FC2ブログ

原子炉直下に”活断層”(動画・内容書き出し)

原子炉直下に”活断層”か
各地の原発で同様の指摘


2012.4/25 放送


活断層の浦底(うらそこ)断層は今私が経っている足元付近を走っていて
あちら敦賀原発に並行してずーーっと向こうに延びています。
そして今回2号機のすぐ真下を走る断層も新たに活断層である可能性が出てきました。

活断層11

敦賀半島の周辺にはいくつもの活断層が確認されている。
その一つが、長さ35km以上に及ぶ浦底断層だ。
これは日本海の海底から敦賀原発の敷地の中を縦断している。

活断層12

じつはこの浦底断層とは別に敷地の下には破砕帯と呼ばれている断層がおよそ160本あり
浦底断層で地震が起きた場合この断層も連動して動くことが調査で分かった。
つまり原発の下にある断層も動く可能性があるのだ。

活断層13

活断層は12万年から13万年前以内に動いた断層のことと定義されている。
地震を発生させる活断層によって、周辺に破砕帯と呼ばれる規模の小さい断層ができる。
ただ、見つかった断層と活断層が連動するかどうかは詳しい調査が必要だった。

敦賀原発の場合、改めて調査してみると、

現地調査をした京都大学防災研究所
遠田晋次准教授:
昨日ですね、専門家を中心に、断層の露頭ですね、
崖に見えている地層が露出したところを見に行きまして、それを観察したんですね。
そこには破砕帯と言いまして、我々の経験からだけですけれども、
非常に新しい断層運動ではないかと、
活断層14

活断層が連動して動く可能性がある。
現場を見た4人の専門家の一致した見解だ。

産業技術総合研究所
杉山雄一主幹研究員:
私どもが破砕帯について見てきた者の見方からすれば、
活断層である危険性というのは否定できないというか、むしろ、非常に典型的な活断層でですね、
破砕帯と非常によく似ているというふうに私は感じました。
活断層15


福島の事故の後、原子力安全保安院は、各電力会社に活断層の見直しを求めた。
その結果が去年12月に提出され、敦賀原発を抱える日本原電は
「浦底断層が動いたとしても、真下にある断層は連動して動かない」と主張していた。
さらに
「浦底断層で地震が起きたとしても、原子炉建屋の耐震性に問題はなく、揺れによる影響はない」としていた。


しかし怖いのは地震による揺れよりも断層のズレだ。
浦底断層と原子炉建屋の真下にある断層が連動して動いたらどうなるのか?

遠田:
敷地内の地盤がズレてしまうという事が一番懸念される案件です。
最悪は原子炉建屋の、そういうところがズレてヒビが入ってしまうとか、
最悪は傾くとかですね、一部が壊れてしまうとか、そう言った事が非常に懸念されます。

阪神淡路大震災でも淡路島で断層の横ズレがあった。
こうした断層の上にある建物は大きな被害が予想される。

1970年に開幕した大阪万博。
この開幕に合わせて営業を開始したのが敦賀原発だ。
当時日本原子力発電側は裏底断層の存在は認めていなかった。
その後断層の危険が指摘されても、ながい間一切認めなかった。

広島大学の中田名誉教授らは長年活断層の危険性を訴えていた。

活断層を指摘していた、広島大学
中田高名誉教授:
多数の断層が、原子炉直下にあることがわかっておりました。
原子力安全委員会の手引き検討委員会というところで多くの委員はですね、
「工学的に十分対応できる」とか
「地震を起こさない断層だから活断層ではない」と。
活断層16

中田名誉教授らは2008年日本原電の調査に問題がある事を原子力安全委員会に指摘。
その2カ月後に日本原電がこれまでの主張を覆し浦底断層を活断層だと認めた。


中田:
私たち変動地形研究者が「活断層である」という場所以外のところに断層線を引いて、
それで「活断層が無い」と言ったり、
ボーリングという、要するに針で地面を刺したような結果を並べて、
自分たちの都合のいいように解釈をして「活断層ではない」と。
地質学の基本に逆らう事でもあるし、しかしそれがまかり通ってきていた訳で、
原子力発電所設置審査に非常にですね、非常に大きな問題があったということ。


そもそも原子力発電所を建設する時、立地場所が安全かどうか調査するのは
事業者、つまり電力会社側だ。

活断層を指摘していた、東洋大学
渡辺満久教授:
(調査の)報告書を見た瞬間にですね、おかしいという事はいっぱいわかる訳ですよ。
(国は)事業者の言うがまま、そのまま通して、「安全です」と。
で、我々が「違うんじゃないですか」と言ってもですね、無視をしている訳ですね。
活断層17


いま、敦賀原発は2号機のストレステストの報告書を原子力安全保安院に提出し、
再稼働に向けての審査結果を待っている。。

3,4号機をつくる計画もあるが、福島の事故を受けてメドが立っていない。

渡辺:
だからまず一回原発を止めていただいて、正しい活断層の評価をして、
本当に起こり得る具体的な地震図を明らかにして、
それで耐えられるかどうかっていう事をきちんと確認して欲しいんですね。

活断層18

敦賀原発のように以前から活断層の危険を指摘されている原発がある。
保安院は活断層の連動について、敦賀原発を含め全国11カ所の原発に対して、取り詳しい検討を求めている。


ーーースタジオ


活断層19


古舘伊知郎:
三浦さん、断層の、こういう活断層であるかもしれない物の上に、
しかも1号機などは敦賀原発は古い原発が乗っかっている訳ですね。

三浦俊章 朝日新聞論説委員:
そうですね、1号機は40年以上ですね、2号機だって20何年・・・ちょっとショックですよね。
あの・・・「活断層でない」という積極的な照明ができない限り、廃炉にせざるを得ないように思えますね。
ただ問題はここだけじゃない訳ですよね、この話じゃ。
考えてみれば、日本は、まあ、狭い国土に人口も多くて山がちだから、
結局過疎地に原発を造ってきた。
それはまあ、交付金とかいろんな約束をしてようやく引き受けてもらったところに造ってきたわけですね。
決して、多数の候補地の中から安全性を天秤にかけて選んだわけじゃないんですね。
という事はひょっとしたら、安全だから造ったのではなくて、
原発を造ったところを「安全だ」と認定するというね、
むしろそういう本末転倒な事があったかもしれないと思うんです。
そうすると、考えてみると確かに原発を造った当時の知識とか調査方法には限界があったかもしれません。
であるならば、やっぱり今ですね、
これだけ地震の多い列島にあちこち造ったんですから、
新しい方法でもう一回再点検する必要がありますね。

あともう一つ思ったのは、やっぱり3.11以降、科学者の間に、
やっぱりこういう場合に想定を過小評価してはいけないという、そういう姿勢が出てきたと思うんですね。
だから、こういう結果も今回は出たんだと思って、ここは評価できるんじゃないかなと思いますね。

古舘:
あと、それもありますし、
それ以外の一部のジャンルの学者の人たちが、官僚と産業と一対になって既得権を守ろうとして来て、原子力の。
それによって結果、
いろんな専門家のまた別のジャンルの人たちの意見が黙殺されてきたという現実もあったはずですね。

三浦:
そうですね、
今日は本当にいろんな専門家の声が聞けたと思いますね。

古舘:
そうですね、そうやって考えていきますと、福島第一原発の4号機の燃料プール、
これが果たしてきちっと持っていけるのかという懸念がずーーーっと言われている。
このあたりも改めて心配になってまいります。


4号機に関しての詳しい報道ステーション↓
「4号機は大丈夫か」佐野眞一氏5/25報道ステーション(動画・内容書き出し)

「原発と活断層~その実態を聞く」活断層の専門家・東洋大学教授渡辺満久氏6/6たねまきJ(内容書き出し)

大飯原発は地表がずれる可能性がある






関連記事

コメント

非公開コメント