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「数々の修羅場踏み腹の据わった弱者の味方」宇都宮けんじ氏インタビュー岩上安身11/15(書き出し)

昨日過去のテレビ番組を書き出しましたが、
その内容をもっと詳しく岩上さんのインタビューで宇都宮健児さんが答えていらっしゃいます。
直接都知事への立候補とは関係ない内容かもしれませんが、
この話を聞いて、私は宇都宮さんならば今の日本の汚い人達とも、
正当に闘って、そして勝てると信じることが出来ましたのでその部分を書き出します

過去の番組はこちら↓
<掴め!東京都民>「これまで宇都宮は誰もやらないことばかりやってきた」
宇都宮けんじ2006プロフェッショナル(書き出し)




(音声)2012年11月15日 宇都宮健児氏インタビュー(岩上安身氏)




岩上:
70年代後半から多重債務問題とか消費者ローンの問題、
サラ金被害者問題に取り組まれた。
これ、当時っていうのは、なんかタブーっていうか…
”イソ弁”されていたって今おっしゃいましたけれども、
それで「出て行け」って言われたって、それって本当、事実なんですか?
どういう事なんですか?

宇都宮:
最初の”イソ弁”の事務所で、あんまり長くいすぎたんで、
大体”イソ弁”というのは3年から5年で独立するのが一般的だったんですね。
最初は私は事務所に8年いたんで、”ボス弁”から呼び出されて、
「あんた長いね」って。「他の人はみんな独立してるよ」と。

岩上:”ボス弁”っていうんですか、

宇都宮:
だから、ボス。
これは業界用語なんですね。経営者側。
”イソ弁”と。
それで、普通独立する時には顧客とかね、顧問会社が何社かあってというように
安定した収入が得られるようになって独立するんですけれど、
わたしは、生まれが愛媛県の漁村で、育ったのが大分県の国東半島の開拓農家なので、
あまり営業能力が無かったんですね。
だから自分の顧客があんまりいなかったんですよ。

岩上:
それもやはり生い立ちというか
故郷とかの結びつきとか、そういうのが重要だったりするんですか?

宇都宮:
まァ、だからあとから独立した人に聞くと、やはりみんなこまめに努力して、
小中高大の同窓会にこまめに出たり、
中小企業の社長さんなんかとゴルフに行ったり、
なかにはロータリークラブとかライオンズクラブに出て名刺を配ったり、
そういうきめ細かい付き合いをやられていたんですけど、
私自身はそういう社会性が無かったので、あんまりそういうのは得意じゃないのでね、
お客はそんなに広がらなかった。
それで2回目の”イソ弁”の口を探しに弁護士会に行って、
”イソ弁”を探している事務所の情報をもらって、就活をやって、
4件目ぐらいに採用を認められるんですけど、
ちょうどそのころサラ金問題が社会問題になって、相談者が弁護士会に殺到した時期なんですね。

ところが全く新しい事件だし、当時は規制法が無かったので、
まぁ、いまのヤミ金とそう変わらないような取り立てをやってて、
相談者があんまりお金がなさそうだったので、みんなたらい回しをしたんですね。

それでとにかく受けてくれる弁護士がいないので、弁護士会の職員も困っていたところに、
えー、その、私が”ボス弁”のリストを見せてもらった職員が、
法律相談センターを担当する職員で、「一人暇そうな弁護士がいる」と。
「8年経ってもまだ”イソ弁”の口を探しにきた人がいますよ」と、
「宇都宮さんなら受けてくれるんじゃないかな」という事で、
それでサラ金事件を紹介されたのが最初なんです。

それでやってみたら、
これは非常にしんどい事件だけど、遣り甲斐がある事件で、
依頼者からは感謝されるし、
それで依頼者の、ある意味では命とかですね、生活がもう、かかっている事件ですから、
どんどんのめり込んで、それをやり出して弁護士会にも働きかけて相談窓口をつくると、
どんどん、どんどん増えるものでですね、
業者からの電話もすごいわけですね、
罵詈雑言(ばりぞうごん)ですね。

それで二回目の事務所からまた、
「残ってもらってもいいけど、条件はサラ金事件から手を引いてくれ」と。
「品が悪い」と。
それでもうその頃は、弁護士会の他の弁護士に呼び掛けて、
「これはもう非常に重要な事件だからね、みんなやってくれ」って呼び掛けてたから、
一抜けたじゃ抜けられない立場なんで、
また二回目の事務所も4年目に「お世話になりました」って辞めちゃうことになったと。



岩上:
ああ、先生その、罵詈雑言と言っても、簡単さらって今おっしゃいましたけれども、
その頃のね、サラ金というのは法規制が無いという事でヤミ金そのもので、
背景に暴力団もいたでしょうし、
「身辺に危険が及ぶんじゃないか」という、そういう恐怖感とかですね、なかったんですか?

宇都宮:その頃はありましたよね。

岩上:ありました。脅しとか?

宇都宮:
で、だんだん私はそういうことでグループを作って、告発なんかをやって、
マスコミで、メディアで取り上げられる位になると、相手方が警戒してなかったんで、
最初はもう名もない落ちこぼれの弁護士ですからね、
あの・・・一回あの、乗り込んできた、
若い衆を連れてですね、ドスを持ってきた人がいてですね、
それで「手を引け」っていうんですね。

岩上:短刀ですか?

宇都宮:
ええ、懐刀。
それで、自分のアパートに帰ったらですね、
夜中の2時から4時ぐらいまで、毎日無言電話がかかってくるんですよ。
電話取ったら、向こうでワーワー騒いでいるから、
昼間来たヤツじゃないかなという事で、
それで、あの、

岩上:ワーワーというのは音だけで無言なんですか?

宇都宮:
ええ、無言です。
なんか向こうで騒いでいるようなところだけど、午前2時から4時ぐらいまでずーっとね。
それで、何とかしなきゃという事で、
その連れてきた業者、サラ金業者を相手にして、
債務不存在確認訴訟というのを、川崎の裁判所だったんですけど提訴してですね、
そして、向こうの帳簿を出させるために文書提出命令を出して全部やって、
利息制限法で計算したら、200万ぐらい請求されていたんですけれど、
もう、残り3万位で話しがついたんですね。
ま、そういう事がありまして、
それが解決した後ですね、そのサラ金業者からですね、廊下で
「ちょっと先生話がある」って言うからね、
「何ですか」って言ったら、
「この前先生を脅かしに連れて行った若い衆がね、
主婦を監禁していま警察につかまっているから弁護を引き受けてくれ」と頼まれたんですけどね、
「まぁ私は結構弁護料が高いんだよ」って言って断りましたけど、
まぁそういう事が何回かあって、だんだん冷静に対応できるようになってきて

岩上:
ああ、修羅場踏みまくってw、
でも、先生も最初からそういう経験がおありになったわけでもないでしょうしね、
大変だった…
怖いと思わなかったですか?

宇都宮:
それはやっぱり怖い事は怖いです。
そんなにわたしは柔道・剣道をやったりね、あの・・あれはないけど、
ただ、もし私が手を引いちゃうと、そういう脅しが全部依頼者のところにいくのでね、
まだ依頼者よりかは強い立場なんですね、
だから、それはもう依頼者の事を考えたらね、ここで手を引くわけにはいかないと、
そういう事でずっと頑張れたと思いますね。

岩上:
その腹の据わりようというのはね、
すみません、これ立候補どうのこうのとは違う話と別な興味にいっちゃうんですけれど、
あの、どこから由来するものですか?
それはたとえばその生い立ちで
大変貧しいご家庭に生まれて苦労されたというのはお聞きしているんですけれども、
お父さんが傷痍軍人で、多分大変働くのもご苦労されたと思いますし、
それから、さらっとおっしゃいましたけれども、
国東、大分の方へ入植、
入植っていう事は、ま、開墾したわけですよね

宇都宮:そうそう。

岩上:電気もなかったというように聞いています。
こういう生い立ちについて少しお話を頂いて、
何ででしょうね、
どこにその腹の据わり方というのが生じたのかを教えていただきたいんですけれども。

宇都宮:
ん…だからまあ、一番根本的にあるのはそういう生い立ちもあるかとおもいますけど、
最終的には、今お話しましたように、
素朴なヒューマニズムや正義感という事になるんじゃないかと思います。
自分がやっぱり引いたら、自分より弱い人がもっと苦しむことになりますからね、
その家庭には子どももいるわけですよね。
そういうところ、ま、そういう人たちの、え…こう、依頼に背中を押されてやったということでね、
それから、後、2回目の時も他の人に、やっぱり
「これは重要な事件だから」という事でね、呼び掛けておきながら、
自分は「事務所がクビになるから、いち抜けた」ではね、
卑怯な人間になっちゃうんではないかというふうに考えてですね、
そういうことはできなかったですよね。
だから、基本的な考え方はそういう事ですけど、
だから基本的には、私は何か自分の事ではですね、
あの、結婚した時に私は分譲マンション、ある団地で借家だったんですよね。
その大家さんが
「子どもが結婚するから、先生ちょっと空け渡してもらえませんか」と言われたんですけれども、
他人から頼まれたら、
これは正当理由が無いと借家借地法のね頑張れるんですけど、
自分の事はですね、なかなか抵抗できなくて、
「長い間お世話になりました」って菓子折持って引っ越しましたけどねw
だけど、人が困っている時で、そのためにやらなきゃいけないっていうときは、
結構人間は強くなれるんだなと思って、ね、人のためにね。
だからそういう人が、自分以上に弱い立場にある人であればですね、
自分がどいちゃったら、その、暴力団とかサラ金の取り立てが本人にいっちゃいますから、
自分がまだ衝立になった方がですね、あの、いいんだということでね。
そういうことで。

岩上:すごい話。


ーーー



東京都民が前回の都知事選の間違いを二度と犯さないために~
宇都宮健児氏 都知事選出馬会見11/9(内容書き出し)


「原発の無い社会は人にやさしい社会だと思っております」
国会正門前11/11 宇都宮健児氏スピーチ(書き出し)



前半「東京を変えるキックオフ集会・前半」11/14
宇都宮けんじ・中山弁護士・松元ヒロ・雨宮処凛(内容書き出し)


後半「東京を変えるキックオフ集会・前半」11/14
宇都宮けんじ鎌田慧・落合恵子・佐高信・海渡雄一・山本太郎(内容書き出し)



ーーー


日本弁護士連合会 会長宇都宮健児  会長声明文
2011年(平成23年)4月22日
「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」に関する会長声明


全てが分かる「さよなら原発1000万人アクション」記者会見4名の内容文字起こし&声明文他
2011年9月6日 宇都宮健児さんのスピーチ



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インタビュー動画

いつも書き出しありがとうございます

経産省前テント広場で11月23日に宇都宮氏のインタビューが行われました。
http://www.labornetjp.org/news/2012/1123shasin
あおぞらTV ゲスト 宇都宮けんじ氏
http://www.youtube.com/watch?v=dgx-QAb-AUY

11月16日の番組にも登場してます
http://www.ustream.tv/recorded/27060510
59分過ぎから
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