FC2ブログ

<福島の学校給食の実態>産地偽装青果販売業「三木屋」のニュース検証

産地偽装:ネギを県外産と 三春の学校給食に納入、
青果業者を書類送検 /福島

毎日新聞 2012年10月10日 地方版

田村署は9日、三春町の学校給食用などのネギを「県外産」と偽って納入したとして、
同町の青果店経営者(49)と元従業員(38)の男2人と、同店を
不正競争防止法違反(誤認惹起)の疑いで地検郡山支部に書類送検した。
町によると、同店は昨年4月ごろから発覚する今年2月末までの約11カ月間、
ネギやホウレンソウなどの野菜を県外産と偽って納入し続けていた。

県警によると、福島第1原発事故後、食材の産地偽装事件の摘発は初めて。
動機について「納入先から県外産を求められたが、高騰して品薄になった」と供述しているという。

直接の容疑は、今年1月10〜20日、三春町の小中学校などに地元産ネギ約50キログラムを納入した際、
「茨城産」「千葉産」と偽って代金2万円で販売した疑い。
同時期に町内の老人施設にも産地を偽ってネギ約1・7キログラムを納入した疑いもある。

納入先の町によると、経営者が今年2月下旬、
インターネット上に産地偽装を告発する書き込みがある」と町に自己申告して発覚
同店は震災前から給食用の野菜を納入していた町内大手だった。

町は給食食材の放射線検査を始めた昨年11月以降については「安全が確保されていた」とし、
これまで健康不安などを訴えた生徒らもいないという。【栗田慎一】



三春の給食でネギ産地偽装 業者ら書類送検
(2012年10月10日 福島民友ニュース)

三春町の青果店が町内の小、中学校などに納入した野菜の産地について、県内産を県外産と偽っていた問題で、
田村署は9日、不正競争防止法違反の疑いで、
この青果店を経営する同町の青果販売業「三木屋」と、
いずれも同町の社長男性(49)、元従業員男性(38)の2人を書類送検した。

送検容疑は、2人は共謀して1月10~20日、同社の業務として県産ネギの納品書に、
不正に「茨城」「千葉」などと虚偽の表示をして計31回、
約50キロを約2万円で同町や郡山市の小、中学校、給食センター計7カ所に販売した疑い。
また、社長男性は同11~20日、同様に虚偽表示して計4回、
約1.7キロを約450円で同町の老人施設に販売した疑い。
市場に流通しているネギを仕入れたという。


ーーー

有限会社三木屋
TEL:0247-62-2862
〒963-7765 福島県田村郡三春町字荒町144
三春駅[出口]から徒歩約16分


ーーー

すでに3月には地元ではニュースになっていました。


ーーー


給食野菜県外産と偽装 線量検査済み県産を
(KFB福島放送 2012年03月03日 09時29分配信)

三春町の小中学校などに給食食材を納入する町内の青果業者が
県内産野菜の一部を県外産と偽り、納入していたことが分かった。

この業者の申告を受けた町教委は納入を中止して事実関係を調べるとともに、
2日までに該当する全校で保護者説明会を開いた。

町教委によると、町内の青果納入業者は3社ある。

そのうち、この業者は昨年4月ごろから今年2月ごろにかけて、
郡山市の市場で仕入れたネギやホウレンソウ、小松菜などの県内産野菜の一部を
各小中学校や共同調理場に納入する際、納品伝票の産地記入欄に他県産と記入していた。

偽装した野菜が納入された可能性があるのは
共同か単独で給食を調理している学校や幼稚園、保育所の計13施設。

食材の購入契約は各学校などと業者が個別に結んでいるが、
一部の学校や調理所は東京電力福島第一原発事故に伴う放射能への懸念から、
使用食材を県外産に限るように業者に要請していた。

業者が2月27日に町教委に経緯を申し出たため、町教委は翌日以降の納入を止め、別業者に変えた。


ーーー

三春町教育委員会からの画像がありました

ーーー


産地偽造三春町
https://twitter.com/ChikaraJapan/status/175420302308810752/photo/1

説明会時配布 平成24年3月1日
保護者様  三春町教育委員会教育長 遠藤真弘

給食食材の産地偽装事故について

町内の各学校及び幼稚園、保健所に給食の食材を納品している業者が
産地を偽って納品していたという事実が判明しました。
詳しい内容については、各学校や施設で説明会を開催いたします。
ご心配をおかけいたしますが、納品した商材は一般の市場に出回っているものであったことは
何度も確認いたしましたので、ご理解をお願いします。

尚、町教育委員会として次の3点についての改善を図り、
より安全で安心できる給食に勤めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

1.放射線量を検査する食材を1日3品から6品にする。
2.町教育委員会が指定した品目を検査する。
3.町教育委員会が抜き打ち的に食材を検査する日をつくる。


ーーー

1日3品目から6品目。
全ての食材を検査することはやはり難しいのでしょうか・・・?
指定した品目とは、どのようなものなのでしょうか?
やっぱり、抜き打ちでは無く常に全ての食材を検査してほしい。

ーーー

三春小学校 学校運営協議会 広報紙
第4号 24年3月16日発行

ー上記より一部抜粋ー

<学校運営協議会委員からの質疑・意見>
○給食食材の産地偽装事故について、保護者説明会でどのような質問があったか。

・教育委員会が指定した品目を、誰が、どこで測定するのか。
→「ベクレルセンター」で行われる。
 今までは50 ベクレルまで測れる機械だったが、
 これからは20 ベクレルまで測れる機械が導入されるとのこと。
 現在はベクレルセンターが公民館に移され、測定機械が3台導入されている。


ーーー

とても悲しく辛い気持になりました。
今までは50ベクレル未満は測れない機械で測定していたと!?
そしてこれからは20ベクレルまで測れる機会にするってΣ(゚д゚lll)!!

測定器の事はあまりよく知りませんが、
50ベクレルまでしか測れない機械とか、20ベクレルまでしか測れない機械とかあるのでしょうか?
時間をかければかけるほど小さな数値まで調べられると私は思っていたのですが、
この部分が少し納得がいきません。

そして、この事実は、福島の実態があらわになった気がします。
問題になっている川崎市の給食の場合ですが、

川崎市の給食「セシウム入りと分かったリンゴ缶をフルーツポンチで使用予定、
食べるかどうかは保護者と子どもに任せる」


検出された数値は
神奈川県産の冷凍ミカン(同9.1ベクレル)
ミカン缶詰(同3.8ベクレル)

どちらも10ベクレル以下です。
川崎市でこのような精密な測定ができるのに、
福島の「ベクレルセンター」では50ベクレルだったという事がやはり納得いきません。
改善しても20ベクレル・・・だなんて・・・ありえない!
20ベクレル未満も測定できるようにすると、
全ての食材から検出されてしまう恐れがあるからなのでしょうか?

産地を偽造した食物を子どもたちが食べる給食に納品するという事は、
あってはならない最低で最悪なことです。
今後起こってくるかもしれない健康被害に、この給食の食材も関係あるかもしれないのです。
原発事故前の産地偽装とは訳が違います。
重罪に処していい事件だと思っていますし、
今後の再発を防止するためにも法を変えても重罪に処するべきだと思います。
(日本の法律なんて今はあっても無いようなものですから、緊急事態という事ならどうにでもなるんでは?)

そして、青果販売業「三木屋」が偽った産地が「茨城産」「千葉産」であるという事にも、愕然としました。
福島では福島産よりは茨城や千葉の方がいいと思うからという事なのでしょうか?
ハッキリ言って、「茨城産」「千葉産」のものは私は事故後ほとんど購入していません。
「福島産」と汚染の具合は大差ないのではないか?というのが私の考えです。
(ブログでこんなこと書くと風評被害だって苦情がきそうですが、でも事実なので)
そもそも100ベクレルという政府の基準が間違っていると思うし、
全てが測定されているわけでもないので、私は自分の判断で購入を控えています。

福島では普通に生活していても被ばくの量はこちらよりも勿論大きいと思います。
そういう地域の学校給食の食材として九州産や西の方の野菜とか、北海道産だとか、
日本国内でも汚染されていないと言われる地域のものを
優先的に送り届けるようなシステムをつくることがとても大切だと思います。



あまりにも残酷です。
未来ある子どもたちに
生涯にわたってどのような病気が起こるかもわからない毒を食べさせるわけにはいきません。
特に福島の子どもたちには、せめて給食だけでも限りなくゼロに近いものを食べてもらいたい。

学校給食の流通を変えるいい方法はないのでしょうか?



ーー追記新情報ーー

福島県庁の食堂の放射性物質の検査の検出限界値は『1ベクレル』ですが、
子どもの学校給食(福島市)の検出限界値は『10ベクレル』だそうです。あべこべです

クリックすると元のページが開きます↓
A4xfgWECYAEteUr.jpg




関連記事

コメント

非公開コメント

No title

きーこさん

福島県の学校給食の放射能検査と、福島県庁の食堂の放射能検査の件ですが、
基準が違う事(学校給食よりも県庁の方が基準が10倍厳しい)も大問題ですが、
測定器が、県庁の食堂はゲルマニウム半導体検出器で、
学校給食分はシンチレーションサーベイメーター検出器と精度の差も大きくあります。
(当然、県庁の食堂用のゲルマニウム半導体検出器の方が断然精度が良い)

日本の公務員は、自分達さえ良ければ未来ある子供達がどうなろうと知った事ではないという事のようです。

三春の八百屋

三春の「三木屋」が産地偽装したって記事。
近くには『福聚寺』がありますね。
ここの住職は言わずと知れた玄侑宗久です。
今までもこのぐらいのセシウムなら全然大丈夫と、
繰り返し繰り返し、
何回も何回も言ってきました。
この八百屋の社長さんも洗脳された被害者ではないのでしょうか。
あれだけ「大丈夫」を繰り返されたら、
罪の意識が軽減されても仕方ありません。
このニュースを知った玄侑宗久氏は何と思っていることでしょう。
どうせ「何もかも風評被害が作り出したものだ」なんて思っているのではないでしょうか。
ストロンチウムも測定しないで何が「安全」だ。
何が「風評被害」だ。
子供の命を犠牲にしてまで農家の収入を得たいと思う老人たちよ。
目を覚ませ。

給食は私費会計。

やる気なら、食材発注はPTAでもできるんだよ。あれは元々先生の仕事ではないから。
給食費もPTAから信任されて校長口座にいれてるだけ。
学校保健会に参加したり、養護教諭や給食主任、栄養士に保護者も働きかけるべきです。
特に栄養士が献立決めるんだから。
今までどおり学校お任せでは子どもは守れないよ。

No title

きーこさん、
福島県庁と学校給食の数値の違いを他のサイトで最初に見た時は信じられず、事実関係を確認しようとしてました。
大庭さんがおっしゃってますが、機械まで違うんですね。
1Bq/Kgの下限値を計るのって、かなり性能が良い機械で時間もかかると思うんですが、自分達の健康の為にはいくらでもお金はかけるけど、他人の子供のことはこれぐらいでいーだろうって感じなんでしょうか?
福島県知事と県庁は犯罪者ですよ。
福島県知事はもちろんリコールされるべきですか、刑罰にも問われるべきです。

No title

 福島県外へ避難している者です。
 きーこさんのこのブログで、いろんな情報を得られ深く感謝しています。
 
 噂なので、正しくなければ申し訳ないのですが、
 福島県庁と福島医大の食堂では、福島県産の食材はつかわないと
 聞いたのですが・・・信ぴょう性はいかがなものかと。
 これが事実だとしたら、本当に怒りでいっぱいになります。

毎日新聞の記事は文章がどうもオカシイぞぉ。警察もダメだぞぉ(^_^;)

こんにちは。

こんにちは。

毎日新聞の記事は文章がどうもオカシイぞぉ。警察もダメだぞぉ(^_^;)

『動機について「納入先から県外産を求められたが、高騰して品薄になった」と供述』と書いてあったとしたら書いた記者はきっとツイッターをし過ぎていて日本語として意味が通じないと文章を平気で出稿する癖がついてしまったのだと思いました。刹那的な情報伝達としては有効性が謳われているようですが、書き手がそれ以前に持っている自分の考えを読み手に強制している文章です。

ツイッター的に情報交換をしていると脳が腐って行きます。劣化した考えを文集にして行くとやがてはその文章に馴れてしまい考え自体がよりもっと劣化の度合いを強めていきます。ツイッターをやった後には必ず古典の日本文学を読む必要があります。

さて、産地偽装は流通しているほとんどの食品に蔓延しています。ここでは「高騰して品薄に」なったから市場では・あるいは直接生産者から購入して納入できなかったという犯罪の言い訳を(わざと判りにくいようにして聞き手読み手の方にその知能で考えさせる努力をさせて、あたかもその言い訳が聞き手読み手の元々持っている言い訳なんだと思わせる誤解を生じさせる効果を期待している)語っているようなのです。

実はもっと悪辣で「三春産」のネギ等だったら買いたたけて利ざやを大きく出来てより儲かるからだったのではないのでしょうか?

日本では流通網が高度に発展しているので驚くほど全国のホテルや学校給食や食飯店等々に福島や北関東や濃いプルームが漂って雨を降らせて放射能を巻き散らかした地帯の、故に値崩れした食材が産地偽装されて出回っていると考えた方が正確だと思います。

カール・シュミットというひとの言葉を意訳し更に延長させて考えてみますと、犯罪者は異常な「例外的存在」であるからこそ逆に犯罪者はその時代の本質を表しているので一般大衆が自覚も抉り出しも対抗も出来ずに居るかたちで威を張ることが出来ると分析されていますが、しかし3.11福島原子力発電(原発)=核発電の爆発は「例外的存在」として扱えるのでしょうか、放射能は目にも臭いにも感じられませんが被害は現実の物ではないでしょうか、加害者は現実に現在進行形でその存在が確認できるのに「自覚も抉り出しも対抗も」出来ないものなのでしょうか。

流通業者の生得な本質も悪いが、この状況は東電と行政が原発を推進して放射能を巻き散らかしたのですから東電と行政が悪人であることは間違いは無く彼ら原子力発電(原発)=核発電推進の原子力ムラの中からこの犯罪行為者を刑務所に容れる正義が必要です。警察・検察は小さな犯罪には手を付けるが肝心の大きなこの犯罪には手を付けようとしないとは許せないぞと思う次第です。

犯人が警察の取り調べで自己弁護のために言い訳紛いの嘘をつくのは当たり前なんです。新聞記者で今後飯を食っていくつもりならこの毎日新聞の記者は記者クラブでの警察発表だけではなく足で稼いで読者に真実を伝える努力を怠らないようにして欲しい。

毎日新聞では新聞購読数の減退という状況の推移に危機感を持ち、確か5年?ほど前に社内に記者達を集めて、官庁(警察も含む)記者クラブ広報記事は通信社記事で間に合うから調査報道などの取材に足と手間をかけることを訴えていた筈なんです。新聞社は社員食堂で5000円のカレーライスを食べていて良いのかと言いたいですね(^_^;)

では。

No title

ゲルマニウムは感度は鈍いので、食品のセシウム汚染を測るのであれば、三春町が使っているセシウム、ナトリウム化合物シンチレーターが適しているのではないでしょうか。だから一般に後者が使われています。米国政府の協力?で文科省の航空モニタリング調査でつかったのも、感度が高いこちらです。

大抵のヨウ化化合物のシンチレーターは、γ線を受け取るシンチレータの大きさ、遮蔽容器の鉛の厚さ、サンプルの量、測定時間の関数として、その精度が決定してしまいます。

50ベクレルが下限のベクレルモニターは、多分遮蔽が薄い。町が子ども達を守りたいなら、遮蔽体が50mm厚で大きめのシンチレータを使っているベクレルモニターを10台も導入すれば、スピーディに全食材を数ベクレルまで測れます。町の予算で十分可能です。
 それから、国の規制があって下限値が高めの20ベクレルなどのスペック表記になっているだけで、実際には、ずっと小さな単位、数ベクレルまで測れます。

 多分、三春町はそれを実行している、ということなのではないかと思います。規制があるので公表できない、ということだと推測しています。唯一ヨウ素剤を飲ませる決断をした三春町です。自由民権運動の発祥地ですし、私は尊敬しますね。

 でも、この事件は、汚染地で放射能から守ることがどんなに難しいか、大人は本質的に悪人だということを証明するようなものですから、子ども達を避難させる計画を立ててほしいです。守りきれない。

No title

検索から失礼します。

>福島県庁の食堂の放射性物質の検査の検出限界値は『1ベクレル』ですが、
>子どもの学校給食(福島市)の検出限界値は『10ベクレル』だそうです。あべこべです

ゲルマニウムを用いた測定器は高感度なのですが操作が煩雑であり専門家でなければ扱えない機材で検査は常に外部に委託せねばなりませんので結果が出るのにも時間がかかります。
たいして福島市の給食の測定に用いられる装置は操作が簡易でありその場で結果を得ることができます。

学校給食は食前に検査し「基準値を超える数値が検出されれば子供達に提供するのを控える」ためのシステムですが食堂の検査は「どれぐらいのセシウムを摂取したか」を調べるための物なので検査のために使える時間が大きく異なるのです。
実際、食堂は一週間分をまとめて後日ゆっくり検査するのでゲルマニウムの高精度な機械が使えますが給食ではそれはできませんのでそれなりの制度の検査にとどまります。

さて、大庭様が「基準が違う事」とおっしゃっていますが違うのは測定できる下限値であり基準ではありません。さらに食べた後でしか検査結果が出てこないのですから「日本の公務員は、自分達さえ良ければ」というのは福島県の食堂では当てはまりません。

>自分達の健康の為にはいくらでもお金はかけるけど、他人の子供のことはこれぐらいでいーだろうって感じなんでしょうか?

福島県は社員食堂の検査を行う予定はありませんでしたが東大の早野氏が強く働きかけ、検査費用も早野氏が持つという形で検査することになりました。
また前述しておりますが事後検査ですので自分たちの健康を守るための検査でもありません。

>福島県庁と福島医大の食堂では、福島県産の食材はつかわないと聞いたのですが・・・信ぴょう性はいかがなものかと

2011年段階ではそうでしたが今年に入って可能な限り福島県産の食材を用いてるとのことです。