規制庁の姿勢が一転しました。
大勢の人々の目が、暴走する規制庁を一瞬立ち止まらせることが出来た瞬間だと思います。
規制庁側が赤旗を会見から排除する理由が
特定の主義主張→政党機関紙→会見場の狭さ→統合会見に参加していたかどうか
と日々コロコロと変わっていく中、
この最終的に出してきた規制庁の言い訳「統合会見に参加していたかどうか」が墓穴を掘った??
なんと赤旗は統合会見に参加していたのです。
その事を知ると広報担当が
「私どもの認識としては、統合会見に赤旗さんが参加していたの? 『えーっ』という感じだったので
(参加の可否は)ご相談させてください」と言ったということです。
( ´艸`)★。、::。.::・'゜
今回の事は、
言論の自由を脅かし、情報を規制しかねないということで、
これから先の事を考えても、私たち一般人にとっては大事な問題だったと思っています。
国民一人一人の目がきちんと監視していくこと、そして
指摘して声をあげていくことがとても大切だと改めて思いました。
一人一人の声が大きくなっていくことは
何かを変える一歩になるんだと確信できる事件でした。
大切な情報は、ゆがめられて伝えられてはいけないし、
いろいろな考え方の人達がそれぞれの角度から報じることによって見えてくる真実もあると思います。
これからも、おかしなことは見逃さないように沢山の目で監視をしていきましょうლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ)
以下に会見の内容を書き出します。
規制庁森本英香次長の会見より(音声)
2011年10月2日
音源↓
http://youtu.be/mCZVM3Dg0UI
森本英香次長:
赤旗の扱いにつきまして、いくつかございます。。あ、一点ございます。
今まで記者会見の参加につきまして機関紙、政党の機関紙についてはご遠慮いただいておりましたけれども、
一律に扱うのではなく、これまでの会見への参加実績という事を勘案して判断することといたしました。
なかでもしんぶん赤旗については従来から事実上保安院等の記者会見等に参加されていたという事を考慮して、
規制委員会として、「これまでと透明性が後退した」と言われるのは私どもも心外でございますので、
参加要請にこたえることとしたいというように考えてございます。
この原子力規制委員会、9月の19日に発足いたしまして、
新しい事業、それから新しい人達、それから新しいオフィスという事で、
大変その、試行錯誤をしておる段階でございます。
その段階でいくつか改善すべきところがあったと思います。
前回の記者会見でも改善すべきところは改善していきたいというところでございまして、
この件につきましてもこういう形で、対応させていただきたいというふうに考えてございます。
Q-:
赤旗の件、これはすごく納得がいく結論なんですが、
一応その、こういった対応を改めることに関して、「言いだしっぺ」と言いますか、
スタート点は、規制委員会側からあったのか、事務方の規制庁側から上げたのか?
その決定過程をもう少し詳しくお願いします。
森本英香次長:
もともと第一回目の会合でですね、規制委員会で、
委員会に記者会見にきて下さる報道機関というものは、
報道ともうしますついてお示しさせていただきました。
その中で、いくつかの分類があるわけでございますが、
たとえば日本新聞協会会員であるとか、あるいはそれに準ずるですね、実績があると、
こういうふうにございます。
で、あのー、一つは、しんぶん赤旗についてはですね、私どもの調査の不足もございますが、
事実上、統合会見に出られていたであるとか、いうことをふまえると、
あの~、見直す必要があるという事は、
あの、実は委員の方からもですね、ご指摘がいただき、
田中委員長からの指示も頂いてですね、
あの、規制庁としても対応させていただいたと、そういう形でございます。
Q-:これはもう、赤旗さんには伝わっている?これから?
森本英香次長:これからでございます。
Qー:じゃあ、今日はまだ来ていない
森本英香次長:来られていないです。次回からという事です。
赤旗記者の出席認める 原子力規制委員長の会見
産経ニュース 2012.10.2 17:38
原子力規制委員会の事務局の原子力規制庁は2日、
田中俊一委員長の記者会見への参加を、政党機関紙であることを理由に拒んでいた
共産党機関紙「しんぶん赤旗」の記者の出席を一転して認めると発表した。
規制庁の森本英香次長は2日の記者会見で
「これまでの会見への参加実績を勘案して判断することにした。
赤旗は従来、経済産業省原子力安全・保安院の会見などに参加していた」と説明した。
田中委員長や他の委員から、見直すべきだとの指摘や指示があったという。
森本次長は
「規制委は(発足したばかりで)試行錯誤している段階だ。改善すべきことは改善したい」と述べた。
原子力規制庁:「赤旗」記者の会見参加、一転認める
毎日新聞 2012年10月02日 19時02分
原子力規制庁の森本英香次長は2日の記者会見で、
日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」記者の会見への参加を一転して認めると発表した。
田中俊一・原子力規制委員長から赤旗の会見参加を認めるよう指示があったためで、
森本次長は「旧原子力安全・保安院の記者会見に参加していた実績を考慮した」と理由を述べた。
規制庁は「政党機関紙は一般の報道機関とは異なる」などとして、赤旗の会見参加を拒否していた。
【中西拓司】
続きを読むに
これまでの経緯と赤旗のツイート
ここまでの経緯ーー
原子力規制庁の広報担当者
「委員会後の記者会見には特定の主義主張を持つ機関の機関紙はご遠慮いただく」しんぶん赤旗9/26
しんぶん赤旗記者会見から排除の最初の報道。
原子力規制委員会「会見赤旗排除」田中俊一と広報課長のとても見苦しい言い訳
9/26(会見内容書き出し)
9月26日会見内でフリーの記者と週刊金曜日が「赤旗排除」について質問した質疑応答部分の文字起こし。
「赤旗」って正しい報道機関だよね。と私が思った根拠(過去の赤旗の記事など)
原子力規制委員会の広報課長は
「福島県民に無用の被ばくを避ける権利があるかどうかは分からない」と言った佐藤暁
広報課長の佐藤暁さんという方は、昨年の7月、福島市民のいる目の前で、
「福島県民には無用の被ばくを避ける権利はあるんですか?」との問いに
「被ばくを避ける権利があるかどうかは私には分かりません」と堂々と答えた。
原子力規制委・揺らぐ公開性「赤旗」を会見から排除9/28東京新聞(書き出し)
東京新聞が大手メディアの中で、大きく取り上げて記事を書いてくれました。
今回の”排除解除”になった大きな意味のある記事だと思います。
ーーー
下記はその後の赤旗の記事です。
規制庁の言い訳がコロコロと変わっていき、
どんどんと追い込まれていく様子が手に取るように分かります。
「赤旗」排除ありきの原子力規制委
理由は日替わり 大迷走
特定の主義主張→政党機関紙→会見場の狭さ
しんぶん赤旗 2012年9月30日(日)
「地に落ちた原子力行政に対する信頼回復」
「透明性の確保」を掲げて発足した原子力規制委員会(田中俊一委員長)が、
「しんぶん赤旗」を記者会見から排除した問題。
「報道規制が初仕事か」
「何を恐れての『赤旗』排除か」などの怒りの声が広がっています。
規制委は「排除」理由を日々“更新”するなど、大迷走。
排除ありきの道理のなさが浮き彫りになっています。
発端は25日。
本紙が規制委記者会見への参加を求めたのに対して、
原子力規制庁政策評価・広聴広報課は
「公正中立のもとに報道いただくため、特定の主義主張を持った機関の機関紙はご遠慮いただきたい」
と回答しました。
同時にフリーの記者の会見参加も
「どういった雑誌に、どういった記事を書いているかを見て、
特定の主義主張を持って書かれている方はご遠慮いただいています」と述べ、
憲法が禁止する検閲まがいの発言までしました。
「言論規制庁か」
この重大発言を本紙が26日付で
「『特定の主義主張 ご遠慮いただく』 原子力規制委が取材規制」と報道すると、ネットで大反響。
記事には2万を超えるアクセスがあり、
「これでは原子力規制庁どころか言論規制庁ではないか」などの怒りが沸騰しました。
本紙は同時に、栗田敏夫社会部長名で、
「国民の信頼を回復するとして出発した原子力規制委員会のあり方の根本にかかわる重大問題だ」と抗議、
方針の撤回を求めました。
そのさなか26日に開かれたのが、第2回規制委後の記者会見でした。
参加したフリーの記者からは、さっそく「なぜ排除か」の質問が相次ぎました。
規制庁側は「特定の主義主張…」はさすがに撤回、
政策評価・広聴広報課の佐藤暁課長が代わりに持ち出したのは
「政党機関紙は報道を事業とする趣旨からいうと違う」という理屈でした。
要するに「政党機関紙だからダメ」だというわけです。
政治から独立?
田中俊一委員長からは、政党機関紙の記者を参加させると
「(同委の)政治からの独立が怪しくなる」などと、耳を疑うような発言が飛び出しました。
これにも、メディアやネットで
「政党機関紙だから、というのはなんの合理性もない」
「(『政治からの独立』うんぬんは)記者会見の意味を理解しないトンチンカンな発言」
などの批判が相次ぎました。
27日、本紙が改めて排除理由の見解を同課に問い合わせたところ、
佐藤課長は「正確に言わないとだめと、私も叱られている」と弁明しながら、
「『赤旗』は共産党の機関紙」で
「『赤旗』を認めると、すべての機関紙の会見への参加ということになり、
記者会見室が広さに限りがあるなか、収容人数からいっても十分に対応できない」と回答。
ついに、「会見室のスペース」を理由にあげるにいたったのです。
特定の主義主張→政党機関紙→会見場のスペースと、
毎日変わる排除理由。
赤旗記者は何がなんでも参加させたくないという、排除ありきの姿勢だけは一貫しています。
規制委「赤旗」排除
新たな口実 早くも破綻
「原発統合会見」本紙も出席
しんぶん赤旗 2012年10月2日(火)
原子力規制委員会の記者会見に「しんぶん赤旗」を排除している問題で、
排除理由を二転三転させている原子力規制庁の広報担当は1日、本紙の問い合わせにたいし
記者会見参加の基準を、昨年開かれていた政府・東京電力統合対策室合同記者会見(統合会見)に
参加していたかどうかに置いていると、新たな口実を持ち出しました。
他メディアにも同様の説明をしています。
しかし、本紙は統合会見に登録し参加しており、会見排除の道理の無さは、いっそう明らかです。
統合会見は、福島第1原発事故後、
それまで東電は東電、省庁は省庁別に開かれていた会見を一元化するとして実施された会見。
東京電力、経済産業省原子力安全・保安院、文部科学省、原子力安全委員会が参加し、
昨年4月25日から12月16日まで行われました。
主催した統合本部事務局長は細野豪志首相補佐官(当時、前環境相・原発担当相)で、
統合会見を開くのは「徹底した透明性を確保」するためとしました。
会見出席には事前の登録が必要で、「しんぶん赤旗」の記者も登録し参加、細野氏らと質疑応答しています。
内閣官房の「原発事故の収束及び再発防止に向けて」というホームページには、
統合会見の議事録概要が掲載されており、赤旗記者の質疑を見ることができます。
同庁の広報担当は、今回の会見参加は「統合本部会見の基準を準用した」として、
「私どもの認識としては、統合会見に赤旗さんが参加していたの?
『えーっ』という感じだったので(参加の可否は)ご相談させてください」と述べました。
ーーーツイートより
2012年10月2日 - 14:04
赤旗政治記者 @akahataseiji
【速報】原子力規制庁は記者会見で、「しんぶん赤旗」の実績を勘案し、
原子力規制委員会の記者会見に参加させると表明! 第1報に赤旗編集局内に拍手と歓声が響いた。(J)
2012年10月2日 - 15:47
赤旗政治記者 @akahataseiji
さきほど、原子力規制庁の広報担当から本紙社会部に電話で、
「しんぶん赤旗」の取材を認めるむね連絡があった(J)
「赤旗」を排除した原子力規制委員会の問題をめぐって、2つのことに気がついた。
一つは、原発事故以来息をひそめていた「原子力ムラ」「原発利益共同体」が
原発推進で巻き返しを図ろうと、「規制」の仮面まで利用して躍起になっているということだ。
もう一つは、この問題を通じて、少なくない人々が
原子力行政を監視する「赤旗」の実績と役割に高い評価と期待を示していただいたということだ。
本紙排除の撤回は、規制委員会がネットや一部報道で示された反対と強い怒りの声=世論に
押し切られた結果であることは明白だ。
「赤旗」を規制委員会の会見場に戻してくれたのは、無数の、有名無名の世論の力でした。
その声を代弁して規制委員会を追い込んでくれたジャーナリスト各位の良心も忘れられません。
心から感謝と連帯のあいさつを送ります。(赤旗政治記者一同)
2012年10月2日 - 21:01 ·
しんぶん赤旗 @akahata_PR
規制委員会が、赤旗記者の会見参加を認めました。
思想信条、立場を超えて「知る権利を侵害するな」「民主主義を守れ」と、
たくさんの方々が声をあげ、行動してくださったからです。
本当にありがとうございました。
引き続き、即時原発ゼロを目指し、頑張ってまいります。どうぞ、よろしくお願いします☆
ーーーー
大勢の人々の目が、暴走する規制庁を一瞬立ち止まらせることが出来た瞬間だと思います。
規制庁側が赤旗を会見から排除する理由が
特定の主義主張→政党機関紙→会見場の狭さ→統合会見に参加していたかどうか
と日々コロコロと変わっていく中、
この最終的に出してきた規制庁の言い訳「統合会見に参加していたかどうか」が墓穴を掘った??
なんと赤旗は統合会見に参加していたのです。
その事を知ると広報担当が
「私どもの認識としては、統合会見に赤旗さんが参加していたの? 『えーっ』という感じだったので
(参加の可否は)ご相談させてください」と言ったということです。
( ´艸`)★。、::。.::・'゜
今回の事は、
言論の自由を脅かし、情報を規制しかねないということで、
これから先の事を考えても、私たち一般人にとっては大事な問題だったと思っています。
国民一人一人の目がきちんと監視していくこと、そして
指摘して声をあげていくことがとても大切だと改めて思いました。
一人一人の声が大きくなっていくことは
何かを変える一歩になるんだと確信できる事件でした。
大切な情報は、ゆがめられて伝えられてはいけないし、
いろいろな考え方の人達がそれぞれの角度から報じることによって見えてくる真実もあると思います。
これからも、おかしなことは見逃さないように沢山の目で監視をしていきましょうლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ)
以下に会見の内容を書き出します。
規制庁森本英香次長の会見より(音声)
2011年10月2日
音源↓
http://youtu.be/mCZVM3Dg0UI
森本英香次長:
赤旗の扱いにつきまして、いくつかございます。。あ、一点ございます。
今まで記者会見の参加につきまして機関紙、政党の機関紙についてはご遠慮いただいておりましたけれども、
一律に扱うのではなく、これまでの会見への参加実績という事を勘案して判断することといたしました。
なかでもしんぶん赤旗については従来から事実上保安院等の記者会見等に参加されていたという事を考慮して、
規制委員会として、「これまでと透明性が後退した」と言われるのは私どもも心外でございますので、
参加要請にこたえることとしたいというように考えてございます。
この原子力規制委員会、9月の19日に発足いたしまして、
新しい事業、それから新しい人達、それから新しいオフィスという事で、
大変その、試行錯誤をしておる段階でございます。
その段階でいくつか改善すべきところがあったと思います。
前回の記者会見でも改善すべきところは改善していきたいというところでございまして、
この件につきましてもこういう形で、対応させていただきたいというふうに考えてございます。
Q-:
赤旗の件、これはすごく納得がいく結論なんですが、
一応その、こういった対応を改めることに関して、「言いだしっぺ」と言いますか、
スタート点は、規制委員会側からあったのか、事務方の規制庁側から上げたのか?
その決定過程をもう少し詳しくお願いします。
森本英香次長:
もともと第一回目の会合でですね、規制委員会で、
委員会に記者会見にきて下さる報道機関というものは、
報道ともうしますついてお示しさせていただきました。
その中で、いくつかの分類があるわけでございますが、
たとえば日本新聞協会会員であるとか、あるいはそれに準ずるですね、実績があると、
こういうふうにございます。
で、あのー、一つは、しんぶん赤旗についてはですね、私どもの調査の不足もございますが、
事実上、統合会見に出られていたであるとか、いうことをふまえると、
あの~、見直す必要があるという事は、
あの、実は委員の方からもですね、ご指摘がいただき、
田中委員長からの指示も頂いてですね、
あの、規制庁としても対応させていただいたと、そういう形でございます。
Q-:これはもう、赤旗さんには伝わっている?これから?
森本英香次長:これからでございます。
Qー:じゃあ、今日はまだ来ていない
森本英香次長:来られていないです。次回からという事です。
赤旗記者の出席認める 原子力規制委員長の会見
産経ニュース 2012.10.2 17:38
原子力規制委員会の事務局の原子力規制庁は2日、
田中俊一委員長の記者会見への参加を、政党機関紙であることを理由に拒んでいた
共産党機関紙「しんぶん赤旗」の記者の出席を一転して認めると発表した。
規制庁の森本英香次長は2日の記者会見で
「これまでの会見への参加実績を勘案して判断することにした。
赤旗は従来、経済産業省原子力安全・保安院の会見などに参加していた」と説明した。
田中委員長や他の委員から、見直すべきだとの指摘や指示があったという。
森本次長は
「規制委は(発足したばかりで)試行錯誤している段階だ。改善すべきことは改善したい」と述べた。
原子力規制庁:「赤旗」記者の会見参加、一転認める
毎日新聞 2012年10月02日 19時02分
原子力規制庁の森本英香次長は2日の記者会見で、
日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」記者の会見への参加を一転して認めると発表した。
田中俊一・原子力規制委員長から赤旗の会見参加を認めるよう指示があったためで、
森本次長は「旧原子力安全・保安院の記者会見に参加していた実績を考慮した」と理由を述べた。
規制庁は「政党機関紙は一般の報道機関とは異なる」などとして、赤旗の会見参加を拒否していた。
【中西拓司】
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ここまでの経緯ーー
原子力規制庁の広報担当者
「委員会後の記者会見には特定の主義主張を持つ機関の機関紙はご遠慮いただく」しんぶん赤旗9/26
しんぶん赤旗記者会見から排除の最初の報道。
原子力規制委員会「会見赤旗排除」田中俊一と広報課長のとても見苦しい言い訳
9/26(会見内容書き出し)
9月26日会見内でフリーの記者と週刊金曜日が「赤旗排除」について質問した質疑応答部分の文字起こし。
「赤旗」って正しい報道機関だよね。と私が思った根拠(過去の赤旗の記事など)
原子力規制委員会の広報課長は
「福島県民に無用の被ばくを避ける権利があるかどうかは分からない」と言った佐藤暁
広報課長の佐藤暁さんという方は、昨年の7月、福島市民のいる目の前で、
「福島県民には無用の被ばくを避ける権利はあるんですか?」との問いに
「被ばくを避ける権利があるかどうかは私には分かりません」と堂々と答えた。
原子力規制委・揺らぐ公開性「赤旗」を会見から排除9/28東京新聞(書き出し)
東京新聞が大手メディアの中で、大きく取り上げて記事を書いてくれました。
今回の”排除解除”になった大きな意味のある記事だと思います。
ーーー
下記はその後の赤旗の記事です。
規制庁の言い訳がコロコロと変わっていき、
どんどんと追い込まれていく様子が手に取るように分かります。
「赤旗」排除ありきの原子力規制委
理由は日替わり 大迷走
特定の主義主張→政党機関紙→会見場の狭さ
しんぶん赤旗 2012年9月30日(日)
「地に落ちた原子力行政に対する信頼回復」
「透明性の確保」を掲げて発足した原子力規制委員会(田中俊一委員長)が、
「しんぶん赤旗」を記者会見から排除した問題。
「報道規制が初仕事か」
「何を恐れての『赤旗』排除か」などの怒りの声が広がっています。
規制委は「排除」理由を日々“更新”するなど、大迷走。
排除ありきの道理のなさが浮き彫りになっています。
発端は25日。
本紙が規制委記者会見への参加を求めたのに対して、
原子力規制庁政策評価・広聴広報課は
「公正中立のもとに報道いただくため、特定の主義主張を持った機関の機関紙はご遠慮いただきたい」
と回答しました。
同時にフリーの記者の会見参加も
「どういった雑誌に、どういった記事を書いているかを見て、
特定の主義主張を持って書かれている方はご遠慮いただいています」と述べ、
憲法が禁止する検閲まがいの発言までしました。
「言論規制庁か」
この重大発言を本紙が26日付で
「『特定の主義主張 ご遠慮いただく』 原子力規制委が取材規制」と報道すると、ネットで大反響。
記事には2万を超えるアクセスがあり、
「これでは原子力規制庁どころか言論規制庁ではないか」などの怒りが沸騰しました。
本紙は同時に、栗田敏夫社会部長名で、
「国民の信頼を回復するとして出発した原子力規制委員会のあり方の根本にかかわる重大問題だ」と抗議、
方針の撤回を求めました。
そのさなか26日に開かれたのが、第2回規制委後の記者会見でした。
参加したフリーの記者からは、さっそく「なぜ排除か」の質問が相次ぎました。
規制庁側は「特定の主義主張…」はさすがに撤回、
政策評価・広聴広報課の佐藤暁課長が代わりに持ち出したのは
「政党機関紙は報道を事業とする趣旨からいうと違う」という理屈でした。
要するに「政党機関紙だからダメ」だというわけです。
政治から独立?
田中俊一委員長からは、政党機関紙の記者を参加させると
「(同委の)政治からの独立が怪しくなる」などと、耳を疑うような発言が飛び出しました。
これにも、メディアやネットで
「政党機関紙だから、というのはなんの合理性もない」
「(『政治からの独立』うんぬんは)記者会見の意味を理解しないトンチンカンな発言」
などの批判が相次ぎました。
27日、本紙が改めて排除理由の見解を同課に問い合わせたところ、
佐藤課長は「正確に言わないとだめと、私も叱られている」と弁明しながら、
「『赤旗』は共産党の機関紙」で
「『赤旗』を認めると、すべての機関紙の会見への参加ということになり、
記者会見室が広さに限りがあるなか、収容人数からいっても十分に対応できない」と回答。
ついに、「会見室のスペース」を理由にあげるにいたったのです。
特定の主義主張→政党機関紙→会見場のスペースと、
毎日変わる排除理由。
赤旗記者は何がなんでも参加させたくないという、排除ありきの姿勢だけは一貫しています。
規制委「赤旗」排除
新たな口実 早くも破綻
「原発統合会見」本紙も出席
しんぶん赤旗 2012年10月2日(火)
原子力規制委員会の記者会見に「しんぶん赤旗」を排除している問題で、
排除理由を二転三転させている原子力規制庁の広報担当は1日、本紙の問い合わせにたいし
記者会見参加の基準を、昨年開かれていた政府・東京電力統合対策室合同記者会見(統合会見)に
参加していたかどうかに置いていると、新たな口実を持ち出しました。
他メディアにも同様の説明をしています。
しかし、本紙は統合会見に登録し参加しており、会見排除の道理の無さは、いっそう明らかです。
統合会見は、福島第1原発事故後、
それまで東電は東電、省庁は省庁別に開かれていた会見を一元化するとして実施された会見。
東京電力、経済産業省原子力安全・保安院、文部科学省、原子力安全委員会が参加し、
昨年4月25日から12月16日まで行われました。
主催した統合本部事務局長は細野豪志首相補佐官(当時、前環境相・原発担当相)で、
統合会見を開くのは「徹底した透明性を確保」するためとしました。
会見出席には事前の登録が必要で、「しんぶん赤旗」の記者も登録し参加、細野氏らと質疑応答しています。
内閣官房の「原発事故の収束及び再発防止に向けて」というホームページには、
統合会見の議事録概要が掲載されており、赤旗記者の質疑を見ることができます。
同庁の広報担当は、今回の会見参加は「統合本部会見の基準を準用した」として、
「私どもの認識としては、統合会見に赤旗さんが参加していたの?
『えーっ』という感じだったので(参加の可否は)ご相談させてください」と述べました。
ーーーツイートより
2012年10月2日 - 14:04
赤旗政治記者 @akahataseiji
【速報】原子力規制庁は記者会見で、「しんぶん赤旗」の実績を勘案し、
原子力規制委員会の記者会見に参加させると表明! 第1報に赤旗編集局内に拍手と歓声が響いた。(J)
2012年10月2日 - 15:47
赤旗政治記者 @akahataseiji
さきほど、原子力規制庁の広報担当から本紙社会部に電話で、
「しんぶん赤旗」の取材を認めるむね連絡があった(J)
「赤旗」を排除した原子力規制委員会の問題をめぐって、2つのことに気がついた。
一つは、原発事故以来息をひそめていた「原子力ムラ」「原発利益共同体」が
原発推進で巻き返しを図ろうと、「規制」の仮面まで利用して躍起になっているということだ。
もう一つは、この問題を通じて、少なくない人々が
原子力行政を監視する「赤旗」の実績と役割に高い評価と期待を示していただいたということだ。
本紙排除の撤回は、規制委員会がネットや一部報道で示された反対と強い怒りの声=世論に
押し切られた結果であることは明白だ。
「赤旗」を規制委員会の会見場に戻してくれたのは、無数の、有名無名の世論の力でした。
その声を代弁して規制委員会を追い込んでくれたジャーナリスト各位の良心も忘れられません。
心から感謝と連帯のあいさつを送ります。(赤旗政治記者一同)
2012年10月2日 - 21:01 ·
しんぶん赤旗 @akahata_PR
規制委員会が、赤旗記者の会見参加を認めました。
思想信条、立場を超えて「知る権利を侵害するな」「民主主義を守れ」と、
たくさんの方々が声をあげ、行動してくださったからです。
本当にありがとうございました。
引き続き、即時原発ゼロを目指し、頑張ってまいります。どうぞ、よろしくお願いします☆
ーーーー
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コメント
良かったですね。
きーこさんのような個人のブロガーの労力によるものもあると思いますよ。
国による情報規制は本当に危険なので、こういう事を少しでも明るみに出してくれたきーこさんに感謝です。
きーこさんのような個人のブロガーの労力によるものもあると思いますよ。
国による情報規制は本当に危険なので、こういう事を少しでも明るみに出してくれたきーこさんに感謝です。
雪 | 2012.10.03 10:16 | 編集
こんにちは。
問題の底にあるものとは別にして、原子力ムラの原発推進の官僚たちの心理として、ミスしてしまった赤旗排除を一転して認める件を誰が発表するの?でみんな腰を引くだろうと思うんですよ。ミスを認めるなんてことを官僚はとことん嫌うから。
みんなからそんなミスを元々考えたのが会見に出レばぁ(^_^;)と
いうことになって、こいつが渋々出てきたんだろうと思えます。
お前のことだ!!原子力規制庁次長の森本英香メ(^_^;)
しかし推進庁だってのに規制庁と書かなければ文意つながらないこのつらさ、それが今度は言論情報の規制庁だっていうんでしょう、いっそのこと「ややこしいこと規制庁」にすればッですよね。
では。
問題の底にあるものとは別にして、原子力ムラの原発推進の官僚たちの心理として、ミスしてしまった赤旗排除を一転して認める件を誰が発表するの?でみんな腰を引くだろうと思うんですよ。ミスを認めるなんてことを官僚はとことん嫌うから。
みんなからそんなミスを元々考えたのが会見に出レばぁ(^_^;)と
いうことになって、こいつが渋々出てきたんだろうと思えます。
お前のことだ!!原子力規制庁次長の森本英香メ(^_^;)
しかし推進庁だってのに規制庁と書かなければ文意つながらないこのつらさ、それが今度は言論情報の規制庁だっていうんでしょう、いっそのこと「ややこしいこと規制庁」にすればッですよね。
では。
単純な者 | 2012.10.04 10:08 | 編集