岩手のがれき県外受け入れ 処理必要量を上回る

岩手のがれき県外受け入れ 処理必要量を上回る
東京新聞 2012年7月4日 11時57分

東日本大震災で発生したがれきの受け入れ問題で、
環境省が全国の自治体や民間施設が予定する
岩手県からの受け入れ可燃物の量を六月末現在でまとめた資料の数値と、
資料にない試験焼却段階の各自治体の公表数値を本紙が集計した結果、
総計で25万5000トンを超えることが分かった。

同県が県外処理を必要とする量は直近で約24万トン
試験焼却日が未定で総計に入らない群馬県前橋市の協力は不要な現状が、数値的に裏付けられた。
(菅原洋)

同省の資料によると、受け入れを始めた自治体の分は計約2万トン
受け入れを表明した自治体の分は計約12万9000トンある。

これとは別に、試験焼却を終えたか、その日程が決定したとして同省が資料に列記した自治体について、
公表された受け入れ予定量を合計すると約10万7000トン
静岡県裾野市など二市は試験焼却を終えたが、予定量は未公表のため、総計はさらに膨らむ。

前橋市は試験焼却の日程や予定量を公表しておらず、同省の資料から除外されている。

岩手県の約二十四万トンをめぐっては、
同県と環境省が来年度末までの処理にめどが付いた点は認めている。
この中に試験焼却段階で受け入れを正式に表明していない自治体の分も含むが、
その内訳やめどの根拠となる数値は公表していない。

同県は近く、前橋市を含む各自治体に最終的な受け入れ要請の有無を示す見込み。
その際、既に受け入れ表明した桐生市などの分や、県外分が前橋市に回る可能性は残る。

ただ、邑楽郡三町(大泉、邑楽、千代田各町)が既に受け入れを中止し、
前橋市の最終処分場がある荻窪町では反対派が目立つ中、
説明会などで市民への説得が難航するのは必至だ。



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【群馬】
震災がれき 桐生市議ら知事に受け入れ中止要望
東京新聞 2012年6月20日

桐生市の庭山由紀市議と有志十数人が十九日、
震災がれきの受け入れの中止を求める大沢正明知事宛の要請書と公開質問状を県庁に持参した。

要請書は八項目にわたり、桐生市の震災がれき受け入れを「県と市の談合で決められた」などと批判し、
がれき受け入れの中止を求めている。 (伊藤弘喜)


女川震災がれき 東京へ本格搬出
東京新聞 2012年3月1日

宮城県女川町で一日、東日本大震災で発生したがれきの東京都への本格的な搬出作業が始まった。

環境省によると、宮城県の自治体では震災がれきの東北地方以外での広域処理は女川町が初めて。

須田善明女川町長は搬出に当たり、町内の道路や私有地が膨大な量のがれき置き場となっていることを挙げ
「復興への大きな足かせになっている」と強調、広域処理により多くの自治体が協力するよう求めた。

搬出対象は木質系など可燃性のがれき。作業員ががれきの山からサンプルを取り出し、屋内で放射線量を測定、
東京都が独自に定めた搬出基準を下回っていることを確認した上でコンテナへの詰め込みを始めた。

東京都は女川町との協定に基づき、2013年度までに約10万トンのがれきの処理を引き受ける計画で、
今後一日平均約150トンを受け入れる。

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