fc2ブログ
10.17
Wed


ふくしまの子どもを守れ!10.1仙台アクション

2012/10/01 【宮城】

すみません始めまして、おしどりと申します。
もう皆さん長い時間待って、おなか空いている時にマイクを渡されまして、
すごくなんか、お疲れ様でございました。
あのー、私ちなみに東京に住んでおります。
大阪から来てないです、申し訳ないです。

郡山の疎開裁判の事はずっと去年から調べていまして、
私も郡山の武本先生にいろいろと情報を頂いてまして、
最近、ニュースログというウエブサイトの方で、
郡山の子どもたちが昨年度で3回クイクセルバッジを使って放射線量を測ったんですけれど、
その、0.5ミリシーベルト以上だった子どもの件数と、線量のデータを出していただいたんですね。
それに関する記事を書いていますので、もし、ネットの方でよかったらご覧になって下さい。

で、その結果をもって、今年度郡山の子どもたちは屋外活動制限が解除されたんですね。
その「平均値が下がった」という事で、
ま、「平均で判断しているんでおかしいな」と思って、
その最高値の子どもは、小学一年生の子供で、1.83ミリシーベルト、あの…被ばくしてたんですね。
で、外部被ばくであり、
その区域線量バッチで測った線量は、33日とか50何日とか、60何日とかで、
もう数十日でありながらその量の外部被ばくの線量を被ばくしていたので、
それが実際、年に換算するとどれ位になるのか?ということ。
なのに、屋外活動制限。
昨年度は1日3時間とかですけど、それが解除されてしまって…

現在でも郡山の公立の保育園では、0歳から2歳児までは一日15分。
3歳から小学校入るまでの子どもは一日30分の屋外活動制限がされています。


その開示された情報開示資料で、0.5ミリシーベルト以上の積算線量で被爆した子どもが、
11人被ばくした子と、9人被ばくした学校が二つあったんですけれど、
同じように一カ所に固まっていました。
ですのでやっぱり、郡山市内でもすごく、こう、
汚染されているところと、全然そうじゃない所があるので、
やはり平均で判断している事がすごい無理があるんじゃないかと思います。

はい。すみませんつい、

で、あのー、
まぁ私たちは、こう、普段吉本興業で漫才しているので、
それでその、それをしながら東京電力へ取材に行ったり、
あちこち会見に取材に行ったり被災地に取材に行ったりしています。

やっぱりこう・・・まぁそれはプロの人達に任せようと思っていたんですけど、
やっぱり自分で本当の事が知りたいという事と、
で、そうすると、テレビや新聞に出てくることと、
実際に被災地で聞いたり、会見に出てくる情報という事が全然違うので、
やっぱりこれはいろいろ自分で知っていかなきゃいけないなと思いました。

で、最近知ったのは、これはその、え…
オープンに出せない情報なんですけれど、いろいろな理由があって。

県立医科大の甲状腺検査で、甲状腺がんの子どもが一人出たっていうニュースが出ましたよね。
私、その子どもがどこに住んでいたかというのは、調べて特定することができたんですけど、
ま、それをオープンにできないんですけど、
その…
避難指定地域の道一本挟んだ隣です。

なので、すごく汚染された地域で、
それを避難せず3月11日以降ずっと住んでいた子がそうだったんですね。

で、もう本当に、やっぱりそれは…
ここの区域は避難して、で、その道を挟んだ周りは避難指定区域でなければ、
自主避難をする以外に逃げられないんですよね。


でも、やっぱり…甲状腺がんの子どもが出てしまって、
で、その子どもが「原発事故由来ではない」とハッキリ断言されているんですけれど、
実際にその子がどれ位被ばくしたのか?とか、
いろいろな問題はまだまだこれからだと思っています。

これからなんですけれど、いろんな事が「大丈夫です」、「関係ないです」って言われてしまって、
それがやっぱりすごく疑問なので、これからもガンガン調べていろいろと発信していこうと思っています。
よろしくお願いします。


続きを読むにニュースログおしどりマコさんの「情報開示、郡山市・子どもの積算線量」一部。







http://news-log.jp/archives/3873
情報開示、郡山市・子どもの積算線量(おしどりマコ)
2012年9月20日 おしどり マコ

<一部抜粋>

7月29日の記事「郡山の小中学校のホットスポットは今こうなっている」
http://news-log.jp/archives/2597で言及した、郡山の小中学校で行われた、
クイクセルバッジでの積算線量の計測について、
郡山市のA氏が情報開示請求をし、開示された資料を公開する。

これは昨年度に3回にわたって行われたもので、その結果をもって、
今年度の小中学校の屋外活動制限が解除された。
(昨年度は郡山市内の小中学生は一日の屋外活動は3時間と制限されていた。
しかし、現在、0~2歳児が一日15分、3~6歳児が一日30分、
という屋外活動制限は継続されている)

郡山市の今年度の小中学生の屋外活動制限の解除の判断の根拠は

① 市内の小中学校の校庭の空間線量の平均値が0.2μSV/h以下になったこと。
② 3回に渡っておこなった児童のクイクセルバッジの積算線量の平均が下がってきたこと。

の2点である。どちらも「平均」で判断していることに疑問を持ち、いろいろ調べてみた。

①の校内のホットスポットについては過去の記事http://news-log.jp/archives/2597を参照されたい。

では②について。
郡山市で、昨年度3回おこなわれた積算線量の計測の日にちは下記である。

第一回:平成23年10月5日~11月6日(33日間)
第二回:平成23年11月7日~平成24年1月9日(64日間)
第三回:平成24年1月10日~平成24年2月29日(51日間)

郡山市で公表されている結果は下記である。

第一回(33日間) 測定人数:25,551人
最高値:0.45mSV
最低値:0.01mSV
平均値:0.12mSV
※測定対象期間の自然放射線被曝相当量0.06mSV
(0.07μSV/)を除いた数値

第二回(64日間) 測定人数:24,115人
最高値:1.31mSV
最低値:0.01mSV
平均値:0.17mSV
※測定対象期間の自然放射線被曝相当量0.12mSVを除いた数値

第三回(51日間) 測定人数:22,287人
最高値:1.83mSV
最低値:0.01mSV
平均値:0.13mSV
※測定対象期間の自然放射線被曝相当量0.09mSVを除いた数値

この3回の結果を持って、屋外活動制限が解除されたのだが、
注目すべきなのは、最高値の児童の値が平均値よりかけ離れて高いことである。

そして、「自然放射線被曝相当量を除いた数値」となっているところも問題である。

最高値の児童が、数十日という測定期間ではなく、
一年を通しての積算線量はどれくらいになるのか、

自然放射線被曝相当量も足した、実際の一年での積算線量はどうなるのか、
そこは考慮されていない点は大変問題だと筆者は考える。

今回、情報開示請求した資料は、この3回の積算線量の計測で、
0.5mSVを超えた児童の線量と件数である。

なぜか、郡山市から、3回ぶんまとめて回答されたため、計測回の区別はついていない。

ーー資料ーー

3回の計測で、積算線量が0.5mSVを超えた児童の総数は108名。
1mSVを超えた児童は3名

日和田小学校(1年生?)1.83mSV
郡山第一中学校(3年生?)1.30mSV
郡山第六中学校(3年生?)1.31mSV
その他、特に高かった児童は4名

安積第一小学校(2年生?)0.94mSV
安積第一小学校(2年生?)0.86mSV
安積第一小学校(5年生?)0.97mSV
柴宮小学校(2年生?)0.97mSV
となっている。

0.5mSV以上の児童が多数存在した小中学校は、
橘小学校(11名)
郡山第一中学校(9名)
薫小学校(9名)
となっている。

資料で出てきた郡山市内の小中学校の位置を記入した地図を作成した。
0.5mSV以上の児童が多数存在した小中学校はこの地図の一部に固まっていることがわかる。
(地図上では黒丸をつけている学校)


(↓クリックするとおしどりさんの記事が開きます)
495fb0d3990bab1d4d98418357dda52c.png

空間線量のおおよその目安を知るため、
「福島県における学校等の環境放射線モニタリング調査結果について(確定値)」
http://www.pref.fukushima.jp/j/monitaringschool2012-0213.pdfを調べてみた。

クイクセルバッジによる積算線量の計測の第1回目の調査に近い日にち、
平成23年9月8日~10月14日の計測の資料である。

福島県全域の幼稚園、保育園、小中高校の資料のため、
積算線量の高い児童が多かった学校の数値を抜き出してみる。
(単位、μSV/h)
495fb0d3990bab1d4d98418357dda52c11.png
やはり他地域に比べて高いように思える。
郡山市内の小中学校でも、猪苗代湖の南のほうに位置する湖南小学校、湖南中学校は比較的、低い。

495fb0d3990bab1d4d98418357dda52c12.png
各児童の習慣、行動によっても、積算線量は著しく異なるだろうが、
郡山市内でも学校によって、線量がかなり違うことに気づく。

生徒の屋外活動制限の解除など、「市内の小中学校の平均値」で判断するのではなく、
それぞれの地域、個人に細やかに対応した判断をしてほしい。

今回、学校名を出すことに悩んだが、情報開示された資料は自分たちの判断で隠すのではなく
公開するべきだという考えと、現況を知ってほしい、という思いから、公開に至った。

化学物質に過敏に反応する方がいるように、
放射性物質にも過敏に反応する子供がいるかもしれない。
「平均値」と「平均的個人」で判断し、1つの方策を押し付けるのではなく、
それぞれの希望に即した選択肢がたくさん用意されることを望む。


児童に関しては、「避難したい」「ときどき保養したい」などの希望だけではなく、
「水泳の授業は避けたい」「学校の草むしりは避けたい」
「線量が高いところのランニングは避けたい」など、
学校生活に関しての様々な要望が取り入れられることを強く願う。

*****

この記事を掲載するにあたって、郡山市の学校名が多々入るので、
郡山市民の方々に何人か相談した。
すると、驚くべき回答が返ってきた。


ーーー転記ここまで(続きはhttp://news-log.jp/archives/3873/4



関連記事
comment 0
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top