警報発令!ニュージャージー州オイスタークリーク原発は福島第一原発1号機より古い米最古の欠陥マークI型

米エクセロン、NJ州オイスタークリーク原発に警報発令
2012年 10月 30日 14:13 JS

[ニューヨーク 30日 ロイター] 
米原子力規制委員会(NRC)によると、ハリケーン「サンディ」の影響で付近の水位が上昇していることから、
米発電大手エクセロンは29日、
ニュージャージー州のオイスタークリーク原子力発電所(615メガワット級)に警報を発令した。

警報は、NRCが定める4段階の緊急事態の中では下から2番目の深刻度となる。

同原発については元々、燃料交換のために運転を停止している。
NRCスポークスマンは水位上昇がこのまま続き、
原子炉のサービス水ポンプに影響が及ぶ事態となった場合は、
必要に応じて消防ホースからの水を使って使用済み燃料プールの冷却を行う
としている。

NRCスポークスマンはまた、
米電力大手コンステレーション・ニュークリア・エナジー・グループが29日、
ニューヨーク州にあるナインマイル・ワン原発(630MW)の運転を停止したと発表した。

グリッドへの電力供給に不具合が生じたことが理由と説明したが、
サンディとの関連があるかどうかは明らかにしなかった。


アーニー・ガンダーセン氏のインタビュ―動画2012年10月29日


<上記動画の内容一部>
ハリケーン「サンディ」、バージニアからバーモントの原発に被害及ぼす恐れ
Democrady Now! 2012年10月29日

米原子力規制委員会は、巨大暴風雨「サンディ」が
沿岸部と内陸部の原子力発電所に影響を及ぼす恐れがあることを認めました。

サンディの予想進路には少なくとも16基の原子炉があります。

バージニア州のノースアンナ原発、サリー原発、
メリーランド州のカルバートクリフス原発、
ニュージャージー州のオイスタークリーク原発、ホープクリーク原発所、セーラム原発、
ニューヨーク州のインディアンポイント原発、
コネチカット州のマイルストーン原発、
バーモント州のバーモントヤンキー原発などです。

これらの原発は、過酷な天候の際に閉鎖を義務付ける免許のもとで操業してるものの、
現時点では閉鎖された原子炉は1基もないとのことです。

「現在、一番懸念しているのは、ニュージャージー州のバーニガット湾にあるオイスタークリーク原発です」と、

元原発管理職のアーニー・ガンダーセンは語り、
同原発が台風の目の進路にあることを指摘しています。

オイスタークリーク原発は福島第一原発1号機と同じ設計で、1号機よりもさらに古いのです
原発は現在燃料交換のため停止中です。
つまり、全ての核燃料が原子炉ではなく、使用済み燃料プールに入っている状態ということです。
そして、この状態ですと、使用済み燃料プールのための予備電源が存在していません
つまり、オイスタークリーク原発が仮に外部電源を喪失した場合─
そして率直に言ってその可能性はとても高く─、
使用済み燃料プールにある核燃料を冷却する手段は、外部電源の復旧までありません。
特にハリケーン「サンディ」に関して、福島第一原発と気候変動から学べる最も大事な教訓は、
これらの使用済み燃料プールの冷却ができないということです




NY近郊インディアンポイント原発が一部稼動停止、ハリケーンで
ウォール・ストリート・ジャーナル  2012年 10月 30日 16:17 JST

【ワシントン】ニューヨーク市の北方約45マイル(約72キロ)にある
インディアンポイント原子力発電所が29日午後10時45分ごろ、一部施設の稼動を停止した。
オペレーターのエンタジー社によると、外部配電網が原因で、従業員や市民に対する危険はないという。
同じ原発内の他の施設はフル稼働している。

一方、定期燃料補給のために運転を停止していた
ニュージャージー州のオイスタークリーク原発は同日、警戒態勢に置かれた。
米最古の同原発はバーネガット湾沿いにあり、
ハリケーン(その後、温帯低気圧に変化)「サンディ」の接近で、
海抜6フィート(約1.8メートル)まで水が上昇したことを受け、
安全当局が午後7時ごろに「異例の事象」を宣言。
約2時間後に「警戒」レベルに引き上げられた。これは4段階の警報システムで下から2番目にあたる。

米原子力規制委員会(NRC)は、
オイスタークリークやインディアンポイント、その他の米国内の原発の状況は依然として安全だとしている。

1969年に運転を開始したオイスタークリーク原発は、2019年に閉鎖の予定。
NRCによれば、上げ潮、風向き、ハリケーン接近が相まって相まって、
取水構造物での水位を上昇させたが、水は数時間で引くとみられる。
防水対策が施されており、ハリケーン級の風にも耐えられるという。

同原発を保有するエクセロンによると、スイッチヤードで電力に支障があったが、
バックアップのディーゼル発電機が安定した電力を供給しており、
現場には2週間分以上の燃料があるという。

東海岸の他の場所にある原発はハリケーンに耐えており、事故は起きていない。

NRCの本部や北東部の支部はハリケーンのために閉鎖したが、
検査員はすべての原発に24時間体制で対応している。
NRCは5つの州について、通信障害に備えて衛星電話を持った追加の検査官を派遣したり、
待機させたりしている。

原発はハリケーンや飛行機の墜落、その他の大きな災害や事故に絶えられる設計になっている。
しかし、安全手順ではハリケーン級の風が吹いたり、
近隣地区の水位が一定基準を超えたりした場合には閉鎖するよう求めている。

ニュージャージー州ハンコックスブリッジのセーラム、ホープクリーク両原発では、
風速が時速74マイル以上に達した場合に運転を停止するため、当局者が監視していた。
近隣のデラウェア川の水位が通常の89フィートから99.5フィート超に上昇した場合も危険になる。

メリーランド州ラスビーのカルバートクリフス原発はフル稼働中。
現場内外の追加要員がハリケーンに備えている。
風速が時速75マイルを超えるか水位が通常の海抜より10フィート超高くなれば、運転が停止される。

(AP通信)

アメリカの原発
アメリカ原発
内が今回注意の原発
他黒文字は台風の通り道にある原発。

で、アメリカのすぐ上のカナダは大丈夫でしょうか?
カナダの原発
カナダ原発
カナダはアメリカとの国境付近に沢山原発があります。

天気図
アメリカ原発1


続きを読むにも関連ニュース



アメリカ原発のハリケーン対策
エキサイトニュース 2012年10月30日 18時25分

ニュージャージー州フォークトリバー(Forked River)のオイスタークリーク原子力発電所。
ハリケーン「サンディ」がアメリカ東海岸に接近する前から、燃料交換のため運転を停止していた。
オイスタークリークを含む9つの原発に政府の検査官が派遣され、
ハリケーンによる被害を防ぐ対策を進めている。

ニュージャージー州南東部のアトランティックシティから約60キロ北にあるオイスタークリークは、
630メガワット(MW)、60万世帯分の発電能力を持つ。
汽水の入り江「バーネガット湾」から約2キロの沿岸に位置しており、
設計は津波によって破壊された日本の福島第一原子力発電所と共通だ。
業界関係者や規制当局は10月29日、未曽有の大型ハリケーンに直面するオイスタークリークなど
20以上の原発について、最悪の事態にも耐えられる準備が整っていると主張した。

オイスタークリークを運営する
電力大手エクセロンの広報担当者スザンヌ・ダンブロシオ(Suzanne D'mbrosio)氏は、
「直撃の可能性が少しでもあるとわかった時点で、すぐに準備を始めた」と話す。
なお、オイスタークリークの原発は2年に1度の燃料交換のため、先週から運転を停止している。

◆政府の検査官を派遣

アメリカの原子力規制委員会(NRC)は、国内104の原発すべてに検査官を2人ずつ駐在させている。
オイスタークリークなど、ハリケーンの進路内の9原発には、
衛星通信システムを持った検査官が追加で派遣された。
NRCによれば、予想される高潮に耐えられるよう、すべて万全の対策が講じてあるという。

さらに、主要な業界団体「原子力エネルギー協会(NEI)」の
広報担当者トム・カウフマン(Tom Kauffman)氏は、
ハリケーンの被害を受けた場合でも核燃料の崩壊熱を制御できるよう、
最低7日間は冷却装置に給電可能なディーゼル発電機を用意すると述べた。

2011年3月、福島第一原発で核燃料が損傷し、建屋が爆発したのは、
この極めて重要なバックアップ電源が正常に作動しなかったからだ。

アメリカの原子力業界は、1979年に発生したペンシルバニア州スリーマイル島原発事故以来、
安全性向上のために多数の対策を実施してきた。
カウフマン氏は、「原子力をめぐる状況は日本と全く異なる」と断言する。
オイスタークリークは福島第一と同じゼネラル・エレクトリック(GE)社の沸騰水型原子炉で、
マークI型の格納容器を使用している。
しかしアメリカでは、すべてのマークI型に耐圧強化ベントを採用しており、
事故発生の場合でも、格納容器内の圧力が危険なレベルまで上昇しないという。
それでも、福島第一の事故後、ベントのシステムに対する懸念の声が上がり、
業界は確実性と信頼性を向上させると約束した。

「不測の事態も想定に入れて取り組んできた」とカウフマン氏は語る。

◆自然災害への対応

アメリカでは、時速75マイル(秒速約33.5メートル)以上の風が予想される場合は原発を停止する。
風によるダメージを懸念しているのではなく、
一帯が停電し、冷却を予備のディーゼル発電機に依存する事態に追い込まれる可能性があるからだ。
ハリケーン「アイリーン」が大西洋沿岸を直撃した2011年8月、
オイスタークリークはこの理由で停止している。

「特に珍しい状況ではない。過去にも竜巻や強風、洪水を切り抜けている」とカウフマン氏は話す。

福島第一後、アメリカの原子力業界は、
電力や水を喪失した場合でも運転を続けられるよう、
発電機やポンプ、ホース、バッテリーといったバックアップ装置を整備すると約束した。
しかし、整備はまだ完了していない。
また、オイスタークリークを含む複数の原発では、使用済み核燃料の安全性に関する懸念も指摘されている。
保管する冷却プールに非常用電源が義務づけられていないからだ。
使用済み燃料棒は放射能を持ち、何十年にもわたって大量の熱を発生させる。
冷却を続けなければプールの水が蒸発し、
損傷した燃料棒が放射性物質を放出する悪夢のシナリオが待っている。


NRC NEWS
Oct. 29, 2012 9 p.m.
2012103011.jpg

ニュージャージーのオイスタークリーク原発でハリケーン上陸による水面上昇、NRCが警戒令。
下から2番目の警戒レベル



関連記事

コメント

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます