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「原発作業員が語る福島第一原発のその後」 水野さん、平野さん、上田さん・報道するラジオ10/5(内容書き出し)

たね蒔きジャーナルに続く新番組、毎週金曜日の「報道するラジオ」が始まりました。
水野晶子さん、そして平野さん、上田アナウンサー。
とっても懐かしい感じがして、すごく嬉しかった。
けれど番組の内容を最後まで聞いていくうちに、
わたしの心の中には、どう考えても不条理な現実。
こんなことが実際にまかり通っていてもいいのだろうか?と、
あらためて、この組織の構造のあり方を変えることは不可能なのか?と考えさせられました。
上田アナウンサーが思わず涙をこらえて話していらっしゃる。
それほど現場の作業員の方々の待遇は最悪になっています。


2012年10月5日
報道するラジオ 「原発作業員が語る福島第一原発のその後」



たね蒔きジャーナルで春に放送された原発作業員への直撃レポート
半年経ってその後どう変わったのか、作業員に再び聞きます。


今日から始まりました、報道するラジオ
大きく二つのテーマを取り上げていきます。
今日二つ目のテーマは「原発作業員その後」でございます。
福島第一原発事故はまだ全く収束していない状態で、
実態としては平野さん、多くの作業員の方々が、過酷な環境で働き続けていはるわけですよね。
ただその様子はちっとも伝わってきません。
私たちはここに引っ掛かりたいと思います。

事故から一年半たった今、福島第一原発の作業員に何が起こっているのか?
上田孝之アナウンサーが取材をしてまいりました。
上田さんこんばんはお願いします。



上田:
よろしくお願いいたします。
1年半前の春にも取材をしたんですけれども、
9月の終わりに全国から来た作業員が多く宿泊している
福島第一原発から40km離れた福島県のいわき市を取材してきました。
東京電力によると、今でも福島第一原発で毎日3000人の人が
事故収束に向けて危険な作業に携わっているという事で、
8月末時点で事故の後2万3700人の人が福島第一原発の中に入ったという事なんだそうです。
早速その作業員の方が止まっている宿を尋ねました。
こんな音がありました。

ビシッ!ギシッ!
これ持って行くんか、

上田:
ビリビリっっていう音がしましたけれども、
これはガムテープで段ボールを止めて、梱包しているという様子なんです。
作業員の方が宿から引っ越し作業をしていたんですね。

水野:引っ越しですか?

上田:
作業員のみなさんは雇われている会社が用意した宿に泊っています。
旅館やホテルが借り上げられているんですね。
遠方から来ている作業員は1泊2食付という条件で来ています。
そこからバスに乗ってみんなで福島第一原発に通うという形なんですが、
ところが9月の終わりに取材をしてみますと、多くの作業員が宿泊している宿を出ようとしています。
取材できた宿では、もう半分もの原発作業員が出て行ってしまった

水野:半分物人たちが出て行っちゃう


何故宿を出ていくのか?


上田:はい。
そして「どうして宿舎を引き払うんですか?」
というふうに聞くことが出来ましたのでその声をお聴きください。


作業員の方:
9月になって、9月に入ってからですね、
急遽、自分たちの所属している会社からメールがきたんですよね。
で、メールが珍しいなと思って、
電話じゃなくてメールだなんて何だろうと開けてみたら、
9月から、「9月いっぱいで宿代が出なくなります」。
なので「帰ってきて下さい」というメールがきたんですよ。
「えーっ!?」っと思って電話をしますよね。
そしたら、どうやらその元請けの方から言われたんやけども、
「9月いっぱいで宿代が出せなくなった。宿を全員退去して下さい」
それでも残ってやりたいんだったら皆さん自分たちで、この福島でアパートなり部屋でも借りて、
だったら雇いますという事やったんです。


上田:
はい、ま、出ていかなければならない状況になったんですよね。
自分たちで家を見つけるんだったら続けて仕事をしてほしいというような事で、

水野:そんな事急に言われても

上田:
そうなんです、
これ、当初の約束と当然変わってきますよね。
大変皆さん困るという事なので、別の作業員の方にどうなるのかを聞きました。

別の作業員の方:
俺らも原材カット、要するに衣食住。
衣は自分のあれですから、食住が無くなっちゃったんですよね。
単純に考えて、宿代と食事代で、一泊2食で5000円だとしますよね、
それが30日ですから15万ですよね。
その15万っていうのが無くなったんですよ。
だからかなりの痛手ですよ。
今までもらっていた給料から食と住を引かなくちゃいけないんですから、
残ったものというのは本当に微々たるもんじゃないですかね。

水野:あぁ、15万円分自分で何とかしなければいけないという事になりますよね。

上田:
そうなんです、
単身の人っていうのはもともと住んでいたアパートを引き払って福島へきてるんですね。
それは仕事がもともと長期になる、事故の収束には時間がかかるという話を聞いてきているから、
住まない所の家賃を払うのはもったいないと。
当然、急に無いって言われたら帰るところも無いですよね。
で、福島で家を探すっていうのも難しいし、
家族のある人は宿代を出してもらえるからこそ選んだという仕事なんですよね。
でないと家族がいる分の生活費と自分の分と二重にかかってきて暮らしていかなければいけない。
そもそも作業員の給料って安いんです。
前回の取材では1日働いて7000円から1万2000円、3000円位。

水野:なんでそんなに安いのか、

上田:
その話もね、取材しましたけれども、
作業員の多くは東京電力から数えると5次受けとか6次受けとか7次受け。

水野:下請けの構図が何次にも重なっているんですね。

上田:
そうです。
そういった構造になっていて、その会社に雇われていますから、間を抜かれるわけですね。
中間搾取がある、これは前回の取材で分かったことなんですけれども、
それで結局下の下の方の作業員の方の方まで行くと日当が下がってしまうんです。
調査した弁護士さんに聞くと、
東京電力が元請けに支払っている日当は一人当たり7万円というケースもあるんだそうですけれども、
下請けはひどいと20次受けというところまで、確認されているケースもありまして、

水野:20次受け!

上田:93%がピンハネされるケースもあったと。

水野:ピンハネされている方が93%?

上田:そうです。

水野:残り7%! はぁ~・・・・・

上田:
はい。
ですから7万円というスタートでいっても現場作業員が受け取る日当は7000円とか1万円とか、
そういった額になるんですね

ですから、1カ月20日で働いても20万円とか25万円。
ここから住居費、光熱費を出。そして今度は自炊しなければいけないとか、
そういった条件になってきますと、ま、なかなかこれは大変と。

水野:いやそれはやっていけないですよ。

上田:
いう話なんですよね。
どうしてこの宿代が急に打ち切られたのかという理由をある作業員の方に聞きました。


ある作業員の方:
結局何でそうなったか?っていう背景は、
この10月に新しく仕事が落札でスタートするっていう事だったんですけれども、
ベースがぐ~んと下がったらしいんですよね、請け負う仕事の。
安い賃金で落とさないと、かなり安い賃金で落とさないと仕事がとれないという状況。
で、その安い賃金で仕事をとってしまうと、
要は今まで出していた宿代とかを払う余裕が無くなるという事ですね。
1次受けのところが。
だから、もう宿代が払えませんから、
あとは2次受け3次受けは自分たちで何とかしなさいよというふうに、丸投げしちゃったんですね。

上田:
当初、事故のあとは緊急という事で指名で仕事があったという事だったんです。
東京電力からの指名で。
ところが、去年の夏ごろから国のお金で仕事をするという事にもなっていきますので、
入札という制度になりました。
去年の夏ごろから入札が始まって一年ちょっと経っているわけですが、
10月からの仕事の落札価格が下がったのではないか?という事なんですね。
自分が働いている元請けの会社がもしその入札で負けてしまったら仕事が無くなるし、
安いお金で競り落とすという事になると、宿代が払えない。
という事につながると、
東京電力に聞くとこの入札価格についてはちょっと調査をすると、いう話でした。

水野:調査をする

上田:
元請けの会社に聞くと
「入札は適正に行われているし、不当に低いと応札はしないです」と話していました。
ま、競争の原理が働いて価格が下がってきているのかなという事が考えられる訳ですね。

水野:平野さんいかがです?

平野:
あの、
調査すべきは私は東京電力じゃなくてですね、行政ですよね。
労働条件の過酷な変更、弱い方により重くのしかかるという意味では、

水野:労働行政を問わなくてはいけない。

平野:
そうなんです。
労働基準というものが当然ある筈なので、ここはやはり関心の目を強めなければいけないんですけれど、
いろいろ聞いていてもそういうところが実際に機能している気配がないですよね。
やっぱり20次下請けという、なんかひどい、これは明らかに労働基準法違反ですよ。
こういうのは要するに自分が契約している人と雇用の雇っている先がコロコロ変わっているわけだから、
雇用条件が守られていない訳ですね。
これは摘発しなければならないと私は思いますけれどもね。



福島第一原子力発電所の現状

水野:
そうした厳しい中で働いている人たちの目を通して、
じゃあ福島第一原発は今どうなのか?

平野:
一年半凄まじい作業をしてきたわけで、
今年の3月に作業員の方々がどんな仕事をしているのかを聞いた
その音をもう一度お聞きいただこうと思うんですけれども、
どんな仕事をしてきたのか二人の作業員の方に聞いております。


作業員の方1:
建屋の人間、「あそこに走って登って行ってあれ取ってきて」とかいうそんな仕事です。
水処理「あそこにレバーあるやろ。走って行ってレバー開けてきて」とかそんな感じです。
そういうふうにしか進められないんですよね。
放射能が高いので。
皆で入ってわ~っって、じゃあやりましょう!っていうふうには行かない。
で…漏れている、それを止めるっていう事になるともう無人の機械で行ったりする。
で、要はそれの下準備とかをしたりとか、後片付けをしたりとかですけど。
線量が高い、
仕事が出来る時間が20分30分。
人いる。
進まないです、入れ替わり入れ替わりで。
ものすごい進捗は遅いと思います。



上田:
ここはお一人の方でした失礼しました。
この3月でこのような話だった訳です。
そして、事故から9カ月が過ぎた12月の16日に野田総理が福島第一原発の収束を宣言した。

水野:うーーん!

上田:この時どう感じたのか?も3月に聞いています。こちらをお聞きください。




作業員の方2:
いやなんぼ・・・収束宣言したっていうけど、
なんぼ収束収束って言っても、現場にはいっとる人間からしたら
「ホンマにこれ収束しとんのか?」っていうのがあるし、
来てから見とるけど、何ら変わりはない。中身は。
変わらん!何も変わっとらん、現場は。
現場も周りも何も変わってない。


作業員の方3:
いや、何をいってるやん?と思って、
何をもって収束なのか?っていうのをまず聞きましたよ。
収束っていう意味はやっぱり「もう大丈夫ですよ」っていう事じゃないですか。
もうこっから先は放射能が漏れることもないですし、
あとは改善に向かって進んで行くだけですよっていう事でしょ、収束っていうのは。
いや、全然ですからね。
なんかステップ1からステップ2になったとか言っていますけれども
何一つ変わっていないですよね。
今日も放射能は出続けていますし、今日も何百人、何千人っていう作業員が被ばくしていますから。

何にも変わってないです。

上田:
という、これが半年前に聞いた状態だった訳ですが、
では、今はどうなのか?という事をきいていただきます。こちらです。


作業員の方:
建屋にちょうど銅盤の蓋とかし出しているんで、
ちょっと離れた免震棟であるとか外であるとかっていうのは
多少やっぱり線量が下がっているんですけど、
でもいまだに建屋で仕事する人、
たぶんその、汚染水の仕事をする人っていうのは、最初の頃と線量は全く変わってないですからね。
休憩室とかで一緒になるんでよ。
で、仲良くなって、今。線量計をAPUの横で見せに来たりするんですよ。
15分でこれや」って言ってた。コンマ5とか、15分で。
コンマ5ミリ。

Q:ミリですか?

作業員の方:うん。だから30分働いただけで1ミリ。

Q:えぇぇっ!!

作業員の方:
だから俺、「こんなんやったらいつまで働くんですか?」って言ったら
「1ヶ月持たないよ」と。

Q:そうですよね…

作業員の方:
そういうところはいまだに1ヶ月で帰ってまた次の人が来てって、それを繰り返してるんですよ。



水野:えぇっ?この数字の意味教えて下さい。

上田:30分で1ミリという話がありましたけれど、これ

水野:1ミリシーベルト

上田:
一般の人が許される被ばくの上限っていうのは1年間に1ミリシーベルト。
作業員の人でも年間20ミリシーベルト。なんですね。
それを一般の人が許されるのが30分でいってしまう。

水野:1年分を30分で、この方たちはいってしまう。

上田:
はい。
1日30分働いても20日しか働けない線量ということになります。

水野:はぁ~・・・今もこんな状況、平野さん

平野:
あのぅ、もう、本当に健康障害が気になるんですけれども、
気の遠くなるような作業ですよね、廃炉に向けて20年30年。
本当にこう、労働者の方をですね、確保できるのかな?と。
これだけね、健康障害が心配されるのが、もう大変な人々がいるわけですよ。
この辺のメドは全然経ってないと思うんですよね。

水野:
これだけ厳しい環境の中に相変わらずいる。
その中で働いているのに労働条件悪くなっているって・・・

平野:そうですね、

水野:ねぇ


下がる日当

上田:
あの、そして次なんですが今不当な扱い、
宿代が無くなる、食事代が無くなる、っていう話をご紹介いたしましたけれども、
この4月から見てみますと、さらに、他にもこんなことがという事が起こっていましたので、
その作業員の方の声をお聴きください。

作業員の方:
えっとですね、いつごろやったかな?
4月…4月ごろかな?
で、店にやっぱりいたいですよね、この月にしたらね
うちは下請けのその下に入っているでしょ、そう強くいえないんですよね。
上からの命令だからどうしようもないですよね。


作業員の方:
6月いっぱいですね、7月頭から下がりますって言われたんですよ。

Q:それはいくら位?

作業員の方:ま、自分らの会社で2000ですね。

Q:一日2000円?

作業員の方:一日2000円です。

Q:それも一方的に下げますって言ってくるんですか?

作業員の方:
そうです。
それも、7月から下がりますっていうのを7月に入ってから言われたんですよ。
もう全員そうですね。
一律、その、要は東電から支払われている金額が下がったっていうことですよね。

Q:
ほー。
もともと大元から出るお金が減っているっていう事ですね。

作業員の方:
そうです。
で、結局は下がったもんで、1次受け2次受けってあるんですけれども、
いいところはですよ、いい会社はその1次受け2次受けがかぶってくれて、
作業員にまでも行かないところもあったんですけれども、少ないんですけど、
ほとんどのところはその下げられた分を作業員が負担するという、
下げられたっていう形ですね。

上田:
春からの間でみなさん日当を2000円下げられているという状況なんですね。
作業員の方に聞くと、線量が大きく下がったとか、燃料棒が片付いたとか、
ま、そういうんなら日当が下がるというのも分かるかもしれないけど、
危険性が変わらないのに賃下げがあるというのはちょっと納得がいかないと
そういうふうにみなさん怒っていました。

水野:なんで今そうなるのか、

上田:
地元で話を聞いていると、「やっぱり東京電力が苦しいのではないか?」
そこからまず出るお金が減ってしまっていて、
それが賃金に反映しているんじゃないか。っていう声が多く聞かれました。

水野:でも作業をしている方にしたらもうやりきれないでしょうね。

上田:
いやぁやはり、使命感を感じて福島にきているっていう方が非常に多いので、
大変なお気持ちだっていう事が分かります。その作業員の方のお声をお聴きください。

作業員の方:
東電もね、やっぱり、なんていうのかなぁ・・・ん…ね…
ま、結構、使い捨てみたいな感じで考えているなぁと思う、うん。
そうね、使い捨てだよね。

作業員の方:
不満は確かにね沢山ありますよ、だから
電気料金の値上げはするわ、ボーナスは出るわ、ね、
で、俺らは?って言ったら、
宿代は下げられるわ、食日は無くなるわ

作業員の方:
いやもう単純に怒りを感じますよね。
一番しんどい時に来たわけじゃないですか。
それでもその、長い事やってもらうからという事で、
上がることはあっても下がることはないと思っていたんで、
その期間長い事働いてくれたなら、当然その必要な戦力になってくれるんで、
給料は上がっていきます。っていう話やとおもうんですわ。
それできたもんで、いきなり下げますよっていう話になって、
全くま逆の現象が起こったわけじゃないですか、だから、
正直ちょっとホンマにどう言うつもりや?と思いますけれどね。
だからその下の人間の都合とか全く考えてないですよ。
行き当たりばったりなんじゃないですか、これ。
本当に、こんなことで本当にちゃんと直るんか、収束できるのかなとか、
先に進むのかなとかって思うんですよ。



水野:はい、

上田:
急に言われたこともあって次の仕事も無いですし、
住むところも見つからないし、
そして、東京電力の子の待遇っていうのはいったいどうなんだろう?と。
皆さん疑問に思っていらっしゃるという事なんです。
最後になりますが、この1年半原発の作業員を見てきたというのは、
福島県のみなさんなんですね、地元の宿の方だったり、お店の方だったりする訳なんですが、
そういった原発の作業員の方に直接、こう接してきた人の話もちょっと聞いてきましたので、
その方のお話をちょっとお聞きいただくんですが、
2分半ほど、ちょっと長いんですけれどもお店をやっていらっしゃる方、
続けてお二人の声をお聴きください。



声1:
みんな馴染みのお客さんがやっぱり、去っていくっていうのはちょっとさみしいですよ、本当に。
もう本当によくやって下さったと思います。
作業員の方達はね、本当に知らない土地にきてね、
だから電話でお子さんとか奥さんの声、電話がかかってきたら、あの、
お話ししているかおなんかはね、本当に嬉しそうだしねぇ~。
本当に早く、あの、原発のほうがね、直って早く自宅に戻してあげたいなって思いましたね。
もう、なかにはもう、あの、福島県のために、子どもたちのために頑張んなきゃなんないって、
「おいらがやんなきゃ誰がやるんだ」っていう、
すごい強い気持ちで来ている方がいらっしゃるんでびっくりしましたね。
いや、もう、「妻には止められたんだけど、もう、福島救わなきゃなんめや」って
「ちっちゃな子どもどうすんだ」って言って、
「そして納得してもらってきたんだ」っていう方もね、何人かいましたけどね。
ありがたいことですよ。

声2:
でもだんだんその東電の体質が変わってきたっていうか、
そんなにやりきれなくなってきているんだろうけれど、
作業員の人達も、お金はそんなに貰ってないだろうし、被ばくするだけ損する感じだから、
帰るもの仕方がないと思う。
だけど、あのぅ、やっぱり福島県民だったら、あそこを片付けてもらわなくっちゃいけないんだから、
いまだに誰も見に行けない訳でしょ!?
その燃料棒があるところ。
それなのに収束なんかしていないのに収束しているっていう。
福島も元気になっているっていう、元気だよ、
そりゃここで暮らす人々は覚悟を持って生きているんだから元気に暮らしているよ。
だけど、それは、ね、
毎日元気なくは暮らせないのよ。
人は笑わなくっちゃいけないし、食べなきゃいけないし、
だからみんなそれぞれ覚悟をもって元気で生きているけど、
決してその心底からね、安全でも安心でもないだろうし、
外に向かって「安全だから安心だから来て下さい」って言ったところで、
自分たちだって一物の不安は何時も持っているわけなんだしさ、
だから…ま、人がいなくなるっていうのは大変って言えば大変だけど、しょうがないとも思うけれど、
東電も国ももっと考えてやらなきゃいけない事なのかなとも思うけどね。


上田:
作業員の方にはもう少し手厚くしてほしいと、いうふうに  いらっしゃったというのが今の方でした。
原発について考える時になかなか作業員の話って出てこないので、

水野:そうなんですよ。ほとんど今や出てこないですよ。

上田:こういう状況で働いている方に支えられているという事をどこか考えていただきたいと、

水野:
今も支えられているし、
これからもずっと支えられる以外にはもう無いんですよね、道がね、日本にはね

上田:そうです。

水野:あるいは世界にはね。

上田:はい。

水野:
ん……しかしながら「、私らは使い捨てです」っていう作業員の方の声は、
わたしはもう忘れられないですね。

上田:
ん……ちょっと、あまりにも待遇が悪くなっていきすぎるので、
もう本当に僕も聞いていてもう、どうしていいんだろうと、
中には、「これをあなたに話して僕らなんかなるんですか!」と。

水野:
あ…上田さんにこれを今しゃべるけれどもそれがどないなんねんっていう、
今すごく、絶望している思いなんですね。
今まで下請けの中で声をあげられなかった、
あげられない中で上田さんにやっとの思いでしゃべって下さっていると思うんですけれども、
その声を何とか今日この報道するラジオで皆さんにお伝えすることが出来ました。
これがサーッっと流れていくだけだと、それこそ作業員の方々は
「それはどないなってん」ってよけいに絶望するかもしれません。
あの、

上田:出来るだけ多くの方に考えていただきたい。

水野:ねー。
聞いていただいた方がどう受け止めて下さるのか、
そして何をこれからどうするべきか、って考えていただかないことには
これ出口が見えないですね。
ハァ・・・
平野さん、あの、本当に過酷な状況の中でみなさんがいるっていう事を今日はお伝えしました。

平野:
そうです。
7日にね、首相が原発に行く予定なんですよね、確か。
だからこういう現実を本当に見る気があるのかどうか、
これが本当にこの、何も、セレモニーで終わってですね、さっと帰ったんでは、
何もね、この方がたの助けにもならないし、行く意味もないわけですよね・

水野:
本当にそこは厳しく私たちは見なきゃいけないし、
上田さん、ずっと続けて取材するっていう事の意味を今日私は教えて貰ったような気がしますので、
また報告を待っております。

上田:はい。

水野:
上田孝之アナウンサーでした。
今日から始まりました報道するラジオ。
平野さん、この原発の事についてですね、皆さんがいろいろと感想を送ってきて下さいました。

「福島の原発で働く人たちの賃金や待遇がどんどん悪くなって行くなんて本当におかしなことですね。
この方たちが頑張ってくれていることを忘れてはいけないし、何とかならないかという思いです。
震災の予算が他に使われている現実があるならここにつかってよ」と、
お金の使い方はどうなってんだというお話ですね。
平野さんどう感じますか?

平野:
そうですね、上田さんのリポートは本当に、あの、足で書くという言葉がありますけれども
それで足でレポートするという事で本当によく取材されていて地道な作業の連続だったんですけれども、
今日のテーマであるジャーナリズムという事の中にですね、
「真実は細部に宿る」という言葉があるんですけれども、

水野:真実は細部、小さなところ、細かなところに宿る。

平野:
ええ、それで、「現場には伝えるべき真実の断片がある」とも言われてね、
それをかき集めるのが僕らの記者の仕事であると

水野:真実の断片ですね。

平野:
ええ。
今日、水島さんもずっと現場現場って、こだわって言われたんですけれども、
やはり現場にですね、真実に近いものがあって、
それを全体として我々がいかにして指し示すことが出来るか、っていう事が
まあ、まさに問われていると思うんですよね。
お二人ともそれをまさに実践された、水島さんも。
で、われわれにこういう現実を示してくれるという意味で、
今日は非常に意味のあるお話を聞けたなぁと思いますね。

本当に復興予算が別のところに使われているというのがまさにその通りで、
沖縄のね、事業に、公共事業に使われたりですね、
あんまり言えないね、福島以外のところに使われているというニュースが最近流れてきていますけれども、
本当に政治はどうなっているんだろうと、既得権益の用語ばっかりに収れんして言っているんじゃないかと、
もう、この事故の過酷さというのを忘れたんじゃないかと思わせるぐらいですよね。

水野:
あの、忘れていませんよ、ほんまにみんな。
だけど忘れたかのように振る舞う政治家がいると、
だんだんそっちへ流れちゃうという危険性って、本当にはらんでいると思うんですね。

「いや想像していましたけれども現場は何も進んでいないという事がようわかりました。
何で元請けだけが潤って下請けにしわ寄せがくるんですか?
その恐ろしさは情報が外に出てこないという事にもつながっていると思いますね」

今日から始まりました報道するラジオ。
来週の金曜日は夜9時からお送りする予定です。平野さんありがとうございました。




ーーー

やっぱりどうしても私には納得いかないのです。
元請けから1次受け・・・20次受け
こんなに沢山間でマージンを取る業者が入ってなければ、
そのまま日当が作業員の方にわたるような仕組みならば、
命をかけて作業して下さる人にもっとお金が入るし、
住むところも食事も心配することなくいられるのにと。

そもそも東電が最初に支払う額も少なくて済むんじゃないかな?
一人に日当7万円を東電が払い実際に働く人には7000円しか渡らない。
一人7万円で3000人だと2億1000万円毎日人件費が消えている計算になる。

今は税金から支払われているようだが、
私は間に入っているヤクザまがいの企業にもうけさせるのは絶対に嫌だ。

1日3000人ぐらいの作業員の数ならば
下請けも孫請けも無く、直接採用するような仕組みをつくることは出来ないのでしょうか?
せめて日当2万円以上支払うのは当然のことだと思います。
命をかけて守って下さっているのだから、
もっと沢山でもいい。
日当5万円でもいいのかな?
だって、線量の上限があるから一生働けるわけではないんですものね。
そんな事、本当ならば一般常識ですよね。



「大震災から1年~原発事故を支え続ける作業員」 たねまきJ
上田アナ作業員のインタビュー3/5(内容書き出し)

福島第一原発で、今働いて下さっている作業員の方々の声を
上田崇順アナウンサーがインタビューしてきて下さいました。
現場の声です。

「使い捨て労働で事故を収束できるのか」たねまきJ
弁護士の中西基さん 3/6(内容書き出し)

今日の特集
昨日に引き続いて、「原発事故、その後を支えてきた作業員」
作業員の皆さんの状況について考えていこうと思っています。
原発労働に詳しい弁護士の中西基さんがスタジオに来てくださってお話しされています。


番組全部丸ごとはこちらです↓



また事故がありました。↓

福島第二原発・作業員4m下に落下事故10/5東京電力記者会見(内容書き出し)



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コメント

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No title

きーこさん

ボランティア目的で福島県へ行った話をコメントしましたが、
南相馬市の道の駅で車中泊している時の事です。

その道の駅で早朝にタイベック防護服に着替える方々や、
小中学生が乗り合いバスで離れた学校に向かう場面などを目撃し、
皆さんのご苦労を肌で感じました。

また、南相馬市のイオンショップでは、ペットボトルの水がレジ近くに配置され、
飛ぶように売れていました。
そのイオンショップのショッピングモールの一角には、
東京電力の相談コーナーが1店舗分のスペースで開かれており、
福島県の方々の生活の多くが福一原発事故により変わってしまった様子も伺えました。

それでも原発再稼動と言う気狂い連中(自公民や経済界)には、絶望しかありません。

気狂い連中は、セシウム137の半減期の30年間を福島県の高線量地区で住んでもらいたいものです。

福一原発作業者の待遇といい、問題の尻拭いは善良な庶民に押付けられるという事のようです。

No title

こんにちは。

もっとも本質的な問題を隠蔽したところに切り込んだ報道です。さすが種まきだと思うと同時にここに小出さんが解説者としていればなぁと思うと残念ですよね。

さて、これって労使問題なんですよ。しかし使用者=資本は強いから、労働者の方を組織化=労働組合として対等にした上で労働三権を保障して団結権や交渉権や争議権も認めて行くのですよ。そうしないと社会そのものがばらばらになるし保てなくなるというのが憲法下の法の精神だったんです。

市場原理至上主義というのは「弱者切り捨て」「弱肉強食容認」「拝金主義礼賛」して国民の幸福追求と生存権保障を否定する勢力の考え方ですが、それが小泉竹中の時代を頂点にして猛威をふるい、本来日本の向かっていた「ディーセント・ワーク」(適正な仕事)首の心配がない、常用、直用、労働法保護、賃金処遇格差無しという方向を狂わしているのです。

そこのところがダメになってきているので、長い話になりますから端折りますが、こういう原子力発電(原発)=核発電の問題の一つの本質的な問題、労働問題が効き目のない現状が破滅的な様相を呈しているのだろうと、書き起こしを読んで唖然としました。

実際的には、労働者自身が直ちに自らを組織化するのはとても難しいので本当のところは専門のオルグが組織化に入るんでしょうが、オルグだって生身の人間ですし大事な家族や子供達も居るわけですから、超高密な放射線量の過酷な労働条件の中に入ってというのは困難ですよ。

その他としては労働基準監督署なんでしょうが、国策としての原発ですからね、彼らは何をやっているのでしょう。

では。

きーこさん、同感です。

ホント、ひどいですね。

こんな状況下で、間に入って、ピンハネで儲けてる会社って、悪魔としか言いようがないです。消えろ!

で、なぜ、東電は直接雇わないのでしょうね。 (それで、自分達は電気料金値上げして、ボーナスをもらいながら、下請けの作業員は一律日当2千円値下げって、どんな神経で出来るねん?)

それか、どっちみち国が支えているなら、作業員の方達は、国家公務員で良いのではとも思う。いえ、霞ヶ関の自己保身しか考えてない推進派官僚達を作業員にせよ、と言う意味ではなく(それも、良い案だけど。で、どんどん給料を下げる。宿も食事も自分持ちにさせて。)、ホントに作業員を国が直接雇えないのかな、と思います。

海外では、英雄なんて言われてるのに、こんな扱いはひどすぎます。やはり、どこぞの弱い者の味方の国会議員さん(いれば)に問題にしてもらって、厚労省とかをつっつき、給料その他全般の待遇改善を促す位しか、出来ないのかな。

数ヶ月単位で、人が入れ替わっている状態では、労働組合と言うのも難しいでしょう。

もっともっと待遇が良くなってくれれば、どんな方法でも良いのだけど。兎に角、何とかしてほしい。この方達の肩に、日本と地球の将来がかかっていると言っても、過言ではないんですから。

それにしても、隅から隅までズズーイと、いろんな事で腐りきってる国ですなー。20次請けって、何なんだよ!

報道するラジオさん、きーこさん、取り上げて下さってありがとうございます。他の報道機関も、是非これを取り上げて、大問題にしてほしいです。

全部聴き、全部読みました

 Twitterで紹介されていて、来て、全部聴き、全部読みました。

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