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ものすごくショックを受けたニュース「子ども甲状腺にしこり3人に1人」8/27たねまきJ(内容書き出し)

2012年8月27日月曜日 
「今日のニュース」
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
●メインキャスター
(月~水・金)水野晶子 (木)千葉猛
●コメンテーター
(月・火)平野幸夫/毎日新聞「ほっと兵庫」編集長
(水・金)近藤勝重/毎日新聞専門編集委員
(木)[週替わり]池田昭、近藤伸二、藤田悟、二木一夫 /毎日新聞・大阪本社論説委員



水野:
もう8月も最終週に入ったんですね、
まァ、あの、こんな時期にですね、夏休みの疲れがだんだん出てきているかな?という時期ですけど、
もう、原発事故に関しては、なんだか終わったかのような気分の方が多いと思います。
お盆休みもありましたし、夏疲れで「そんな事」と思っている方がいらっしゃるかもしれないけれども、
今日お送りいたしますニュースは原発事故に関連するものがいろいろと出てきますが、
わたくしはものすごくショックを受けたニュースを今日お伝えすることになります。

平野:はい

水野:
先程ね、伝えてくれる千葉アナウンサーと、平野さんもわたくしも、
「こういうニュースのラインナップですよ」という事で打ち合わせをね、してたんですけど、
私はその打ち合わせの段階でも、ものすごく
んーーーちょっと、どんな言葉を出したらいいのか分からない位

平野:最も心配していたことが起きつつあるんじゃないかなと、いうことですね…

水野:
そうですね
だから、あのーー、事故が終わってなんか、もちろんいないんだなぁと、
進行形なんだなという事を改めて思いますし、
私たちメディアがホンマにやるべき仕事が「途方もなくあるんだな」という思いを
…もちました。
みなさんがどんなふうにお感じになるか、
今日もニュースに関するご意見や時事川柳をFAX、メールでお寄せいただきたいと思います。


ー略ー

水野:
では今日8月27日のニュースです。
キャスターの千葉さんです、こんばんは。

千葉:
こんばんは。
ではお伝えします。
今日はまずこのニュースからです。
東京電力福島第一原発の事故を受けて、
福島県内の18歳以下の子供に行っている甲状腺の検査について、
政府は福島県以外の全国国3カ所以上で、
18歳以下の4500人を対象に同じ検査を行うことを決めました。
福島県は、県内の18歳未満の子供を対象に、すでに甲状腺検査を行っているんですけれども、
これまでの検査の結果、36%ほどの子どもの甲状腺にしこりなどが見つかっております。

水野:
エッ!?
まって、もう一回言って下さい、そのニュース。

千葉:36%です
36%程の子どもの甲状腺に、しこりなどが、
福島県内の甲状腺の検査をしたところ見つかっていたという事です。

水野:3人に1人以上の割合という事ですよね

千葉:
36%ですからね
えーー、福島県によりますと、
今年3月末までに検査およそ3万8000人のうち、およそ1万3600人に
しこりなどが見つかっていたという事です。

水野:はい

千葉:
3万8000人のうち1万3600人。
そして県は一定の大きさのしこりなどが見つかった186人については二次検査の対象としましたけれども、
それ以外の人は経過観察としています。

水野:経過観察っていう事は、みるだけっていうことですよね。

千葉:
そうです。
しこりがあるのは分かっているんだけれども、
いまのところは「経過をみていきましょうね」という事で、
それ以降の検査もしなければ、治療という事にもならない訳です。
で、政府が今回福島県以外でも検査を行うのは、
これらの症状が事故による影響かどうかを比較して見極めるために、
データを集める狙いがありまして、
福島県以外の全国3カ所以上で同じ検査をするということなんです。

水野:
データを集めるっていう狙いね…
それはもちろん、それも必要でしょうが、あぁ…

千葉:それを今から検査してデータを集めるっていうことなんですが、

水野:ねぇー!

千葉:
えー、ちなみに1986年のチェルノブイリ原発事故では、
数年後から周辺の子どもたちに、甲状腺がんの増加が見られたため、
具体的に言いますとね、
被曝から5年以降にチェルノブイリの場合は発症が増加したという事で、
被曝した子どもの甲状腺がんの発症率は、
被曝していない子どものおよそ21倍にのぼったというようなデータもあります。


水野:21倍って、そんなに高い数字ですか

千葉:
はい。
そういうふうに、甲状腺がんの治療に関わったロシアの医師は伝えております。
で、福島県は現在県内の18歳以下の36万人以上を対象に甲状腺検査を順に進めておりますが、
内閣府によりますと、福島県以外での検査は、甲状腺学会などの専門医が来年3月まで行うという事でして、
福島県から出来るだけ遠く、放射線の影響が無い場所で調べることにしております。

一方、福島第一原発の事故で一時緊急避難区域だった福島県広野町の町立広野小学校と広野中学校が、
今日、およそ1年5カ月ぶりに本来の校舎で授業を再開しました。
広野小学校と広野中学校ではこれまでは隣の自治体であるいわき市の学校に間借りをしていましたが、
広野町は授業の再開に向けて、校庭や校舎、通学路などの除染などを行ってきました。
広野小学校と広野中学校は原発事故が無ければ、
合わせて440人ほどの児童や生徒が在学しているはずでしたが、
元の校舎に戻るのは合わせて96人にとどまり、
このうち3分の2はいわき市の仮設住宅などからスクールバス等で通うという事です。

また、震災以降休園していた幼稚園や保育所は、
合わせて7人の子どもを迎えての再スタートとなっております。

水野:平野さん、どういうふうに聞きはりますか?

平野:
いや、もう、驚くべき数字ですね。
3人に1人のお子さんがしこりがあるという、
これはもう本当に「想像以上の影響が出ている」と言ってもいいと思うんですね

チェルノブイリは4,5年先だと言っていますけど、
こんなにすぐに出たデータはなかったはずなんですよね。
もっともね、このニュースで私が不信感を抱くのは、
福島県外で国が同じような調査をして比較対象するという話なんですけれども、
それよりも今出ている子どもたちにどういう手当をするかという事が、
一番だいじなのに


水野:ええ、まず緊急になにするか、って。

平野:
しこりの出ているお父さんお母さんたちは、自分の子どものですね症状を
お医者さんがどういう診立てをするかという事を聞けない状態なんですよね。


水野:
えっ!?何でですか?
自分のお子さん、たとえば保護者の方が保護してらっしゃるお子さんの状況を詳しく、
それこそもう、何もかもまず知りたいやないですか。
それを聞く権利が無いんですか?

平野:
これね、無いんですよ。
条例に元づいて、情報開示を請求して始めてね、認められて聞けるんですけれども、

水野:
子どもの身体のね、しこりの状況の情報は誰のもんなんですか?
子どものものであり、保護者が一番知るべき物、なんじゃなくて…県のものなんですか?じゃあ。

平野:
だから県がね、非常におかしい基準を…出しているんですよ。
「現時点では放射線の影響は出ることはない」と言って、
福島県立医大のですね、基準をそのまま登用して、外にデータを出していないんですよね。

水野:はぁ・・・・・

平野:
ですから、しこりのある子どものお父さんお母さんも、これを具体的に、
じゃあこれからどういう手当をしたり治療をしたりという事が事実上出来ない状態になっているんです。
これは本当に異常で、これは日本弁護士連合会も非常に問題視していましてね、
「本人確認が出来ればすぐに開示するべきだ」と言って、
非常に批判、強い批判をしているんですよね。

これはね、国がね、
この福島県の基準とかそういうものを越えて、しかも県外の比較、疫学調査なんていう事以前にですね、
この出た子どもたちの追跡調査と、個別の医療対応ですね、これを急ぐべきですよね。
あの、非常に、あの、深刻な話だと私は思いますね。


水野:
大変深刻ですし、この情報のあり方?
「子どもの命第一」のあり方になっていないように感じますが、
そこのところをすぐに改めることができる国かどうか?ですよね。

平野:
それとね、広野町の授業が今日から始まったんですけども、
これも、本当にこんな場所で授業を再開していいのか?という、
放射線量なんかをきちっと測った上でのね、授業再開なのか?と。

水野:
これからの未来がどうなって行くのか、なんていうことは
本当に言えるんですかね。どうなんでしょうか…

平野:さらに甲状腺の異常な子どもたちを増やす可能性すらある、性急な判断だと私は思いますね。

水野:
リスナーの方の一句は、
「おそれてた しこりがついに ふくしまで」こんなふうに頂いたんですね。

それから、東京の方なんですけれども、奥様と子どもさんが関西に避難していらっしゃるんだそうです。
東京の方でもそうなんですよね。
で、「今日は休暇を取って、関西に避難している妻子を訪ねたんです」とおっしゃています。
「妻子と離れて暮らすのは本当に辛いですけど、近所の土壌の検査をすると、
まだ小さいわが子たちを遊ばせるには躊躇するような値が出ているんです。
でも関西に来てみたら、誰も気にしえてはらへん。
誰も気にしていないのは雰囲気で伝わってきます。
が、流通でいずれ拡散するでしょうし、
大飯原発にもしも事故が起きれば、関西も同じ思いをすることになります。
過去の事でもなければ、よその事でもないと思いますよ」というふうにくださいました。

平野:そうですね

水野:
あのー、実はたねまきジャーナルは去年の3月、事故直後から
小出先生のお話をずっと皆さんにお伝えしましたでしょ、
その時に福島の方々から、やはりあの、
ビックリすることに、「福島でも聞いてはるんや」って私は思ったんですけれども、
すごい雑音の中でも耳をそばだてて聞いて、「やっとここで確かな情報があった」と。
「これまで確かな情報が無かったから、メディアの中で迷子になってた」って。
「やっと、やっと、探し当てました、たね蒔きジャーナル」って下さったメールを見たら、
「私たちは子どもをどこに行かせたらいいのか?
外に出していいのか?ここにいていいのか?助けて下さい、助けて下さい」って、

平野:何通もありましたね…

水野:本当に、「助けて下さい!」というメールを私たちは沢山いただいて、

平野:
番組の中でもチェルノブイリのレポートをいろんな方にしてもらったんですけれども、
本当にこの事が心配で、ずっとですね、あの、福島で同じ事が起こりはしないかと、
ずーっと思っていたのが、ついにこういう形でね、
衝撃的な数字ですよね、3分の1、3人に1人がしこりがあるというのは。
これはもう、しかも、その追跡の手当ても受けられないという状態ですね、現時点で。
これはもう本当に早く変えなければいけないですね。

水野:
ねぇ、この国がどんな国か、あるいは、私たちメディアがなにをしてきたか、
今何ができるのかを本当に問われている時だとあらためて思います。

ーーエンディング

53:09
水野:
今日は冒頭でお伝えしましたニュース、
福島の子どもたちの甲状腺検査で36%の子どもにしこりがあったという事をお伝えしました。
これに対して、やっぱり怒りのメールが沢山ありましてね
「ホンマにひどい話で、
自分の子どもの健康を守ることができない現状を親たちはどんな思いでいらっしゃるのか、
考えるだけで胸が痛みます。
その子どもたちの健康情報の開示については、もう本当にお母さんたち立ち上がって欲しい。
みんな協力するとおもいますよ」って。

平野:
そうですよね、
これはもう弁護士さん達がバックアップしているんで、
是非開示の方向に持って行ってほしいんですけれども、
他の病院機関でね、福島医大の基準じゃなくて、検査を断っている病院も多いんですよね。
「混乱もたらす」と言って批判されるんで。
だから、仕方なく県外へ行っている人たちもいるんですよ。

水野:えーっ!?

平野:
高い交通費を出してね、
もうそういうことがないようにね、国が明確な基準を出すべきですね。



疑問だらけ!放射能汚染による甲状腺検査
「福島県民安心のために他県と比べる(国)」「日本崩壊しないよう導く(山下俊一)」
「調査の邪魔したくない(医師)」

毎日新聞 2012年08月26日 の記事
甲状腺検査:福島県外の子供と比較 内閣府方針


ーーー



千葉:
続いてはこんなニュースも入ってきております
静岡県御前崎市にある中部電力浜岡原発の再稼働に、
賛成か反対かを問う県民投票条例の制定を求め、
市民団体が今日静岡県に直接請求に必要な有権者の50分の1の数を大きく超える、
およそ、16万5000人分の署名を提出し、直接請求をしました。
東京電力福島第一原発事故の後、再稼働をめぐる直接請求は、
原発が立地する都道府県では初めてです。
これについて静岡県知事の川勝平太知事は
住民投票がなされる方向で議論を進めたい」と述べ、
来月19日からの定例県議会に「賛成」の意見を付けて条例案を提出する考えを示しました。
条例案が可決されれば住民投票が行われることになります。
川勝知事はこれまで住民投票を行う事について、
「再稼動、廃炉の2者択一ではない」と否定的な見解を示していましたが、
今日の記者会見では「重く受け止める」と述べ、姿勢を変えました。
一方静岡県議会の多くの議員はまだ、態度を明らかにしていません。




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