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07.07
Sat
まさかね~ぇʅ(◔౪◔)ʃ
福島第一原子力発電所の原発が4基も
明日どうなるかもわからない状態であるのに、
東京電力が他の原発を動かそうとするなんて、夢にも思っていなかったけど、
「柏崎刈羽は動かさないと電気代が上がるぞ」って私たちを早々に脅しにかかってきているし、

そして、まさか・・・まさか・・・
福島第二原子力発電所はどう考えたって廃炉にするのが当然だっていう、
そういう一般的な常識が全く通用しない世界なのだと、改めて感じる、空恐ろしいニュースです。

報道ステ070422
広瀬社長:
これまでも、国と二人三脚でずっと進めてきた原子力でありますし、
地元の方々のそうした議論を聞いたうえでのことだと思っていますんで、
まだ、全くその、予断を持って今いるわけではないです。

以下内容を書き出します。---


2012年7月4日放送 報道ステーションより


20120704 福島第二原発の今後は? 東電会長... 投稿者 PMG5

東京電力会長と社長 発視察
福島第二原発の今後は?


古舘伊知郎:
福島県の佐藤知事はですね、もうだいぶ前から当然ですが、
福島県全域の「もちろん原発は廃炉に」という要求を出していて、

報道ステ070411

正式にこうやって、もう先週になりますけれども、その廃炉の要望書を手渡しているという。
東電に。
まぁ、あのー、東電側はと言うと、
柏崎刈羽の来年以降の動きというような事もいろいろと言われていますが、
よもやですね、福島県にある原発、
これを動かす気はないだろうというふうに思っちゃっていたところもあったんですけど、


だとすると、今日の動きですね、
福島の第二原発の方に東電の会長と社長が入った。
記者を引き連れた。
何が狙いでしょうか?



ーー

増田尚宏所長 福島第二原発:
このフロアはですね、あそこを見ていただければ分かりますようにあの高さまで水がきております。
実際にこのポンプ、モーターは水没してしまいました。

福島第二原子力発電所 今日午前10時ごろ

報道ステ070412

東京電力の下河辺新会長と広瀬新社長が今日、被害の復旧作業が続く福島第二原発を視察した。


下河辺和彦会長 東京電力:機能も全面的に回復したという事?

増田尚宏所長:昨日もすべて復旧しております

報道ステ070413

下河辺和彦会長:してるっていう事ね。

増田尚宏所長:
ここにも土嚢を積んでですね、しっかりと、その、原子炉建屋を守るという事を行ってあります。
これですと、15.4mの高さまで水が上がっても大丈夫な様なふうにしてあります。

報道ステ070414


下河辺和彦会長:ふ~ん


東京電力は格納容器の内部などを公開。
その復旧具合をアピールした。


松井:
これから圧力容器の真下に入ります。

報道ステ070415

ここですね、もう沢山の制御棒が並んでいるんですが、
このわずか2mほど上に圧力容器の底があります。

報道ステ070416

福島第一原発から南に12km離れた福島第二原発。

報道ステ070417

津波による浸水で冷却機能の多くを失ったが、外部電源4系統のうち一つが生き残り
紙一重でメルトダウンを免れた。

下河辺会長は今日、福島第二原発で働く社員に訓示を行った。


下河辺会長:
第二原子力発電所で、今後とも働いて、
地元の皆様のためにもですね、大いに力を尽くして、
改めて新生東電をですね、一歩一歩前進させるために心を一つに

報道ステ070418

東京電力に対し福島県はすでに1号機から4号機の廃炉が決まっている第一原発だけでなく、
第二原発の廃炉も求めている。

報道ステ070419

下河辺会長:廃炉にすると書云々ということは未定ということでございまして、

記者:廃炉を打ち出さないというのはこれは再稼働あり機という考え方で?

広瀬社長:
えー、そういうことではなくて、
えーー、これまでも、国と二人三脚でずっと進めてきた原子力でありますし、
地元の方々のそうしたご意見ももちろんですが、
そうした議論を聞いたうえでのことだと思っていますんで、
まだ、全くその、予断を持って今いるわけではないです。


ーーー

古舘:
まぁこのあたりよーく見ていかないといけないと思いますし、
そもそも第一原発の1号機から4号機の問題、
全くこれはですね、今の状態というのは、予断を許さないのはこっちな訳で、
この間も4号機の燃料プールの冷却系統、これが止まってまた復旧したっていう話になっています。
そして第二原発って言われてもというのが正直なところじゃないでしょうか。




ーーーー


黒いビニール袋にで作られた土嚢が重なっている、これが津波対策らしいです。
報道ステ070420
東京電力は事故直後,福一で高濃度汚染水が漏れた時に、
ちぎった新聞紙とおがくず入れて水漏れをふさごうとしたことがあって、
専門家集団の集まりとは思えないと、みんなに思われた時もあったことを思い出しました。
  4月3日
  13:47~ 2号機取水口ピットからの流出
  高分子吸収材、おがくず、新聞紙で止水作業(~14:30)事故の経過、時系列、履歴より

東日本大震災の津波の映像を思い起こしてみれば、
こんな土嚢は子供だましにしか見えないと思ってしまうのは私だけなのでしょうか?
少なくても、この場にいた東京電力の関係者はみんなこれで津波が防げると信じているように見えました。

再稼動しなくても、そこに原子力発電所があるだけで、地震津波の備えは万全にしていただかなければ困ります。
廃炉にするまでは、きちんとした管理を怠らないでいただきたいです。

重大事故を起こしても、さほど重大に感じていないような感覚。
なんか、理解できません。

そして福島第二原発の所長は
「15.4mの高さまで大丈夫です」と自信を持って説明されていますが、・・
参考のため下記資料を添付しておきます。

東日本大震災で確認された津波の高さ
報道ステ070423



炉心溶融「紙一重だった」…福島第二も総力戦
(2012年2月9日09時58分 読売新聞)

東日本大震災で被災した東京電力福島第二原子力発電所(福島県楢葉町、富岡町)が8日、
震災後初めて報道陣に公開された。

震災当時から現場を指揮してきた増田尚宏(なおひろ)所長(53)は、報道陣に対し、
「(大惨事を招いた)福島第一原発と同様の事態まで、紙一重だった」と震災直後の緊迫した状況を振り返った。

第二原発とメルトダウン(炉心溶融)に至った第一原発の距離はわずか約12キロ・メートル。
襲来した津波は第一原発の13メートルに対して第二原発は9メートルだったが、
海岸近くにある原子炉を冷却するための海水ポンプの機能が奪われ、
原子炉4基中3基が一時危険な状態に陥った。
しかし、外部からの高圧送電線が1回線生き残り、中央制御室で原子炉の温度や水位などのデータが把握できた。
必要な対策を見極め、事故4日後の3月15日までに全号機で冷温停止にこぎ着け、
放射性物質は外部に漏れなかった。
「原子炉の状態をつかめなかった第一原発とは大きく違った」と増田所長は指摘する。
ただ、復旧までの道のりは険しく、総力戦だった。




たねまきJ「福島第二再稼働狙う」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)2012年3月20日

<一部抜粋>

水野:
福島第二原発について伺いたいんです。
福島第二原発についてもですね、もちろん津波の被害があったわけで、
地元の福島県は、「もう廃炉にしてくれ」と、「やめてくれ」というふうに求めていますよね。
しかしながら、今回東電は、この10年間の運転管理方針というのを提出しまして、
経済産業省原子力安全保安院がそれを認める、
つまり、10年延長を認可するという方向なんだそうです。

小出:はい(笑)

水野:今の小出先生の「はい」というお声はびっくりなさったのかと思ったんですが、いかがですか?

小出:
驚き、呆れたというか、
もう、・・つい笑ってしまうというような、程の、ひどいことだと思います。

水野:福島第二原発はですね、運転中だった4基すべてが、自動停止したんですね、大震災の時に。

小出:そうです

水野:そして、非常用発電機が津波で浸水して、1号機2号機4号機と、交流電源を失いました。

小出:そうです

水野:
でも、3月15日には冷温停止にはなったんですよね。
ただ、これを、冷温停止状態のまま管理すると、維持管理するというのが東電の今の方針なんだそうですが、
これはつまり、「廃炉には今はしない」と読みとったらいいんですか?

小出:「もう一度動かす」と言っているんですね、東京電力は。

平野:やっぱり再稼働ですか

水野:あ、そういうこと

小出:はい

水野:再稼働へ向けての動きと、見るべきですか?

小出:そうです

水野:ハァ~

平野:
これ、でも、当初政府はもう、「第二原発はもう使えないだろう」という事を
事故の直後は言っていたような気がするんですが。

水野:気がしますよ。

小出:
そうですね
当然私はそうだと思ってきましたが、
東京電力はそうではなくて、第二原子力発電所に関しては、「再稼働させたい」と言っている訳です。


↓「廃炉にする」と枝野大臣は去年言っていました
2011年9月16日のニュース
経産相 福島第二原発、廃炉の見通し示す

経産相 福島第二原発、廃炉の見通し示す 投稿者 samthavasa

枝野経産相は16日、「東京電力」の福島第二原子力発電所について、
運転再開に地元の理解を得られる状況ではないとして、現状のままでは廃炉は避けられないとの見方を示した。
 
枝野経産相は16日朝の会見で、
「福島県について、原子力発電所を稼働することについて、
県民のみなさんの理解を得られるような状況であるかと言われれば、現状はそうした状況ではない」と述べ、
地元の理解を得ない限り福島第二原発の存続は難しく、廃炉は避けられないとの見方を示した。
 
福島第二原発には原子炉が4基あり、最大出力は計440万キロワットで、
東京電力の総発電能力の約7%を占める。
 
東京電力は、東日本大震災により事故が起きた福島第一原発の1号機から4号機は廃炉にすると表明しているが、
福島第二原発については方針を明らかにしていない。(09/16 12:35)



ーーーー

枝野大臣のこの日の発言、
現状のままでは廃炉は避けられない」
地元の理解を得ない限り福島第二原発の存続は難しく、廃炉は避けられない」は
地元の理解を得られれば廃炉にしないで再稼働するという意味だったのでしょうか・・・・・
社長の「地元の方の議論を聞いた上」という発言と符合します。






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comment 3
コメント
こんにちは。

市場原理主義とか構造改革とかと同じように原発安全神話と
電力足りない神話を未だに信じている国民には意味がわから
ないかもしれませんが、原子力村の言うところの『安全』という
言葉には、今回の島原発事故によるような放射能被害には
数年先十数年先に晩発性として引き起こされ病状そのものの
因果関係の立証がほとんど困難だということと併せて、彼ら
そのものが配置転換や退職・死亡等でもうそこには
『いないもんねぇ(^_^;)』という本音本質に由来している、彼らは
まさにそういう意味では『真実を語っているし世にはばかる
必要もなく恥じることもない』という客観性を持った発言と行動を
とっているのだろうと考えています。

人のよい国民などはよく考えもせずに安全と聞くと何故かしら
自分たちの安全について心配している筈だという認識から出発
してしまいますが、彼ら原子力村にとって『安全』とは、安全に
逃げおおせる自信があるという意味なんですよね。

では。
単純な者 | 2012.07.07 11:54 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| 2012.07.07 21:38 | 編集
595万bq/㎏Σ(゚Д゚ノ)ノ おおぉぉぉぉ~・・・
現地災害対策本部、原子力災害対策本部、文部科学省が拒否したとのコメントに驚きました!!
きーこ | 2012.07.07 21:43 | 編集
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