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「放射能を減らせる?もんじゅを動かしたい本当の理由」小出裕章氏9/29佐野市講演(音声書き出し)

放射能は減らすことが出来る?
その研究ためにもんじゅは残しておかなければいけない?


(音声のみ)

音源 http://www.ustream.tv/recorded/25784721
2012年9月29日(土)  栃木県 佐野市 小出裕章氏講演会より

菅井益郎(国学院大学教授):
放射能っていうのが、でもなんか・・減らせるっていう事が出来るっていうのが
最近よく新聞なんかに出ていますね。
そのために「もんじゅ」は、やっぱり、生かしておかなければいけないと。
そういうんですけれども、小出さん、これ、同意したらいいんでしょうかね?

小出裕章:
その話をちゃんと聞いていただこうと思うと、
今日のような集会をもう一回やってもらわなければいけなくなるほど、重要なことなのです。

私たちの世代が原子力というものに手を染めてしまったがゆえに
膨大な放射能をつくってきてしまった。さっき聞いていただいた通りです。
どうしていいか分からないのです。
何とか私も無毒化したいと思います。
私たちの責任で無毒化したいと願うのです。
その方策が本当にあるのか?あるいはないのか?ということなんですが、
みなさん錬金術ってご存知ですね。
中世という時代にスズを銀に変えられないかとか、亜鉛を金に変えられないかとか、
銅が金にならないかとか、
もうさんざん、調べました。
モーレツに優秀な人たちが集まって、モーレツに沢山の仕事をしました。
酸で溶かしてみたり、アルカリで溶かしてみたり
沈殿をつくってみたり、さく?をつくってみたり、もう山ほどの事をやったんですけれど、
錬金術は敗退したんです。
金は金だ。銀は銀だ。亜鉛は亜鉛だ。
「元素を他の元素に変えることはやはり出来ないんだ」という事で錬金術は敗退したんです。
でもその錬金術が、今日の科学、化学ケミストリーと呼ばれているものの、
ほとんどすべての起訴を錬金術がつくった。
それほど優秀な事だったんですけれども、やはり出来ないという事だったんですね。

でも、実は錬金術は出来たんです。
何故かと言えば、ウランという元素を持ってきて、それを核分裂させてしまえば、
セシウムという元素、ストロンチウムという元素、プルトニウムという、ま別の放射能。
いろんなものが出来る。
量の多い少ないを問わなければ、金だって白金だって銀だって全部できたんです。
科学が一歩一歩進むことによって「錬金術という事が出来るというのが分かった」のです。

そうすれば、つくりだしてしまった放射能だって、
科学の力を使って、別の元素に変えることが出来る。という事が実は分かったのです。
原理は分かっていた
どうやったら実際に出来るのか?と言って70年間苦闘を続けてきたのですが、
残念ながら実際には出来ないのです、それが。
それをやろうとすればモーレツなエネルギーが必要になってしまう。
もともと原子力発電というのはエネルギーが欲しくてやっているのですけれども、
その出来たエネルギーを全部投入しても毒物が消せないとしたら
やる意味がなくなってしまうということがあるわけですし、

毒を消したいと思って作業をしていると、また別の毒が生まれてきてしまうという、
そういう副次的な反応を消すことも出来ないということで、
今日、未だに出来ないという状況になってしまっているのです。

だからもうしょうがないから、どこかへ埋め捨てにするしかないという事で、
あっちこっち日本の国は探してきたのですけれども、
埋め捨てにした後、何年間じっとしておいたらいいかというと、100万年なんです。
そんなことありえない。
100万年なんて人間が生きているかどうかも分からないという先まで
保証できるような科学は無いのですから、
本当はやってはいけないのです。
でも「どうしていいのか分からない」というのが今の事実なんです。

そこで日本の国は
「いや、もんじゅという原子炉が動かせれば、その錬金術を実現させるための研究に役に立つ」
と言う事を今言いだしているんですね。
でも、実際ではそんなことはないんです。
もんじゅという原子炉は、発電にも使える巨大な工場で、
モーレツな量のナトリウムという危険物を流すという、
そういうお化けのような工場な訳ですけれども、
錬金術が出来るかどうか?という学問的な研究をしようと思えば、
もっともっと小さな原子炉であってもいいし、私たちが加速器と呼ぶような物でもいいし、
もっと研究に適した特別な装置というのを、本当はつくる。
それがまっとうなやり方なんであって、
もんじゅのようなものをこれ以上動かしたところで、ほとんどの研究にも役に立ちません。
ただただ、彼らの言い訳のためにそれを言っているのです。


そして彼らが言い訳を言いながらももんじゅという原子炉を動かしたい理由は、実はあるのです。
それはなにかと言うと、もんじゅという原子炉が一度でも、少しでも動かすことが出来ると、
もんじゅの原子炉の周りにあるブランケと私たちが呼んでいる部分に
核分裂性という、そういう性質を持っているプルトニウムが98%という
高濃度に含まれるプルトニウムがつくられるのです。

それはどういう意味かというと、
超優秀な原爆材料が手に入るわけなんです。

この日本という国は「平和利用」だと言って来ましたけれども、
原子力に手を付けた一番初めの動機は
「平和利用」と言いながら、核兵器をつくる潜在的な能力を懐に入れたかったというのが、
日本が原子力をはじめた一番の根本動機だったんです。


その根本動機はずーっと今でも生きていますし、
最近になって原子力基本法が書き換えられました
どう書きかえられたかと言えば、
我が国の安全保障に資する」ということです。
安全保障というのは、皆さんご存じだともいますけれども、
「日米安全保障条約」というように、軍事的な要求なんです。

原子力というものを国家の軍事的な安全のために使うという事は
要するに核兵器をつくりたいということです。
それがもう原子力基本法の中に含まれてしまったという時代に、
私たちは足を踏み入れてしまっています。

もんじゅという原子炉を何が何でも、どんな理由を付けても運転したいというのは、
それをやれば超優秀な核兵器材料が手に入る。そのためなのです。

ゆっくりとご説明する時間がありませんけれども、
そんな事もあるという事を頭に入れておいてほしいと思います。

ーーー

政府が公表したくない「もんじゅ」の不具合
「もんじゅナトリウム漏れ検出器の指示値が一時低下」20日の発生なのに発表は28日。
原子力規制委員会と日本原子力開発機構のホームページでは公開せず。




「MOX燃料・建設中の原発・もんじゅで研究・廃炉」
小出裕章氏9/20たねまきJ(内容書き出し・参考あり)

政府の革新的エネルギー・環境戦略で、高速増殖炉の実用化を断念し、
「もんじゅ」(福井県敦賀市)の役割を
「廃棄物の減容、有害度の低減などを目指した研究を行う」に切り替えることが決定された
新たな研究では、この「高速炉」の特性を生かし、
使用済み核燃料に含まれる長寿命で毒性の高い放射性物質などに、高速の中性子を照射。
高レベル放射性廃棄物の量を減らす技術の開発を目指す。

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