最終処分場候補・鹿児島県南大隈町の山林8/23~25(追記)




最終処分場候補地に南大隅町が浮上
TBSニュース 2012年8月23日(木) 20時10分

福島の原発事故で放射性物質に汚染された土などを捨てる最終処分場の有力候補地がついに判明しました。
政府はこれまで、最終処分場は福島県外に作るとしてきましたが、
有力候補地として浮上したのは鹿児島県南大隈町の山林であることが、
JNNの取材で分かりました。政府はすでに水面下で町の関係者に接触しているということです。

2012082528.jpg

鹿児島県南大隅町。
福島第一原発からおよそ1500キロ離れたこの町が今、揺れています。
人口9000人に満たない漁業と農業の小さな町が、
放射性物質に汚染された土の最終処分場の有力候補地として政府内で浮上したのです。
最終処分場について具体的な地名が上がるのは初めてのことです。
その候補地とはどんなところなのでしょうか。

東日本大震災以降、福島県内では放射性物質を除去するための除染作業が行われています。
取り除いた汚染土は現状、市町村ごとの仮置き場に保管されています。
黒い大きな袋に包まれているのが汚染土です。

2012082530.jpg

除染作業で大量に発生しますが、こうした仮置き場の設置はなかなか進みません。
理由は、住民の不安にあります。

「仮置き場を2年なり3年なり(の予定)で置いたものが、
そのまま5年、10年と長期間置かれてしまう心配はないのか」(伊達市住民集会、先月6日)

政府の計画では除染作業で出た汚染土は、まず市町村ごとの仮置き場に保管します。
その後、県内の中間貯蔵施設に移すとしています。
さらに30年以内に福島県外に設置する最終処分場に移す計画です。
中間貯蔵施設についても、交渉の難航が予想されます。理由は仮置き場と同じです。

「必要性と安全性と必ず(県外に)持っていくのでなければ議論に入れない。
最終処分場の話もまだ出てませんから」
(福島・双葉町 井戸川克隆 町長)

除染活動を進める上で最大の課題である最終処分場の設置。
公の場で議論は進んでいません。
ですが、政府内では密かにその候補地の選定が進められていたのです。

本土最南端に位置する鹿児島県南大隅町。
この町が最終処分場の有力候補地として政府内で浮上していることがJNNの取材でわかりました。
具体的な候補地は、南大隅町の南東部にある土地です。
私たちは候補地付近に船で向かいました。すると・・・


「見えてきました、見えてきました。この先に見えますのが、最終処分場の候補地です。
切り立った崖が見えます」(記者)
2012082529.jpg


さらに近づくと・・・

「私の後ろには広大な敷地が広がっています。民家はおろか人の姿はありません。
手つかずのままの自然が残っています」(記者)
2012082531.jpg

空から見ますと、そこには広大な山林が広がっています。
2012082532.jpg

政府は既に、水面下で町の関係者に接触を始めています。
環境省幹部も、JNNの取材に対し、地元との調整を進めていると話しました。

南大隅町の森田町長は23日朝、私たちの取材に対し、次のように答えました。

(Q.最終処分場の候補地としてあがっているが、政府側と接触は?)
2012082533.jpg

2012082535.jpg

「ないですね。それはどこか手を挙げてくれという話はですね、
私のみならず、他の首長さんでもみんなあるのではないですか。
探りじゃないのかな、そういう話は、あるんだとは思いますけども、
ただ、正式な話っていうのはまだ一切ないですね」
(鹿児島・南大隅町 森田俊彦町長)

また、鹿児島県の伊藤知事は・・・
2012082534.jpg

「何らかの呼びかけも国の方からありませんね。
いや、受け入れるような余地がないということです。受け入れるつもりもないですし」
(鹿児島県 伊藤祐一郎知事)

一方で、地元の住民からは戸惑いの声が上がります。

「ちょっと難しいですよね。一概にダメとも言えないし」
「持ってきてほしくないともおもいますし、
でも福島の人たちを思うと少しでも誰かがしてあげないと・・・」
(南大隅町の住民)

ある政府関係者は、JNNの取材に対し、
南大隅町は唯一にして最大の最終処分場候補地だ」と話しています。(23日17:41)





2012082311.jpg



ーーーー

「南大隅町」最終処分場、モデルは六ヶ所村
TBS(24日10:44)


福島第一原発の事故で放射性物質に汚染された土などを捨てる「最終処分場」の有力候補地として
政府内で鹿児島県南大隅町が浮上していることが、23日、JNNの取材で明らかになりましたが、
その最終処分場について新事実です。
政府が青森県六ヶ所村の施設をモデルにして建設を計画していることが新たにわかりました。

最終処分場について、政府は福島県外に置くとしていますが、
その設置場所が決まっていないため、福島県内の除染作業は遅れています。
JNNの取材で、23日、最終処分場の有力候補地として
政府内で鹿児島県南大隅町が浮上していることが明らかになりました。


その後の取材で、最終処分場について、
政府が青森県六ヶ所村にある「低レベル放射性廃棄物埋設センター」をモデルにして
建設を計画していることが新たにわかりました。

土居一雄:
地上から10m以上掘り下げたところにコンクリートでできた建物が整然と並んでいます。

2012082526.jpg

この施設では、全国の原発で排出された低レベル放射性廃棄物をドラム缶に入れて
コンクリートの建物に保管しています。

2012082527.jpg

政府はこの六ヶ所村の施設をモデルにさらに大規模な最終処分場の建設を計画しています。
また、汚染された土は海上輸送することにしていて、
南大隅町の候補地には港を建設することも検討しています。






候補地浮上の南大隅町、不安広がる

TBS(2012年8月24日11:06)
2012082522.jpg

候補地に浮上した鹿児島県の南大隅町の住民には不安や戸惑いが広がっています。

「汚染がれきとかそういうのは大体予想していたんだけども、
汚染された土を持ってくるというのはちょっと我々の想定外でしたね。
いやもう、けしからんですよこれは。あってはならないこと」
「土壌はダメですよね。まず、放射能というのを持ってきたらいけないというのを今思うわけ、
事故があってから」(住民)

2012082523.jpg
「我々も(正式な話を)受けた覚えはございませんので、
落ち着きましたらですね、関係機関に再度確認は取りたいと思いますけど」
(南大隈町 森田俊彦町長)

地元では反対の声も強く、今後、紆余曲折が予想されます。




南大隅町で最終処分場反対集会

TBS(25日17:30)

福島第一原発の事故で放射性物質に汚染された土などを捨てる
「最終処分場」の有力候補地として鹿児島県の南大隅町が浮上している問題で、
25日、地元で住民の反対集会が開かれました。
2012082524.jpg


「(最終処分場が)安全だったら田舎に押しつけないんですよ」(住民)

事故で汚染された土などを捨てる「最終処分場」の有力候補地として浮上した鹿児島県の南大隅町で
25日に開かれた集会には、地元などから70人余りの住民が参加し、建設反対を訴えました。

2012082525.jpg

「南大隅町だけの問題ではなくてですね、
大隈全域あるいは鹿児島県全域を巻き込んだ大きな問題になって来ると思うんですね。
地元にいる我々が中心になって反対していかないと、これはいけないと」
(南大隈の自然を守る会 肥後隆志会長)

このような集会が開かれるのは初めてで、
住民らは今後、署名活動などを行い、反対の声を強めていきたいとしています。


ーーー


「福島の中間貯蔵施設と鹿児島の最終処分場」小出裕章氏
8/23たねまきジャーナル(内容書き出し・参考あり)

<上記より一部抜粋>

小出:
・・・・・・放射能のゴミというものは、
人間の手で消せませんし、自然にも浄化作用が無いのです。
でも、もうばらまいてしまったものですから、どこかに集めるしかないという事は
もう仕方がない事なのです。
ただし、それを国の方は住民の土地にという事で今進めているのですね。
私はもう、それがそもそも間違えていると思います。
もともと今汚染と呼んでいるものは、
東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった放射性物質です。
もともと東京電力のれっきとした所有物です。
それは東京電力に返すのが筋なのであって、
本来ならば福島第一原子力発電所の敷地に戻すのが私はいいと思います。

ただし、福島第一原子力発電所は今現在戦争状態にありますので、多分難しいと思います。
それなら、福島第二原子力発電所の広大な敷地がありますので、
まずそこを放射能のごみの、ゴミ捨て場にするべきだと思います。

東京電力が嘘をついて福島県を中心に大変な人々に迷惑を及ぼしているのが今であって、
その東京電力が自らは無傷のまま
「第二原子力発電所もこれから再稼働させる」というような事をもくろんでいる訳で、
「とんでもないことだ」と私は思います。
まずは自分で責任を取るということを東京電力がやるべきだと思います。

これまで原子力発電所から出てきた低レベル、
比較的放射能の汚染の少ないゴミというものはこれまで青森県の六ヶ所村に押しつけられてきました。
ドラム缶に封入したうえで、そのどらむかんを地表に造ったコンクリート製の構造物、
プールのようなものですけれども、その中に並べていくと。
そして、いっぱいになったら蓋をして、粘土で固めて土を被せるというのが
これまで低レベルの放射性廃棄物の保管方法でした。
で、ただそれをやったところで、地面に埋めてしまうわけですから、
ドラム缶はいずれ錆びてしまう。
そうすると中から放射性物質がいずれにしても出てくるだろうと、時間が経てば。
じゃあ、一体どれだけお守をすればいいか?というと
「300年」という事を日本の政府は言ってきたのです。
しかし300年後って皆さん想像できるでしょうか?
もちろん私は死んでいるし、池田さんだって、千葉さんだって亡くなっている。
現在の東京電力のお偉いさん達もみんな死んでいる。
民主党も自民党もないという、
そういう時代まで、本当に埋めてしまって安全が保障できるか?と言われてしまうと、
わたしは、まずは無理だと思います。
でもやらなければいけないという、本当に困った時代に今私たちは追い込まれてしまっています。




関連記事

コメント

非公開コメント

No title

福島の原発事故で放射性物質に汚染された土などを捨てる最終処分場の候補地に鹿児島県を考えたようですね.

各地の原子炉から出る「使用済み核燃料」の最終処分地とは異なるようですね.

動画がありました

いつも拝見しております。
役立つ情報の発信ありがとうございます。

最終処分場に関する、動画を発見しましたのでおしらせします。

http://www.youtube.com/watch?v=attT9oU6R68&feature=youtu.be

関連する動画はこちらです。
http://video.jp.msn.com/watch/video/%E6%9C%80%E7%B5%82%E5%87%A6%E5%88%86%E5%A0%B4-%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AF%E5%85%AD%E3%83%B6%E6%89%80%E6%9D%91%E3%81%AE%E6%96%BD%E8%A8%AD/1h2dd667

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

動画