1「福井県民はB級国民である」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)

・・・最初に一言・・・・

「福井県民はB級国民である」
聞いてドキッとしましたが、
これは武田邦彦がそう思って言ったという事ではなく、実際に
原子力安全委員会で話し合われた席上で体制側の多くの学者たち、有識者たちが、
そいうふうに言ったという話です。

・・・・・・


武田邦彦氏 インタビュー


2012年11月11日


9:53~

岩上:
で、今日は福井に行ってたんですけど、
20分という短い時間だったから「なに言おうかな?」って悩んでいたんですけど、
言う前にさんざん「あんまりおっかないこと言わないでください」って、
ちょっとね、言われたりしたんですよ。
原発って言うだけでも、もういっぱいいっぱいなんですから」って言うから、
何言ってるの、原発どころかね、本当に日本はどうなっちゃうか分からない。
こんなアメリカの言いなりになってて、国が滅びる

そういうような破断にきているのに、そんなことの制約を課せられてたまるか~!っていうんで、
言いたいこと言ったんですよた
それで、「原発原発」って普通に言ってたんですけど、終わった後、主催者の一人が、
「原発、原発って言う言葉を聞くたびにハラハラドキドキしました」
もう、福井ではですね、「原発」っていう言葉を口にする、
口にするだけで大変なタブー
なんで、
「口にする事も耳にする事も慣れていないのでドキドキでした」っていうんで、
ニ幕目にもう一回呼ばれた時に、
皆さんもう相当「原発」って言うとドキドキしているらしいからもっと言ってやろうと思って、
「原発ー」とか「もんじゅー」とかやってみましょう!
って言ったら皆さんね、一緒になって「もんじゅー!」なんて。
「もんじゅ反対」なんかじゃないんですよ。
ただ「もんじゅ」って言う。
口にするのがね、タブー化されちゃう。

武田:
なるほど。
僕はね、福井県の人に悪いけど、
福井には知り合いもいるし、僕の教え子にも福井県出身の子がいるんですけど、
福井県は原発を引き受けてはいけません。
なぜ福井県に原発を置いていると思います?
「福井県の人はBクラスの国民だ」ってみんなが言っているわけですよ

何故だって言ったら、「自分は電気を使わないのに原発だけもらって金が欲しい」と、
「彼らは仕事では金が無くて生活も出来ないから原発にくっついてるんだ」って言われているんですよ。
僕みたいに福井県の人にハッキリ言う人がいないでしょうから、私が言いますと、

岩上:何気に辛口の事を言いましたね、

武田:
このまま福井県が原発を受け入れていたら、福井県という国は日本で最低の県になっちゃうんですよ。
だからこそ、大阪の方が福井よりも遥かに上だから、
「大阪はAクラスの日本人、福井はCクラスの日本人だから、あそこに原発を置こう」という事なんですよ。
あのね、みなさんね、なんで淀川のほとりに原発を置かないと思います?
それは「大阪の人が偉いから」なんですよ。
ね、それで「福井の人はポンコツ」なんですよ。劣る日本人。


岩上:また、また誤解を生む発言で(笑)

武田:絶対にこんなことを福井の人は認めちゃいけませんよ!

岩上:という扱いを受けているという事ですね。


武田:
そう、だから僕は、
いま、福井の人が「原発」って言う言葉を聞きたくないというのを聞いてそれを言いたくなったのは、
福井の人は分かっていると思う。

岩上:あぁ、

武田:
「俺たちは金をもらいたいために原発をやっている」
これじゃダメなんですよ。
フランスは、有名な葡萄酒の上流に原発を20基持っている。
その下流がブドウ畑。
もう全部みなさんが知っているフランスの葡萄酒のメーカー、銘柄は、その原発の下流。

岩上:わぁ・・・怖いですね。

武田:
だから、フランスのワインを飲むとコクがあるのは、
フランスのワインには原子力発電所の廃液が入っているからなんです。

岩上:わぁ~~、おそろしい。

武田:
そうなんだけど、これはね、
それからセーヌ川の上流にも二つ原発があるんですよ。
というのは首都の近くに置いてあります。
それは何故か?っていうのをフランス人に聞けば、
「安全だから原発をやってる」って言うんですよ。
で、「危険」だと思って、それを福井県に押し付ける。
福井県は金が欲しくてやる。
こんな事をやっていたらね、福井県に人は本当に馬鹿にされてダメになりますよ。
この際はっきりしなければいけません。
日本は民主主義なんで何を言ってもいいんですよ。
それから私は福井県の人を馬鹿にしていないです。
「福井県の人はしっかりしているので、きちっとした県なので、お金で崩れるな」と
言っているだけなんですよ。
武士の魂があるだろうと、武士は食わねど高楊枝ですからね。

岩上:
あのー、福井県の人達、
その14基というですね、大飯とか美浜とか、いろいろと老朽化の問題もある。
さらに、その下に活断層の疑いがある。
もんじゅの下にも活断層の疑いがあるんじゃないかと。
で、この間大飯で葉活断層ではないか?と、破砕帯の調査が初めて行われました。
初めてと言っていいのかどうなのか。
これがちょっとね、先程スタートする前に、
これまでの原子力行政で言ったら、活断層の調査ってろくろくやっていないと。
あれでも我々は再稼働されてしまって、
そして普通だったら止めてからやればいいのにと思うんですけれども、
まだ運転しながら調査をやっているというあたり、
「結局調査は形だけなんじゃないか」というような不満とか不安とか思うんですけど、
あれはどんなふうに評価しますか?

武田:
そうですね、まずですね、
関西電力には370万kの和歌山火力というのがあって、これが着工が延びているわけです。
これを直ちに着工すれば、大飯原発は200万kですから。

岩上:造られていないんですね、着工が延びてる、繰り延べになってるわけですね。

武田:
だからこれ、それをやればですね、別に大飯の原発なんか再開する必要はない。
今はちょっと、遅れているからダメだけれども、
この前関西電力が申請をしましたからね、いよいよやるでしょうけれど。
あれつくってしまったら原発の再開はいらないんですよ。
だから、たとえば来年ぐらいね、ひと夏ぐらいもうちょっと我慢する必要があるかもしれないけれど、
もう我慢する必要が無いんですよ。
だからまずそのことが基本になければならない。
そうするとすぐね、「何か関西電力の電気が足りなくなる」っていう変な形で言いますが
「これはまずない」と、ね。

岩上:はい

武田:
それからもうひとつ、今朝の大手の放送、大手メディアの放送で間違った放送をしています。
私が訂正しますが、

岩上:そこは、はっきり放送局の名前を言いましょうよ

武田:それはもう、絶対言いたいですよ。岩上さんのチャンネルがいじめられると困るから、

岩上:NHKですね?大NHKです。

武田:
なんて言ったか?っていったらね、
「今までは電力会社が出す地震データを書類で保安院が見てやっていました」
ところが今度規制庁ができて現地調査をしたので、「これは初めてです」
「今まではそういうシステムが無かったんですからやらなかった」
真っ赤な嘘。
何故か?って言うと、保安院は経産省の中にあって、「原発推進部隊」なんですよ。
それに保安院っていう名前が付いているだけなんですよ。
だから、もちろんそれはそれでいいんです。
「電力の言いなりで判断するように造られた職場」
それに対して日本国民はですね、それをチェックするために原子力安全委員会というのを作ったんですよ。
原子力安全委員会を作ったのは、日本国民との約束ですから。
だからそっちが何故現地調査をやらなかったのか?と。
今まで、・・・解説者が怒らなきゃいけないですよ。
今まであなた、実は現地調査って電力だけなんですよ、ね。
それで名古屋大学の先生が出てきて、アナウンサーに
「なぜ関西電力は活断層が無いといって、今度の調査では活断層があるってなったんですか?」きかれて
「前提によって違うんです」って言ったんです。

岩上:アハハハ・・

武田:
つまり学問が無いって言う事なんですよ。
学問っていうのは、前提がどうでも活断層であれば活断層。
ところが、前提に「運転したい」と思ったら、活断層がなくなって
中立になると活断層があると。
ね、これじゃあ学問じゃないですよ。
そこで私が原子力安全委員会の地震指針の委員の時にどう言ったかっていうと、
「活断層なんか調べたらバカらしい」って言ったんですよ、ね。
「そんなのはね、学問が進歩すると変わってくる」
「我々の安全が、学問の進歩に左右されるのは馬鹿らしい」と
「したがって原子力発電所は日本にきたあらゆる地震の中の最大値で耐えられるようにした方がいい」
「そして津波もそうだ」
それにかかる費用を自分で計算すると、kw当たり、いまの20円。
原発が17円とかと言ってましたけれどね、それが1円60銭上がるだけだと。
わたしは、
国民は危険な原発で安い原発より、安全で高い原発の方がいい」と。
「だからそうやったらどうでしょう」と言ったら誰も賛成しない。
何故かと言ったら福井県でやっているからですよ。


岩上:は、は、は、は・・

武田:
「武田先生バカだな」っていうわけですよ。
何でバカだ?
「あなたなんで東京都か大阪でやっていないのか、安全に金をかけたくないからじゃないか
「だから福井県とか福島県に頼んでいるんじゃないか」
なぜかと言ったら
「そこのところだったら、原発の安全のために掛けるお金の数分の1で金を配れば納得くれるから」
「彼らはB級国民だかいいんだ」と。



岩上:
それ、さっきの先生のB級国民説は、聞いて腹が立っている人もいると思うんですけれど、
けれども要するにそれは、ただ武田邦彦がそう思って言ったという話ではなくて

武田:ないです

岩上:原子力行政の頂点の原子力委員会、原子力安全委員会か、

武田:原子力委員会もそうですよ。

岩上:原子力委員会も

武田:委員会も同じです

岩上:
こちらで話し合われた席上で、いわば、そういう提案をして、
それに対して体制側の多くの学者たち、有識者たちが、
「いやいや、そんな必要性はないから」というふうに言ったお話だったんですね。


武田:そう。

岩上:ひどいなぁ

武田:
だってね、これを客観的に見れば皆さん分かりますよ。
なんで大阪の電気を福井で作らなきゃいけないんですか?

岩上:東京の電気がなんで福島なのか?っていう話ですよね。

武田:
だけどフランスはブドウ畑の上流、パリの近く。
全部いるところに建てているんですよ。
当り前ですよ、だって安全じゃなきゃやっちゃいけないんだから。
安全ならどこにつくってもいい訳ですから。
だから、ここのところに、いまの日本人の意地汚さがある。
ぼくは、昔の人だったらね、そんな意地汚くなかったとおもうけれど、今は
「金なら何でもいい」
「俺たちの県が馬鹿にされてもいい」
これは一回聞かないとね、国民のためにもならないし、
「県の人はそんなんでいいのか?」と私は思いますね。

岩上:
それは、地元にさまざまな補助金や、
あるいは、それ以外のもうちょっとイリーガルなですねお金という形で、まぁ、あの、まわされて。
でもそれで潤ったと。
ま、それは温泉旅行だったり、あるいは公民館を建てることだったり、いろいろでしょうけれども、
それで地元が潤ったというその金と、
本当に地元に安全な原子力発電所をたてようという、そのかけるコストと、
ばら撒いたコストの方がまだ安い

武田:もう全然安い。

岩上:あー・・

武田:
10分の1ぐらいでしょうね。
大体原子力発電所を安全にしようとすると、1兆円位の規模がいるんですよ。どうしても。
もっと、少し大きい。

岩上:
それにしても1兆円でしょ?
今回の事故を起こしたことで、何10兆の損失をしてるんですか?

武田:そうそう、そうそう。

岩上:キチガイ沙汰ですよ。


ーーー

↓インタビューの続きはこちら
2「日本は財政赤字だという大嘘」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)

3「今、目の前で溺れている人の事を報じているか?」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)

4「家畜化された日本人とアングロサクソン人」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)

5「化石燃料枯渇の嘘とシェールガス革命」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)

6「温暖化と原発そして日本の自立」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)



↓武田先生のインタビュー直前に福井県で行われた岩上氏のスピーチ
「原発にはね、地震のリスクと戦争のリスクがあるんだ」岩上安身氏
11/11福井Walk in PEACE(内容書き出し)





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後半部分の 「アングロサクソンの悪巧み」

いつも、拝読させていただいております。
ありがとうございます。

今回のこの動画、いつも以上に非常に興味深く拝見いたしました。

前半部分の
「福井県民はB級国民である」
の情報も大事ですが、

個人的には、後半部分の
アングロサクソンの悪巧みについての武田先生のお話が断然おもしろい!

●石油枯渇のトリック(シェールガス)

●地球温暖化のトリック
「原子力よりも怖いものができれば原子力は維持できる」

紹介していただき感謝です。

福井県民はB級国民

一理あります(笑)

「越前詐欺」といって、まじめな働き者の稼ぎを口先三寸でまきあげて、うまくやったとほくそ笑んでると、もっと利口なヤツがきてまきあげられる、欲掻いてドツボのパターン。

福井県民のものですが

福井県の者ですが、この記事を読んで、すごく複雑な気分です・・・
北部の僕らは、1円も原発の恩恵を受けていないし、一度も原発に賛成したことがないというのに・・・
いや、むしろ、東京都まで反原発デモに行ったくらいですよ。
福井県南部は、また話が違うのでしょうか?
僕は南部に行ったことがないので、福井県南部の事情はよく分かりません

No title

 原発を設置された地域のかたについて、どういう経緯で原発を受け入れることになったのか、という疑問が当初ありましたが、3.11以来、要するに「利権」による誘導だったのだということは、以前にも増して明らかになったと感じています。
 武田邦彦先生が「B級国民になるな」と発言しておられる趣旨にこころから賛成です。
福井県民のかたが「複雑な思い」とおっしゃっておられますが、要するに、原発を受け入れるように県知事や市長、村長を政治的に(国が)誘導して、県民がそういう知事らに賛同するように、誘導していったというのが実態だと考えます。
 したがって、投票する県民の多くは知事らが知っていることを知らされないまま(知らされないで)、県民が「得する」ことばかりを吹き込まれて、それらの各首長に賛同するように、しむけられてきた、ということでしょう。
 3.11であれだけの被害をこうむった福島県の知事が自分が首長をしている福島県について何らの対応もしていない様子をみれば、一目瞭然です。福島県民のなかで現佐藤知事を選挙で当選させた人々はほとんどが原発による利権を考えて投票したに違いありません。でなければ原発の危険に警鐘をならしていた前知事があんなふうに追いやられるわけがない。原発による「利権」を奪われないために必死で前佐藤知事の追い出しを図ったわけです。
 国がなにかやりたいと思ったら、どんなふうに人間の弱みをついて、また情報を操作して、事実を知らさないようにして、思うように国民を動かすか、についてわたしたちは「無知でした」では済まされない。
知らなかったことの意味について理解できないひとが本当の「B級国民」です。

 そして、人間の最下層に、他者がどんな悲惨な状態に陥っても何とも思わない人がいる。
 それが今の日本の原子力産業経営陣であり、アメリカの原発誘導を受け入れてきたひとびとです。

わたしたちは、自分がどういう世界に生きてどういう情報操作を受けているのか、知らなければならないと思います。事実を知らなければ対処の方法は探し出せません。複雑な思いを抱くよりも、事実を知る方向に頭を切り替え、自分の身を自分で守ることを「自分の頭で」考えることに踏み出すべきです。次回の原発メルトダウンがいつどの原発で起こるのか、わからないのですから。

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No title

確かに、中央の会議ではその程度の扱いでしょうね。
誇りが無いのが、ブラックな支配者を招きよせる種ですから、いくら誇りのない地元民が文句を言ったところで身から出た錆びに過ぎないのです。
若狭湾地域の人は、嶺北人よりもさっぱり・おおらかな印象がありますが、嶺北と同じなんでしょうか。まあ、それはいいとして。
嶺北の仕事文化・地域政治などに限れば、効率低く・合意形成もない、ぜんぜんglobal competeなものではありません。かろうじて頑張り主義で支えているだけの、悪しき日本の縮図があります。個人の力も脆弱で、変わった意見は圧殺される土地柄です。まさに権威主義・長老政治の土地です。自浄はあまり期待できないので、(県)外圧に頼るしかありません。
それこそ、個人の強いアングロサクソン型支配(白人?が福井に来て、長老と結んで・・・とされる)にはまったく抵抗力を持ちませんよ。

No title

この時点で稲田さんに投票するのだけはやめましょうよ。
それって本当に疑われますよ。