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「国家の信頼のメルトダウンがまだ起こっている」国会事故調黒川委員長記者会見・東電清水元社長6/8(動画・内容書き出し)

国会事故調、清水東電元社長の調査終了後の黒川委員長の記者会見。
国会事故調 第18回委員会 6/8清水正孝(前 東電 取締役社長)動画のみ

この日は午後6時野田総理が大飯原発再稼働の記者会見を行った日です。
報道ステーションの放送の中で
国会事故調査委員会 黒川委員長:
国会から委託された独立した調査の報告をしっかり見て。
なんで待たないでやるのかな?
世界のいわゆる先進国のあり方と全然違う方向に行っるんじゃないの?
国家の信頼のメルトダウンがまだ起こっている・・・
との内容が放送されました。
野田総理「国民の生活守るため」 大飯原発”再稼働は必要”6/8報道ステーション(文字起こしのみ)


実際はどのような流れだったのか・・・

会見を書き出しました。
また、「国会がメルトダウン」の発言の際には黒川委員長は野田総理が会見をしたことは
まだ知らない時だと思います。

2012年06月08日 委員会後の記者会見

第18回 国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会
参考人:清水正孝(前 東京電力株式会社 取締役社長)


黒川委員長より本日の委員会について東京電力の前社長である清水正孝氏を参考人招致しました
これについて総決所見を述べさせていただきまして、
そのあとマスコミの皆様からご質問を受けさせていただきたいと思います。


黒川11

01:50

国会事故調 黒川清委員長:
本日は発災当時の東京電力の社長であった清水正孝さんにきていただきまして、参考人として聴取を行いました。
今日のポイント、皆さんいろんな事をお考えになったかと思いますが、
まとめてみると、いくつかの事になるかなと思います。

本日の委員会における参考人調書から、
事故発災直後のオンサイト対応における東京電力の意思決定に関して、以下の発言がありました。

清水社長は出張から帰った時、
官邸が東電に対してベントの対応に不信感を持っていることに気がついてなかったようであります。
また、全員撤退と総理に言われて、そのように考えていたのかと気づくなど、
官邸との間の認識のギャップを理解する事に欠けていたのではないかと思われます。
このような当初からの両者の認識の食い違い。
官邸と東電の間の相互の信頼がない中で生じた、コミニ二ケーションのミスといいますか、
これが今回の退避をめぐる両者の食い違いに発展したと考えられます。

この間、現場は一貫して炉の問題を解決するために、ま、懸命に取り組んでおり、
「撤退」という事を考えていなかったことは、
本日の証言に限らず、私どもの調査からも判明していると思います。

今回の例を見る限り、
暗礁的に奇癖な状況に置かれた原子炉に対応できたのは、
炉の状況をよく把握していた現場であり、
現場で最後まで持ち場を離れない使命感がカギだったと思われます。

また、海水注入の例に於いても、
現場及び技術的判断のできる人が意思決定をするべきであり、
官邸の意向を慮るということは避けるべきだったと考えます。

この問題は今後さらに厳しい状況に直面した時に、
事業者の在り方、あるいは原子力の専門家でない官邸の介入の是非について
重要な指標を与えていると考えます。

シビアアクシデントについて重要免震棟の存在について清水社長は
あれがなければと思うとぞっとする」と言った発言がありました。

ただし今後は起きた時事象に対応するという事だけではなく、
さらに厳しい状況になるという前提で準備をしていくことが必要であるという事をさらに確認いたしました。

また、国民の命を守るという視点から見ても、
発電所の現場の作業員の安全を守りきることの重要性が明らかになったと思います。


ーーー質疑応答ーーー

(興味のあったところだけ書き出しw)

6:27
フランスの記者
津波の被害対策についての質問

7:50
朝日新聞

9:39
フリー藤田
官邸の録画もないし議事録もないことについて

黒川:
まそれは政府の方針としてABCのA位じゃないですかね。本当に情けないと私は思いますし、
メモもありますし、そんな話はどんどんできるだけ整理するとか、
そういう事を想定していないんでしょうね。
だけどあれは単なる言い訳かもしれないし、それはやっぱし、
メディアがどれだけ国民と共有するかという事がすごく大事な問題だと思っています。

11:08
朝日新聞
最低10人を残して撤退する想定があったことについて。
具体的だがどのようにして知ったのか

黒川:
実は私どもも吉田所長とインタビューする機会ができました。
1時間ちょっとでしたけれども、
だからそれに基づいて話をいろいろとしたんですけれども、
あはり現場の士気は高いと、上に行くほどダメになるというのは日本の社会の一般的な構造じゃないかなと思います。


13:19
月刊しんのファクター
吉田署長または吉田所長に準ずる人をこの場に呼ばないのか

黒川:
やればやる程どんどん知りたくなるというのは私どもも同じで
委員のみなさんもそこはかなりフラストレーションが起こっているが、
いつまでに何をするというのはひとつ大事なポイントですので、
このプロセスが続くようにするにはどれだけの国民や国会議員がそういう認識をもつかということが、
私は一番大事だと思っています。

15:19
外国人記者
清水社長が、
今回社外取締役に任命されるということは
菅総理が言ったようにいかに原子力ムラが強いかという証ではないでしょうか

黒川:
私たちはいろんな調査をしていますが、できるだけファクスを積んだ質問をしたいと思っているのですが、
それには時間がかかるということもありますが、
そういう意味では
今日清水さんの話を聞かれてみなさんがどういうジャッジをしたのかな?という事がすごく大事なことで、
分からない所がまだあるかもしれませんけれども、それには報告書では
私どもはなるべくバリュージャッジメントはしないようにしようと思っています。

17:46
ドイツメディア
清水氏は何度も何度も「正直に」と言って、そして「覚えてない」と言ったが、
宣誓のもとで証言していただけなかったことが残念です。

黒川:
ウソついているとかそういうことは許されるのか?と言う話だと思いますが、
日本にはそういうシステムがないんじゃないかと、
同じ質問を3回ぐらいされました、それは日本人じゃない人です。
私どもが「こういうのをやってよね」と国会議員に言われた時に
これは判断アンダーオースなんて言うのが日本にはあるのか?というのがわたしらの返事でした。
私どもは、この報告をみて国会議員がどう判断するのか、
それをメディアや国民がどう思っているのかで、
私どもがアクションするのではなくて国会の問題かなっていう話をその時もしたんですけどね。
誰に対して宣誓をするのかということになります。

19:29
共同通信
「記憶がよみがえらない」を連発された時に一回だけ委員長が野村委員の質問を遮って発言されましたが、
あの時どういう事をおっしゃりたかったのか?

黒川:
清水さん?

共同通信:
そうです。社長としてそういう態度でいいのかとおっしゃっているように思ったんですが。

黒川:
わたしはそう思って、ちょっと話したんですけど、
それはここに出た人が、「それはちょっと覚えてない」と言った人が結構多かったですよね。
だから私が最後に「そんなに記憶力が悪いのか」とコメントした人がいると思いますけど、
そういう事をみなさんがどう見ているかということですよね。
「宣誓」という訳に行かないので、そこが問題かなと思っています。

共同通信
責任逃れをしているというふうに映ったということですか?

黒川:
ま、それはマイジャッジメントだから、みなさんがどう思うかだな。

21:47
フリーランス かみで

最近の問題で、大飯原発がもう答えが出ているのかもしれませんけれども、
この問題はいろんな議論があって、国会事故調がきちんと結論を出してからやっぱり決めるべきだという、
ちょうど時期も重なっているんですけれども、どうもその前に出るような感じなんですが、
これについて改めてどう思われるかという、タイムリーな問題なので申し訳ありませんが。

黒川12

黒川:
一つ大飯の話はどうするかは私の関知するところではないんですけれども、
今までのこの委員会の話を上で出しているところを見ればね
もちろんみなさんいろいろと調べているし、本も出していますから、
これ1年、15カ月経っていますからね
それを見ると私ども委員会として言いたいことは、
みなさんが知っている部分でしか言いませんけれど、今のところはね
やっぱり世界の先進国の在り方と全然違う方向に行っているんじゃないの?という話と、
そういう事から言うと、日本の国家はいったいどういうプロセスで何をしているのかと、
国家の信頼の、やっぱりメルトダウンがまだ起こっているんじゃないの?というのが私の感じです。

みんなが見ている訳だから、
というところでこういう話しか、こういうのしか出ないのかなというところが、
私にはちょっと理解できないと。

しかもこれが国会だという話だと、それも前ちょっと出しましたけれど、
「分かってやってるんだな」という話ですから、
ま、国会が今度の規制庁をどうするんだという話も、
えー、「ま、しっかりやってよね」という話だし、
それは前から言っているように、是非、
国会から委託された独立した調査の報告をしっかり見て、なんで待たないでやるのかな?というのは
言った通りこのプロセスの理解が、ちょっと私には理解できないということです、
あれは行政府がやることですからね、わたしは立法府になるのでね
その辺では「国会議員は何考えてるのかな?」という事を言わせていただいたということです。


25:02
毎日新聞

黒川
東電側は常に退避という言葉を使っていて
退避という言葉と撤退という言葉なニュアンスが随分違うかなというのは個人的には思っていますけれども、
今日も退避という言葉で言っているんですね。
どこでそのミスコミニケーションが起こったのかなというところは、何とも言えないので
出来るだけ推論を少なくしようと思っていますけれどもそれにも限界があるとも思いますけどね。

毎日新聞
撤退じゃないと思う根拠は具体的になんですか?

黒川:
東電はやはり何人に聞いてもそうだし、他のところからもいろいろと聴取した結果では
最初から撤退という言葉は使っていないんですね。
それから吉田さんのインタビューでもそんな事を言ってなくて退避と言ったと退避、退避です。
退避。
っていうのは一時的に消防士だって火の燃え盛る中に行けなんていう訳ないじゃない。
一回退避して、待ってまた戻ろうと思っているわけだから、
そういう意味で退避というのを使っている、
普通に社内で使っているんだと私は思いましたね。

(※原発の場合は火事とは違って一回退避したら取り返しがつかなくなっちゃうんじゃないかとここで思う)

吉田さんも退避だと。
だからすぐにまた津波が来るといけないっていうんですぐにまた、
行ったり来たり繰り返しやっている訳だから、
そういうニュアンスで話をしていたんだと思いますけれど、現場では!。
それを確認するためにもう一回問い直すという事をやっていないというのがおかしいなと思うところがあります。
大事なことだから。

28:11
フリーランスしまだ
一回言ったらOKというのは一般の組織としてどう思いますか?

黒川
それがグッドクエスチョンなんですよね。
つまり自分が非常に責任のある立場にいて、そういう何かをしなくちゃいけない時にそういう避けるというのは
そういう時の考えがないという事なのか、
なんか、そういう癖があんまりないんじゃないですかね。と思いません?
だから現場はそうなんだけど、上に行くほど変になっちゃうねという話をしていますけど。


29:09
フリー木野
先ほどの大飯の再稼働なんですけれども、
先程なんか首相官邸でとりあえず再稼働するという、発表があったらしいんですが、
冒頭の総括の中で、今後その現場の作業員を守りきることが、
その周りの住民を含めて国民の命を守るということが重要だというお話しがあったんですが、
現状なにも結局変わらない中でですね、再稼働が決まったという事に関していうと、
じゃあ今の状況で現場の作業員を守りきることができるのかどうかというのはどのようにお考えでしょうか?

もう一点
先ほどの吉田所長のインタビューなんですけれども、
これは黒川委員長がちょ臆説お話しをお伺いしたんでしょうか?

黒川:
吉田さんとは直接話をする事が出来ました。
それから、ま、再稼働の話は私がコメントする立場ではないので、
みなさんが非難していただければ、評価していただければいいんで、
そのために前やりましたけれども、
保安院の深野さんですよね、
わざわざそのタイミングで呼んできたのはそういう意味です。



そのタイミングで呼ばれた保安院深野さんの調査は下記に書き出しました。↓
1.再稼働、原発の安全について深野保安院長を追及・事故調4/18(一部内容書き出し)

2.再稼働、原発の安全について深野保安院長を追及・事故調4/18(内容書き出し)

3.[再稼働]政治判断と保安院の姿勢・事故調4/18(動画・内容書き出し)

4.[再稼働]多重防護・事故調4/18(動画・内容書き出し)

5.田中三彦氏福島第一の地震の影響について深野保安院長を追及・事故調4/18(内容書き出し)

6.[再稼働]なぜ地震対策が30項目に入っていない?
  深野保安院長を追及・事故調4/18(動画・内容書き出し)




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