「子どもがいません。生まれる命もありません。 村はどうなってしまうんでしょうか?」大森地区







福島市の大森地区に住んでいるKobariTadasiといいます。
半世紀前は髪もふさふさとした青年だったんですが、今はこういうような状態です。
今この場所に立たせていただいている事、個人の意見を発表させていただくことに
大変感謝しております、ありがとうございます。

原発事故当初は、私は一時孫娘を連れて県外に避難した苦い経験を持っています。
現在私の家は、小さな庭なんですけれども、平常時0.5マイクロシーベルトです。
庭の隅の方ですね、雨水がたまるような、
ちょっと苔が生えるようなところは1.5マイクロシーベルトあります。
非常に高い数値だと思います。

それでは私の考えを述べさせていただきます。

私の考えは原子力発電は2030年を待たずして、
大飯原発の発電所以外は再稼働はゼロだと思います。
将来的に原発はゼロでいいと思います。

その理由として、原発は100%安全か?という事です。
これは大変疑問に思います。
最近特に心配している東南海地震、関東地震、それに伴う大地震。
原子力発電所の真下にある発電所(活断層?)は疑われていますが、
全国にある老朽化した原子力発電所の設計は、構造的、環境的において、本当に安全なのでしょうか?
耐え得る建築物なのでしょうか?

第二に使用済み核燃料の問題です。
六ヶ所村の再処理工場は97年完成の予定が、
技術的問題で、もう18回も延期されております。
核燃料の使用済み保管はすでに1900トンを超えまして、
保管能力はもう限界の状態になっております。

高速増殖炉の事故。
プルサーマル計画の行き詰まりと、問題は山積です。

第三に使用済み核燃料の最終処分方法。どうするか?って言う事ですね。
それと、最終処分場ですね。
これもまだ決まっていません。
おそらく日本で引き受けるところはあるとは思えません。

第四に、ひとたび原発事故が起きると
いまの福島を見て下さい。
町、村、部落、人々、家族、みんなバラバラです。
1年4カ月経っても復興の兆しは全く見えません。
除染も進んでいません。
除染の効果も期待したほどではありません。

最近の調査で学校が再開される状態になっていますが、
「元の学校に戻らない」という生徒が70%を超えています。
そういうアンケートの結果です。

子どもが戻らなければ、町村に子どもがいません。
村はどうなるのでしょう?
子どもがいません。生まれる命もありません。
村はどうなってしまうんでしょうか?

福島で、ウクライナの女性医師のエフゲーニャ・ステパノワという医師の講演会を聞きました。
その時最後にですね、低放射線量被ばく。
「これはずっと長い年月を見て注意しなければならない」と
何度も何度もおっしゃっていました。

最近のNHKスペシャル報道によりますと、
チェルノブイリ原発近くにあるまちの検査センター、アレクセイ医師の資料報告によると、
事故後25年以上たっていますけれども、
25年間の累積被ばく量15ミリシーベルトから27ミリシーベルトを被ばくした人の調査によりますと、
心臓病、白血病、血管の病気が増加しているということです。

ウクライナの内分泌代謝研究所のバレリ・テレシェンコ医師。
この方はヨウ素の被ばくによる甲状腺がんを、いち早く論文で発表した方です。
この方が最近、なぜか30歳代の人に甲状腺がんが増加しているという発表です。

ヨウ素はもう既に消滅しているはずです。
30歳ということは、ウクライナの原発事故当時、10歳前後の人々です。
この方々に甲状腺がんが大変発生しているということです。
そのことを懸念しております。


以上の理由で、私は原発は2030 年を待たずして早い時期にゼロにするべきです。
では、原発で補っていた不足分をどうするか?ということですが、

第一 に風力発電、陸上発電といろいろ方法があります。
陸上の風力発電型は、もう既に福島県の布引山高原で実用化されております。
現在6万5900kwの電力を生み出しています。

海上型は海に浮かぶ発電所。
将来的に原発1 基分相当の100万kwの発電が可能なプロジェクトが、
すでに始まろうとしていることです。


第二に太陽光発電。被災地の農地、灌漑を活かした大規模ソーラー発電。
ビームダウン式太陽発電の組み合わせ等で原発1 基分の発電をするということです。

司会:申し訳ございません。そろそろおまとめに入っていただけますか。

はい。
第三 に水力発電。
じゃあ、簡単に言います。
水力発電、地熱発電、バイオマス発電と、これらの発電を組み合わせですね、
日本人の高い技術と優れた能力を持ってすれば、
原発不足による発電は十分可能だと思います。

この方法を、政府がいかに方向転換して、原発を廃止するかという決断だと思います。

今まで政府はですね、何回も、薬害事件、公害事件でいろいろ問題を起こして、
いまだに完全に終結していませんね。
そういった過ちを何度も何度も繰り返しました。
今度もこの原発事故でそういった過ちを犯して、後々30年、40年、100年後までも、
未来の子どもたちに問題を残さないでください。
前の過ちを学習してください。

私が言いたいのは、原発をゼロにして、
孫、孫孫、その孫の時代に安心して生活ができるような世の中にしてください。

以上、私の考えです。
ありがとうございます。




福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場
関連記事

コメント

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます