年間積算平均1.14ミリシーベルト 川俣・子ども線量測定
(2012年12月11日 福島民友ニュース)
川俣町は9日、昨年6月から1年間を通じて
町内の全小中学生、幼稚園児1329人を対象に行ったガラスバッジによる積算線量測定の結果を発表。
平均値は1.14ミリシーベルト(自然から受ける平均線量を除く)で、
全身に1度に浴びる線量が100ミリシーベルトを超えなければがん発生増加が認められないという
国際基準を大きく下回っており、測定した近畿大は「放射線の影響は心配ない」と結論づけた。
1年間を通じて集団の測定を行ったのは世界初という。
同日、川俣町で保護者対象の説明会を開催。
3カ月ごとの積算線量が時期の経過とともに減少したことから、
学校の除染など町が実施している線量低減対策の効果が示されたとした。
ーーー
この記事の問題点
1.測定を始めたのは6月からで初期の大量被ばく線量が入っていない。
2.これから成長していく子どもたちの幼稚園児、小中学生の平均積算線量が、
この時点ですでに法律で決められている年間1ミリシーベルトを上回っている。
3.「自然から受ける平均的線量を除く」
これは事故以前にも核実験由来などの人工放射線量は残っている筈で、
一体何を持って自然放射線量と位置付けているのか?
差し引いた線量はどれだけの数値なのか?
4.「100ミリシーベルトを超えなければがん発生増加が認められない」というのはウソである。
5.5ミリシーベルトから白血病は認定されている。
6.「全身に一度に浴びる放射線量が100ミリシーベルト」とは・・・これは何だ!!
7.「放射線の影響は心配ない」と結論づけた近畿大は日本の法律を無視し、犯罪を犯している。
8.このガラスバッジを寄贈したのは近畿大学である。
子ども・妊婦へのガラスバッジは寄贈(川俣町)
<院長の独り言より抜粋>
国連の「子どもの権利条約」に明らかに違反していると思います。
第3条1 児童に関するすべての措置をとるに当たっては、
公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局
又は立法機関のいずれによって行われるものであっても、
児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。
崎山比早子:
東電もそうですし、文部科学省も、経済産業省も、原子力発電を推進したいというふうな人たちにとって、
低線量の放射線にリスクがあるという事をみんなが知るという事が非常に不都合なことである、
ということが、圧力として続いたわけです。それが研究者にもずっと圧力としてかかっている。
だから、100ミリシーベルト以下でもリスクがあるという、
今日ご紹介しましたデータはほんの一部ですが、
リスクがあるというデータがあるにも関わらず、そういうのを一般の市民の人に専門家が説明しない。
それはこういう背景があるからだという事が
国会事故調の調査で明らかになったという事です。
5完.「放射線の影響が過小評価される訳・ヨウ素剤・緊急被ばく医療体制の現実」
崎山比早子氏11/24(内容書き出し)より
広瀬隆:
だから、原発労働者の白血病の労災認定基準は年間5ミリシーベルトですよ!
つまり5ミリで白血病になるんです。
津波がくれば「逃げろ!」って叫ぶでしょ? 何故「放射能から逃げろ!」って叫ばないんですか!?
広瀬隆氏10/26文科省前(内容書き出し)より
松崎道幸:
日本の原発労働者の健康調査によると
10ミリシーベルトで、癌が3%有意に増加するという結果が出てしまっていたんです。
それが今まで、ICRPなんかが
「100ミリシーベルト以下では、
癌が出るかどうかは、被ばく者などのデータでも全然わからないから心配ない」
と言ってた事を覆すものだと僕は思うんですね。
医療被曝を受けた患者さんを5年間追跡していてですね、
やはり、10ミリシーベルト被ばく量が増すごとにですね、癌のリスクが3%ずつ増えるという
データが発表されまして、
原発労働者も10ミリシーベルトで3%。
医療被曝でも10ミリシーベルトで3%。
という事で、桁も数字もまさに一致しているわけで、
そうすると、やっぱりもう、
10ミリシーベルトとか20ミリシーベルト程度の低線量被ばくでも、
癌は有意に3%とか6%増えてくるんだというふうに
放射線の影響を捉えなおす必要があると思うんですね。
「累積被ばく10ミリシーベルト増すごとに癌が3%ずつ有意に増加する」
11/17松崎道幸先生(内容書き出し)より
おしどりマコ:
そこから自然環境放射線を抜いて、
出ているのは原発事故による追加被ばくの線量だけなんですね。
この自然環境放射線被ばく相当量というのを、どういうふうに考えているか各市町村に全部聞いてみて、
それはガラスバッジの事業を委託している会社の考え方によって違うという事が分かって、
大体福島県内の線量計を委託されているところは
千代田テクノルとか…あと…ど忘れした何とかランダウアというところなんですよ。
何とかランダウア…そこの二カ所で、※長瀬ランダウア株式会社
その自然放射線の線量を千代田テクノルは、つくば(茨城県)に事業所があり、
つくばの線量を自然環境放射線と考えて、同じ時期に測定して、
郡山の線量からつくばの線量を引くんです。
今、いまの東日本で、
原発事故の影響を受けない、自然環境放射線だけの追加被ばくをどこで測定できるんだろう?と思って、
そうするとそのランダウアの方は、市によっては市役所の建物の中だとか、
教育関係の建物の中にコントロールバッジを置いて、
それと子どもたちのガラスバッジでの実測から引いた量を原発事故による追加被ばくとして出しています。
仕事による医療被曝と違って、
子どもたちの場合は自然環境放射線であろうが、原発事故の被ばくであろうが、
同じ放射線による被ばくなので、私は合算して考えていただきたいなと思うんですよね。
ケン:だって、それは身体に影響するっていう事だもんね
ガラスバッジの積算線量は信用できる?
10/28おしどりマコさん・ケンさん(内容書き出し)&事故前の線量より
(2012年12月11日 福島民友ニュース)
川俣町は9日、昨年6月から1年間を通じて
町内の全小中学生、幼稚園児1329人を対象に行ったガラスバッジによる積算線量測定の結果を発表。
平均値は1.14ミリシーベルト(自然から受ける平均線量を除く)で、
全身に1度に浴びる線量が100ミリシーベルトを超えなければがん発生増加が認められないという
国際基準を大きく下回っており、測定した近畿大は「放射線の影響は心配ない」と結論づけた。
1年間を通じて集団の測定を行ったのは世界初という。
同日、川俣町で保護者対象の説明会を開催。
3カ月ごとの積算線量が時期の経過とともに減少したことから、
学校の除染など町が実施している線量低減対策の効果が示されたとした。
ーーー
この記事の問題点
1.測定を始めたのは6月からで初期の大量被ばく線量が入っていない。
2.これから成長していく子どもたちの幼稚園児、小中学生の平均積算線量が、
この時点ですでに法律で決められている年間1ミリシーベルトを上回っている。
3.「自然から受ける平均的線量を除く」
これは事故以前にも核実験由来などの人工放射線量は残っている筈で、
一体何を持って自然放射線量と位置付けているのか?
差し引いた線量はどれだけの数値なのか?
4.「100ミリシーベルトを超えなければがん発生増加が認められない」というのはウソである。
5.5ミリシーベルトから白血病は認定されている。
6.「全身に一度に浴びる放射線量が100ミリシーベルト」とは・・・これは何だ!!
7.「放射線の影響は心配ない」と結論づけた近畿大は日本の法律を無視し、犯罪を犯している。
8.このガラスバッジを寄贈したのは近畿大学である。
子ども・妊婦へのガラスバッジは寄贈(川俣町)
<院長の独り言より抜粋>
国連の「子どもの権利条約」に明らかに違反していると思います。
第3条1 児童に関するすべての措置をとるに当たっては、
公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局
又は立法機関のいずれによって行われるものであっても、
児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。
崎山比早子:
東電もそうですし、文部科学省も、経済産業省も、原子力発電を推進したいというふうな人たちにとって、
低線量の放射線にリスクがあるという事をみんなが知るという事が非常に不都合なことである、
ということが、圧力として続いたわけです。それが研究者にもずっと圧力としてかかっている。
だから、100ミリシーベルト以下でもリスクがあるという、
今日ご紹介しましたデータはほんの一部ですが、
リスクがあるというデータがあるにも関わらず、そういうのを一般の市民の人に専門家が説明しない。
それはこういう背景があるからだという事が
国会事故調の調査で明らかになったという事です。
5完.「放射線の影響が過小評価される訳・ヨウ素剤・緊急被ばく医療体制の現実」
崎山比早子氏11/24(内容書き出し)より
広瀬隆:
だから、原発労働者の白血病の労災認定基準は年間5ミリシーベルトですよ!
つまり5ミリで白血病になるんです。
津波がくれば「逃げろ!」って叫ぶでしょ? 何故「放射能から逃げろ!」って叫ばないんですか!?
広瀬隆氏10/26文科省前(内容書き出し)より
松崎道幸:
日本の原発労働者の健康調査によると
10ミリシーベルトで、癌が3%有意に増加するという結果が出てしまっていたんです。
それが今まで、ICRPなんかが
「100ミリシーベルト以下では、
癌が出るかどうかは、被ばく者などのデータでも全然わからないから心配ない」
と言ってた事を覆すものだと僕は思うんですね。
医療被曝を受けた患者さんを5年間追跡していてですね、
やはり、10ミリシーベルト被ばく量が増すごとにですね、癌のリスクが3%ずつ増えるという
データが発表されまして、
原発労働者も10ミリシーベルトで3%。
医療被曝でも10ミリシーベルトで3%。
という事で、桁も数字もまさに一致しているわけで、
そうすると、やっぱりもう、
10ミリシーベルトとか20ミリシーベルト程度の低線量被ばくでも、
癌は有意に3%とか6%増えてくるんだというふうに
放射線の影響を捉えなおす必要があると思うんですね。
「累積被ばく10ミリシーベルト増すごとに癌が3%ずつ有意に増加する」
11/17松崎道幸先生(内容書き出し)より
おしどりマコ:
そこから自然環境放射線を抜いて、
出ているのは原発事故による追加被ばくの線量だけなんですね。
この自然環境放射線被ばく相当量というのを、どういうふうに考えているか各市町村に全部聞いてみて、
それはガラスバッジの事業を委託している会社の考え方によって違うという事が分かって、
大体福島県内の線量計を委託されているところは
千代田テクノルとか…あと…ど忘れした何とかランダウアというところなんですよ。
何とかランダウア…そこの二カ所で、※長瀬ランダウア株式会社
その自然放射線の線量を千代田テクノルは、つくば(茨城県)に事業所があり、
つくばの線量を自然環境放射線と考えて、同じ時期に測定して、
郡山の線量からつくばの線量を引くんです。
今、いまの東日本で、
原発事故の影響を受けない、自然環境放射線だけの追加被ばくをどこで測定できるんだろう?と思って、
そうするとそのランダウアの方は、市によっては市役所の建物の中だとか、
教育関係の建物の中にコントロールバッジを置いて、
それと子どもたちのガラスバッジでの実測から引いた量を原発事故による追加被ばくとして出しています。
仕事による医療被曝と違って、
子どもたちの場合は自然環境放射線であろうが、原発事故の被ばくであろうが、
同じ放射線による被ばくなので、私は合算して考えていただきたいなと思うんですよね。
ケン:だって、それは身体に影響するっていう事だもんね
ガラスバッジの積算線量は信用できる?
10/28おしどりマコさん・ケンさん(内容書き出し)&事故前の線量より
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コメント
近畿大学まで出てきましたか。自民党の世耕議員は近畿大学のオーナーの息子ですよね。私の親戚も近畿大学で数学の教師をしていたので何かにつけホントに裏切られた気分です。そう言えば慶応大学も以前、放射能を怖がるのは低所得者と無職と文系だけとか発表してました。幼稚すぎて何だか笑えます。
まあ | 2012.12.13 05:19 | 編集
キーコちゃん、いつも有難う!!!
「死のまち」発言の鉢呂吉雄といい
浜岡原発をいち早く止め、脱原発をいち早く標榜した菅直人といい
消費税増税・脱原発の小沢一郎といい
結局マスコミの恣意的な世論操作によって
押し潰された可能性が強い
鉢呂吉雄・菅直人・小沢一郎に対する
好き嫌いは別として
キーコちゃんのこのブログのように
マスコミの恣意的な世論操作を
告発し続けることが大切だと思う
「死のまち」発言の鉢呂吉雄といい
浜岡原発をいち早く止め、脱原発をいち早く標榜した菅直人といい
消費税増税・脱原発の小沢一郎といい
結局マスコミの恣意的な世論操作によって
押し潰された可能性が強い
鉢呂吉雄・菅直人・小沢一郎に対する
好き嫌いは別として
キーコちゃんのこのブログのように
マスコミの恣意的な世論操作を
告発し続けることが大切だと思う
himadarake | 2012.12.13 08:03 | 編集