「原発真下の活断層」保安院の新基準8/28たね蒔きジャーナル・ゲスト吉井議員(内容書き出し)

2012年8月28日火曜日 
「今日のニュース」
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]






08:34
千葉:
今日はまず、原発関連のニュースからお伝えします。
原子力発電所の真下に地盤をずらす断層があっても、運転を一律に禁止しないで、
継続させる、続ける可能性を起こす、新しい基準が検討されていることが分かりました。

この新基準は経済産業省の原子力安全保安院が導入を検討しているものです。

新しい基準では、
断層を地震を起こす活断層である、主断層、
主断層と関係する副断層、
それ以外の断層、弱面。
この3種類に分類をします。


水野:3種類に活断層を分けるんですか?

千葉:
そうです。
このうち主断層と副断層の二つが原発の真下にある場合、
どちらかですね、主断層か、副断層がある場合は、運転できなくなるんですけれども、
それ以外の断層、弱面の場合は、原子炉建屋などへの影響を評価するとしている。

水野:
えっ!?
それって、すみませーん、ハッキリ言うたら
今まで「活断層の上にあったらアカン」と言われていた原発も
中には、中には、「この断層なら大丈夫やさかい、原発もOK」という意味になりませんか?

千葉:
そうですね。
あの、今、本当は、保安院は今現在ですと、
「活断層の上に原子炉を建ててはならない」という見解を示しているんですが、
この活断層を三つに分けて、
今水野さんが言われたみたいに、弱面の場合はですね、
えーー、ま、原発の真下にあってもですね、
断層のずれの量が小さく、原子炉建屋などに影響が生じないと評価をされればですね、
原発の運転を続けることが可能になるのではないかとみられております。
これまでは「活断層」と判断された場合にはダメという事になっていたんですけれども。

そして、
福井県にある日本原子力発電の敦賀原発や、
石川県にある北陸電力志賀原発では、原子炉の真下にある断層が活断層である疑いが浮上しておりまして、
事業者が再調査を始めているんですけれども、

しかしですね、
保安院はすでにこの新しい基準の方針案を専門家に提示をしておりまして、
委員からは
「志賀原発の断層は弱面に分類される可能性がある」との指摘も出ているということなんですね。

水野:そんな流れですか…

千葉:そんな中で、原発の活断層に詳しい東洋大学の渡辺満久教授

水野:この番組にも出ていただきました。

千葉:
はい、
渡辺先生はですね、
副断層と弱面を区別するのは容易ではなく、真下でずれが生じることには違いはない
と、指摘をしておりまして、

「解体直前の保安院が駆け込みで、原発の廃炉逃れの理由を考えているように思える」
と批判をしております。

実は保安員自身も
「断層のずれの量の正確な評価手法というのはまだ完全ではない」としているんですけれども、
けれども、検討しているという情報が、伝わってきております。


水野:確かに解体直前ですよね、保安院って。

千葉:そうですね。その状況でこんなことを検討しているという事です。

水野:
今日は国会議員でもあり原子力の専門家でもあり、
共産党衆議院議員の吉井英勝さんが東京スタジオにいらっしゃいます。
この話を伺ってみましょう、吉井さ~ん、
いまのニュースをお聴きになっていて、
この活断層を三つに分けるという話、どんなふうにお聞きになりました?

吉井:
まず、地震学とか変動地形学というのは、非常に急速に発展している学問分野でもありますし、
ですから、その学問分野の発展に、まず期待をしているんですが、
科学的にきちんとした根拠を持って、
ま、今三つに分けると言っているような話が
妥当かどうかを見ていかなきゃいけないと思いますけれども、

ただ言えることは、
法律に基づく原子力規制委員会がいよいよ出発する訳ですよね。
そこで、専門家の意見も聞きながら厳密に審査をするというのがこれからやる仕事なんですが、
今やっている、始め出したというのも、
調査を始め出したばかりで、
で、大飯はすでに動かして、動かしてから下が問題で、
活断層につながるかどうかを調べ直さなければいけないという事になっているし、
敦賀も志賀原発もそうですし、
調査を始めたばかりで「大丈夫だ」というのを認めようというのは、
どう考えてもおかしい話ですよね。


ですから認めるための基準作りを、
経済産業省は、この「原子力規制委員会に任せる前にやっちまおう」というのが、
とんでもない発想だと思うんです。

で、ここにはやはり経産省が考えている、原発輸出戦略というのがありますから、


水野:原発を輸出するっていうことですか?

吉井:はい。

水野:経済産業省はまだそれを考えているんですか?

吉井:
経産省、いまの野田内閣自身の考え方ですけれども、
この原発輸出戦略を求めているのが、
電力とか原発メーカーとか、ゼネコン、鉄鋼セメント、メガバンクはまあ大きく、
私は原発利益共同体って呼んでいるんですけれども、
こうした財界中枢部の人達が、「原発を輸出していこう」という事を今考えていますから、
そうすると、日本で止まっていると都合が悪いわけですよね

それを動かすには、やはり
「原子力規制委員会でややこしい議論になる前に、経産省の保安院の段階でやっちまおう!」という、
ま、そういう感じが少ししますね。

水野:は・・・・・
ありがとうございます。では次のニュースです。15:04



この日の特集はこちら↓
「国会は真面目に原発事故と向き合っているのか?」
京都大学原子核工学科卒の専門家衆議院議員・吉井英勝さんに聞く8/28たねまきJ
(内容書き出し)





ーエンディングー

水野:
平野さん、今日冒頭でお伝えし増した、活断層を3つに分類して「大丈夫」
ま、「下にあっても大丈夫」という活断層も出てくるという、

平野:驚くべき基準の変更ですね。

水野:
ま、保安院が、安全保安院が考えたという事で、リスナーの一句
「またやるか げんしりょく 漫然不安」
もう、漫然としているのは保安じゃなくて不安委員やわ、と、
あるいはね、こんなご意見もあって、
「断層を3つに分けるって、全ての断層がずれる可能性があるんじゃないんですかね、
あの手この手でを使って生き残りをかける。脱帽します」

平野:
イヤ本当ですね、悪知恵といってもいいんじゃないですか、もう。
これ当初ね、保安院、電力会社に調査させようとしていたんですよね。
それがあまりにもひどいと言って、やっぱり実践の掘削実験をやるべきだという話になったんですね。
だから本当に、外から言われてやり始めるんですけれども、
基準の変更をやられたら何にも出来ない

水野:そんなことまでやりますか

平野:ねぇ!



「原発と活断層~その実態を聞く」活断層の専門家・東洋大学教授渡辺満久氏
6/6たねまきJ(内容書き出し)


活断層・脆性破壊・構造から日本の原発50基を検証!6/14
そもそも総研(動画・内容書き出し)~タイタニックは脆性破壊だった~


大飯原発「再調査なのに再稼働」7/19モーニングバード(書き出し)


保安院「原発が活断層の真上にあっても規制せずに動かす基準」だって!?
刑務所にみんなまとめて入って下さい





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小出裕章氏・たね蒔きジャーナル存続の陳情8/27MBS(動画・内容書き出し)



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