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ヤマトシジミ被曝影響研究論文とドイツ報道(字幕書き出し)


<質問タイム1>「だから、ムリクリ、そのベクれている物を食べなくてもいい」
市民測定所サミット1bq/kgは食べられる? 10/13(内容結構真面目に書き出し)


↑この中でヤマトシジミの話が出てきましたので、調べてみました。



フィリップ・アプレッシュ
ドイツ・ARDテレビ

今年最後の飛翔だ。
このチョウにも間もなく秋が訪れる。

ここ東京の北端で生物学者の野原チヨさんは採集を行っている。
手袋にマスク、ガイガーカウンターという装備。

この草地の放射能汚染は基準値の2倍。研究者にはもってこいだ。

沖縄琉球大学 野原チヨ(生物学者):
私たちは放射能のチョウへの影響を調査しています。
世代交代が1ヶ月と短いので、放射能の影響がどのように世代ごとに遺伝するかすぐに調べられます。
調査の対象はヤマトシジミ
環境の変化に特に敏感に反応することも研究に適している。

原発事故後2ヶ月後には、福島で数百のチョウを採集した。
さらに半年後2度目の採集。

そして大変な発見をした。

野原チヨ:
まず死亡率が高い。
立ち入り禁止区域のチョウはみんな事故後すぐ死んでしまいました。
次に生れてきたチョウの多くは病気でした。
模様が異常だったり脚や触角が曲がっていたり、目が凹んでいるようだったり、

福島から約2000km。
太平洋に浮かぶ島、沖縄。

チョウの研究者たちはここ琉球大学に証拠資料を集めた。

福島由来の放射能が体系的に遺伝子を傷つける様子が初めて証明された。
奇妙に曲がった触角や、多すぎる脚。
縮んだだ色のない翅。

大瀧丈二 琉球大学調査チームリーダー:
翅の異常や、触角、脚、目の奇形がもちろん目立ちます。
さらには雌雄胴体のチョウも時々見つかりました。


福島のチョウの半数が損傷を受けていると研究者は言う。
黄金虫や鳥類を調査している研究者の結論も同じだそうだ。

放射能は生態系全体を崩壊させたのだ。

この結果はそのまま人間には当てはまらないと彼らは警告するものの、
野原チヨさんは心穏やかではない。

野原チヨ:
みんな避難してほしいですね。
福島からは全員避難してほしいです。
住んでいるリスクは
軽視できるリスクではありません。
取り返しのつかないリスクです。

お母さん方が、後で福島に残った事を後悔するような事になって欲しくないです。
それが私が調査を続けているそもそもの動機です。

福島のチョウの飼育は研究室で続けられた。
そしてもう一つ注目すべき発見がされた。

チョウの放射能への耐性は世代ごとに強くなっているのだ。
福島の住民もいつかそうなれるかどうかは、まだ美しい夢にすぎないが…




Scientific Reports 英文
ヤマトシジミ蝶に福島原発事故の生物学的影響
The biological impacts of the Fukushima nuclear accident on the pale grass blue butterfly

2012年8月9日公開   受信(2012年6月6日) 受け入れ (2012年7月24日)

<上記の論文の中から画像をほんの一部>
ヤマトシジミ13
ヤマトシジミ12
ヤマトシジミ14






原発周辺のチョウ、羽や目に異常
AFPBB News 2012年08月16日 13:40 発信地:東京

ヤマトシジミ11
【8月16日 AFP】
東日本大震災で事故を起こした東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の周辺で、
チョウの一種「ヤマトシジミ」の3世代にわたり、遺伝的な異常が羽や目に確認されたと、
琉球大の研究チームが発表した。

前週、英科学誌ネイチャー(Nature)系列のオンライン科学誌
「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に発表された報告によると、
原発事故直後の放射性降下物を幼虫の時に浴びた「ヤマトシジミ」を調査したところ、
約12%で羽が小さい、目が陥没しているといった異常がみられた。

次に異常のあったチョウ同士を、降下地域から十分離れた実験施設で交配させたところ、
2世代目では18%に同様の異常がみられた。
さらに異常があったチョウと健康なチョウを交配させたところ、
3世代目の異常発生率は34%に上昇した。

研究チームはまた事故から6か月後の昨年9月にも福島県で240匹のチョウを採集したが、
これらのチョウの子の世代では52%に異常が見つかった。

研究チームの大瀧丈二(Joji Otaki)琉球大准教授は、
異常発生率が著しく高いのは、放射能汚染された大気と食物から受けた、
外部被ばくと内部被ばくの両方が原因の可能性があると述べた。

後に同チームは、福島原発の影響を受けていないとみられる沖縄のヤマトシジミに
低線量の被ばくをさせる比較実験を行ったが、同様の発生率で異常がみられたという。

大瀧准教授は、福島第1原発から漏れた放射能によって、
チョウの遺伝子が傷ついたという確固たる結論にたどり着いたと述べている。

一方で大瀧氏は、今回のヤマトシジミに関する調査結果が
そのまま人間を含む他の生物種に当てはまるものではないと警告している。
同チームでは、他の生物でも同様の調査を行うなど、追跡研究を行うとしている。

放射線防護学に詳しい日本大学歯学部の野口邦和(Kunikazu Noguchi)准教授も、
今回の結果は一研究のものにすぎないとし、
福島原発の事故による生物全体への影響を検証するためには、もっと多くのデータが必要だと指摘している。

これまでのところ研究者や医師らは、
放射線被ばくと関連することが多いがんや白血病といった疾患の発生率が、
福島第1原発の事故によって上昇することはないと述べている。
しかし同時に、旧ソ連のチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故後に問題となったように、
特に若年層の甲状腺がんへの懸念から、長期的な健診が必要だと指摘している。

福島の住民を診察する山田真(Makoto Yamada)医師は、
放射線による遺伝子的な影響には未知の部分が多数あり、
将来的に影響が現れる可能性を100%否定することはできないと警告する。
(c)AFP/Shingo Ito






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コメント

非公開コメント

No title

ネイチャーにでた有名なヤマトシジミの研究ですね。
 野原さんは、みんな避難してほしいと、声がつまっていましたね。ドイツの番組ですか。やはり。いいものを見ました。ありがとうございます。
 ヤマトシジミは、私の住んでいるところでも、今沢山飛び回っています。ここのシジミが無事かどうかは私には分かりませんが、ヤマトシジミは、カタバミとともにあります。カタバミは、今、大変な異常を起こしています。花は5弁で昨年それは大変健全なものだったのです。今年の夏から今まで観察していると、その花弁の数が崩れたものが目立つようになりました。4弁、6弁、7弁、旗弁、乱れた花弁、さまざまなおかしなものが出ています。共生関係にある両者が、共倒れです。
 冬でも、室内の鉢植えに黄色や桃色のカタバミが生えていることがあります。そうすると、真冬でも、ヤマトシジミが飛び回ります。幼虫は黄緑でかわいくはありませんが、ずっと様子を見ていると蝶になって楽しませてくれます。
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