第3回【ペイフォワード環境情報教室】「放射能被曝と関係ないと断定すること自体が医学的に誤りだと思う」 10/24松崎道幸先生(内容書き出し)


【ペイフォワード環境情報教室】Vol.3
「被ばく防御コース」松崎道幸先生


2012年10月24日

Sawada:
第3回目の今日は北海道深川市立病院の松崎道幸先生をお迎えしております。
松崎先生は現役のお医者さまです。
北海道反核医師歯科医師の会の代表委員を務められていて、
北海道原爆訴訟では原告側の証人として証言もされています。
今回ドイツの核戦争防止国際会議が出版した
「チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害」という著書が、
先生の改訳により日本語で紹介されています。

そんな松崎先生に放射能被ばくによる健康被害についてご意見を伺いました。


松崎道幸先生
ちょうど、結局、広島・長崎の原爆被害の後にチェルノブイリがあって、
そして今回福島があったと。
それまで原爆補償という「被ばく者の原爆症を認めよ」という裁判の手伝いをしていた位で
その頭でチェルノブイリの被害をどういうふうに解釈するのか、というので、
ま、いろいろと、
「このデータはホントかいな?」とかいろいろと悩んで、
悩みながらもとにかく翻訳すべき物はして、
そしてその、走りながら考えていこうっていう感じで考えていたんですね。

そのあと、日本の原発労働者の健康調査結果だとか、医療被曝してのデータが出てきたので、
結局チェルノブイリがちょうど、広島長崎と福島の間にあるんだけど、
どうもチェルノブイリで起きていると言われていることが、広島長崎よりも随分被害が大きいようだという、
この違いはなんだろう?とずっと不思議だったんです。

それで今回原爆労働者の外部被ばくのデータを見て、
ああ、チェルノブイリで起きているっていう事は、ま…本当のことだっていう事がわかってきて、
逆に言うと、広島長崎で起きたことがどうも小さく報告されていたような、
過小評価されていたんではないかと、
それで、最初にチェルノブイリの状況に僕が抱いていた違和感というものが、
それが今回、やっとそのデータが出て、チェルノブイリで起きたことが今
日本の原発労働者とか、医療被曝の問題で、ま、やっぱり起きているという感じで問われ直しているのかと、


Sawada:
先生、今こういうね、先生といったお立場で、真実をなるべく伝えたいということで、
本も書かれていて、こういうところにも出て下さるという事なんですけれども、
先生のお立場のようなところでなんかこう、困るような事は特にないんでしょうかね?

松崎道幸先生:
一応、原爆訴訟の時も原告側の証人として、証言して、
結局は嘘をつかなければいいんだと。
粛々とですね、医学的な科学的なデータを基にしてしゃべるという事で、
嘘をつかなければどういう立場でも大丈夫だろうと
もし何かを言われるんだったら、それはその時のことで、失うものはないので、もうw

Sawada:そうですかwありがたいですもう・・

松崎道幸先生:そんな感じですよね、ええ。

Sawada:
そうですか。ちなみに福島件では山下俊一氏はじめですね、通達が出ているという噂があってね、
放射能に起因するという事を因果関係がハッキリしないものについては、
そういう事を書いてはいけないし、表現してもいけないというような、
実質、禁止令的な事が出ていて、
多分、一般的なお医者さん、大きな組織に属していないとかは、
それが放射能由来であるという事を証明できないお医者さんが大多数でしょうから、
そういう場合に、放射能かもしれないけれど、
それが起因しているという事を明快に立証できなければ言えないと、
言っちゃいけないと、いうものがあるという…

松崎道幸先生:
それは、被ばくのせいかもしれないし、ないかもしれないけれども、
「両方の可能性があるよ」という事はやっぱり言う必要はあるだろうし、
それから100%証明できなければ、逆に
「放射能とは全然関係ない」なんて言わなければいけないという事になりますよね。
だから否定も肯定もできない段階では両方の可能性があるという事は普通に言いますし、
言わなきゃいけないと思うんですよね。
それが放射能被曝と関係ないと断定すること自体が医学的に誤りだと思うんですよね。

Sawada:逆の事も証明できないという事ですよね?

松崎道幸先生:
そうです。
ですから「可能性は否定できない」というような言い方でよく言いますけれども、
もともと禁煙運動、減らす運動をやっていたので、
児童喫煙で肺がんになったり具合が悪くなった時の裁判をやってて、
その時に意見書を書くんですけれどもね、
受動喫煙で具合が悪くなったというんで、
患者さんの身体に別に受動喫煙の印がある訳じゃないんだけれども、
受動喫煙でもこういう病気が起き得るんだという意見書でいくわけですよね。
100%の証明なんかはできない訳なんだけれども、
とにかく「医学的には受動喫煙が相当絡んでいると考えられる」という感じで意見書を書くわけですね。
ですから福島の場合も、やはりその、
「確定は出来ないけれども可能性はあり得るんだ」という事は言う必要があるだろうし、
その100%でなければ放射線の「ほ」の字も言ってはいけないっていうことは、
逆に言うと全く間違っていると思いますけれどもね。

Sawada:
そうですか、ありがとうございます。
松崎先生には本番組の「被ばく防御コース」の主任講師として、これからもご登場を予定しています。
その他コースとして、原子力、食品安全、次世代エネルギーなど、
今私たちが本当に必要な環境情報を定期的に発信していきます。




ーーー関係ブログ

「今、福島の子どもたちになにが起きているか?」松崎道幸医学博士
2012年5月19日
<上記意見書より一部抜粋>

甲状腺
1.平均年齢が10 才の福島県の子どもの35%にのう胞が発見された
2.長崎県の7才から14才のこども250人中、
  甲状腺のう胞が見られたのは0.8%(2 人)だった(山下俊一氏調査)
3.甲状腺のしこりやのう胞は、生まれた時はほとんどゼロだが、5才過ぎから徐々に増え始め、
  20 才になると10 人に一人が甲状腺にしこりやのう胞が出来る
4.チェルノブイリ地域の18歳未満のこどもの甲状腺のう胞保有率は0.5%だった。
  (日本財団調査)
5.福島調査の「のう胞」保有率は、過去のどの調査よりも高率である

呼吸機能
セシウムによる高汚染地域に住み続けたこどもたちの肺の働きが悪くなっている
一秒量が150cc 減る→5 年から7 年位肺が早く老化する、あるいは成長しきれなかったことを意味します。

福島市と郡山市など中通りのすべての地域は、「低」と「最高」の中間の汚染度になっています。
したがって、現在福島の浜通りと中通りに住んでいる子どもは、
肺の働きが数年早く低下(老化)するおそれがあることになります。

骨髄機能
放射線被ばくで血液を作る働きが落ちて、白血球が減ったり貧血になる
汚染の高度な地区(350~879 キロベクレル/㎡)の子どもは、
汚染の少ない地区(29~112 キロベクレル/㎡)より20%近く白血球数が少ない(5810 対6870)ことが
分かりました。血小板数と赤血球数も5~10%ほど少なくなっていました。
したがって、
現在福島の浜通りと中通りに住んでいる子どもは、
血液を作る骨髄機能が長期間妨害されるおそれがあるということです。
白血球が減ると、細菌やウイルスに対する抵抗力が減ります。
赤血球が減ると貧血になりやすくなります。
血小板が減ると、怪我をした時に血が止まりづらくなります。



「完全に制御不能です」ヘレン・カルディコット博士(内容書き出し)

上記ブログ後半に転記してある
ヘレン・カルディコット博士が2011年4月30日ニューヨーク・タイムズへ寄稿した文章。
「安全な被曝量というものはない」は松崎道幸医師が翻訳協力をされています。





チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害 
科学的データは何を示している

松崎道幸
2012年03月 発売
核戦争防止国際医師会議 松崎道幸 合同出版 151p
1,680円(税込)送料無料



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
チェルノブイリ原発事故がもたらした健康影響を検討した240余の研究を評価。
原発事故による健康被害に適切な対策を講じるための必読書。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 はじめに
第2章 リクビダートル
第3章 乳児死亡率
第4章 遺伝性障害・催奇形性(奇形)
第5章 甲状腺がんとその他の甲状腺疾病
第6章 全がん・白血病
第7章 チェルノブイリ原発事故によるさまざまな疾病
第8章 政府および公的機関によるチェルノブイリ事故の影響の卑小化

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
松崎道幸(マツザキミチユキ)
1950年稚内市生れ。北大医学部卒。深川市立病院内科部長。日本禁煙学会理事。
医療九条の会・北海道副幹事長。北海道反核医師・歯科医師の会代表委員。
厚生労働省「喫煙と健康問題に関する検討会」委員として「タバコ白書」刊行に協力。
受動喫煙訴訟・北海道原爆訴訟で原告側証人として証言
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)








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吉田美和だ!

きーこさん

私、ツイッターはやっていないのですが、
https://twitter.com/kiiko_chan
できーこさんの写真を発見しました。

大好きな吉田美和さん(ドリカム)似で、幼い歌声からは想像できない聡明なお顔で驚いています。

ブログの切れ具合と写真のお顔は、ぴったり合いました。

小出さんとブロガーの次の飲み会には是非参加していただき、動画で美しいお顔と歌を披露してください。
楽しみにしています。(小出さんの現役中に間に合うように。)