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「原発比率国民意見聴取会」大阪編
・3つのシナリオ
・再生可能エネルギーはどのプランも30%
・経済産業省 自然エネルギー庁が開催
・意見を述べる人数が比率に変更されたが・・・
・会場は狭い 全員入れない会議室
・会場の様子 4人の方の声
・プラン資料 問題の指摘
・「聴取会」自体のやり方への疑問
・聴取会は結論ありきのアリバイ作り
・まとめ
ー緊急事態たね蒔きジャーナル打ち切り?
ーパブリックコメントを送ろう!
■エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会 7/22 (日)[大阪会場]
http://www.ustream.tv/recorded/24161493
http://youtu.be/6HCFdKIFdIk
2012年07月23日【月】Radio News たね蒔きジャーナル
水野:
たねまきジャーナル今日の特集です。
今日のテーマは「原発比率国民意見聴取会」その大阪編。
取材してまいりましたのは上田崇順アナウンサーです。こんばんは。
上田:
今晩は、よろしくお願いいたします。
「エネルギー環境の選択肢に関する意見聴取会」というのが正式なタイトルなんですね。
「意見聴取会」意見を聴きとる会。
ま、国民の意見を政府が聴くというタイトルが付いているわけなんです。
水野:
なんか、「聴取」っていうのは、ちょっと上から目線の気がしますね。
上田:あーー、そうかもしれませんね。
水野:「聴きとってあげるよ」みたいな・・( ´艸`)★。、::。.::・'゜
3つのシナリオ
上田:
はい、そんな会で取材に行って来たんですが、
昨日行われたんですけれども、大阪は。
で、政府が企画していて、北海道から沖縄まで全国11カ所で、開かれる予定になっておりまして、
これに先立って、6月の終わりに政府のエネルギー環境会議が
3つのシナリオ、3つの計画ですよね。それをまとめました。
これは原発の依存度。
どれくらい原発に頼るのか?というのを
2030年にどのくらいにするのか?というのを3種類プランとして用意したものなんです。
原発依存度を2030年に
0%とするプラン
15%とするプラン
20~25%にするというプラン
この3種類が政府の方から提示されまして、
参加する方はこの中から一つを選んで意見を述べるという会なんです。
これプランを見ていきますと、
ちなみに2010年、日本の原子力依存度というのは26%。
水野:26%
上田:
はい。
で、福島第一原発の事故がないまま現状の計画、
いまのエネルギー計画で行くと
2030年に原子力というのは45%まで増やす計画だったそうです。
水野:え、半分近くの45%まで増やそうというのが民主党政権の考えだったんですね。
上田:
そうだったんですね。
で、そこを変えようというのが今回の話なんです。
水野:だけど、今すぐゼロっていうプランは無いんですね。
上田:
そうなんです。
2030年にいくつにするのか?
まずこの0%なんですけれども、
これは再生可能エネルギーを増やして、化石燃料を使う。
ま、火力発電ですね、これも少し増えるというプランなんですが、
これは非常に・・・
原子力発電による比率をゼロにするという事で、規制がいっぱい書いてありました。
水野:ん~?
上田:
たとえば、
省エネにするために性能が劣るような製品は規制して使えないようにしよう。とか・・
水野:wwえっ!そんな事書いてあるんですか?はぁ・・
上田:
はい。
中心市街地にガソリン車を乗り入れる事は制限しようとか、非常に厳しいことが書いてあります。
水野:
へぇ~、
あ、たとえば0%という意見を言おうと思う人にとっては、
この資料を見るといろんな不都合が、
日常生活に起きる不自由なという事が具体的にいろいろ示されているいうことですね。
上田:
はい。
経済的負担が大きくなっても再生可能エネルギーを積極的に導入するよう促進するというのが、
原子力に依存するのを2030年にゼロにしようというプランです。
これひとつ目。
水野:・・・
上田:
二つ目は原発依存度を2030年に15%にしようというプランなんですが、
これは、ざっくばらんに言いますと、40年で廃炉というルールがありますね?
原子力には。
水野:はい、基本的なルールでしょ?
上田:
はい。
このルールを守って、
新設。新しく原子力発電を作らない。
新設はしないというふうにしていきますと、
2030年に、原子力発電への依存度というのは15%になるそうです。
水野:
あ、ある種、40年廃炉ルールをもしちゃんと守れば、
放っておいても15%になるんですか。
上田:その通りです。
水野:それが15%の意味ね、はい。
上田:
そういうふうに政府は言っています。
それからもうひとつ、
20~25%にしようという、原発への依存度を。
これは、原子力発電の新設、新しく造る事。
それから更新、これが必要なプランです。
水野:ん・・・
上田:で、これ、見ていてちょっと気になったのが、
水野:ほぅ
再生可能エネルギーはどのプランも30%
上田:
0%のプランも、15%のプランも、それから20~25%のプランも
いすれも配分を見てると、
再生可能エネルギーの依存度は、大体どれも30%というふうに書いてあるんですね。
水野:
えーっ!
あんまり変わらないんですか?
上田:
だから、特段に再生可能エネルギーに目立って努力をしていると、
ぬきんでた数字が再生可能エネルギーについていると、
そう言ったプランはまあ、示されていないなぁというふうに感じたんですね。
水野:
いや、そこかもしれませんけどね、平野さん、
リスナーの方はね、意見聴取会についてこういうふうにおっしゃっているんですよ。
「意見聴取会もいいんですけれども、
まずは、昨年の原発事故直後に、脱原発依存宣言をしたんだから、政府は!
そしてらその宣言をした政府自身が、いつまでにどこまで下げる決意をしているのか、
その行程表を示すべきちゃいますのん?」と。
平野:うん、そうですね。
水野:
だけど今の上田さんのお話だと、
再生可能エネルギーをどんなふうにしていくという、
そういう、どこまで努力できるか?って言う話は出ていないんですよね。
一つのパターンで、ずっと大体行くんですよね?
上田:
大体同じですね。
オプションプランが付いているのもあるんですけれども、
それでも、最大でも35%。
水野:う~ん、
上田:だいたいどれも記述されている数字というのが30%。
水野:はぁ~
平野:
ま、よく見ておかなければならないのは、
やっぱり40年ルールというものを、もう政府は自ら破っていますからね。
水野:そうですよね。
平野:もう全体が変わってきているんですよね。
続きを読むに

経済産業省 自然エネルギー庁が開催
上田:
そういったことももちろん入ってくる訳なんですけれども、
このエネルギー環境会議というのは国家戦略室というところがやっているんですけれども、
メンバーには経済産業大臣ももちろん入っていますし、
今回、「どういった感じで行われるんですか?」
「取材のお願いはどこにすればいいんですか?」という問い合わせは
基本的には経済産業省の資源エネルギー庁にしておりました。
水野:資源エネルギー庁という事は今までの原子力を推進してきた役所ですよ
平野:そうですよ
水野:そこがこの意見聴取会の資料を出したりしてるんですね。笑
平野:
本来であればね、これは閉門蟄居(へいもんちっきょ)の家でね、そういう事をやる立場でもない。
身を慎まなければいけない部署ですよね。
水野:今までやってきたことを本当に見直すべき部署でしょ?
平野:そうです。
水野:そこが、まだ、これを開催してはんの?
上田:そういうことなんですね
水野:へぇ~~え
上田;
参加の仕方なんですけれども、
インターネットの特設ホームページというのがありまして、
そこにエントリーシートがあります。
水野:
もうね、
エントリーシートって言われただけで「何の事?」っていう私みたいな人がいっぱい居るわけですよ。
で、インターネット?って言われたって関係ないっていう人もいっぱい居るんですよ。
でもその人たちも原発について、本当にいろいろと言いたい!
言えません。
上田:
これだとちょっと難しいですね。
指名・年齢・職業・それから、住所・電話番号・メールアドレス、
この3つのうちのどのプランを希望して、
で、意見表明も希望するかしないかをチェックするところがあるので、
「意見を当日言いたい」という人はその内容を書い送って下さいというものでした。
この大阪以外のその前に行われた別の会場での意見聴取会で、
意見を述べる人の中に、電力会社の会社員とか、OBがいまして、
これが問題になりました。
水野:大問題になりましたよね
上田:
はい、参加されている方の中から「これはやらせではないのか」と。
「そういう人を選んだんじゃないのか」という事で、意見が出ましたので、
それを踏まえて、今回のこの大阪会場では、
電力会社の社員やその関連会社の人、OBという方の意見は省かれる事になりました。
水野:でも、最初はなんか電力会社の関係者が応募していたって
意見を述べる人数が比率に変更されたが・・・
上田:
応募の中には3人いたという話がありまして、
それは電話で取材をして、スタッフが電話で聞いて分かったという事だったんですが、
ま、「その人にはお断りしました」という事でした。
で、意見を述べる人の数なんですけれども、
参加した人の中から、何人かが前に出て、皆さんの前で意見を述べることができるんですけれども、
これも、大阪の前、
これまでは、9人でした。
それぞれのシナリオから3人づつ意見を述べていたんですけれども、
大阪はこれが12人に増やされまして、比率も
0%、原発依存度をゼロにしようという人が6人。
15%にしようという人が3人。
20~25%にしようという人が2人という比率になりました。
水野:それはどういう意味ですか?
上田:
3人づつ意見を述べるというスタイルをこれまでとっていたんですけれども、
実際に意見を述べたいという人が圧倒的にこのゼロにしたいという人が多いと。
水野:なるほど
上田:その比率に意見を述べる人の比率も合わせるべきではないかという意見がありまして、
水野:そりゃそうですよね
上田:これにある程度のっとったということになります
水野:
そういう意味では、電力会社の人を排除するとか、
意見を言う人の数の比率を変えるという意味では、
今までのものよりはこの大阪の会というものは、改善は、システムとしては見られたと、
いっていいんですかね?
上田:
ま、言えなくもないですね、
ある程度そう言ったところも取り入れているという事なんです。
当日たまたま、その、
20%~25%に原発依存度にしようというプランの意見を述べたいという方が一人欠席されまして、
11人になったんで、より比率的には近づいたというところもあったんですけれども、
それでも、12人中6人という事は5割ですから、
それでもまだ少ないといった方もいらっしゃったんです。
水野;そうか!ゼロ%をという方はもっと…大阪でどれぐらいいらっしゃるんですか?
上田:大阪で、66%
水野:66%、はぁー
上田:でもこれ、少ない方なんですよ
水野:全国的に見るとね
平野:全国では8割ぐらいですよね。
水野:そうですよね。
上田:60%後半から80%を超える数字が出ていますので、
水野:そうか、だから12人中6人でもまだ少ない割合なんですね。
上田:
そうなんです。
という意見もあがっていました。
で、昨日午後1時に始まって3時半に終わって2時間半ぐらいの意見聴取会だったんです。
申込総数が585人。
実際に来場したのが108人ということだったんです。
ま、中に入りきれなくて断られるケースはもちろんありますので、
会場は狭い 全員入れない会議室
水野:それは広い会場でやっているんですか?
上田:これがね、狭いんですよww
水野:なんでそんな狭いところでしなくてもねぇ~
上田:大きな会議室という感じで、まァホールではないので、場所は。
水野:でもホールで皆さんに公開してもいいと思いますが、そうではないんですね、会議室ですか・・
上田:
580人ぐらいが入れるホールだってあるんじゃないですか?って言う意見の方もいらっしゃったわけで、
ま、全員申し込んだ人が入れるんじゃないの?という意見ももちろんあったわけなんですけれども、
もう会議室にいっぱいいっぱいです。
参加される方、それからスタッフ、会場運営の、
それから取材の報道関係者ですね、
もうぎっしり!
で、空調も効きませんので非常に暑かった。
水野:アハハ・・電力についていろいろ思いますがw
上田:
たね蒔きジャーナルからも3人で、私も入れましてスタッフで行きましたが
もう全員が汗だくという状況でした。
会場の様子 4人の方の声
上田:
それではこの中で、どんな意見が述べられたのか、会場の様子をお聞きいただきますが、
まず、4人の方の声を続けてお聞きいただきますね。
最初の二人は2030年の原発依存度をゼロにしようというプランを選んだ人。
続いて15%の人。そして最後に20~25%のプランを選んだ人という順番でお聞きいただきます。
私はゼロシナリオを主張いたします。
いま、声をあげなければ再稼働を認めたと思われて、
ずるずると3.11以前に戻ってしまうと感じたからです。
「2030年までのなるべく早期に」というそんな悠長なことは言っておらずに、
明日にでも原発をやめてほしいと思っています。
今日はゼロシナリオという事で、
夏のピークが危ないと、もし本当にピークが問題という事ならですね、
この秋再稼働を停止していただいて、検証していただきたいと。
この夏「大飯原発が結局いらなかったね」となったら、
事実上ゼロシナリオになっちゃっているわけですね。
そういう事をきちっと本当に国民に、知らしめていただきたい。
私は15%シナリオという事を申し上げているんですけれども、
太陽光発電の能力アップとか、
新しい材料を使った発電機器が多分日本の技術から見ると開発されるんではないかと、
今現在は15%シナリオなんですけれど、
やがてはゼロ%という数字で、わたくしはこの意見を申し上げさせていただきます。
あの、昨今のですね、
なんですか、「節電」とかいう言葉がね、ちょっと安易に使われ過ぎておるんじゃないかなと、
エネルギーが潤沢に使われる可能性があることで奪う未来がありますんで、
地球がブレーキの無い車に乗っている中でね、我が国が降りるというのはね、
この車をね、誰より安全に動かすという努力もね、福島から得るべき教訓じゃないかと
わたくしは強く思っています。
水野:みなさんしっかりお話しになりますね。
プラン資料 問題の指摘
上田:
そうなんですよ。
ま、こういった意見を述べられた後、たとえば追加で、このみなさんは話すことができて、
若干、パネルディスカッションのような形になっていったんですけれども、
そこでですね、意見がまた出まして、
それぞれのプランの中に記述がいろいろと資料の中に書いてあるんですけれども、
「このプランはこういうふうにしますよ」という内容が。
で、そこにですね、ちょっと問題を指摘する人が出てき出しまして、
その次の声をお聞きください。
ゼロシナリオでいくとですね、
何時ぐらいをめどにどうやったら実現できるんか?っていうことを
示していただけなかったように思うんですね。
出来ない理由を並べると言いましょうか、
これは無理や、無理や。という事を並べているようにしか聞こえなかった。
で、「どうも15%にしたら出来そうやで」というふうにしか、私には聞こえなかった。
えー、本日はですね、20~25シナリオを選ばせていったんですが、
えー、ちょっと先程の方もおっしゃっていたんですが、
ゼロシナリオというのが、「わざと選ばせないようになっているのかな」という気もしてですね、
ちょっと選びづらかったんですが。
水野:
はぁ、ゼロ%のシナリオは、選びにくいような資料になっていると指摘しているお一人は、
「私は25%がいい」と思っている、そんな人でさえが、
「ゼロシナリオが、選べない資料ですよ」と指摘していらっしゃるんですね。
上田:
そうなんです。
原発依存度を最も少なくするプランの人も、多くするプランの人も、どちらもが
「いや、このプランの資料だと、ゼロ%は選びにくいです」と。
たとえば我慢を強いられるとか、負担を強調し過ぎていると。
資料は。
というご意見なんですね。
水野:
でもこれ開催していますのが、さっきも言いましたように
資源エネルギー庁という事をもう一回私は思いだしましたね、はい。
上田:
うーん、なるほど。
で、さらに資料の中でまたもうひとつ、
別に気付いたところがあるというこんな声もありましたのでお聞きいただくんですが、
これは15%のプランを選んだ方の声なんですけれども、
25%のプランの資料の中に気になる記述があるというのです。
20~25シナリオの一番最後のところに、
「原子力及び原子力行政に対する国民の強固の信頼が前提」と書いてあります。
この「強固な信頼」を抱いている方がいらっしゃるんでしょうか?
いま、現時点で。
で、これをもとに8月中旬ぐらいから方針を決めるという話なんですけれども、
後一カ月で、これがたとえば80%ぐらいの人間が
「強固な信頼を持っている」ということが前提にあると思うんですけれども、
そんな事は、ま、あり得ないと思うんですが。
水野:ほんまですね。
上田:
20~25%の依存度にしようというプランの資料の中に、
原子力とか原子力行政に「強固な信頼があることが前提」という記述があって、
水野:こんな記述ありますのん・・・え・・
上田:
だとしたら、実際にこの方が「どうですか?」とみなさんに聞いたら、
ま、お二方、数人手が上がった程度で、
水野:
「わたしは強固な信頼があります」とおっしゃったのがお二人。
他の人はみんな「はぁ!?」っていう状況だった訳ですね。
上田:
はい。
ですからこんな状況が一カ月で変わりますか?と。
じゃあこのプランは選べないですよね。っていうのがこの方のご意見なんですよね。
実際今回は、先ほど申しました、大阪で0%のプランを選んだ人が66%。
その他15%が13%。で、一番多いのが21%という比率でしたので、
ま、これなかなか、この原発行政に対する信頼度が高いとは言えないと思うんですけれどね、
「なかなか選択はできない」というこの方のご意見でした。
水野:
つまり15%のシナリオだったら、
選択しにくいようなデータはあんまりないっていうことですか?逆に言うと。
上田:
そうなんです。
ですから参加された方の中には
「結局0%と言いたい人も、25%だと言いたい人も、
間を取って15%で落ち着くように出来ているんじゃないですか?」とおっしゃる方がいますが。
で、15%で落ち着いて、たとえば、もっと努力して13%とか、14%とすると、
頑張った印象がありますよね、と。
水野:アハハ・・そういうふうに政府の動きを読んでいらっしゃる方もいらっしゃるんですね。
「聴取会」自体のやり方への疑問
上田:
そうです、そんな方もいた訳なんです。
さて、この会、タイトルが「聴取会」、聞き取りをする会だというふうに私は最初に申し上げました。
政府が国民の意見を聴取するという事で企画された会だというふうに思っていたんですけれども、
ま、「これまでに比べると国民の意見を聴きにきているなという姿勢は見られました」
という参加者の声があった一方で、
「内容ややり方に疑問がある」と言う方もいらっしゃいまして、
その方の声をお聞きください。
Q:どちらから来られたんですか?
滋賀県です。
すごく有意義な会だったと思います。
僕も、あのー、全然興味がなかったんですけど、
地元がね、やっぱり原発事故があった場合に、汚染の被害がくる可能性があるという事も、
そういった当事者意識もどんどん出てきたかなって言うのがあります。
かなり不満が残っています。
やっぱり会場からの発言も欲しい。
時間が、是非欲しい。
やり方が最初からすごく不満がありまして、
コソッと、こう、インターネットでアクセスできる人しかわからない。
本当に聴く気があるのかな?っていうのが一番疑問で、
これ自体が国民の問いを答える場ではないと言われて、
そういう設定だったっていうのが、「何だ」っていうふうに思いました。
水野:最後の方のおっしゃっていた意味はどういう事ですか?
上田:
あのですね、一人づつ意見を述べていく、
その意見を述べた方でディスカッションが行われる、
水野:住民同士で、国民同士がディスカッションするんですね
上田:
はい。
で、最後に国家戦略担当大臣の古川さんが挨拶をすると、
水野:あっ、大臣が最後にあいさつする。
上田:
という、形だったんですけれども、
参加された方が直接大臣に質問ができない。
水野:
はぁあ、目の前に大臣がいるのに、
「大臣、このゼロシナリオはなかなか選びにくいような資料になっていますけれど
これはどういうことですかー!」って言えない。
上田:そうなんです。
水野:えっ、言うたらどうなるんですか?言えない司会になっているんですか?
上田:
そうなんです。
司会を担当していたのは内閣広報室の下村健一審議官と。
水野:それはだって、政府の人が司会してはるんでしょ?
上田:ま、それはね。
水野:元マスコミにいはった人ですやんか。
上田:そうですよ。元アナウンサーしていた人ですから、ま、MCも非常に上手です。
水野:(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑
※下村健一(しもむら けんいち、1960年7月29日 - )
東京都出身のフリージャーナリスト・キャスター・市民メディアアドバイザー。
1985年にTBSに一般職採用として入社し、報道局アナウンス班に配属。
内閣官房内閣広報官室内閣審議官。
上田:
で、そんな方がおっしゃったのは、
「基本的には、意見聴取会は国民の議論の場。
それぞれのみなさんがディスカッションする場で、国民が政府に問うという性格のものではない」と、
水野:そうでしたの~?
上田:そう言った発言を聴いたのを受けて、先程の女性の声だったのですね。
水野:
はぁー、目の前に大臣がいるのに
大臣に「どういうことですか?」とは言ってはいけない場なんですね。
平野:
議論は様々な立場の人が意見を交換しあって、
それこそ正していく場ですよね。
自分たちだけ別のところにいるというのは、これ、討論になっていませんよね。
聴取会は結論ありきのアリバイ作り
水野:何のために大臣来てますの?
上田:ん・・・・・何のためなんでしょうかねぇ・・・
水野:
何のためなんですか?
で、皆さんの意見を聴いて、大臣はどうしはるんですか?
上田:
これがですね、一応問い合わせもしたんですけれど、
この後どういったプランで、どういった人が、この意見聴取会の情報をまとめて、
どうやって決めていくのか?っていうのが、あんまりはっきり答えが出てこなかったんですね。
水野:(つ∀`*)っ))⌒☆うふふふっ・・・
上田:
ただ、この聴取会をまとめて、
8月ぐらいには、この原発依存度をどれぐらいにするかっていうのを決めると。
水野:なんでそんな、8月中旬には決まるとか、そっちは決まっているんですか?
上田:わかりません!
水野:それじゃ、どうしてその再生エネルギーをどうしようかっていう話は出てこないんですか?
上田:そうなんですよ
水野:どうしてゼロシナリオを達成しようという話は決まっていないのに、8月に決まって行くんですか?
上田:はい、わかりません。
水野:そこはもう訊きたいと思っても、目の前にいる大臣に聞くことは出来ない。
上田:できない!
水野:そういうことだったんだぁ~
平野:やっぱり本当にこれは公正な聴取会じゃないですよね
上田:そうですよね
平野:うん
上田:
我々もそのあたりをですね、国家戦略会議の古川さんに話を聞きたかったんですけれども、
これ、終わった後の取材というのは認められておりませんでして、
水野:おっかけようと思ってもおっかけられなかったんですか?
上田:
られませんでした。
もう事前に「それは無い!」と言われておりまして、
突っ込んで大臣にそのあたりを聞くということはできませんでした。
平野:
もうそもそも法的な根拠が薄弱ですよね。
この聴取会を開くね。
政府主催と言いながら、だからどういう法律で、どういう形でこの8月中に決めるのかっていうことさえね、
全体が明らかになっていないでしょ?
政府の誰が関わってですね、どういう取りまとめをするのかという、そういう手順が分からないんですね。
だからもう私は、その聴取会というものがもう、
露払いのね、予定調和の結論先にありきのね、聴取会と、こう、非常に不信感を持ってみている
水野:
これでもう「全国のみなさんから声を聴きました」と、
そう野田さんはおっしゃるんでしょうね。
平野:アリバイ作りですよね。
上田:
参加された方からも、その「アリバイ作り」という言葉はもちろんありましたし、
あとこの”プラン”なんですけれども、
やっぱり、こういう大きな事故があって開かれている意見聴取会ですから、
「2030年にゼロよりももっと早くにゼロにしたい」って言う方が大勢いらっしゃるんですね。
「なんで18年後なんですか?」と、
「もっと早くできないんですか?」と言う意見をお持ちの方の部分というのは、
今回は採用されませんでした。
水野:そのプランは無いですもんね、最初っからww
上田:
そうなんです。
そこで、そう言った声が集まってきましたので、
今後開かれる意見聴取会では、「その他」と。
その三つのプランの次に「その他」という部分ができることになったということでして、
そこでそういった意見も述べることができるようにしようというふうに、
ようやく変わることになったんです。
水野:もうすぐ8月になりますけどね。
上田:
そうなんですねー。
一方でこういうやり方、会場にきている人からは
「あまりにも早く決め過ぎる」とか「もっと議論すべき」という声がありましたので、
民間の皆様が意見聴取会をしようという動きも出てきております。
そこに政府の担当者を呼んで、
もっと民間のやり方でどんどん議論をして意見をぶつけて質問しようと、いうような動きもありまして、
こういった動きが今後活性化していくんではないかなという話です、
まとめ
水野:
はい、上田崇順アナウンサーでした。
たね蒔きジャーナル、平野さん今日のリポートはいかがでしたか?
平野:
そうですね、
やっぱり福島の事故を教訓に、ドイツはもう8年後にね全廃ですよ。
水野:8年後で全廃ですか。
平野:
もうゼロ%は、別に30年じゃなくてもいい筈なんですよね。
それで、一つだけ成果があったと私が思うのは、
皮肉な言い方ですけれども、電力会社の社員の質というものが、計らずとも出たなと。
水野:あらわになりましたね。
平野:
これだけ命とね、安全を脅かされて、家族を引き裂かれる方が多い中でですね、
ああいう言葉をですね、あっけなく言ってしまうね、
想像力の無い人たちに原発システムが運営されているいうことを、
もう一度やっぱり、かみしめたいなと思いますね。
水野:そういう変な意味での収穫はあったんですねー。
平野:皮肉な言い方ですけどね。
水野:たね蒔きジャーナル。平野さんありがとうございました。
ーーー
皮肉な意味での収穫の一部はこちら↓
エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会 7/16
[名古屋会場]中部電力社員の意見全文書き出し(動画あり)
ーー緊急事態発生!ーー
「たね蒔きジャーナル」が打ち切り超濃厚という噂が広がっています。
福島第一原発事故後、「たね蒔きジャーナル」の存在を知り、
小出先生の真実に近い解説を毎回聞き、聞いているだけではちゃんと理解できないので書き出しました。
私の番組の書き出しはここがルーツです。
「たね蒔きジャーナル」では、小出先生だけではなく、
今まで様々な、その時に知りたい事をタイムリーに放送して下さり、
水野さんの私目線(私にはそんな感じがしたの。)の質問や突っ込みがとても好きで、
近藤さんの温かいコメントも大好き。
まだまだこれから福島第一にもなにが起きるか分からないし、
政局も目が離せません。
原発関連についても、その他の事についても、
この番組はとても大切なのです。
「このまま存続して下さい」
そうお願いしてみました。
メール(たねまきジャーナルの番組でなく毎日放送へのお願いでd(◕‿-。) ネ❤)
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電話
毎日放送・視聴者センター 06-6359-1123
政府に原発NO!のパブリックコメントを提出しよう━━o(`・ω・´)○━━ッ!!
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コメント
こんないい番組が無くなったら
日本は、
原発暗黒国家へ逆戻りしそうだね!
一体誰が圧力をかけて
こんないい番組を潰そうと画策してるんだろうか?
とりあえず
毎日放送へ下記メールを送りました!
3・11以後、たねまきジャーナルは
マスコミの中で、ほとんど唯一といっていいほど
真実を、国民目線でわかりやすく伝えてくれてきた番組でした。
政府や他のマスコミや御用学者が言うことが
いかに欺瞞的であるかを
たねまきジャーナルは暴いてくれて、
真実は何かをわかりやすく教えてくてる番組でした
こんな良い番組が無くなったら
私たちはまた
政府や、他のマスコミや御用学者たちの
<安全神話>にまたしても
騙され、
第二、第三の<フクシマ>のような
事故が起きるかもしれません。
どうかいつまでもたねまきジャーナルが存続できるよう強く望みます。
水野さんやたねまきジャーナルのスタッフのみなさま、
毎日欠かさず聞いて
たねまきジャーナルを応援しています!
私たち一般庶民のために
一層、頑張って下さい!!!
日本は、
原発暗黒国家へ逆戻りしそうだね!
一体誰が圧力をかけて
こんないい番組を潰そうと画策してるんだろうか?
とりあえず
毎日放送へ下記メールを送りました!
3・11以後、たねまきジャーナルは
マスコミの中で、ほとんど唯一といっていいほど
真実を、国民目線でわかりやすく伝えてくれてきた番組でした。
政府や他のマスコミや御用学者が言うことが
いかに欺瞞的であるかを
たねまきジャーナルは暴いてくれて、
真実は何かをわかりやすく教えてくてる番組でした
こんな良い番組が無くなったら
私たちはまた
政府や、他のマスコミや御用学者たちの
<安全神話>にまたしても
騙され、
第二、第三の<フクシマ>のような
事故が起きるかもしれません。
どうかいつまでもたねまきジャーナルが存続できるよう強く望みます。
水野さんやたねまきジャーナルのスタッフのみなさま、
毎日欠かさず聞いて
たねまきジャーナルを応援しています!
私たち一般庶民のために
一層、頑張って下さい!!!
himadarake | 2012.08.01 00:37 | 編集
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| 2012.08.01 11:14 | 編集