・ホールボディーカウンターはガンマ線しか測れないけど?
・福島第一原発1~6号共用プールに燃料棒が6375体!
・ブラジル人労働者募集について
2012年6月7日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
使用済み燃料、共用プールにあと6400本
昨年3月の記事
特集 福島原発
(2011年3月18日07時22分 読売新聞)
東京電力福島第一原発には、6基ある原子炉建屋の使用済み燃料プールとは別に、
約6400本もの使用済み燃料を貯蔵した共用プールがあり、
津波で冷却装置が故障したまま、水温や水位の変化を把握できなくなっていることが、17日わかった。
すでに数年以上かけて冷却されているため、ただちに爆発する危険は少ないとみられるが、
政府と東電でつくる福島原発事故対策統合本部は、共用プールへの対応も迫られている。
共用プールは、4号機の西約50メートルの建物内にあり、縦29メートル、横12メートル、深さ11メートル。
使用済み燃料を6840本収容できる。
現在、1~6号機の原子炉建屋のプールに保管されている燃料集合体の1・4倍にあたる6375本が貯蔵されている。
東電によると、10日までは水温が30度に保たれていたが、11日の地震後、水温や水位も測定できなくなった。
プールへの給水は自動的に行われているとみられるが、
その水から熱をとるための冷却システムは故障しており、十分な冷却はできていないとみられる。
爆発事故を起こした3号機、4号機に近いため周囲の放射線量が多く、状況を把握できていないという。
ー共用プールの位置ー

福島20k圏の在日ブラジル人作業、大使館照会で登録撤回
中國新聞 12/6/8
【リオデジャネイロ共同】東京電力福島第1原発から20キロ圏内でがれき撤去などを行う作業員として、
人材派遣会社が在日ブラジル人約20人を登録したところ、
在京ブラジル大使館が照会、同社が登録を撤回していたことが分かった。同大使館などが7日、明らかにした。
大阪市の人材派遣会社によると、4月に在日ブラジル人向けのポルトガル語紙で作業員を募集。2
0キロ圏内での作業は1日2時間で日当3万円との条件だった。
数十人から応募があり、うち約20人を登録した。
同社の営業担当者は
「募集後、抗議の電話を相次いで受けており、
ブラジル大使館からの問い合わせがなかったとしても(ブラジル人の登録を)やめるつもりだった」と説明した。
ブラジルの経済成長と日本の不況に伴い、帰国する在日ブラジル人が増える中、
子どもの教育などを理由に日本定住を決めた人も多く、こうした人たちの雇用状況は悪い。
ブラジル外務省は
「在日ブラジル人社会から懸念が出ており、会社側はブラジル人を働かせないことを決めた」としている。
ー求人広告ー

続きを読むに
番組内容を書き出しました。
毎日新聞論説委員の二木一夫さん
ホールボディーカウンターはガンマ線しか測れない
千葉:
福島県郡山市から頂きました
「私が住む郡山市では6月7日から保健所で
ホールボディーカウンターによる内部被ばくの検査を行うそうなんですが、ガンマ線しか測れないと聞きました。
郡山市は福島第一原発から60km前後の距離にありますが、
アルファ線、ベータ線などによる被ばくの恐れはないのでしょうか?
また、あるとしても無視してよいのでしょうか?」という質問です。
小出:
去年の3月11日に事故が起きて、ほぼ1年経ったわけですが、
住民の人達が被ばくをしている主犯人は大気中に放出されたセシウム137と134だと私は思います。
大気中に放出された放射性物質は他にもありますし、
アルファ線を放出するプルトニウム、ベータ線を放出するストロンチウムというようなものもあるのですけれども、
大気中に出た物だけを問題にするのであれば、
わたしはガンマ線を放出するセシウム137と134に注意をしておけばいいと思います。
ただし、これから海の汚染というものが問題になってくると思います。
それの場合にはストロンチウム90という、ベータ線しか出さないというその放射能が大切になりますので、
特に海産物を沢山食べる習慣のある方。
多分漁民の方とかそうだろうとわたしは思うのですが、
そういう方に対してはホールボディーカウンターだけでは不十分だと思います。
千葉:ん・・・あの、別の何か測定装置を使って、ベータ線をきちんと測らないといけないという事ですね。
小出:はい。
ストロンチウム90の場合は外部からはかるという事はほとんど難しいので、
いわゆる排泄物ですね、を、採取して、身体の中にどれだけあるという推定をするという、
そういう大変面倒な測定の仕方にならざるをえません。
でも、海産物を沢山食べるという方に関しては、まずはやってみるべきだと思います。
千葉:被ばくの影響という事を考えたらそれこそ全ての放射性物質の影響を考えないといけないという事ですもんね
小出:
はい、本当はそうなんですけれども、
大気中に出た放射性物質で言うならば、
セシウムに比べてストロンチウムは1000分の1ぐらいしか出ていませんし、
プルトニウムは、またその1000分の1ぐらいしか出ていませんので、
基本的には私は、セシウムに注意をしておけば、大まかでは間違いはないと思います。
福島第一原発1~6号共用プールに使用済み燃料棒が6375体
千葉:
分かりました、次の質問に参ります。
今度は兵庫県の方です。
「福島第一原発の4号機から50メートル離れた場所に1号機から6号機の共同プールというものがあって、
そこには6375本もの燃料棒があるという事なんですが、ものすごい量なんですが、
この共同プールにはいったいどれ位の量のウランなどの放射性物質があると考えたらいいんでしょうか?」
小出:
6375体、共用プールにあります。
たとえば4号機の場合に、2,3,4多分一緒だったと思いますが、
一つの炉心に548体、の燃料しか入りません。
ですから6300と言えば、炉心が12個分ぐらいに相当するでしょうか、
それだけの使用済み燃料がそこにすでにあるということです。
一つの炉心に広島原爆2000発から3000発近い放射性物質が出来ていますので、
それが10幾つということであれば、
何万発分かが、その使用済み共同プールの使用済み燃料プールにあるという事になります。
千葉:一つの炉心だけで広島原爆2000発から30000発ですか
小出:3000発ですね。
千葉:あーー・・・・・
で、この共同プールもずっと冷やし続けて行かなくてはいけないんですよね、
小出:そうです。
千葉:それをもう、何十年も何百年もこのまま続けていかなければいけないという状況になるという事ですか。
小出:
ただ、水というのは大変効率が良くてですね、冷やすという事に向いているのですけれども、
いかんせん液体ですから、漏れてしまったら冷やせなくなるという危険があります。
そのため、水で何時までも冷やすのは困難が伴うだろうという事で、
放射能の量は、次第に減ってきてくれますので、
ある程度まで放射能の量が減った時に、水で冷やすのではなくてプールから引き出して、
空冷でも冷やせるようにしようというそういう計画が今どんどん進んできています。
水で冷やすのを湿式と呼ぶんですが、あと乾式というやり方があってですね、
乾式貯蔵用の金属製の容器というものに入れて、それに放熱用のフィンを付けてですね、
空気中に放熱するようにするというやり方が今どんどん広がってきています。
ですから福島の共用プールの物も多分基本的にはプールから引き出して乾式貯蔵に移るしかないだろうと思います。
二木:
先生、近くの3号機4号機が事故を起こしてですね、
非常に作業をしにくいと思うんですけれども、
小出:そうですね。
二木:空冷にするにはどのくらい時間がかかるんでしょう?
小出:
まず、乾式貯蔵容器というものを作らなければいけない。
その一つ一つの容器が重さ100トンもあるような巨大な容器ですから、
それを、いくつかな・・・ま、何百だと思います。
一つの容器に多分10体とか20体ぐらいしか入らないものですから、
6300も入れようと思えば、何百もそういう容器を作らなければいけない。
そしてそれを雨ざらしにすることは多分出来ないと思いますので、
それが入れられるような巨大な倉庫を作らなければいけない。ということで、
もしやるとしても大変な作業になります。
ブラジル人労働者募集
千葉:わかりました。
続いてはこんなニュースが伝わってきておりまして、
日本にいるブラジル人の方むけの新聞やインターネットにポルトガル語の求人広告が出されて、
福島第一原発のがれき撤去の作業員として、
7月から20人のブラジル人の方が働くという記事が載っていたと伝えられています。
すでに数100人の募集があるそうでして、
作業内容は廃棄物の除去で、
原発から20キロ圏内の場合は一日2時間の作業で、
住むところと一日3食の食事付きで、日当3万円という条件なんですが、
募集のための記事には医療保障などについては何も書かれていないようなんですが、
あの、小出さんはこれを聞いてどう感じられますか?
小出:気が重いです。
千葉:ん・・・
小出:
要するに労働というものは、自分の能力を売るのが普通「労働」だというのだと思うのですが、
今のその福島の労働というのは、
能力を売るのではなくて被ばく・・被ばくの能力を売るんですね。
ですから、事故を収束させるために1人100ミリシーベルト以上を浴びてはいけないというわけですから、
とにかくそれになるまでそこで働くと、
要するにその被ばくの限度を売るのですね。
そういうやり方というのは私は、労働というものからすると、随分嫌なやり方だなと思います。
千葉:
福島原発事故の後始末には、
こういったような作業をする方が今後も途切れなく、何十年も募集され続けなくてはならないんですよね。
小出:そうです
チェルノブイリ原子力発電所の事故の場合には、
6万人から8万人と言われる、軍人、退役軍人、そして労働者がかり集められたわけですが、
日本でもこれから何万人もの作業者を集めなければいけません。
そうなると、日本人だけでは背負いきれなくなるという事になるかもしれませんし、
今回のような問題がどんどんとこれから出てくることになると思います。
千葉:分かりました。小出さんどうもありがとうございました。
・福島第一原発1~6号共用プールに燃料棒が6375体!
・ブラジル人労働者募集について
2012年6月7日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
使用済み燃料、共用プールにあと6400本
昨年3月の記事
特集 福島原発
(2011年3月18日07時22分 読売新聞)
東京電力福島第一原発には、6基ある原子炉建屋の使用済み燃料プールとは別に、
約6400本もの使用済み燃料を貯蔵した共用プールがあり、
津波で冷却装置が故障したまま、水温や水位の変化を把握できなくなっていることが、17日わかった。
すでに数年以上かけて冷却されているため、ただちに爆発する危険は少ないとみられるが、
政府と東電でつくる福島原発事故対策統合本部は、共用プールへの対応も迫られている。
共用プールは、4号機の西約50メートルの建物内にあり、縦29メートル、横12メートル、深さ11メートル。
使用済み燃料を6840本収容できる。
現在、1~6号機の原子炉建屋のプールに保管されている燃料集合体の1・4倍にあたる6375本が貯蔵されている。
東電によると、10日までは水温が30度に保たれていたが、11日の地震後、水温や水位も測定できなくなった。
プールへの給水は自動的に行われているとみられるが、
その水から熱をとるための冷却システムは故障しており、十分な冷却はできていないとみられる。
爆発事故を起こした3号機、4号機に近いため周囲の放射線量が多く、状況を把握できていないという。
ー共用プールの位置ー

福島20k圏の在日ブラジル人作業、大使館照会で登録撤回
中國新聞 12/6/8
【リオデジャネイロ共同】東京電力福島第1原発から20キロ圏内でがれき撤去などを行う作業員として、
人材派遣会社が在日ブラジル人約20人を登録したところ、
在京ブラジル大使館が照会、同社が登録を撤回していたことが分かった。同大使館などが7日、明らかにした。
大阪市の人材派遣会社によると、4月に在日ブラジル人向けのポルトガル語紙で作業員を募集。2
0キロ圏内での作業は1日2時間で日当3万円との条件だった。
数十人から応募があり、うち約20人を登録した。
同社の営業担当者は
「募集後、抗議の電話を相次いで受けており、
ブラジル大使館からの問い合わせがなかったとしても(ブラジル人の登録を)やめるつもりだった」と説明した。
ブラジルの経済成長と日本の不況に伴い、帰国する在日ブラジル人が増える中、
子どもの教育などを理由に日本定住を決めた人も多く、こうした人たちの雇用状況は悪い。
ブラジル外務省は
「在日ブラジル人社会から懸念が出ており、会社側はブラジル人を働かせないことを決めた」としている。
ー求人広告ー

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毎日新聞論説委員の二木一夫さん
ホールボディーカウンターはガンマ線しか測れない
千葉:
福島県郡山市から頂きました
「私が住む郡山市では6月7日から保健所で
ホールボディーカウンターによる内部被ばくの検査を行うそうなんですが、ガンマ線しか測れないと聞きました。
郡山市は福島第一原発から60km前後の距離にありますが、
アルファ線、ベータ線などによる被ばくの恐れはないのでしょうか?
また、あるとしても無視してよいのでしょうか?」という質問です。
小出:
去年の3月11日に事故が起きて、ほぼ1年経ったわけですが、
住民の人達が被ばくをしている主犯人は大気中に放出されたセシウム137と134だと私は思います。
大気中に放出された放射性物質は他にもありますし、
アルファ線を放出するプルトニウム、ベータ線を放出するストロンチウムというようなものもあるのですけれども、
大気中に出た物だけを問題にするのであれば、
わたしはガンマ線を放出するセシウム137と134に注意をしておけばいいと思います。
ただし、これから海の汚染というものが問題になってくると思います。
それの場合にはストロンチウム90という、ベータ線しか出さないというその放射能が大切になりますので、
特に海産物を沢山食べる習慣のある方。
多分漁民の方とかそうだろうとわたしは思うのですが、
そういう方に対してはホールボディーカウンターだけでは不十分だと思います。
千葉:ん・・・あの、別の何か測定装置を使って、ベータ線をきちんと測らないといけないという事ですね。
小出:はい。
ストロンチウム90の場合は外部からはかるという事はほとんど難しいので、
いわゆる排泄物ですね、を、採取して、身体の中にどれだけあるという推定をするという、
そういう大変面倒な測定の仕方にならざるをえません。
でも、海産物を沢山食べるという方に関しては、まずはやってみるべきだと思います。
千葉:被ばくの影響という事を考えたらそれこそ全ての放射性物質の影響を考えないといけないという事ですもんね
小出:
はい、本当はそうなんですけれども、
大気中に出た放射性物質で言うならば、
セシウムに比べてストロンチウムは1000分の1ぐらいしか出ていませんし、
プルトニウムは、またその1000分の1ぐらいしか出ていませんので、
基本的には私は、セシウムに注意をしておけば、大まかでは間違いはないと思います。
福島第一原発1~6号共用プールに使用済み燃料棒が6375体
千葉:
分かりました、次の質問に参ります。
今度は兵庫県の方です。
「福島第一原発の4号機から50メートル離れた場所に1号機から6号機の共同プールというものがあって、
そこには6375本もの燃料棒があるという事なんですが、ものすごい量なんですが、
この共同プールにはいったいどれ位の量のウランなどの放射性物質があると考えたらいいんでしょうか?」
小出:
6375体、共用プールにあります。
たとえば4号機の場合に、2,3,4多分一緒だったと思いますが、
一つの炉心に548体、の燃料しか入りません。
ですから6300と言えば、炉心が12個分ぐらいに相当するでしょうか、
それだけの使用済み燃料がそこにすでにあるということです。
一つの炉心に広島原爆2000発から3000発近い放射性物質が出来ていますので、
それが10幾つということであれば、
何万発分かが、その使用済み共同プールの使用済み燃料プールにあるという事になります。
千葉:一つの炉心だけで広島原爆2000発から30000発ですか
小出:3000発ですね。
千葉:あーー・・・・・
で、この共同プールもずっと冷やし続けて行かなくてはいけないんですよね、
小出:そうです。
千葉:それをもう、何十年も何百年もこのまま続けていかなければいけないという状況になるという事ですか。
小出:
ただ、水というのは大変効率が良くてですね、冷やすという事に向いているのですけれども、
いかんせん液体ですから、漏れてしまったら冷やせなくなるという危険があります。
そのため、水で何時までも冷やすのは困難が伴うだろうという事で、
放射能の量は、次第に減ってきてくれますので、
ある程度まで放射能の量が減った時に、水で冷やすのではなくてプールから引き出して、
空冷でも冷やせるようにしようというそういう計画が今どんどん進んできています。
水で冷やすのを湿式と呼ぶんですが、あと乾式というやり方があってですね、
乾式貯蔵用の金属製の容器というものに入れて、それに放熱用のフィンを付けてですね、
空気中に放熱するようにするというやり方が今どんどん広がってきています。
ですから福島の共用プールの物も多分基本的にはプールから引き出して乾式貯蔵に移るしかないだろうと思います。
二木:
先生、近くの3号機4号機が事故を起こしてですね、
非常に作業をしにくいと思うんですけれども、
小出:そうですね。
二木:空冷にするにはどのくらい時間がかかるんでしょう?
小出:
まず、乾式貯蔵容器というものを作らなければいけない。
その一つ一つの容器が重さ100トンもあるような巨大な容器ですから、
それを、いくつかな・・・ま、何百だと思います。
一つの容器に多分10体とか20体ぐらいしか入らないものですから、
6300も入れようと思えば、何百もそういう容器を作らなければいけない。
そしてそれを雨ざらしにすることは多分出来ないと思いますので、
それが入れられるような巨大な倉庫を作らなければいけない。ということで、
もしやるとしても大変な作業になります。
ブラジル人労働者募集
千葉:わかりました。
続いてはこんなニュースが伝わってきておりまして、
日本にいるブラジル人の方むけの新聞やインターネットにポルトガル語の求人広告が出されて、
福島第一原発のがれき撤去の作業員として、
7月から20人のブラジル人の方が働くという記事が載っていたと伝えられています。
すでに数100人の募集があるそうでして、
作業内容は廃棄物の除去で、
原発から20キロ圏内の場合は一日2時間の作業で、
住むところと一日3食の食事付きで、日当3万円という条件なんですが、
募集のための記事には医療保障などについては何も書かれていないようなんですが、
あの、小出さんはこれを聞いてどう感じられますか?
小出:気が重いです。
千葉:ん・・・
小出:
要するに労働というものは、自分の能力を売るのが普通「労働」だというのだと思うのですが、
今のその福島の労働というのは、
能力を売るのではなくて被ばく・・被ばくの能力を売るんですね。
ですから、事故を収束させるために1人100ミリシーベルト以上を浴びてはいけないというわけですから、
とにかくそれになるまでそこで働くと、
要するにその被ばくの限度を売るのですね。
そういうやり方というのは私は、労働というものからすると、随分嫌なやり方だなと思います。
千葉:
福島原発事故の後始末には、
こういったような作業をする方が今後も途切れなく、何十年も募集され続けなくてはならないんですよね。
小出:そうです
チェルノブイリ原子力発電所の事故の場合には、
6万人から8万人と言われる、軍人、退役軍人、そして労働者がかり集められたわけですが、
日本でもこれから何万人もの作業者を集めなければいけません。
そうなると、日本人だけでは背負いきれなくなるという事になるかもしれませんし、
今回のような問題がどんどんとこれから出てくることになると思います。
千葉:分かりました。小出さんどうもありがとうございました。
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