原子力規制委員会、メンバーはどんな人?
「露骨すぎます」金子勝氏9/19たねまきJ(内容書き出し)
<一部抜粋>
金子:
そうですよ。
紛争審議会でも「20ミリシーベルト以下は帰還が前提」だって。
水野:ああ、つまりその賠償金額が出来るだけ低くなるような側の発言をしてこられた方なんですね。
金子:
そうなんです。
だから、2012年の3月のあと、1年ぐらい経ってから、
「自主避難の損害賠償を削った方がいい」とか、
水野:ええっ!
金子:
この人も500ベクレルから100ベクレルに食品の安全基準を下げる時に
「風評被害を広げる」と言って、公然と反対しているんですね。
ところが彼は所信声明で、
「福島の人が放射能で苦しんでいるのを、心を痛んでいます」ってこう言って
水野:そう言っていましたよ。
金子:
ところが、現実の紛争審議委員会、今どきインターネットで放送されちゃうじゃないですか、どんどん。
それがもうインターネットで沢山アップされていて、
自主避難の賠償を一生懸命委員長が決めた時も、
最後にメモを読み上げて抗議しているんですよ。
水野:はぁ・・・・
ーーーー金子勝さんが話していらっしゃる内容の証拠の動画です。
福島からの自主避難者への賠償に反対する田中俊一と、怒る福島の方々
原子力損害賠償紛争審査会(18回)後半 http://youtu.be/ndHQqAfwkgA のラスト3分42秒です。
自主避難者および地元に残った方への賠償が決定した後、
閉会間際に、わざわざ能美会長からマイクを奪い、
自主避難者の方々の目の前で「賠償はすべきでない」という内容の自分のメモを読み上げています。
それを目の前にし、怒る福島の方々、叫ぶ女の子の姿も映っています。
能美会長:で、田中委員どうしますか?それもう一回?ええ、どうぞ。
田中俊一:
あのー、先程の議論でも少し、あの、申し上げたんですけれども、
今回の賠償に関して少し私なりに頭を整理する意味で、あの、メモをつくりましたんで、
え、ちょっとよみさし、読みあげさして頂きたいと思います。
えーっと、本審査会では自主的避難対象区域における自主避難者滞在者に対する
放射線被ばくへの恐怖や、不安に対することへの賠償を認めることになりました。
この背景には事故当初に於いて政府等による指示があって、既設に行われなかったことがありますが、
より根源的なこととして、
子どもの放射線被ばくに対する恐怖と不安を審査会が認めたという事があると認識しています。
一方放射線被ばくの恐怖と不安は個人差も大きく、周期も特定できず、
現在の福島県の放射能汚染状況を踏まえると、
今後も長期にわたってこのような状況が継続するという事は避けられないと思います。
しかし、これを今後も賠償という形で対応する事が不安や恐怖を克服する最も適切な方法であるとは
わたくしは考えていません。
福島県民の放射線に対する不安やストレスは事故から日を重ねるにつれて深刻さを増しており、
すみやかに長期的な対策を講じることは極めて重要であります。
このためには環境の放射線量を低減するための取り組みをそくせん、促進するとともに、
これに加えて、えー、12年前のJCO事故の後にも取られた定期的な健康診断、健康相談。
さらには、個々人の被ばく線量のモニタリング。
あるいはモニタリング結果を踏まえた放射線リスクコミニケーション等の
長期的計測的な対策が有効であろうと考えています。
低線量被ばくに対する対策は、個人への賠償という形ではなく、
多数の住民の不安や恐怖を軽減するための長期的な施策が優先的に講じられることを願うものです。
ありがとうございます。
能美会長:
はい。それではこれで本日の審議会を終了いたします。
どうもありがとうございました。
ーーーー
20ミリシーベルト/年について中村佳代子原子力規制委員への質疑応答9/19(音声・内容書き出し)
上記のブログと同じ質問に対する田中俊一委員長の応答です。
2012年9月19日
(質問内容)
子どもたちが20ミリシーベルト/年以内の環境に、そういった環境に住まわされていますけれども、
その健康面からの安全基準をこれからこの委員会としてはどうやって行かれるか?
田中俊一:
えーっと、あの~。
先程100ミリシーベルトの話もありましたし、今もそうですけれども、
えっと、現実に今回の事故は、あのー、
JCOの時も住民の最大の被ばくが40ミリシーベルトを超したことが、超したわけですけれども、
あの、その時にはすぐに国が健康管理検討委員会をつくって、
どういうふうに今後の、その、フォローアップをするかという事を決めてそれでやってきてたんですが、
今回は残念ながら少しそういう事が遅れています。
んでー、私は福島にずっと行ってまして、
あのー、除染をしても充分にその、皆さんが期待している年間1ミリシーベルト以下までに行くのには、
すこし時間がかかりますと。
ですからそういう意味で、低線量被ばくについては
まだ科学的に十分に安全だとか不安全だとかっていうことが明確にいえない状況ですので、
その一方で被爆をしている住民が現存していますし、
日々私もそういう方達と触れてきましたので、
その方達の被ばく線量はきちっとモニタリングをして測っていくと。
そのうえで、その、それに対する不安をどうやって取り除いていくかという事で、
あの~、いろんな方法を考えるべきだ。
健康相談があるし、健康診断もあるし、
あるいは特に内部被ばくについては非常にその、日々の食品摂取の中でえー、不安に思っているので、
そういったことについては出来るだけ身近で測定出来るようなシステムを整えましょうという事で、
わたしはそういうことを一部の、まぁ、
具体的に言えば伊達市とかそういうところでやっていただきました、昨年。
やっとそれが全住民についての個人被ばくがやっと測れるようなことになっていますが、
き、基準、基準は、あのー、まだこれからーー、だと思うんですよね。
基準がここから、ここまではいいとか、ここまでは悪いという事ではないんだと思います。
基準、基準、基準は、げ、現状維持っていうのは、
その20ミリシーベルトっていうのは、現存被ばく状況にあるということで、
それが何時までもその状況でいいという事ではないとおもいますので、
そ、…
厳格化されるって、んー、簡単に言いますけれども、
現実に今福島におかれている状況の中では、
まァ、実際にそれを出来るだけ少なくするという努力をするという事ー、を、が、多分行われると。
これは、え、規制委員会の仕事ではありませんけれども、
出来るだけ少なくして頂くようにするという事を求めていきたいと思っています。
(質問内容)
現状ICRPの現存被ばくの基準で一番高い
20ミリシーベルト/年が避難の基準になっているかと思うんですけれども、
この20ミリという避難基準をどう言うふうに捉えていらっしゃるか?ご見解をお聞かせ下さい。
田中俊一:
えーっと、今あの、どう捉えているかという事については、
今後、これから、あの、もう少し、詰めた議論をしたいと思いますが、
先程も申し上げましたけれど、
現存被ばく状況というのが、恒久的にそれでいいんだという事ではない訳で、
被ばく線量は少ない方がいいという事になってますから、
その方向、での、議論は進めたいと思いますけれども、
あのどう考えているか?って言うのは非常に難しい質問だと、
ー質問しているけれど聞きとれないー
スケジュール・・・え、、ま、あの~、いつ何時までのどうするっていう事、
しかもどう言うふうな基準、んん、ど、どうするかっていう事ではなくて、
今国の方も、あの1ミリシーベルトを目指して、出来るだけ除染等を進めるという事になっていますので、
ようやくそういう事を進めていただくように、えー、えー、事だと思いますが、
規制委員会の仕事ではないんで、そこは。
あのー、今後放射線の基準そのものについては、
あの、もう少し統一的な議論はやっていきたいと思っています。
ーーーー
個人の内部被ばくの線量を測って健康相談や健康診断をしていくことが
最良の方法だとは私は思えません。
「低線量被ばくに対する対策は、個人への賠償という形ではなく、
多数の住民の不安や恐怖を軽減するための長期的な施策が優先的に講じられることを願うものです」
ずっと生きてきた大切な大切な生活の場所が、危険になっているのはなぜですか?
原子力発電が4つも爆発したからです。
個人個人への賠償が最優先の課題だと思います。
大金を使って除染なんかいくらしたって、1ミリシーベルト/年以下に戻る筈がないのです。
除染をするならば、5ミリシーベルト/年以下の地域を徹底的に綺麗にして、
それ以上の汚染地域の人々には一刻も早く、無駄に使っている税金から賠償をするべきだと思っています。
その後その方々がどの地へ避難されても、
健康相談と健康診断はずーっと続けていくことはもちろん当り前のことです。
「露骨すぎます」金子勝氏9/19たねまきJ(内容書き出し)
<一部抜粋>
金子:
そうですよ。
紛争審議会でも「20ミリシーベルト以下は帰還が前提」だって。
水野:ああ、つまりその賠償金額が出来るだけ低くなるような側の発言をしてこられた方なんですね。
金子:
そうなんです。
だから、2012年の3月のあと、1年ぐらい経ってから、
「自主避難の損害賠償を削った方がいい」とか、
水野:ええっ!
金子:
この人も500ベクレルから100ベクレルに食品の安全基準を下げる時に
「風評被害を広げる」と言って、公然と反対しているんですね。
ところが彼は所信声明で、
「福島の人が放射能で苦しんでいるのを、心を痛んでいます」ってこう言って
水野:そう言っていましたよ。
金子:
ところが、現実の紛争審議委員会、今どきインターネットで放送されちゃうじゃないですか、どんどん。
それがもうインターネットで沢山アップされていて、
自主避難の賠償を一生懸命委員長が決めた時も、
最後にメモを読み上げて抗議しているんですよ。
水野:はぁ・・・・
ーーーー金子勝さんが話していらっしゃる内容の証拠の動画です。
福島からの自主避難者への賠償に反対する田中俊一と、怒る福島の方々
原子力損害賠償紛争審査会(18回)後半 http://youtu.be/ndHQqAfwkgA のラスト3分42秒です。
自主避難者および地元に残った方への賠償が決定した後、
閉会間際に、わざわざ能美会長からマイクを奪い、
自主避難者の方々の目の前で「賠償はすべきでない」という内容の自分のメモを読み上げています。
それを目の前にし、怒る福島の方々、叫ぶ女の子の姿も映っています。
能美会長:で、田中委員どうしますか?それもう一回?ええ、どうぞ。
田中俊一:
あのー、先程の議論でも少し、あの、申し上げたんですけれども、
今回の賠償に関して少し私なりに頭を整理する意味で、あの、メモをつくりましたんで、
え、ちょっとよみさし、読みあげさして頂きたいと思います。
えーっと、本審査会では自主的避難対象区域における自主避難者滞在者に対する
放射線被ばくへの恐怖や、不安に対することへの賠償を認めることになりました。
この背景には事故当初に於いて政府等による指示があって、既設に行われなかったことがありますが、
より根源的なこととして、
子どもの放射線被ばくに対する恐怖と不安を審査会が認めたという事があると認識しています。
一方放射線被ばくの恐怖と不安は個人差も大きく、周期も特定できず、
現在の福島県の放射能汚染状況を踏まえると、
今後も長期にわたってこのような状況が継続するという事は避けられないと思います。
しかし、これを今後も賠償という形で対応する事が不安や恐怖を克服する最も適切な方法であるとは
わたくしは考えていません。
福島県民の放射線に対する不安やストレスは事故から日を重ねるにつれて深刻さを増しており、
すみやかに長期的な対策を講じることは極めて重要であります。
このためには環境の放射線量を低減するための取り組みをそくせん、促進するとともに、
これに加えて、えー、12年前のJCO事故の後にも取られた定期的な健康診断、健康相談。
さらには、個々人の被ばく線量のモニタリング。
あるいはモニタリング結果を踏まえた放射線リスクコミニケーション等の
長期的計測的な対策が有効であろうと考えています。
低線量被ばくに対する対策は、個人への賠償という形ではなく、
多数の住民の不安や恐怖を軽減するための長期的な施策が優先的に講じられることを願うものです。
ありがとうございます。
能美会長:
はい。それではこれで本日の審議会を終了いたします。
どうもありがとうございました。
ーーーー
20ミリシーベルト/年について中村佳代子原子力規制委員への質疑応答9/19(音声・内容書き出し)
上記のブログと同じ質問に対する田中俊一委員長の応答です。
2012年9月19日
(質問内容)
子どもたちが20ミリシーベルト/年以内の環境に、そういった環境に住まわされていますけれども、
その健康面からの安全基準をこれからこの委員会としてはどうやって行かれるか?
田中俊一:
えーっと、あの~。
先程100ミリシーベルトの話もありましたし、今もそうですけれども、
えっと、現実に今回の事故は、あのー、
JCOの時も住民の最大の被ばくが40ミリシーベルトを超したことが、超したわけですけれども、
あの、その時にはすぐに国が健康管理検討委員会をつくって、
どういうふうに今後の、その、フォローアップをするかという事を決めてそれでやってきてたんですが、
今回は残念ながら少しそういう事が遅れています。
んでー、私は福島にずっと行ってまして、
あのー、除染をしても充分にその、皆さんが期待している年間1ミリシーベルト以下までに行くのには、
すこし時間がかかりますと。
ですからそういう意味で、低線量被ばくについては
まだ科学的に十分に安全だとか不安全だとかっていうことが明確にいえない状況ですので、
その一方で被爆をしている住民が現存していますし、
日々私もそういう方達と触れてきましたので、
その方達の被ばく線量はきちっとモニタリングをして測っていくと。
そのうえで、その、それに対する不安をどうやって取り除いていくかという事で、
あの~、いろんな方法を考えるべきだ。
健康相談があるし、健康診断もあるし、
あるいは特に内部被ばくについては非常にその、日々の食品摂取の中でえー、不安に思っているので、
そういったことについては出来るだけ身近で測定出来るようなシステムを整えましょうという事で、
わたしはそういうことを一部の、まぁ、
具体的に言えば伊達市とかそういうところでやっていただきました、昨年。
やっとそれが全住民についての個人被ばくがやっと測れるようなことになっていますが、
き、基準、基準は、あのー、まだこれからーー、だと思うんですよね。
基準がここから、ここまではいいとか、ここまでは悪いという事ではないんだと思います。
基準、基準、基準は、げ、現状維持っていうのは、
その20ミリシーベルトっていうのは、現存被ばく状況にあるということで、
それが何時までもその状況でいいという事ではないとおもいますので、
そ、…
厳格化されるって、んー、簡単に言いますけれども、
現実に今福島におかれている状況の中では、
まァ、実際にそれを出来るだけ少なくするという努力をするという事ー、を、が、多分行われると。
これは、え、規制委員会の仕事ではありませんけれども、
出来るだけ少なくして頂くようにするという事を求めていきたいと思っています。
(質問内容)
現状ICRPの現存被ばくの基準で一番高い
20ミリシーベルト/年が避難の基準になっているかと思うんですけれども、
この20ミリという避難基準をどう言うふうに捉えていらっしゃるか?ご見解をお聞かせ下さい。
田中俊一:
えーっと、今あの、どう捉えているかという事については、
今後、これから、あの、もう少し、詰めた議論をしたいと思いますが、
先程も申し上げましたけれど、
現存被ばく状況というのが、恒久的にそれでいいんだという事ではない訳で、
被ばく線量は少ない方がいいという事になってますから、
その方向、での、議論は進めたいと思いますけれども、
あのどう考えているか?って言うのは非常に難しい質問だと、
ー質問しているけれど聞きとれないー
スケジュール・・・え、、ま、あの~、いつ何時までのどうするっていう事、
しかもどう言うふうな基準、んん、ど、どうするかっていう事ではなくて、
今国の方も、あの1ミリシーベルトを目指して、出来るだけ除染等を進めるという事になっていますので、
ようやくそういう事を進めていただくように、えー、えー、事だと思いますが、
規制委員会の仕事ではないんで、そこは。
あのー、今後放射線の基準そのものについては、
あの、もう少し統一的な議論はやっていきたいと思っています。
ーーーー
個人の内部被ばくの線量を測って健康相談や健康診断をしていくことが
最良の方法だとは私は思えません。
「低線量被ばくに対する対策は、個人への賠償という形ではなく、
多数の住民の不安や恐怖を軽減するための長期的な施策が優先的に講じられることを願うものです」
ずっと生きてきた大切な大切な生活の場所が、危険になっているのはなぜですか?
原子力発電が4つも爆発したからです。
個人個人への賠償が最優先の課題だと思います。
大金を使って除染なんかいくらしたって、1ミリシーベルト/年以下に戻る筈がないのです。
除染をするならば、5ミリシーベルト/年以下の地域を徹底的に綺麗にして、
それ以上の汚染地域の人々には一刻も早く、無駄に使っている税金から賠償をするべきだと思っています。
その後その方々がどの地へ避難されても、
健康相談と健康診断はずーっと続けていくことはもちろん当り前のことです。
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