資料を入手した。
表紙右上に「4/24勉強会用【取扱注意】」、
表題は「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会(第13回)」で、
4月27日に論議される予定の報告案の原案だった。

・高速増殖炉原型炉”もんじゅ”について、文部科学省が廃炉を含めた4つの選択肢について
・処理された高濃度の放射性物質が入っている無数の塔の危険性について
・核廃棄物は宇宙に捨てちゃいけないの?
・WHO世界保健機関がまとめた福島原発事故の全身被ばく量について
2012年5月24日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
核燃サイクル見直し、原子力委が事業者と事前会合
日本経済新聞2012/5/24 13:53
内閣府原子力委員会が核燃料サイクル政策の見直しを巡って、
電気事業連合会や日本原燃など原子力発電の推進側関係者だけを集めた会合を開き、
小委員会で議論する報告書の原案を事前に示していたことが24日分かった。
会合は4月24日に開かれ、小委員会の座長を務める鈴木達治郎・原子力委員長代理も出席。
鈴木氏は「資料を作る上でデータ提供や事実確認をしてもらった」と説明。
会合後に再処理を推進する事業者側に有利に原案を書き換えたとの一部報道については
「小委員会の委員以外の意見で報告書を変えたことはない」と否定した。
藤村修官房長官も24日午前の記者会見で
「(報告書案の)書き換えがされた事実はない。(報告書案について会合で)説明も議論もしていない」と述べた。
報告書は5月16日の小委員会で大筋合意。
使用済み核燃料の「全量再処理」、
再処理をやめて地中に埋め立てる「全量直接処分」、
再処理・直接処分の「併存」の3つの選択肢を決め、それぞれ経済性など7つの観点を踏まえて総合評価した。
原子力委は報告書を月内にも政府のエネルギー・環境会議に報告する。
もんじゅ:廃炉含め4案提示 文科省
毎日新聞 2012年05月23日 21時13分(最終更新 05月23日 22時06分)
日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の将来の研究開発の進め方について、
文部科学省は23日の原子力委員会新大綱策定会議で、廃炉を含めた選択肢4案を示した。
政府がもんじゅ廃炉案を本格検討するのは初めて。
4案は、
(1)運転開始後10年以内の実用化を目指して従来通り推進
(2)当面3~5年運転し実用化が可能か判断
(3)実用化を断念し国際的な増殖炉研究施設として活用
(4)廃炉にして基礎研究のみ継続--としている。
もんじゅは原発の使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」の要に位置づけられてきたが、
原子力委の専門部会は16日、
▽使用済み核燃料をすべて再利用する「全量再処理」
▽すべて地中に埋める「全量直接処分」
▽両者を併用--の3選択肢を提示した。
文科省案では、全量直接処分を選ぶ場合は使用済み核燃料が得られないので高速増殖炉は(3)と(4)になる。
全量再処理または併用を選ぶならば(1)と(2)が選択肢になる。
【阿部周一】
WHOが被ばく線量推計、福島2カ所で最大50ミリシーベルト
ロイター 2012年 05月 24日 10:56 JST
[ジュネーブ 23日 ロイター]
世界保健機関(WHO)は23日、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて、
住民の被ばく線量を推定した報告書を発表した。
専門家らによると、全身の被ばく線量が最も高かったのは、
福島県浪江町と飯舘村の2カ所で10─50ミリシーベルト。
このほかの同県全域では1─10ミリシーベルト、
日本のほぼ全域では0.1─1ミリシーベルトだった。
WHOによると、全身被ばく線量が100ミリシーベルトを超える場合、がんのリスクが高まるという。
一方、幼児の甲状腺の被ばく線量は、浪江町で100─200ミリシーベルトだった。
報告書は、日本政府が震災後から昨年9月までに公表した、
大気や土壌、水や食物に含まれる放射性物質の濃度を基に作成された。
続きを読むに

千葉:
まず最初の質問なんですけれども、さっきニュースでも伝えましたが、
核燃料サイクルの今後の在り方を検討している内閣府の原子力委員会の小委員会というところが、
使用済み核燃料の処理方法を議論する中で、全量再処理などの3つの選択肢を作ったんですけれども、
それが電力会社など核燃料サイクルの推進側に有利になるように
選択肢の総合評価を書き替えていたことが分かった、という事なんですね。
小委員会に提出する前に、実は核燃料サイクルの推進側だけで、
別に非公開で集まって、勉強会と称して資料を検討していたらしいんですけれども、
小出さん、政府の会議というのはこういうもんなんですかね。
小出:ま、昔からそういうものでしたし、未だにやっているんだなぁというのが私の正直な感想です。
池田昭:まさに原子力ムラの願望を・・ですよね、これは。
小出:そうですね、全く変わってないですね。
千葉:
結論ありきと思われても仕方がないなという感じもするんですけれども、
そんな中ですね、高速増殖炉原型炉”もんじゅ”について、
文部科学省が廃炉を含めた4つの選択肢を示したというニュースも入っております。
その中の一つにですね、「実用化を断念し、国際的な増殖炉研究施設として活用」という選択があるんですけれども、
これ、よく読んでみると実用化できない高速増殖炉をこれから研究する意味っていうのはあるんでしょうか?
小出:不思議ですね、どういう日本語なのか私には理解できませんでした。
千葉:
で、もう一つの選択肢としましてはね、
「廃炉にして基礎研究のみ継続」というのもあるんですけれども、
研究し続ける限りは施設はあり続けるという事なのかな?と思うんですが、
小出:
しかし廃炉にしたらばもう動かないじゃないですかww
それもどうするんですかね( ´艸`)★。、::。.::・'゜
千葉:ですよね!
小出:はい
千葉:
ですよね、だから個の選択肢としての日本語自体が、
なんかよく分からないというか、適切でないという感じですよね。
池田:
なんか、さっきの核燃料サイクルの推進の話、勉強会と同じように、
なんかこれもそういう推進派の当事者が自分たちの利害のために残している文言としか思えないですよね。
小出:
池田さんが読みとられた通りに私も思いますし、
本当に困った人たちだし、全然変わらないんですね、彼らは。
千葉:
ここで、リスナーの方から小出さんに沢山質問がきていますのでこちらの方を聞いていきたいと思うんですけれども、
まず最初は東京都の方、
「福島第一原発では汚染された冷却水の処理をながーーいパイプを張り巡らせて行っているんですが、
処理された放射性物質を入れた塔がすでに無数に置かれていました。
この塔が壊れたら致死量が漏れますよね」
という事なんですが、こちらが調べたところ、
鉄とコンクリートでできている塔のようなものが沢山あるようなんですが、
これ、雨ざらしでは鉄とコンクリートでできていても長持ちするものではないですよね。
小出:
長くは持ちません。
その中には、汚染された水の中に含まれているセシウムという放射性物質を吸着させたゼオライトであるとか、
あるいは水処理して出来た沈殿であるとかというようなものが詰めてあるのだと私は思います
で、猛烈な放射能濃度になっている筈ですので、むき出しには置いておけない。
ですからコンクリートや鉄の容器のようなものに入れて、遮蔽をしながらとにかく置いてあるという事だと思いますが、
いずれにしても長くはもちません。
これからそれをどうするのか、地面に埋めるのか、あるいは・・・
本当にこれはどうするのかな・・・、私もどうしたらいいのか良く分かりませんが、
もっと別に専用の置き場をですね、新たにしっかりしたものを作ってそこに移すとか、
何がしかのことを、近い将来のうちにやらなければいけなくなります。
千葉:近い将来というのは、ここ何年かのうちに?
小出:はい
多分数年のうちにはやらなければなりません。
千葉:ですよね、
でも、使用済み核燃料ですら捨てる場所がないのに、こんなゴミどこに置いておいたら・・っていうことですよね。
小出:
元から原子力発電所から出てくるゴミはどうしたらいいか解らないまま今日まできているのですから、
その一部が、ま、にわかに問題になってわたしたちの前に立ち現われてきたという事ですね。
千葉:
これまた同じように冷却水の処理のながーいパイプをめぐらせて、
処理し続ける限り子のごみは増え続けるという事ですよね
小出:どんどん増えていきます
千葉:はぁ~・・
どうなっていくのかと・・・そういう感じですけれども
もう一つですね、ゴミに関する質問がきていまして、
「核廃棄物の処理についての質問ですが、私が学生の頃、30年前の原子力討論会では、
『そんなものロケットに大量に積んで遠くに捨てればいいさ』で意見が一致していました」
という話なんですが、
「コスト的な問題、技術的な問題があるかもしれませんが、
基本的に宇宙へ捨てるという考え方は批判されるものでしょうか?」
という質問で、
小出:リスナーの方がおっしゃったように宇宙に捨てるという方策は考えられた事があります。
千葉:えっ!?ほんとうに?本当にそれが論議された事があるんですか?
小出:
はい、あります。
「宇宙処分」という名前で私たちはそれを呼んでいましたが、議論された事がありました。
しかし、ですが、
みなさんお分かりいただけると思いますが、
ロケットというものは時々失敗して落ちてくるのです。
千葉:そうですよね
小出:
スペースシャトルだって、
打ち上げた途端にみんなが見ている目の前でバラバラになって落ちてきたりしたわけですから、
「もし失敗したら取り返しがつかない」ということで、
これはやはり技術的に出来ないという事になって、選択肢からはもうすでに外れてしまっています。
千葉:
はぁ・・いや、でも私達が普通に考えても「それは無理じゃないかな」と思うような話なんですけれども、
それが専門家の間できちんと論議された事があったということなんですね、
小出:
はい、
要するに放射性物質を消す力を持っていませんので、
私達がいる世界からどこか別の世界へ持って行くか、あるいは何処かに隔離するか、
もうそれしか選択肢がないのです。
ですから苦しまぎれにあれこれと考えてきたのですけれども、
どれも現実的な選択肢になり得ないで、
今は地面のとにかく埋めようというのが唯一残っている選択肢になってしまっています。
千葉:
ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・
そんな中放射性廃棄物は増え続けている状況が続いているという事ですね。
小出:
そうです。
これからもし再稼働という事になれば、
またそれをどんどん作ってしまうという、その選択をするという事なのです。
千葉:はぁぁぁぁ・・・
池田:もう、私達のその生き方の問題ですよね、もう、こうなってくるとね。
小出:
そうですね、
「自分で始末の出来ないゴミを作るか」という、そういう事だと思います。
千葉:
はい、続いては、またニュースに関する質問なんですけれども、
福島原発事故による、外部内部被ばくの推定値というのをですね、
WHO世界保健機関がまとめました。
それによりますと全身の被ばく線量は、
原発周辺の浪江町などの住民の全身被ばくが、10ミリシーベルトから50ミリシーベルト。
千葉県や茨城県などは0.1ミリシーベルトから10ミリシーベルト。
そして、大阪府などは0.1ミリシーベルトから1ミリシーベルトとなっていまして、
日本政府は「この数字は現実よりは明らかに高い」というふうにいっているんですけれども、
小出さんは高いと思いますか?
小出:
高いかどうかは私には分かりません。
大阪等が1ミリシーベルトにならないというのは多分そうだと思いますけれども、
事故直後の政府の対応が大変混乱したが為に、
放射能の雲に巻き込まれてしまった人たちがいたりしたわけで、
そういう人たちの被ばく量というものをどうやったら正確に評価できるのかということが
いまだによく分からない状態になっているのです。
考えていただければこれもいいと思うのですが、
本来ちゃんとしたデータがあるのであれば、日本政府がやればいいのです。
やって「こうだった」と言って報告すればいいのですが、
日本の国内でそれをやることができなかったが為に、WHOにやってもらったというような、
そういう、言ってみれば、恥ずかしい形になっているのです。
千葉:
そうですね、
WHOはですね、食品による内部被ばく量の推計では、
「全食品が検査されている訳ではなくて、規制値が超えた食品が流通した可能性は否定できない」というスタンスで、
規制値超えの食品も少量食べたという前提で推計をしているんですけれども、
この計算方法についてはどう思われます?
小出:
当然そうだろうと思いますし、
現地の人達はむしろ、測定もしないまま自分で作っているものを食べている方々もやはりいらっしゃるだろうと思うし、
単純に計算ができることではないと私は思います。
---以下に毎日新聞のスクープ記事転記
<核燃サイクル「秘密会議」>まるでムラの寄り合い
毎日新聞 5月24日(木)2時30分配信

4月24日の秘密会議(勉強会)に配布された議案の原案。表紙の右上には「取扱注意」と記載されている
(※↑画像をクリックすると元のページが開きます)
扉の向こうに信じがたい光景が広がっていた。
4月24日、東京・霞が関で開かれた「勉強会」と称する核燃サイクルを巡る秘密会議。
一線を画すべき国家公務員と電気事業者が談笑する様は、まるで「原子力ムラ」の寄り合いだ。
参加者の手元にはなぞの文書が配られる。
取材班は後に内閣府原子力委員会の小委員会で示される報告案の原案だったことを突き止めた。
【核燃サイクル取材班】
【核燃サイクル原案】秘密会議で評価書き換え 再処理を有利
◇反対派批判、一斉に笑い
4月24日午後5時前、東京・霞が関の中央合同庁舎4号館7階743会議室。
開けっ放しのドアから三々五々、背広姿の男たちが入室していくのを記者は目撃した。
原子力委員会、内閣府、経済産業省・資源エネルギー庁、電気事業連合会、日本原燃、東京電力……。
反対・慎重派の姿はなく、推進派ばかりだ。
青のワイシャツ姿の男が脇に書類の束を抱えて入室してきた。机にどんとおろす。
一山にすると崩れるからか二山に分けて置いた。高さは片方が20センチ、もう片方が10センチぐらいだろうか。後に判明した事実によると、文書は「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会」の報告案の原案。実際に審議されたのは14日も先だ。
2人の内閣府職員が「ロ」の字に並べられた机の上に1部ずつ原案を配布していく。
電事連幹部らが笑顔で受け取る。
扉のすぐそばに座っている高速増殖原型炉「もんじゅ」を運営する「日本原子力研究開発機構」幹部は熟読していた。
やがて雑談が始まり、
1人が反対派の論客である環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長らの名前を挙げ批判すると、
一斉に笑い声が起こった。
午後5時10分、開けっ放しだった会議室のドアが静かに閉まり、秘密会議が始まった。
関係者によると、青森県六ケ所村の再処理工場を運営する「日本原燃」幹部が
再処理事業の生き残りを意味する「再処理・直接処分併存(併用)」政策で小委員会の議論をまとめるよう依頼した。
「六ケ所をやめて直接処分にするとあちこちが大変になる」と強調する幹部。
再処理事業が破綻すると、
六ケ所村に貯蔵中の約2919トンの使用済み核燃料は施設外に搬出しなければならないとされる。
小委員会は今月23日、
新大綱策定会議に併存に有利な表現の並んだ「総合評価」を盛り込んだ取りまとめを報告した。
経産省関係者は
「再処理しても最後はごみを捨てなければならない。
政府と役人が一体となって最終処分場を造るために汗を流さなければならない時に、
時間稼ぎに過ぎない政策を推進している」と嘆いた。
◇「うっかり」は通用しない
長期的な原子力政策を論議する「新大綱策定会議」(議長・近藤駿介原子力委員長)の議案が
原発再稼働の妨げになるとして隠蔽(いんぺい)された問題を毎日新聞が報じた(8日朝刊)際、
近藤氏は主に二つの理由から「問題ない」との見解を示した。
しかし、秘密会議問題で発覚した経緯に照らすと、今度は同じ弁明は通用しない。
議案隠蔽問題は4月19日、事務局の内閣府職員が
「(原子力と)地域社会との共生」と題した同24日の策定会議の議案を
経済産業省・資源エネルギー庁や電気事業連合会に渡したところ
「『(地域には再稼働に慎重な)滋賀県は含むのか』と追及され策定会議が紛糾する」と言われ、
この議案をとりやめたというもの。
近藤氏は電気事業者に渡った点を不適切としながらも
「議案ではなくメモ。議案なら(パソコンのプレゼンテーションソフトである)パワーポイント形式にする」
「事務局がメモをうっかり電子メールで流してしまった」などと釈明した。
しかし今回発覚した秘密会議疑惑で配られた原案はパワーポイント形式。
さらにメールではなく会議室で事業者に手渡している。
所管大臣である細野豪志原発事故担当相は議案隠蔽発覚時、近藤氏擁護論を展開した。
対応が注目される。【核燃サイクル取材班】
【ことば】原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会
東京電力福島第1原発事故を受け、
使用済み核燃料の再処理政策を見直すために内閣府原子力委員会が設置した有識者会議。
原子力委員長代理の鈴木達治郎座長と大学教授ら計7人が昨年10月~今月16日、計15回議論した。
政府のエネルギー・環境会議は夏にも革新的エネルギー・環境戦略を打ち出す方針で、
小委員会の取りまとめは経済産業省の総合資源エネルギー調査会や
環境省の中央環境審議会の議論などとともに反映される。
核燃サイクル原案:秘密会議で評価書き換え 再処理を有利
毎日新聞 2012年05月24日 02時30分(最終更新 05月24日 02時57分)
内閣府原子力委員会が原発の使用済み核燃料の再処理政策を論議してきた
原子力委・小委員会の報告案を作成するため4月24日、
経済産業省・資源エネルギー庁、電気事業者ら推進側だけを集め
「勉強会」と称する秘密会議を開いていたことが分かった。
表紙に「取扱注意」と記載された報告案の原案が配られ、
再処理に有利になるよう求める事業者側の意向に沿って、
結論部分に当たる「総合評価」が書き換えられ、小委員会に提出された。
政府がゼロベースの見直しを強調する裏で、政策がゆがめられている実態が浮かんだ。
小委員会は修正後の総合評価を踏襲して取りまとめ、23日、
「新大綱策定会議」(議長・近藤駿介原子力委員長)に報告して事実上解散した。
近く政府のエネルギー・環境会議に報告される。
毎日新聞はA4判79ページの資料を入手した。
表紙右上に「4/24勉強会用【取扱注意】」、
表題は「原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会(第13回)」で、
4月27日に論議される予定の報告案の原案だった。

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