07.04
Wed
原発事故確率 現実離れ 電力会社「1000万年に1回」
東京新聞 2012年7月4日 07時04分

100万~1000万年に一回しか起きない-。
原発で重大事故が起きる可能性をめぐり、電力会社が国などに示してきた確率は、
現実的な民間損保会社のリスク判断と比べると、数百~数千分の一と大幅に甘く見積もられてきたことが分かった。
再起動に踏み切った関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)も例外ではなく、
関電は770万年に一回と強調している。
本紙は、電力会社が原発で重大事故が起きた場合に備えてかけている
民間損害賠償責任保険(責任保険)の2011年の年間保険料のデータを、国への情報公開請求で入手。
その分析から、電力会社のいう確率がいかに空虚かが浮かんだ。
年間保険料は、保険金額(支払上限額)に事故が起きる確率をかけたもの(損保会社の利益などは除く)。
逆に、上限額を年間保険料で割れば、何年に一回の事故確率とみなしているかが分かる。
入手した資料によると、原発一基あたりの年間保険料は平均約5700万円と判明し、上限額は1200億円。
このことから、重大事故の発生確率は約2100年に一回とみなしていることが分かる。
東京電力福島第一原発事故前の国内には54基の原発があり、
日本全体では39年に一回の確率で重大事故が起きるとみられていたことにもなる。
一方、電力会社は、
非常用電源や非常用冷却装置などの機器が同時に故障する確率で事故の発生率を算出。
国が10年ごとに実施している原発の安全性チェックの場などに報告している。
一見正しいようだが、多くの機器をからめるほど、確率はぐんと低くなるからくり。
その結果、1000万年に一回などと、
人類の祖先誕生から現在までよりはるかに長い期間に一回、という数字を持ち出している。
もし、こんな確率が正しいとすれば、たった1万2000円の年間保険料で、
1200億円もの保険金額を引き受けることになる。
責任保険を引き受ける「日本原子力保険プール」は民間損保会社の集まり。
しかも、リスク分散のため、保険金額の一部は海外の損保に引き受けてもらっている。
正当な事故確率でないと、保険そのものが成立しない。
電力会社は、2100年に一回の事故発生確率を受け入れ、責任保険に加入している。
自らが強調する確率がいかに現実離れしているかは分かっているはずだ。
■損保会社は現実的
朴勝俊・関西学院大准教授(環境経済学)の話
電力会社が示す事故確率は想定内の事故について計算したにすぎない。
一方、損保会社は想定外のものも含め、事故のリスクをみているといえる。
現実の事故は、想定したシナリオ通りに起きるものだけではないことは、
福島第一原発事故を見れば明らかだ。
ーーー
電力会社→ 1,000,000年~10,000,000年に一回
関西電力→ 7,700,000年に一回
損保会社→ 2,100年に一回
日本では→ 39年に一回
この記事変でしょ(。◔‸◔。)??
っていうか、そもそも、東京新聞がこんなふうに検証しなければならない程、
世の中の思考が現実離れしてしまっているという事なんでしょうね。
東京新聞以外、この”どう考えてもおかしい話”をちゃんと検証したところは今まで見たことがないもの・・
ということは・・・信じられないことだけど、
電力会社も政府もメディアも「100万~1000万年に一回」という事をマジで信じていたのでしょうか??
保険会社の試算だって、「2100年に一回」って・・・・
損保会社は現実的だっていうけれど・・・2100年ですか・・・
これ、一流の大学出た立派な方々がよーく考えて計算している事なんですよね?
稼働している原発の台数と事故の割合を考えれば、この記事に書いてあるように
原発1基につき39年に1回ぐらいの確率かもしれないけれど、・・・・
※Σ(=o=;)ギク!!
39年に1回って言ったら、40年間稼働しているうちには事故るということになる
でも・・・
原子力発電所は1回事故が起きると世界中にダメージを与えます。
だから、全部で何基あるとかは関係ないように思うのですが・・・
実際にどのような頻度で、原発事故が起こっているのか?って考えた方が、現実的な気がしますよね。
世界初の原子力発電がEBR-Iで実施されたのが1951年。(日本初の原子力発電実施1963年)
それから28年後にはスリーマイル島の事故が起きている。
スリーマイル島原子力発電所事故は、1979年3月28日
7年1カ月後
チェルノブイリ原子力発電所事故は、1986年4月26日1時23分
13年5カ月後
東海村JCO臨界事故は、1999年9月30日
11年6カ月後
福島第一原子力発電所事故は、2011年3月11日
現実的にはおよそ10年前後で大事故が起きています><;
原子力発電の歴史が古くなればそれだけ古くなった原発が稼働していて、
寿命が40年だと言われていたってそこで廃炉にする気配もない。
これからアジアの国々でどんどん原発が増えていく。
台数が増えれば事故が起きる確率は増えて、古くなればまた事故が起きる確率が増えて、
これ、そんな現実を普通に常識的に考えたら、
もっともっと事故が起きる間隔が狭まってくるかもしれないんじゃないでしょうか?
日本のお偉いさん達、もっと現実見てまじめに考えてください!゚゚(>ω<。人)お願い!!
東京新聞 2012年7月4日 07時04分

100万~1000万年に一回しか起きない-。
原発で重大事故が起きる可能性をめぐり、電力会社が国などに示してきた確率は、
現実的な民間損保会社のリスク判断と比べると、数百~数千分の一と大幅に甘く見積もられてきたことが分かった。
再起動に踏み切った関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)も例外ではなく、
関電は770万年に一回と強調している。
本紙は、電力会社が原発で重大事故が起きた場合に備えてかけている
民間損害賠償責任保険(責任保険)の2011年の年間保険料のデータを、国への情報公開請求で入手。
その分析から、電力会社のいう確率がいかに空虚かが浮かんだ。
年間保険料は、保険金額(支払上限額)に事故が起きる確率をかけたもの(損保会社の利益などは除く)。
逆に、上限額を年間保険料で割れば、何年に一回の事故確率とみなしているかが分かる。
入手した資料によると、原発一基あたりの年間保険料は平均約5700万円と判明し、上限額は1200億円。
このことから、重大事故の発生確率は約2100年に一回とみなしていることが分かる。
東京電力福島第一原発事故前の国内には54基の原発があり、
日本全体では39年に一回の確率で重大事故が起きるとみられていたことにもなる。
一方、電力会社は、
非常用電源や非常用冷却装置などの機器が同時に故障する確率で事故の発生率を算出。
国が10年ごとに実施している原発の安全性チェックの場などに報告している。
一見正しいようだが、多くの機器をからめるほど、確率はぐんと低くなるからくり。
その結果、1000万年に一回などと、
人類の祖先誕生から現在までよりはるかに長い期間に一回、という数字を持ち出している。
もし、こんな確率が正しいとすれば、たった1万2000円の年間保険料で、
1200億円もの保険金額を引き受けることになる。
責任保険を引き受ける「日本原子力保険プール」は民間損保会社の集まり。
しかも、リスク分散のため、保険金額の一部は海外の損保に引き受けてもらっている。
正当な事故確率でないと、保険そのものが成立しない。
電力会社は、2100年に一回の事故発生確率を受け入れ、責任保険に加入している。
自らが強調する確率がいかに現実離れしているかは分かっているはずだ。
■損保会社は現実的
朴勝俊・関西学院大准教授(環境経済学)の話
電力会社が示す事故確率は想定内の事故について計算したにすぎない。
一方、損保会社は想定外のものも含め、事故のリスクをみているといえる。
現実の事故は、想定したシナリオ通りに起きるものだけではないことは、
福島第一原発事故を見れば明らかだ。
ーーー
電力会社→ 1,000,000年~10,000,000年に一回
関西電力→ 7,700,000年に一回
損保会社→ 2,100年に一回
日本では→ 39年に一回
この記事変でしょ(。◔‸◔。)??
っていうか、そもそも、東京新聞がこんなふうに検証しなければならない程、
世の中の思考が現実離れしてしまっているという事なんでしょうね。
東京新聞以外、この”どう考えてもおかしい話”をちゃんと検証したところは今まで見たことがないもの・・
ということは・・・信じられないことだけど、
電力会社も政府もメディアも「100万~1000万年に一回」という事をマジで信じていたのでしょうか??
保険会社の試算だって、「2100年に一回」って・・・・
損保会社は現実的だっていうけれど・・・2100年ですか・・・
これ、一流の大学出た立派な方々がよーく考えて計算している事なんですよね?
稼働している原発の台数と事故の割合を考えれば、この記事に書いてあるように
原発1基につき39年に1回ぐらいの確率かもしれないけれど、・・・・
※Σ(=o=;)ギク!!
39年に1回って言ったら、40年間稼働しているうちには事故るということになる
でも・・・
原子力発電所は1回事故が起きると世界中にダメージを与えます。
だから、全部で何基あるとかは関係ないように思うのですが・・・
実際にどのような頻度で、原発事故が起こっているのか?って考えた方が、現実的な気がしますよね。
世界初の原子力発電がEBR-Iで実施されたのが1951年。(日本初の原子力発電実施1963年)
それから28年後にはスリーマイル島の事故が起きている。
スリーマイル島原子力発電所事故は、1979年3月28日

チェルノブイリ原子力発電所事故は、1986年4月26日1時23分

東海村JCO臨界事故は、1999年9月30日

福島第一原子力発電所事故は、2011年3月11日
現実的にはおよそ10年前後で大事故が起きています><;
原子力発電の歴史が古くなればそれだけ古くなった原発が稼働していて、
寿命が40年だと言われていたってそこで廃炉にする気配もない。
これからアジアの国々でどんどん原発が増えていく。
台数が増えれば事故が起きる確率は増えて、古くなればまた事故が起きる確率が増えて、
これ、そんな現実を普通に常識的に考えたら、
もっともっと事故が起きる間隔が狭まってくるかもしれないんじゃないでしょうか?
日本のお偉いさん達、もっと現実見てまじめに考えてください!゚゚(>ω<。人)お願い!!
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コメント
記事を読んで…これまで世界中で核戦争後、という設定の映画やアニメは数ありましたが、実は核「戦争」ではなく同時多発原発事故や原発テロで、ナウシカなどの世界が現実のものになってしまうのかも…とゾッとしました。
ああシャレになんない。
日本国内だけの話じゃすまない。これは、世界中で繋がって手を打たないとダメかもしんない。
ああシャレになんない。
日本国内だけの話じゃすまない。これは、世界中で繋がって手を打たないとダメかもしんない。
Necoco | 2012.07.04 18:50 | 編集
保険会社の計算2100年に一回の確立、、、というのは事故前の計算でしょう?事故後、保険料は変わってるはず。こちらのほうが現実に沿った計算といえるので現在の保険料を調べてみては?
引き受けてなかったりしてwww
引き受けてなかったりしてwww
もとほけんやさん | 2012.09.07 09:15 | 編集