驚愕の真実。原発と金。

先日敦賀市で当選した河瀬一治氏(彼も2003~2008年にお金をもらっている事は事実のようですが)ではないけど・・・
元敦賀市市長高木孝一氏
地元の商工会主催の講演で話している内容に愕然としました
この時の敦賀市市長の高木孝一氏は高木毅(たかぎつよし、1956年1月16日 )の父親です
息子の高木毅氏は日本の政治家で実業家。自由民主党所属の衆議院議員(4期)
2006年6月に、統一教会の集団結婚式(天宙平和連合祖国郷土還元日本大会)に祝電を送った事実が報道された

以下本文を転記します。

★ 原発と地域振興

1983年1月26日石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」(地元の広域商工会主催)での
高木孝一敦賀市長の講演内容を以下に示します。
“これが自治体の長の言葉?!”と驚くと同時に、
原発による地域振興なるものの実態がよく理解できるはずです。
原発が札束をばらまきながらやってくる、そして人を、町を、ボロボロにしてしまうことが、
立地自治体の本音とともに問わず語りに吐露されています。

◇           ◇           ◇

只今ご紹介頂きました敦賀市長、高木でございます。
えー、今日は皆さん方、広域商工会主催によります、
原子力といわゆる関係地域の問題等についての勉強会をおやりになろうということで、
非常に意義あることではなかろうか、というふうに存じております。…
ご連絡を頂きまして、正しく原子力発電所というものを理解していただくということについては、
とにもかくにも私は快くひとつ、馳せ参じさせて頂くことにいたしましょう、ということで、引き受けた訳でございます。

一昨年もちょうど4月でございましたが
敦賀1号炉からコバルト60がその前の排出口のところのホンダワラに付着したというふうなことで、
世界中が大騒ぎをいたした訳でございます。
私は、その4月18日にそうしたことが報道されましてから、20日の日にフランスへ行った。
いかにも、そんなことは新聞報道、マスコミは騒ぐけれど、
コバルト60がホンダワラに付いたといって、私は何か(なぜ騒ぐのか)、さっぱりもうわからない。

そのホンダワラを1年食ったって、規制量の量(放射線被曝のこと)にはならない

そういうふうなことでございまして、4月20日にフランスへ参りました。
事故が起きたのを聞きながら、その確認しながらフランスへ行ったわけです。

ところがフランスまで送られてくる新聞には
毎日、毎朝、今にも世の中ひっくり返りそうな勢いでこの一件が報じられる。

止むなく帰国すると、“悪るびれた様子もなく、敦賀市長帰る”
こういうふうに明くる日の新聞でございまして、実はビックリ。
ところが 敦賀の人は何食わぬ顔をしておる。
ここで何が起こったのかなという顔をしておりますけれど、
まあ、しかしながら、魚はやっぱり依然として売れない。
あるいは北海道で採れた昆布までが…。

敦賀は日本全国の食用の昆布の7~8割を作っておるんです。
が、その昆布までですね、敦賀にある昆布なら、いうようなことで全く売れなくなってしまった。

ちょうど4月でございますので、ワカメの最中であったのですが、ワカメも全く売れなかった。
まあ、困ったことだ、嬉しいことだちゅう…。
そこで私は、まあ魚屋さんでも、あるいは民宿でも100円損したと思うものは150円貰いなさいというのが
いわゆる私の趣旨であったんです。
100円損して200円貰うことはならんぞ、と。
本当にワカメが売れなくて、100円損したんなら、
精神的慰謝料50円を含んで150円貰いなさい、正々堂々と貰いなさいと言ったんでが、
そうしたら出てくるわ出てくるわ、
100円損して500円欲しいという連中がどんどん出てきたわけです(会場爆笑、そして大拍手?!)。

100円損して500円貰おうなんてのは、これはもう認めるもんじゃない。
原電の方は、少々多くても、もう面倒臭いから出して解決しますわ、と言いますけれど、それはダメだと。
正直者がバカをみるという世の中を作ってはいけないので、
100円損した者には150円出してやってほしいけど、
もう面倒臭いから500円あげるというんでは、到底これは慎んでもらいたい。
まあ、こういうことだ、ピシャリとおさまった。

いまだに一昨年の事故で大きな損をしたとか、事故が起きて困ったとかいう人は全く一人もおりません。
まあ言うなれば、率直に言うなれば、一年一回ぐらいは、あんなことがあればいいがなあ
そういうふうなのが敦賀の町の現状なんです。

笑い話のようですが、もうそんなんでホクホクなんですよ。

(原発ができると電源三法交付金が貰えるが)その他に貰うお金はお互いに詮索せずにおこう
キミんとこはいくら貰ったんだ、ボクんとこはこれだけ貰ったよ、
裏金ですね、裏金!まあ原子力発電所が来る、
それなら三法のカネは、三法のカネとして貰うけれども、
その他にやはり地域の振興に対しての裏金をよこせ、協力金をよこせ、
というのが、それぞれの地域である訳でございます。
それをどれだけ貰っているか、を言い出すと、これはもう、
あそこはこれだけ貰った、ここはこれだけだ、ということでエキサイトする。
そうなると原子力発電所にしろ、電力会社にしろ、対応しきれんだろうから、
これはお互いにもう口外せず、自分は自分なりに、ひとつやっていこうじゃないか、
というふうなことでございまして、

例えば敦賀の場合、敦賀2号機のカネが7年間で42億入ってくる
三法のカネが7年間でそれだけ入ってくる。
それに「もんじゅ」がございますと、出力は低いですが、その危険性……
うん、いやまあ、建設費はかかりますので、
建設費と比較検討しますと入ってくるカネが60数億円になろうかと思っておるわけでございます…
(会場感嘆の声と溜息がもれる)。

…で、実は敦賀に金ケ崎宮というお宮さんがございまして
(建ってから)随分と年数が経ちまして、屋根がボトボトと落ちておった。
この冬、雪が降ったら、これはもう社殿はもたんわい、と。今年ひとつやってやろうか、と。
そう思いまして、まあたいしたカネじゃございませんが、6000万円でしたけれど、
もうやっぱり原電、動燃へ、ポッポッと走って行った(会場ドッと笑い)。

あっ、わかりました、ということで、すぐカネが出ましてね
それに調子づきまして、
今度は北陸一の宮、これもひとつ6億で修復したいと、
市長という立場ではなくて、高木孝一個人が奉賛会長になりまして、6億の修復をやろうと。
今日はここまで(講演に)来ましたんで、
新年会をひとつ、金沢でやって、明日はまた、富山の北電(北陸電力)へ行きましてね、
火力発電所を作らせたる、1億円寄付してくれ(ドッと笑い)。

これで皆さん、3億円既に出来た
こんなの作るの、わけないなあ、こういうふうに思っとる(再び笑い)。

まあそんな訳で短大は建つわ、高校は出来るわ、50億円で運動公園は出来るわね。
火葬場はボツボツ私も歳になってきたから、これも今、あのカネで計画しておる、といったようなことで、
そりゃあもうまったくタナボタ式の街づくりが出来るんじゃなかろうか、と、
そういうことで私は皆さんに(原発を)お薦めしたい

これは(私は)信念を持っとる、信念!

……えー、その代わりに100年経って片輪が生まれてくるやら
50後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。

わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。

こいうふうに思っております。どうもありがとうございました。(会場、大拍手)

  ◇           ◇           ◇    

今回のテーマについて、これ以上何の説明も要らないでしょう。
ひとつだけ付け加えるなら、原発に限らずこうした事業を誘致した政治家が懐に入れるリベートは、
投資金額の1~3%と言われています。
原発1基3000億円とすれば、リベートは30~90億円と言うことです。

この講演が効を奏してか、会場となった志賀には北陸電力の志賀原発1号機が建設され、運転を開始しています。

 ★引用文献:内橋 克人著 「原発への警鐘」 講談社文庫

(私のブログ内「原発安全神話は何故作られたか。 内橋克人氏(内容書き出しました) 」で
内橋克人氏の生の声を聞く事が出来ます。)


下北半島六ヶ所村の再処理計画を実施すると、電力料金がキロワット当り2円上がるという試算がある。
原子力開発長期利用計画(長計)にうたわれているタテマエの世界とは裏腹に、
核燃料サイクルを実施することによって原発のコストはどんどん悪くなるだろう。
何故このような結果が予想されているのに、核燃料サイクルが強行されようとしているのか。

・・長年、再処理や放射性廃棄物の分野に関わってきた、ある技術者の弁;
「現在英仏に委託している再処理にしても、何故委託したのかと言えば、
燃料プールのオーバーフローを少しでも先延ばしにしたいというのが電力の本音であり、
核燃料サイクルの確立だの準国産エネルギーの開発だのというのはタテマエでしかない。
今急いで再処理をやる必要性など全くない。」 

商業用原発の稼働以来、使用済核燃料の累積発生量は約8000トン。
内5000トン弱が英仏へ、残り3000トンが国内に貯蔵されている。
国内の貯蔵能力は約1万トンで、今世紀末にはこれを上回る。
電力としては、英仏に代わる“ゴミ”捨て場として「六ヶ所村」がどうしても必要だったのだ。
これが「再処理」の真の目的である。



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コメント

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No title

「相馬の魚、セシウムが効いていて、うまいわ」(相馬市長)みたいに、元敦賀市長も、豪傑だわ。

No title

原発が金になることを分かっている人ほど、足元の現状に対する認識が鈍っていく。そういう人ほど、後のハネッ返りが酷くなるのだけれど、それは自らの身で喰らってみなければ分からないまでに堕ちる。
まあ、その時になるまでせいぜいいい気になって驕っていればいいんだけどな。後の突き落としが非常に楽しくなる

衝撃です

書き起こしありがとうございます。
過去記事にも遡って拝読させて頂いています。

何となく想像はついていたけど、よくもまあ、ぬけぬけと・・・と
唖然呆然としました。

ガポガポお金が入ってきてウハハ、笑いが止まらない
という語り口調、空気感がよくよく伝わってきます。
でも、そのお金は天から降ってくるわけではなく、空中から(無から)
生み出されるものでもなく・・・
それは国民の税金です。
つまり皆の働いたお金なのに。
そんな人間が地域の長だなんて、絶望します。

あと余談ですが・・・
原発立地地域のかたのブログで読んだのですが
高校卒業後、同級生が原発に就職し、その人が「夏のボーナスをこんなにもらったー」と嬉しそうに報告していたけど、
今思えば、そのお金は「命(と健康)と引き換えのお金」だったんだなあ・・・と結んでありました。


原発はいりません。

追記

コメント掲載ありがとうございます。

まぎらわしかったので追記します。
電力会社は(日本でも)国営企業ではないので
全額「税金」じゃないぞ!という向きもあろうかと思いますが
けっきょく皆のお金であることはかわりません。

世界一高い電気代を国民から搾り取って、広告費や
この記事にあるようなバラマキに使っているのですから。

無からお金がポンッと出てくるわけではないのです。
それなのに、この高木氏は何もなーーんにもわかっておられない。
残念で悲しく悔しいと思いました。