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原子力の憲法を改正
”安全保障に資する”とは?
2012年6月24日  サンデーモーニング

20120624 原子力の憲法を改正 「安全保障に資す... 投稿者 PMG5

水野真裕美:
原子力の憲法とも言うべき法律に新たに書き加えられた表現が大きな波紋を呼んでいます。

サンデーモーニング安全保障12

水曜日(6月20日)参議院本会議で可決された「原子力規制委員会設置法」
原発を推進する経済産業省から、原子力安全保安院を分離し、
原子力の安全行政を原子力規制委員会が一元的に担うというものです。
ところがこの原子力委員会設置法の付則によって、
国の原子力利用の憲法ともいえる原子力基本法が書き換えられました。
その事である懸念が広がっているのです。


谷岡郁子参院議員(民主党)
目的の最後のところに「我が国の安全保障に資する」という言葉が書かれております。
核武装をわが国がやるということの表明なのか

問題となっているのは原子力基本法の中に追加された文言でした。
「原子力利用の安全確保は国民の生命、健康及び財産の保護、
環境保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として、行うものとする」
この中の「安全保障に資する」という部分が、
原子力の技術を安全保障という名目で軍事転用できるとも取れると問題にされたのです。

わずか4日間の国会審議で書き加えられた文言。
一体なぜ追加されることになったのでしょうか?
「安全保障に資する」という文言が書き加えられた「原子力基本法」
もともと政府案にはなく、修正協議で自民党が入れるように主張したものでした。


20日(水)参議院環境委員会

市田忠義参院議員(日本共産党書記局長):
大臣、この案はありませんでしたね。

細野豪志原発担当相:
自民党のみなさんの考え方としては、セーフガード(安全措置)がですね加わりますので、
それが加わるというので安全保障というのを入れられたのではないかと。

法案を提出した自民党の吉野議員は

吉野正芳衆院議員(自民党)
サンデーモーニング安全保障13

あくまでも我々の思いは、軍事転用はしないという思いで入れさせていただきました。

市田議員:
軍事利用なんて全く考えてないつもりだったら、
わざわざ「我が国の安全保障に資する」なんてですね言葉を入れる必要はさらさらないと、


こうした指摘に対し藤村官房長官は
「安全保障に資する」とは日本が核の拡散を防ぐという意味だと説明したうえでこう述べました。

藤村修官房長官:
我が国の原子力の平和利用の原則、非核三原則の堅持はいささかも揺らぐものではないし、
政府としてもなにか軍事何とかの転用などという考えは一切持っていません。

ーーー


関口:非常に複雑な問題なのでもう一回、

水野:
おさらいします。
今回原子力基本法の2条にこのような文面が追加されました。
そして「わが国の安全保障に資することを目的として行うものとする」と改正されたんです。

サンデーモーニング安全保障14

これに関して、原発輸出の促進を狙ったり、
軍事利用の可能性を示唆しているのではないかといった指摘が出ているんですね。

関口:
これはあくまでも?マークがついています。
だから先程ちょっと言いましたが、大連立なんていう事が起こると、
こういう事もどんどん、どんどん進んでいってしまう可能性がある訳で、
わたくしは「ちょっと怖いな」と思うんですが、寺島さん。

サンデーモーニング安全保障11
寺島:
これね、国際政治の常識ですけどね、
原爆としての核と、平和利用の原子力発電というのはですね、裏表みたいなもので、
もともと原爆の民生転用から起こってきたのがこの原子力発電ですから、
これ、からみついているわけですよ。
で、従ってですね、脱原発なんていることを目指そうにもね、この問題を直視するっていうことはすごく重要で、
で、どういう事かっていうと、
日本人はね、エネルギー政策の問題として脱原発も可能だというふうに思っているわけですけれども、
わたくしたとえばワシントンなんかに行って議論に巻き込まれるポイントがまさにここにあるんですけれども、
アメリカのね核の傘
つまり原爆に守られながらですね、冷戦を乗りきって、
未だにアメリカの核にしがみついていたいと思っている日本がね、
脱原発なんていうシナリオを選択できるんですかという質問を受けるんですね。
どういう意味だって言ったらですね、
アメリカの核の傘にいるということは、論理的に言うとですよ、
大量殺戮さえ想定してね反撃するぞという事を想定した論理なわけなんですよ。
たとえば金子さんのような立場でね、アメリカの核の傘の外に出る勇気を持ってね
脱原発っていう事を議論している人ならば、それなりに論理的に一貫性がある訳ですよ。
ところがね、多くのぼんやりした空気っていうのはね、
日本人のいま空気っていうのは脱原発って言っていれば可能だと思っているんだけども、
からみついてくるんですよ。
たとえばそのアメリカとね、現実に東芝がウエスティングハウスの原子力部門を買収し、
日立とGEの連携体制ができてですね、
いつの間にか日本自身が世界の原子力発電の事業の中心に立っちゃっているわけですよ。
そういう状況下でね、脱原発に踏み切っていくことにはものすごく多くの努力がいると、
で、そういう中で、僕の立場はね、
非核のためにですよ、核の誘惑を断って、
当然のことながらですね、広島・長崎の敬虔を踏んだ日本としてはね、
核の誘惑を断ちながら、要するに原子力に対する技術基盤をしっかり持っていないとですね、
中国だとか、アジアのね国々がものすごい勢いで原発拡大していくなかでね、
日本の技術者に誇り高くこの分野を支えていくという状況を作んなきゃダメだというのが僕の論点なんですけれど、
これ「安全保障」というキーワードが出てきているっていうことはね、
その問題を考える大きなきっかけだと僕は思ってもらいたいと思いますね。

サンデーモーニング安全保障17
関口:
まあ、でもその寺島さんの説は分からないではない。
だけどその日立とかそういうところが進んでしまった。
これにも?マークを付けないと、
「このまま進めよう!」っていうのはちょっと僕は無理があるような気がして、

金子さんいかがですか。

サンデーモーニング安全保障15
金子:
えーっと、まあ実態としてと法律を変えるということは少し意味が違うと思うんです。
っていうのは唯一の被爆国として原発をやる時に歯止めになっていたのは
原子力基本法の中における「平和利用に限る」という規定だったんですよ。
これを4日の議論で、しかもすべり込ませてしまって、決めちゃうということの危険さなんですね。
どうも拡大解釈しようと。
もう一つ実は原発の輸出という事にも関わっているんです。
これはなかなか難しいんですけれど、
原発というのは絶えず使用済み核燃料を出しますよね。
これをここからウランやプルトニウムをもう一回抽出して核燃料サイクルっていって、
高速増殖炉で燃やしたり、普通の燃料のMOX燃料って言って混ぜて燃やしたりしたりするんですけど、
これを、細野原発担当大臣の私的な研究会の核不拡散研究会というところでやっているのは、
輸出した先の使用燃料も含めて、使用済み核燃料も含めて
日本の国内で処理しましょうっていうんですよ。

もんじゅを動かして、それで六ヶ所村も動かして、
動いてないんですけれども動かして、それで、
それを処理してやっていけば核不拡散になるという論理なんですね。
でもこれは、毎日新聞がすっぱ抜いたんですけれど、
秘密会議をやっている事務局にいは沢山の原子力関係の関連企業の方はいるわ、
そういう状況の中で原子力委員会のをそこで進退工作撤回会議をそこで中断しちゃっているんです。
で、それも記事にされてないんですよ、全く、その問題も。
やるって言いながらやっていないのにいつの間にか入ってしまっている。
しかしもう、5兆円以上もんじゅにしろ、六ヶ所村にしろ使っているのに、
15年動いてない。
片方は計画から20年経っても動いてない。
税金の無駄使いをして自分達利害関係者が何でも決めているわけですよ。
そんな事でこんな、原発輸出との関係で不拡散なんですというような事が
本当に言えるんだろうか?ということですよね。
ちゃんとした検討をしないで決める。軽々に決めるような内容ではないと、
日本の国税そのものに関わる事だから、しっかりとした議論をするべきだと私は思います。

関口:じゃあ毎日新聞の論評を一言

サンデーモーニング安全保障16
岸井:
寺島さんが言われるように日本のダブルスタンドを考えるというのはよく分かるんですけれどね、
だけどもこの入れ方はあくまでもおかしいと思う。
毎日新聞としてはやっぱり「削除するべきだ」という主張をしていきますよ。
それはね、なんて言ったって核不拡散のためと言うならば、
だったらそう書けばいいんですよ。
そうじゃなくて何故安全保障という言葉を入れちゃったかということですよ。
それはそう思わせようとしているわけですよ。
つまり、「いずれ日本は核兵器を持つこともあるんですよ。それが潜在的抑止力になるんですよ」
という事が言いたいというのが本音。
それが自民党の本音だと思うんですね。
いろんな理由がありますよ。
先ほど寺島さんが言われたような部分もありますけれども、
これを入れた理由がそこだから、それだったら全然違うじゃないですか。
そこはハッキリしてくださいと。


「安全保障」に関しての東京新聞の記事↓
危ない!!「安全保障」原子力基本法案が自民党の希望でそーっと変えられた!
東京新聞&中央日報(韓国)



他国の使用済み燃料の処理を日本で受け入れるという記事↓
細野豪志原発事故担当相の私的検討会「核不拡散研究会」核燃料サイクル国際化・・
他国の使用済み燃料受け入れ・・??



報道ステーションでこの件に関して報道↓
「平和利用」から「軍事利用」も? 「核不拡散」のためって?原子力基本法をこっそり変更
6/21報道ステ(動画内容書き出し)



付則に追加された文言で骨抜きにされた「原子力規制委員会設置法」↓
「原子力規制委員会設置法」付則に書かれた抜け穴・古賀茂明氏6/21そもそも(動画・内容書き出し)


毎日新聞がすっぱ抜いた記事に関して↓
「原子力ムラ」が秘密会合5/24報道ステーション・飯田哲也氏(動画・内容書き出し)


寺澤実郎さん↓ この人の頭の中には日立と東芝の事しかないのがよく分かる。
金曜日夕方6時 官邸前で・・・ デモに参加する人々の”思い”
6/22報道ステーション(動画・内容書き出し)&今日の東京新聞


三菱重工・日立・東芝 に蓄積している技術をどうするかに配慮しないとね
「原発再稼働わたしはこう思う」寺島実郎氏3/29(内容書き出し)


金子勝さん↓ とてもいい話です。まだの方は是非。
「脱原発で豊かになろう」金子勝氏6/11たねまきJ(内容書き出し)



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comment 2
コメント
寺島実郎氏の発言は、大変に問題がある。

寺島実郎氏は、「米国の核の傘に留まりながら脱原発を進める」と、いざという時に、米国が日本を守ってくれないと恫喝している。
要するに、日本が他国から核兵器によって攻撃された場合など、米国は守ってくれなくなるかもしれないと述べている。

しかし、米国は、日本などの同盟国が他国から核兵器などで攻撃されている時に、
もしその同盟国を守らずに見捨てることがあれば、同盟国の米国に対する信頼は、いっきに崩壊する。
韓国、オーストラリア、カナダなどの同盟国は、米国を見限るだろう。
日本だって、もし、韓国が、他国から核兵器などで攻撃されている時に、
米国が韓国を守らなかったら、米国を見限るだろう。

それでも、日本が脱原発を進めると、米国は、いざという時に守ってくれないなどという脅しをするのだろうか。

ところで、東芝は、2006年10月に米国の原発プラントメーカーの最大手のウェスチングハウス社(WH)を子会社化した。

米国が、スリーマイルの原発事故以来、国内で新規の原発を1基も建設出来なかったので、日本の原発の技術力がないと、新たに原発を建設できないそうだ。
そして、日本は、米国の原子力共同体の中に実質的に組み込まれている。

確かに、原子炉の圧力容器には、高度な技術力が必要だ。
この分野における日本のシエアは、8割だそうだ。

米国が、原発を建設するのに、日本の技術力を必要としていることは、
わかる。
では、なぜ、米国は、原発の製造する技術が、衰退したのか。
スリーマイルの原発事故だけが、原因ではない。

米国は、原発が本当に必要な分野だったら、原発の技術や研究開発を強力に推し進めたはずだ。
他国から遅れをとることなど許容しなかったはずだ。

米国は、原発が本当に必要な分野だったら、原発の技術や研究開発を強力に推し進めたはずだ。
他国から遅れをとることなど許容しなかったはずだ。

米国は、原発がコストが割高で、もし、原発で大事故が起きれば、甚大な被害が生じるることを知っているからこそ、原発ビジネスから距離を置いたのだ。
こんなにリスクが大きくて、割りにあわないものは、属国である日本にやらせればいいと思っている。
ドイツは、さすがに頭の良い国民だ。
よくわかっている。
米国やドイツは、だから原発ビジネスから撤退を模索しているのだ。

米国は、日本が原発の破局的事故で壊滅しても、遠いアジアの小さな同盟国が一つ消え去ったとしか思わないだろう。
馬鹿な国ぐらいにしか思っていない。


日本が、原発ビジネスから撤退しても、
米国は、台頭いちじるしい韓国の原発メーカーと連携すれば、いいだけのことだ。


東京電力は、グループ会社も含めると総資産20兆円以上といわれた巨大企業だった。
それが、たったの1回の福島原発事故で、40年間の企業の利益がすべて吹き飛んだだけではなくて、
事実上破綻状態で、実質国有化されてしまった。
今回の福島原発事故も、最悪の事態になっていたら、東電どころか日本自体が存続の危機に瀕していた。
これが、海外で原発メーカーの東芝、日立、三菱重工業が建設した原発で、
大事故が起きたらどうなるのか。
原発メーカーの東芝、日立、三菱重工業も、東電の二の舞になることは、想像に難くない。
それでも、海外に原発を輸出するメリットなど、あるのだろうか。
あまりにも、危険な投資といわざるおえない。

原発は、日本のような地震国には適さない発電方法だ。
国土も狭くて、人口が密集している日本では、一度大事故が起きれば被害も甚大なものになる。
原発で破局的事故が起きれば、日本の半分は放射能汚染によって、住めなくなることもありえる。
東京のメッシ | 2012.06.25 12:17 | 編集
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| 2012.06.25 19:27 | 編集
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