2012年11月29日 岩上安身氏のインタビューより

たね蒔きジャーナルに続く番組
岩上:
先に気になっていたたね蒔きジャーナルの話。
この番組が始まる前にちょっとお話を伺っていたんですけれども、
後継の番組ができそうだという事で、ちょっと、それをお話しいただけますか?
小出:
たね蒔きジャーナルが私から見ると、とうとう潰されてしまったという状態で終了してしまいまして、
なんとかきちっとしたジャーナリズムというものを取り戻したいと私も思いましたし、
多数の方々が力を貸して下さいまして、
たね蒔きジャーナルが続けてきたような報道を、
どこかの地方ラジオ局でもう一度やりたいという事で、探してきて下さっています。
で、いくつか実現できそうなところもあったのですが、
大変残念なことに今の状態で言うと、出来ないままいるのです。
これからもまた、
地上波ラジオ局でどこか出来ないかと、探し続ける努力は続けて下さることになっているのですが、
ただいつまでもこういう状態のまま行くというのはやはり好ましくないと、私も思いますし、
たね蒔きジャーナルを続けて欲しいという事で、運動をして来て下さった方々がカンパを集めたところ、
1000万円を超えたカンパが集まってしまっているのです。
岩上:ほぉ、そんなに、なんか、ラジオ局一つ作れそうな気がしますけどね。
小出:
それで、その気持ちを無にする事も出来ないわけですから、
何とか早めに構想をしたいというふうに思っていまして、
ラジオフォーラムというものを立ち上げようと、いま、して、
岩上:フォーラムというのはその番組名ですね、
小出:
そうです。
それを、いまの見通しで言うと、
来年の1月からコミュニティーFMのどこかの力を借りて、発信を始めたいという、
そういう状態になっています。
岩上:
そうですか、
やっぱりこれは具体的な、その地上波のね、ラジオ局に話を持っていって断られたという話。
これはやっぱり、そのたね蒔きの終了も含めてですけれども、
やはりスポーンサー筋の圧力が強くあるという事なんでしょうか?
小出:
たとえば、たね蒔きジャーナルをやってくれていた大阪の毎日放送という放送局に、
たとえば関西電力が、「お前のところの番組はけしからんから止めろ」と、
そういうふうな申し入れをする道理はないのですね。
でも、
岩上:流石にそこまで露骨には言ってこないと、
小出:と、私は思います。
岩上:わかりませんけどね(笑)
小出:
証拠は握っていないし、多分そういう露骨なことはないと思います。
ただし、関西で関西電力と言えば、ま、最大な企業ですし、
経済界に君臨している組織なんですね。
そして毎日放送というものもマスメディアの一つなわけで、
トップ同士の意見交換などは多分四六時中やっている筈だし、
場合によっては酒を飲みに行くとかですね、そういう繋がりだってあるだろうと思うのですね。
そういうなかで、様々な意見のやりとりをしているわけで、
マスメディアとして、関西電力あるいは経済を牛耳っている勢力に対して、
何がしかの思惑が働くというのは、言ってみれば当たり前の事なのであって、
自主的に撤退したと、
ということだろうなと私は思って
岩上:ああ、関電の考えていることを忖度して、自主規制をしていく。あー。
小出:
マスコミの方が、自主的にタガを自分にはめていってしまうという、
私から見ると一番いけないことだと思うのですけれども。
岩上:
そのたね蒔きジャーナルの後継番組を立ち上げようという運動がね、
何も私はお手伝いできていなくて、
何かできることがあれば僕らも、お手伝いします。
小出:
はい。
ありがとうございます。またお願いする事があるかもしれません。
岩上:
関東でも、僕も今ラジオをやっていますし、週に一回レギュラーを持っているんですね。
話せるところがあったら話してみたいと思います。
小出:ありがとうございます。
動画はこちら↓
<選挙>「『強い指導者は求めてはいけない』とむしろ思っているのです」
小出裕章氏インタビュー11/29岩上安身氏(内容書き出し)
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たね蒔きジャーナルに続く番組
岩上:
先に気になっていたたね蒔きジャーナルの話。
この番組が始まる前にちょっとお話を伺っていたんですけれども、
後継の番組ができそうだという事で、ちょっと、それをお話しいただけますか?
小出:
たね蒔きジャーナルが私から見ると、とうとう潰されてしまったという状態で終了してしまいまして、
なんとかきちっとしたジャーナリズムというものを取り戻したいと私も思いましたし、
多数の方々が力を貸して下さいまして、
たね蒔きジャーナルが続けてきたような報道を、
どこかの地方ラジオ局でもう一度やりたいという事で、探してきて下さっています。
で、いくつか実現できそうなところもあったのですが、
大変残念なことに今の状態で言うと、出来ないままいるのです。
これからもまた、
地上波ラジオ局でどこか出来ないかと、探し続ける努力は続けて下さることになっているのですが、
ただいつまでもこういう状態のまま行くというのはやはり好ましくないと、私も思いますし、
たね蒔きジャーナルを続けて欲しいという事で、運動をして来て下さった方々がカンパを集めたところ、
1000万円を超えたカンパが集まってしまっているのです。
岩上:ほぉ、そんなに、なんか、ラジオ局一つ作れそうな気がしますけどね。
小出:
それで、その気持ちを無にする事も出来ないわけですから、
何とか早めに構想をしたいというふうに思っていまして、
ラジオフォーラムというものを立ち上げようと、いま、して、
岩上:フォーラムというのはその番組名ですね、
小出:
そうです。
それを、いまの見通しで言うと、
来年の1月からコミュニティーFMのどこかの力を借りて、発信を始めたいという、
そういう状態になっています。
岩上:
そうですか、
やっぱりこれは具体的な、その地上波のね、ラジオ局に話を持っていって断られたという話。
これはやっぱり、そのたね蒔きの終了も含めてですけれども、
やはりスポーンサー筋の圧力が強くあるという事なんでしょうか?
小出:
たとえば、たね蒔きジャーナルをやってくれていた大阪の毎日放送という放送局に、
たとえば関西電力が、「お前のところの番組はけしからんから止めろ」と、
そういうふうな申し入れをする道理はないのですね。
でも、
岩上:流石にそこまで露骨には言ってこないと、
小出:と、私は思います。
岩上:わかりませんけどね(笑)
小出:
証拠は握っていないし、多分そういう露骨なことはないと思います。
ただし、関西で関西電力と言えば、ま、最大な企業ですし、
経済界に君臨している組織なんですね。
そして毎日放送というものもマスメディアの一つなわけで、
トップ同士の意見交換などは多分四六時中やっている筈だし、
場合によっては酒を飲みに行くとかですね、そういう繋がりだってあるだろうと思うのですね。
そういうなかで、様々な意見のやりとりをしているわけで、
マスメディアとして、関西電力あるいは経済を牛耳っている勢力に対して、
何がしかの思惑が働くというのは、言ってみれば当たり前の事なのであって、
自主的に撤退したと、
ということだろうなと私は思って
岩上:ああ、関電の考えていることを忖度して、自主規制をしていく。あー。
小出:
マスコミの方が、自主的にタガを自分にはめていってしまうという、
私から見ると一番いけないことだと思うのですけれども。
岩上:
そのたね蒔きジャーナルの後継番組を立ち上げようという運動がね、
何も私はお手伝いできていなくて、
何かできることがあれば僕らも、お手伝いします。
小出:
はい。
ありがとうございます。またお願いする事があるかもしれません。
岩上:
関東でも、僕も今ラジオをやっていますし、週に一回レギュラーを持っているんですね。
話せるところがあったら話してみたいと思います。
小出:ありがとうございます。
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小出裕章氏インタビュー11/29岩上安身氏(内容書き出し)
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