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2.「1957年ソ連マヤーク核施設の爆発とテチャ川の汚染」終わらない悪夢2009年仏(内容書き出し)

ここまでの話しはこちら↓
2.「海洋投棄とアメリカ・ハンフォード核施設コロンビア川の汚染」
終わらない悪夢2009年仏(内容書き出し)




アメリカとの軍事核競争に勝つため、ソビエトは1945年から10余りの核施設を建設しました。
30年以上もの間、鉄のカーテンの向こうからは何の情報も流れてきませんでした。
1976年、ソビエトの反体制側の学者ジョレス・メドベージェフが
1957年にウラル地方で重大な原子力事故があった事を暴きました。
放射性廃液を貯蔵するタンクが爆発した事故です。
この事故はおよそ20年間秘密にされていました。
メドベージェフの告発を西側の科学者は相手にしませんでした。

Q:何故、あなたの話を信じようとしなかったと思いますか?


放射性廃棄物はどこへ30
ジョレス・メドベージェフ 「ウラルの核惨事」著者:
1976年には西側のあらゆる国が原子力発電を推進する必要に迫られていました。
そこに突然私が、爆発事故と放射性廃棄物による汚染の話を明らかにしたわけです。
おそらくKGBの陰謀だと思ったんでしょう。
西側の人々を怖がらせ、原子力開発を中止させるための陰謀だと。
イギリスの原子力委員会の委員長は、
「メドベージェフの話はナンセンスだ」と述べました。
実はアメリカのCIAはこの事故の事を知っていましたが、黙っていました。

Q:なぜ?

ジョレス・メドベージェフ:
おそらく原子力に対する恐怖心をあおりたくなかったんです。
人々が恐れることを嫌った。
だから「黙っているように」と言われたのでしょう。
しかし、放射性廃棄物の問題は今でも存在しています。
日本にもイギリスにもアメリカにもフランスにもロシアにも、
廃棄物を確実に安全に処理する方法はまだ見つかっていません。


私たちはロシアへ向かいました。

放射性廃棄物はどこへ31

1957年の爆発事故はウラル地方のチェリャビンスク州で起きました。
この事故に関する詳細はCIAやソビエト政府、そして原子力業界によって隠ぺいされました。
放射性廃棄物が持つ熱で水素爆発等が起こることをこの事故が示したからです。

1946年からマヤークの核施設はソビエトの原子爆弾用のプルトニウムを製造。
アメリカのハンフォードと瓜二つの施設です。

放射性廃棄物はどこへ32 放射性廃棄物はどこへ33
 
外国人の立ち入りを禁じているこの町は、長い間地図に載らず暗号名で呼ばれてきました。
1957年に爆発したタンクはこの秘密の町のそばにありました。
現在も近づくことができません。

カラボルカ村

この大惨事を調べるためにカラボルカ村に向かいました。
降り注ぐ放射性物質で大きな被害を受けた村です。

グルシャラ・イスマギロヴァは事故当時12歳でした。
その日は集団農場の作業を手伝うために1600人の生徒が畑に出ていました。

Q:当時はどうでしたか?

放射性廃棄物はどこへ34
グルシャラ・イスマギロヴァ:
事故があった9月29日は学校の全生徒が畑にいました。
午後4時ごろに爆発音を聞いたんです。
戦争を体験したお年寄りは皆、また戦争がはじまったと思いました。
地面が大きく揺れました。
それから、カラボルカ村近くの空が汚れたみたいに真っ黒になりました。
そしてその黒さがやがて空全体を覆ったのです。

放射能レベルの高い廃液が入ったタンクが冷却装置の故障で爆発したことを
村人は知る由もありませんでした。
その爆発の力はDND火薬75トンの相当しました。
放射性物質が上空1000mにまで噴き上げられ、周囲ほぼ1万5000平方kmを汚染しました。

放射性廃棄物はどこへ35

爆発で200人が死亡し、27万人が被ばくしました。

この核事故はチェルノブイリ以前のものとしては最悪のものでしたが、公表されませんでした。
2日後子どもたちはまた、畑で収穫の手伝いをさせられました。

グルシャラ・イスマギロヴァ:
私たちは並ばされて、「収穫のために君たちの協力が必要なのだ」といわれました。
1年生まで手伝いに駆り出されました。
畑に到着すると、トラクターが掘った溝が見えました。
生徒を引率していた農民が言いました。
「ジャガイモの山が見えるだろ?溝に全部放り込め」それでおしまいでした。
先生が「どうして収穫物を埋めたのか?」と聞きました。
すると農民たちは「汚染されているから食べられないそうだ」と答えました。
でも、何に汚染されているかは誰も知りませんでした。

この惨事に関する詳しい事は分かっていません。
信頼のおける調査記録がないのです。
癌患者の数など、健康被害を示す公のデータもありません。

この地域には事故の傷跡が残っています。
汚染された800平方kmの土地が立ち入り禁止になっています。

マヤーク核施設とその活動は、今も秘密にされたままです。

これは1990年代にべレストロイカ政策のもとで撮影できた映像です。
取材した記者が目にしたのはこの世の終わりのような風景でした。

放射性廃棄物はどこへ36

兵器用のプルトニウムを生産する施設だったマヤークは
原子炉の運転開始以来、廃液をカラチャイ湖に投棄してきました。

湖の放射能レベルが危険なレベルになったため、当局は埋め立てることにしました。
イギリス人記者の報告です。


放射性廃棄物はどこへ37
イギリス人記者:
大量の岩をカラチャイ湖へと運んでいます。
このトラックは屋根や車体が全部で5トンもの鉛で覆われています。
これほど防御しているにもかかわらず、現場に岩を降ろし戻ってくるまで、
「およそ12分間で行わなくてはならない」と言われました。
湖の傍の放射能レベルがあまりにも高いからです。

カラチャイ湖は地球上で放射能レベルが極めて高い場所の一つです。
湖に近づくと放射能レベルが跳ね上がるので、作業員は岩を降ろすのに3分以上は掛けられません。

イギリス人記者:エンジンが止まりませんように。


現在カラチャイ湖は埋め立てられていますが、
次々に生み出される廃液を貯蔵するため、さらに深い人工の湖が造られました。
この新しい貯水池はカラチャイ湖より放射能レベルは低いものの、
この地域の大きな河川であるテチャ川を汚染しています。

テチャ川は数多くの村を通ってオビ川に流れ込みます。
オビ川はシベリアを横切って北極海へ注いでいます。


放射性廃棄物はどこへ38

モスリュモヴォ村はテチャ川沿いにある村です。
放射性廃棄物による汚染の調査を
フランスの原子力調査機関クリラッドの科学者クリスチャン・クールボンに頼みました
20年間放射線汚染について調べています。
テチャ川に到着しクリスチャンがサンプルの採取を始めました。

クリスチャン・クールボン CRIIRAD研究者:
高いね。
階段の下のこのあたりは毎秒1400カウントだ。
とても高い数値だよ。

放射線量の数値から、この場所が高度に汚染されていることが分かります。


放射性廃棄物はどこへ39
クリスチャン・クールボン:
この橋は2000カウントだ。
土手のギリギリだと、2004、2006、2008、3000、4000、5000、
本当にひどいな、めまいがするほどだ。


毎秒5000カウントは自然放射線量の50倍です。


クリスチャン・クールボン:
調査結果を見ると高度に汚染されていることが分かりました。
水の中にどんな放射性物質があって、どんな毒性があるかは分からないですがね、
とにかくとても危険です。
ここに指を突っ込んでなめたり、水を直接肌につけたりしてはいけないですよ。
ほら、1万6000もある。すごい数値だ。

Q:他の場所に例えるとどこに相当しますか?

クリスチャン・クールボン:
自然の中でこのレベルの場所?
チェルノブイリだね。
でも普通の橋の下でこれほどの場所があるか?って言われたら、ないね。

Q:ここは誰でも来られるよね。

クリスチャン・クールボン:
人の足跡がいっぱいあります。
住民がきっとここで葦を刈ったり、川魚を獲ったりしているんでしょう。

放射性廃棄物はどこへ40

クリスチャン・クールボン:
この川は立ち入り禁止にするべきだ。本当はこんなところに立っているのも危ない。
ここは核のゴミ集積場ですね。放射能レベルが信じられないほど高い。
この橋を建設した人達は気の毒だ。
途方もない放射線を浴びて被ばくし、相当汚染されてしまったでしょう。
我々も被ばくを抑えるため、そろそろ行きましょう。
自然の中で汚染レベルが高すぎて、撤収が必要なところなんて…めったにないですよ。


モスリュモヴォ村
放射性廃棄物はどこへ41


川は50年間汚染されてきました。政府は多くの村を立ち退かせました。
モスリュムヴォは最後に残った村です。僅かな家族が廃墟の中で暮らしています。


放射性廃棄物はどこへ42
ゴスマン・カビロフ:
あそこが学校だったんです。
1991年まで近隣の村の子どもたちが学んでいました。
この地区で唯一の高校でした。
ここは生徒たちに人気の場所で、みんな魚を獲ったり寝転んだりしていました。
今はモスリュモヴォで一番汚染が激しい場所です。
おばあさんたちがガチョウをここに連れて来てよく腰をおろしてたんですが、
放射能かねぇ。
みんな死んでしまいました。


どうして当局は村人に危険を知らせなかったのでしょうか?
1993年エリツィン大統領のもとで真相が明らかになります。
現在のロシアは再び秘密主義がはびこっていますが、当時は情報公開が進みました。

アレクセイ・ヤブロコフはロシア科学アカデミーの会員で
エリツィン大統領に環境保護について助言する顧問を勤めていました。


放射性廃棄物はどこへ43
アレクセイ・ヤブロコフ 元エリツィン大統領顧問:
ソビエト時代原子力産業は機密とされていました。
1986年のチャルノブイリ原発事故が
ゴルバチョフによるブラスノフチ情報公開になる一つのきっかけになりました。
共産党員たちは、もはや秘密主義を貫きとおせないと悟ったのです。
こうして原子力産業の真相が語られるようになりました。
マヤークについてもそうです。
深刻な事態になっているという噂が広まっていましたが、実際に何が起きているのか誰も知りませんでした。
事故は機密にされていたのです。
マヤークの惨事は何万人もの人々の生活に影響を与えていました。
そこで私たちはそれについて議論を始めたのです。
エリツィンは民主化の波に乗って政権を握りました。
そして様々な問題を公開するよう迫られました。
新しい政権になると短い間だけ、真実が語られる時があります。
1991年から95年までのロシアがそうでした。

その後また、もみ消されるようになりました。


1995年以降、ロシアでは情報を手に入れるのが再び難しくなりました。
テチャ川沿いに住む人々はこうした秘密主義の犠牲になっています。
政府は村から退去すれば100万ルーブル、およそ280万円を支払うと申し出ています。
しかし多くの人々が、この保証金ではほかの土地に移り住むのは難しいといいます。



放射性廃棄物はどこへ44
住民:
この村では癌で死んだ人が沢山いるわ。
でも、僅かなお金でなにができるっていうの?
どこに行けばいいのよ。
死ぬまでここで暮らすしかないわ。


Q:ここにあるものを食べたり飲んだりしてもいいと言われましたか?

住民:
「全部外から買ってくるように」と言われたわ。でも家庭菜園なしには生きてゆけないもの。
月に9000円じゃ、何も買えないでしょ。

Q:牛乳を飲んでいますか?

住民:
もちろん。うちの牛乳だもの。
役人が牛乳と水を調べたけど、結果を教えてくれなかった。

Q:どんな調査ですか?

住民:保健機関が調べているの。もう、毎年やっているわ。

Q:結果を教えてもらえないんですか?

住民:私たちには一度も教えてくれない。



私たちはサンプルを採取し、研究所に送りました。
その結果この牛乳は、かなりの量の
セシウム137、トリチウム、そして、骨に蓄積するストロンチウム90を含んでいます。
この牛乳を毎日飲み続けると、癌になる可能性が増します。


チェリャビンスク郊外に放射線障害を専門に調べる研究機関があります。
ここでは住民の定期検査を行っていますが、その結果が本人に知らされることは決してありません。

放射性廃棄物はどこへ45

私たちは疫学部門の責任者で、住民の健康状態を観察しているミラ・コセンコに会いました。


放射性廃棄物はどこへ46
ミラ・コセンコ 放射線障害研究機関:
どんな調査をされているんですか?
悲しい事ですが、ここの住民は非常に特殊な状況に置かれています。
周りの自然環境が放射性物質で汚染されたからです。
調査は50年代から行われているのですが、
当初の研究から導かれた結果が、現在の調査によって正しいと裏付けられました。
それは、被ばくした放射線量と癌の発生率には明確なつながりがあるという事です。

死亡率もも同じように被ばくした放射線量に関係あることが分かりました

私たちは健康状態の調査に当たって、テチャ川沿いに住む人々を対象にしました。
3万人の集団です。
この集団を現在まで50年間継続して追跡調査しています。

ミラはモスリュモヴォ村の人が1950年代から調査対象になっていることを認めました。
数世代にわたる人たちが、汚染された土地に置き去りにされているのです。


放射性廃棄物はどこへ47

ーー:
私は息子を亡くしたよ。もうすぐ48歳になるはずだ。
癌で死んだんだ。

ーー:
当局はとっくの昔に警告を出して住民を避難させるべきだった。
私たちはモルモットみたいだ。
わざとここで生活させられているんだろう。

これがわれわれの運命だ。

何回も取材申請をして、ようやく州政府の責任者への取材が実現しました。

スヴェトラナ・コスティナはチェリャビンスク州の原子力環境保全局、副局長です。

Q:川のそばで安全に暮らせますか?


放射性廃棄物はどこへ48
スヴェトラナ・コスティナ チェリャビンスク州原子力環境保全局副局長:
ええ、もちろん大丈夫です。
テチャ川のそばで暮すのは、もう危険ではありません。
しかし、全流域で川の水は農業には使えません。
これについては川のそばで暮らす人たちにはきちんと伝えてきました。
住民はこうした制限にしたがって生活しています。

Q:あそこで暮らすのをやめさせるべきでは?

スヴェトラナ・コスティナ:
現在の放射能レベルでは、住民たちに立ち退きを義務付けるのは法的に難しいでしょう。
すでにお話ししたように放射能レベルは国際的な危険水準を下回りました。
ですから、人々を退去させる法的根拠がないのです。

公には何も問題がないという見解でした。
モスリュモヴォ村ではテチャ川の土手は立ち入り禁止になっています。
しかし警備は緩く、住民や家畜はいまだに出入りしています。


「自然放射線の75倍の値だ」

ロシアを離れる前に私たちは夜の闇にまぎれて少しばかり冒険をしました。

放射性廃棄物はどこへ49

クリスチャン・クールボン:大きい?

ーー:ああ

クリスチャン・クールボン:本当?



フランス ヴァランス

フランスにもどったクリスチャン・クールボンは、持ち帰ったサンプルを並べます。
放射性廃棄物はどこへ50放射性廃棄物はどこへ51放射性廃棄物はどこへ52


これは橋の下の?
幹線道路の橋の下にある土手のだ。
今すぐ測定して数日後には測ろう。
土手のだね?
そうだ。


サンプルを検出器に入れます。
これで放射線を測定し、放射性物質を特定します。

放射性廃棄物はどこへ53

セシウム137ですね。
疑いの余地なし。
かなりの汚染だ。これはとんでもないね。凄まじいよ。


数日後に最終結果が出ました。


放射性廃棄物はどこへ54
ブルーノ・シャレイロン CRIIRAD研究者:
まず第一にテチャ川はトリチウムによって高度に汚染されています。
これは公式の報告書には全く言及されていません。
第二に水の汚染によって土手の土壌に特にセシウム137が大量に蓄積しています。
言わば土壌そのものが放射性廃棄物になってしまったのです。
橋の下で採取した土に1kgあたり最高18万ベクレルを検出しました。
そこを歩く人たちにとって、この放射線量は非常に高い値です。
水と土の汚染で、放射性物質が食物汚染の連鎖の中にも入り込んでいます。
セシウム137が魚では1kgあたり600ベクレル以上
牛乳は1kgあたり24ベクレル検出されました。
村の住民は地面から放出される放射線と、食事による体内からの汚染。
その二つを通して大量に被ばくしています。

Q:村は汚染されているんですね?

ブルーノ・シャレイロン:
一番の疑問は、なぜ村の住民を避難させないのか?ということです。


数日後、テチャ川の沈殿物には最も猛毒な放射性物質、
プルトニウム239と240によって汚染されていることが分かりました。
本来値はゼロであるべき筈なのに1kgあたり2200ベクレルという数値です。

軍人用か民間用かを問わず、原子炉には一つの共通点があります。
放射性廃棄物を生み出し、その一部が環境の中に出ていくという事です。



後編予告
フランスにも各施設があります。コタンタン半島ラ・アーグにある核燃料再処理工場では
フランス国内だけでなく、ヨーロッパのほかの国や日本からの使用済み核燃料を受け入れています。
使用済み核燃料は完全に密閉された部屋の中で全てロボットによって扱われます。
人が触れると致命的な欠陥を招くからです。

使用済み核燃料の中間貯蔵プールです。
水深では9m。
使用済み核燃料が入っていた容器の上を深さ4mの水が覆っていて、私たちを放射線から守っています。

私たちは再処理で回収されたウランの行く先を追跡。
この危険な物質は8000kmの旅をして、シベリアの奥深くに運ばれていました。

あれが秘密都市だね。トムスク7と言われている。
セベルスクとも呼ばれているよ。
人口は大体12万5000人。
これはなに?
これが探していたものだ。これが問題なんだよ。
シベリアに運ばれたウランの貯蔵コンテナだ。
この1個の点、これが…
コンテナ?

フランスから運ばれたウランのほとんどはシベリアのコンテナの中に放置されていました。








トリチウム


たねまきJ
「福一4号機解体による粉じん・伊方原発再稼働の懸念・六ヶ所村再処理工場から放出される放射能」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)7/12

<一部抜粋>
千葉:
六ヶ所再処理工場から放出される放射能の量を調べてみて驚いております。
なんと、年間で大気中にクリプトン85というのが、33京ベクレル。
トリチウム、炭素、ヨウ素、セシウムなどなどが出ていると推定されております。
これらの放出量は生物に対して何の影響もないのでしょうか?

小出:
もちろん影響はあります。
ありますけれども、クリプトン85、炭素14、トリチウムというような放射性物質は、
捕捉しようとするとなかなか手間がかかるというそういう放射性物質でして、
六ヶ所再処理工場はそれらを何の手だても取らずに全量放出するとしています。
ですから大量に出てしまうということになっているのです。
で、今ご指摘がありましたけれども33京ベクレルという量を六ヶ所再処理工場は出すと言っています。

たねまきJ「アメリカの原発がベント実施」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)1/31

ーー一部抜粋ーー
アメリカの原発事故、バイロン原子力発電所で、原子炉が緊急停止しし、ベントが行われた。
ベントにより、トリチウムという放射性物質が放出されたという事について、説明して下さっています。

そのトリチウムというのは実は水素の同位体と私達が呼んでいるもので
私達が水素と呼んでいるものの、3倍重たい水素なのです。
水素でありながら重さが違うというそういうものがあるので、
同じ元素でありながら重さが違うので、私たちは同位体と呼ぶのですが、
水素の同位体で放射能を持っている水素なのです。

トリチウムは水素ですので、一度環境に放出してしまうと、回収の方法すらがもう無いのです。
水になってしまいますので、どんなに水を綺麗にしようと思っても水そのものですのから、
もう取り除く事も出来ないし、人間という生き物は水が無ければ生きられませんので、
必ず体に取り込んでしまうし、細胞の中にもどこにでも入ってきてしまう。


有機物に化合すると、DNAの一部にもなってしまうというようなものですので、
放射線の毒性だけではない、毒性もあるだろうと考えられています。
かなり大量に原子炉の中でも出来ますので、
注意をしなければいけないとかねてから私は思ってきました。

アメリカ政府は「普段から原発からの放出の蒸気の中に、この物質が含まれている」と言っているが、

水蒸気でもそうだが、原子炉から出てきてしまうと必ず水になってしまうので、
どこの原子力発電所でも廃液処理をしている訳ですけれども、
トリチウムは水そのものですので、どんな事をやっても取り除けないのです。
ですから、排水処理をしたと言って、綺麗になったといいながらも
トリチウムだけはどこの原子力発電所からも日常的に出てきていますという、
そういう特殊な放射性物質なんです。



たねまきJ「トリチウム・雪・福島講演」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)2/2


小出:
で、そのうえで今原子力というものをやっているわけですけれども、
例えば今、六ヶ所の再処理工場を動かそうとしていますが、
六ヶ所の再処理工場は多分毎年毎年、
地球全体で自然に作られているトリチウムと同じくらい放出する
のじゃないかなと思う位を、
多分放出します。

千葉:その、六ヶ所一カ所だけでですか?

小出:はい。

千葉:
はぁーーーー、そ・・・・じゃ、もう、・・・かぎりなく、じゃぁ~・・もしかすると、
トリチウムを増やしてしまうことに、なっていく、かも、しれないわけですね。

小出:そうです。
原子力をやる限りは必ず増えていってしまいますし、
もう一つの問題は、核分裂は核分裂で
現在やっている原子力は核分裂生成物という放射性物質を作り出してしまうので、
「汚い」という事は原子力を進めてきている人たちも認めてきたわけで、
そのために核融合が出来れば「クリーン」だと言ってきたのですね。
ところがその核融合というのは、実はトリチウムを燃料にするんです。
トリチウムを燃料に使うという様な技術が核融合という技術でして、
なんか、皆さんは夢のエネルギー源だと思われているかもしれませんけれども、
そんな事をやったら、もう、地球が放射能まみれになってしまうと私危惧してきました。

千葉:えっ、じゃ核融合をやるためには大量のトリチウムを作らなければいけない訳ですよね。

小出:そうです。それが燃料なんです。

千葉:ええええぇぇぇ!!!
まず、そのトリチウムありきで核融合が行われるということなんですね。

小出:
水素というのは閉じ込める事が大変難しいので、多分大量に漏れてくる事になりますし、
核融合という事をやれば、トリチウムが最大の放射能の被ばく源になるだろうと私は思います。

千葉:そうですよね、環境に出たら水と同じだから回収する事は全然出来ないという事なんですものね。

藤田:
ということは、
トリチウムというのはかなりの有毒物質であるという事は間違いがないんですよね。

小出:
放射性物質というのは山ほどあるのですけれども、
放射性物質の中の毒性でいうとあまり高くはないのです。
ただし、他の放射性物質は閉じ込める技術がさまざまにあるのですけれども、
トリチウムは水素ですので、水になってしまう。
そうすると、もう、水の中からいくら放射性物質を取り除いて、綺麗にしたつもりでも、
水そのものが、要するにトリチウムで汚れているわけですから、
閉じ込めようがないのです。
ですから、六ヶ所再処理工場というのが、今、動くか動かないかの瀬戸際にあるのですけれども、
トリチウムに関する限りは、全量放出するという事になります。

千葉:うわぁ~

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コメント

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都知事選について

何時も読ませて頂いています。本当に精力的な活動に頭が下がる気持ちで一杯です。これからも宜しくお願いします。
 ところでこの書き出しとは少々違うことなのですが、都知事選で宇都宮氏を是が非でも当選させる必要性を感じています。そこで敵対するのは猪瀬氏ですが、彼のネガティブキャンペーンに使える情報を見つけました。
 あの保守本流ともいえる桜井芳子氏と上杉隆氏が対談している中でhttp://www.genron.tv/ch/sakura-live/live3.html猪瀬氏が彼女の論評を載せた雑誌社に「彼女の書いた物を載せないでよ」と電話で言って来た、と大変立腹していました。
 これを流せば桜井ファンの中には猪瀬氏に票を入れない人も出て来ると思っています。
 一日でも早く原発を止める為に、都知事には宇都宮氏になってもらわなくてはなりませんので、この情報を書き出ししてもらって広めて頂きたいのです。
 きっと見るのも嫌な人のサイトかも知れませんが、敵に勝つには敵の懐に入り込む必要が有ります。どうか宜しくお願い致します。
 私はSNSなどで情報発信を自分ではしていません。この情報がtwitter等で広まれば幸いです。
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