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12.13
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村田光平氏インタビュー 2012年12月12日




岩上さんのツイート


岩上安身 ‏@iwakamiyasumi
2012年12月11日 - 22:20 · 詳細

村田光平さんからの情報をこれから届けます。

村田光平元駐スイス大使から、先ほどメールで驚くべき情報が届けられた。
福島第一原発4号機の使用済み核燃料を貯蔵したプールのコンクリートがボロボロに痛んできており、
冷却水を送るポンプが故障し、秘かに復旧作業をしているという。
村田氏ご本人に電話で確認の上、以下、全文を明らかにする。

以下、村田元駐スイス大使からのメール全文公開。
「岩上安身様 9日に寄せられた下記の情報をお届けいたします。(9日に寄せられた情報)
4号機だが…、何日か前から、燃料貯蔵プールに冷却水を送るポンプが故障ぎみだったが、
ついに昨日、故障してしまった、と。

そのため緊急招集がかけられ、作業員が懸命にポンプの交換作業をしているが、
あと2~3日はかかるそうだ。(臨時の作業員が南の方から[夜間も]ヘリで運ばれてきている、と。

上の作業員の話では、4号機の燃料貯蔵プールを補強したコンクリートがボロボロに傷んできていて、
「危険な状態」になっているそうだ」
(ここまでが9日に村田光平元駐スイス大使に寄せられたという情報の引用)

(以下は村田元大使から私宛のメール)

『東北エンタープライズ』の名嘉会長に電話したところ故障の事実を認めました。
復旧に2,3日もかからないのではないかとの意見でした。
4号機の冷却装置は故障中との情報を大島賢三原子力規制委員に伝えたところ
9日5時すぎより東電が現地に確認したと して状況は十分コントロールされているとの報告がありました。

本11日午後、名嘉会長及び大島規制委員と連絡を取り
4号機冷却装置の故障の復旧 を確認
いたしました。
なぜ報道されなかったのか、地元への通報の有無を含め問題が残されました。

また、大手企業の元幹部の次のような見解は傾聴に値します。
『心配していた事態が起こったようですね。ポンプの故障だけならまだ愁眉を開けるかもしれませんが、
4号機の支持基盤が目に見えない所で毀損していると事態は深刻になりそうです。

M≒8の余震が起こる可能性も指摘されているので、
この問題は官民ともしっかりフォローしてもらいたいと思います。
昨今敦賀原発の活断層と絡んで、
休炉・廃炉さえすれば問題が解決するかのごとき論調が、政治家やメディアの間で出回っているので、
余計心配になります。ご活躍をお祈り致します。村田光平」。

このメールを受け取ったあと、村田元大使に電話してお話をうかがった。
以下、村田元大使の話。
「この情報は、各全国紙の編集局長各氏、NHKの編集局長ら、
主要なマスコミのキーパーソンにはみんな送ったのですが、すべて黙殺です。

どこのマスコミも報じない。驚きました。
まだ、原子力独裁は続いているのですね。
福島県庁の災害本部の課長にも電話しましたが、
4号機プールの冷却水ポンプ故障の件は知らない様子でした。
地元福島への通報はなされていないようです。メールは全文公開してくださって結構です

ということで、 緊急だが、明日、村田光平元大使にインタビューを行うことにした。
時間は5時から、蓮池透さんのインタビューのあと、ch1で。
明日は昼からインタビュー三連打。その後、ニッポンダンディー。

危ないのは東京だけではなく、日本全体です。広島型原爆5000発分の放射性物質が4号機のプールに。

ーーー

岩上安身 ‏@iwakamiyasumi
2012年12月12日 - 10:53
昨夜、12時ごろ、仕事中に突然の強い腹痛。救急で病院に。突然の猛烈な下痢、発熱・悪寒。
点滴してもらい、3時半帰宅。悪寒で震えながら布団にくるまる。腹痛、下痢、発熱、今も継続中。
本日のインタビュー三連打、若手に託す。内容の緊急性に鑑み、延期よりも今届けるべきという判断。
ご心配をおかけし、また、告知した内容を一部変更して、申し訳ありません。
何が原因なのか、わかりませんが、薬を飲んで、よくなるまで、ひたすら眠るしかないので、お許しを。
代打をつとめる若手への応援をよろしくお願いします。
電気毛布が届いたので、今から暖かくして休みます。
12時からの梓澤弁護士らのインタビューは、代役でもOKと。
その次、2時半から予定していた蓮池透さんは、やはり僕でないと、ということで、今回は見送りに。
村田光平さんには、僕は直接は連絡がつかず。あとでスタッフが告知すると思います。



ーここからインタビュー文字起こし
代打をつとめる若手登場!

2012121211.jpg

佐々木:
IWJスタッフの佐々木と申します。
本日は村田光平元在スイス大使をお招きして、
4号機の危険性に関するお話をお伺いする予定だったんですけれど、
岩上の方が昨晩急な腹痛を訴えてしまいまして、今身動きが取れない状況になっていることで、
急遽僕が大訳としてお話をお伺いすることになりました。
少しお時間が遅れてしまい、申し訳ございません。
村田先生よろしくお願いいたします。

本日岩上の方に村田先生からメールの方を頂きまして、
その中で、内容としてはかなり衝撃的な内容なんですけれど、
4号機の冷却装置の9日か、もしくはそれ以前に故障していて、ポンプの方が故障していて、
夜間を徹しての作業、南の方からヘリで急きょ人を招集しての
かなりな大掛かりな作業をして、11日の午後に復旧したと。

ただそれがですね、一切東電のプレスリリースですとか、
マスメディアの報道では一切報じられていないと。いうような話を頂きまして、
で、急遽、その経緯とか事情とか、そういう部分をお聞きしたく、
今回急きょ来ていただいたんですけれども、
先ずはですね、このメールの内容を一つ一つ確認させていただきたいんですけれども、

この話がきた経緯というものを、内容もまた、説明いただければと思います。


村田:
1日ですね、12月1日に私のところに貴重な情報を下さる方を介して、
今紹介されたメールが私のところに届いたわけです。

佐々木:
このメールの内容なんですけれども、
このメールは昨晩岩上がツイートしたんですけども、
そこにはですね、
東北エンタープライズの名嘉会長と、原子力規制委員会の大島賢三委員に確認をしたところ、
「9日現在で故障をしている」と。

11日午後のもう一回確認したところ、
「復旧しました」というようなところで裏がとれているという話だったんですけれども、
先程ですね、僕は東北エンタープライズ、
この東北エンタープライズって言うのは、
福一のメンテナンスですとか、機器を納入している会社ですよね。
そこの会長に、お電話で直接お話をお伺いしたんですが、

名嘉会長の言い分なんですが、
村田氏から冷却装置が壊れたという話を知っているか?という話を聞いて、
東北エンタープライズの方ではその事実は確認していなかったので、
「知らない」と答えたと。


ただ、仮定の話として、水漏れ、もしくはポンプのつまりがあったとしても、
1時間に0.2度ぐらいの上昇で、
かつ、これまでにも4号機ではそういう小さなトラブルが起こっているので、
ま、2,3日で復旧するだろうと、
そういう仮定の話をしたんだというふうに今おっしゃっている訳なんですけれども、
これについて村田先生のお話しと若干の食い違いがあると思うんですが、
それについて、村田先生がどう聞いてどう回答されたのか?という部分も教えていただけますか?


村田:
最初に電話をした時にはそのようにですね、毎時0.5度ずつ上がるので、
したがって60度の達するまでは、3日から4日の余裕があるんだと。
それで、「近く直るだろう」という話でした。
翌日もですね、お電話しましたところ、「もうすぐ直るだろう」というふうに言っておられました。

佐々木:
なるほど、名嘉会長の方では故障したという情報は持っていなかったという事なんですけれども、
その点はいかがですか?

村田:
別にそれは言い争いをするつもりはありません。
ただ、「もうすぐ直るだろう」というのは二度にわたって、
そして最後に「復旧した」というのは確認した事ですから、
そこからはお察し下さい。


佐々木:なるほど、で後ひとり大島さんにも

村田:
大島委員にもその復旧の点は確認しました。
ただ、大島さんは故障云々という事はなく、
そこに書きましたように、東電に確認したところ、コントロールしているとそこだけを答えている訳です。
私が先ほど言いましたように。
故障の事実については大島さんは言及しませんが、ただ、「復旧した」という事については肯定しています。

佐々木:これはお認めになったんですか?

村田:そういう事です。

佐々木:壊れていたけれども復旧

村田:壊れていたところはいざ知らず、「復旧しました」という所は確認しました。

佐々木:
あーー、なるほど。
これは…名嘉会長のその話をあんまり掘り下げるのも、と思うんですが、
若干の食い違いがあるというのは、どういう…

村田:それはよくあるんです。

佐々木:あ、そうなんですか。それは東電側からの何らかの

村田:それは存じません。存じません。

佐々木:
わかりました。
これですね、今回報道が無かったとか、
あと地元への警告も無かったという事なんですけれども、
これはかなり問題だと思うんですけれども、もしこれが事実であれば。

村田:
そうです、私は現地の県庁の災害本部の課長クラスの方と話しまして、
それを承知されていなかったようでして、
そういう事でですね、私はビックリしたわけです。


佐々木:
このもともとの、「ポンプが壊れています」と言うような情報というのはどこからの情報、

村田:それは、先程申しましたようによく私に信頼のおける情報をくれるある方を介してでございます。

佐々木:その現場の作業員の方とかからの情報を

村田:
そうです、入手して私のところに送ってきただけです。
非常に現在の事態について重大な関心を持っている方です。

佐々木:かなり信頼のおける方なんですね

村田:はいそうです

佐々木:その方が、誰か?というのは?

村田:はい、それは。

佐々木:
なるほど分かりました。
これですね、4号機の危険性なんですけれども、
村田先生はかねてから、何度も何度もされているとおもうんですが、
今回もしこのようなポンプの詰まりですとか故障があったとして、
これが頻繁に起こっているというのは事実なんですが、
これはどのような問題をはらんでいるというような事になるんでしょうか?

2012121212.jpg

村田:これはですね、名嘉会長も言われていましたけれども、
「もう慣れっこになっている」って。
「また起こるでしょう」と、その程度の認識を持っていて、
そこを非常に私は問題視しますね。

そもそも、ここで私の一番伝えたい点はですね、
「今の事故処理体制は適切ではない」という事です。国と東電の体制は。

これは国参加しなければですね、適切な対応はできないという事です。
なぜならば、名嘉会長も認められているように
すでにお金の面、それから人員の面でもう、限界に達しているわけです。
そして最大限の対応がなされていないんです。

4号機問題はもう世界的に、もう日本のみならず世界の安全問題であると、
それほど重要な問題であると認識されているにもかかわらず、
予算面での制約とか、それで、当然人員面での制約もあって、
最大限の対応がなされていないというのは大変深刻な事態です。
そこで私は、ずーっと、この選挙の争点にして欲しいという事をずっと、発信してきているわけです。

佐々木:
なるほど、あの以前のインタビューですと、
4号機の中に貯蔵されている燃料集合体は、一般の報道では約1533体というふうに言われていますが、
以前インタビューでそれよりももっと沢山あるというふうに、

村田:それは、福島第一全体ですね。

佐々木:あ、全体。

村田:
1号機から6号機、全部のまだ、炉内にあるものを含めますと
1万4225本という事を東電の方に確認しております。
ですから、だからこそこれは4号機がダメになって、そう撤退せざるを得なくなって、
それが最悪の場合には全部が及ぶということで、

これは世界の安全保障問題であると、単に日本の身の終焉、破局のみならず、
全世界の破局の第一歩になるという事については、多くの心ある科学者が認めている訳です。
アメリカの科学者も含めてですが、ローマンダローアーネスさんとかアーニーガンダーセンさんとか、
そういう一流の科学者が一様に言っている事です。

佐々木:
東電の4号機の事故処理なんですけれども、
12月3日ですね、
4号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出し作業というのを1年前倒しすると、
かなりピッチアップするというニュースが出ています
けれども、
村田先生、4号機の事故処理というのは、先程も国産化するべきとおっしゃいましたが、
どのように具体的の処理をしていくべきだというふうにお考えでしょうか?

村田:
それは8月31日の衆議院議員会館の院内集会で、
アーニーガンダーセンさんが「3分の2は今からでも取り出せる」と
そしてそれが最も解決として適切だという事は常識的にも分かるわけですね。
火孔の種がいまあそこに置いてある訳で、今のうちに取りだすというのが常識な訳です。
そしてそれについては、
「燃料棒が破損している可能性があるので出来ないんだ」という反論があったんですが、

これはつい10日ほど前ですか、2度目の院内集会が、
東電、それから政府代表の下にヒアリングが行われましたが、
その際にですね、実は東電がサンプリングをして、燃料プールの水を。
破損がないという事を確認したわけです。

したがいまして、3分の2は今でも取り出せるという事は、正しいということが立証されているわけです。
ですから、いま急いでやろうとすれば、障害はないはずなんです。


佐々木:じゃ、ある意味東電の前の前倒しで急ぐというのは

村田:
ですから論より証拠。
そういう声が高まれば高まるほど、もう1年短縮する訳です。
ですからそこは随分、融通無碍(ゆうずうむげ)で誤差いますね。

佐々木:
後ですね、村田先生のメールの中で、
コンクリートがかなり劣化している」と言うような問題をご指摘されていましたけれども、
これは、どういうような事なんでしょうか?


村田:
これは、この点については名嘉さんも確認されていませんでしたけれど、
メールでも差し上げましたように、ある大手企業の極めて優秀な方からコメントがありまして、
「これは全ての原発にいえることだけれども、地盤が痛んでいるという事は大変重大なことである」と。
という事でですね、
ただ休炉、そして廃炉すれば事は済むと思っている方々が、政治家含めて今大多数だけれども、
事はそんなに簡単ではないんだと。
たとえば、廃炉、再稼働を全部防げたとしても、
すでに存在する地下の問題というのは、大きな問題であると。

佐々木:
そう考えると、廃炉というのが一番簡単な原発ゼロへの近道ではないか、というのは、
僕らもそう思ってしまっているんですけれども、
廃炉だけでは済まないとなると、どういうような、収束のさせ方というような、

村田:
要するに廃炉という事という決断が必要な事はもちろんですが、
それだからと言って安心してはおれないという事ですね。

佐々木:運転を停止して、解体作業を始める。

村田:
ですから色々これから3~40年続くわけですね。
少なくてもドライキャスクに入れるまで。
その間いろいろな問題があるから注意しなければいけません
よ、という警鐘を鳴らしている訳ですね、
その方は。

佐々木:あ・・・・・

村田:
そして一番心配されるのがそういう情報がきた4号機の地下ですね。
一部には不当沈下があるとか、いろいろ言われておりますが、
その、その本体がもし崩れた場合、
例のジルコニウム火災が起きて、これには水は使えないのに、
その対策がまだできていない
というのが、
最近の、例の第二回の院内集会で、東電側は認めた訳です。
ですからこの火災についての対応はできてない訳です。

佐々木:
分かりました、ジルコニウム火災については以前から何度も何度も説明されてると思うんですけれども、
本日初めて見ている視聴者の方もいると思いますので、
簡単にそのジルコニウム火災というのがどういうもので、
これがどういう被害をもたらすのか?っていうのを簡単に説明してもらって頂けますでしょうか。

村田:
ようするに、燃料棒を覆っているジルコニウムが、4号機が崩落して空気中にさらされた場合に、
大気中で火災を起こすという事が、アメリカの研究所で立証されている
わけです。

佐々木:もう立証されている

村田:
これはアーニーガンダーセンさんが、この間の第一回院内集会で言われた事です。
これに対する答えが、第一回集会では「水をかけよう」という事で、
みんな出席者が騒然とした訳ですね、全然わかっちゃないという事で。
そして第二回の最近の院内集会に於きましても、
その対策はまだできていない」という事が分かったわけです。

佐々木:
今はもう、常にそういった危険性と隣り合わせというなかで、
今回もそういった冷却装置の故障があったんではないか、という事なんですけども、
先程ですね、東電側がTEPCOのツイッターのアカウント、もしくはプレスリリースで、
ツイートを撃ちまして、お知らせという形で、
「4号機の使用済み燃料プールに於いて、冷却するためのポンプが停止していたという事実はございません。
現在安定して冷却を継続しております」と、今日のの2時、14時11分のツイートなんですけれども、
かなり、対応早く出しているんですね

村田:
そうですか、その、私は1日から始めまして、
全国地を始め私の可能な限りの範囲でその事実を、私が入手した情報を知らせております。
そして、それに対する反応が全然ないんで、非常に「不思議だな」と思っていたところであります。

佐々木:あらゆる地元紙とかメディアに

村田:
地元紙は、あれですが、国内の有力な各紙とかですね、
一部テレビ局とかそういう所に、かなり広範にその情報は流しました。

佐々木:
なるほど。
ま、ぼくらとしては、そうですね、これまで東電が一件一件311以降ですね
ちゃんとした情報をその都度その都度タイムリーに出さなかったという事実がありますので
いかなる情報もこちらとしては裏取りをして、調べていきたいなと思うんですけれども、
今回、メディアが一切スルーしたというか、一切報じなかったというのは、
どういう状況…今回に限ってあんまり、こう、騒がれていないと思うんですけれども、

村田:
いずれにしましても、それはもう、皆さんですね、それぞれ思いがあると思います。
この原子力につきましてはね。
私はまだ、いわゆる原子力ムラの影響力が大きく残っていると、そのためじゃないかなと憶測しております

佐々木:
なるほど。
中継が始まる前にお話をしていた時に、
こういう事はよくある事だ」というような事をおっしゃっていましたけれど、
原子力ムラと、こういう、

村田:
よくある事というのは、
ある事を発言して、その確認を迫られるとそれを否定するという事はよくあることだと思います。

佐々木:
あぁ、なるほど、わかりました。
今日、本来岩上がいろいろとお伺いする予定だったんですけれども、
その中で「ぜひ村田先生にお伺いしたい」と申していた事がありまして、
今、非常にデリケートな期間で、選挙期間中というかなりデリケートな状況なんですけれども、
在スイス大使であった経歴ですとか、国際社会に深く精通しているという事でですね、
現在のこの選挙期間中の原子力政策、
各党の打ちだしている原子力政策について、何かお考えがあれば、お伺いしたいんですけれども。

村田:
それはあの、私は予見してたんですが、
今回の総選挙に於いては脱原発が最大の意趣になるであろうと前から思っておりました。
そして、その通りになりました。
そこで注意しなければならないのは、
もう指摘され始めていますが、脱原発がスローガンにすぎない恐れがあると、スローガン。
そういう面があるんです。
ただ、そういう中でですね、私として言えるのは、
日本未来の党の嘉田知事は、嘉田代表は半年前に本を書かれました。
「事実として何ができるのか」と。
そのはしがきでですね、私が10年前に世に問いました「原子力と日本病」という本に言及されてですね、
その「日本病」を克服する事に挑戦するために知事になったんだという事を書かれている訳でして、
そういう意味でですね、私の立場からすると、いろいろな脱原発政策を各政党持っておりますが、
嘉田知事のものは本物であると、
私は確信したんです。

佐々木:本物という事は若干ニセモノではないかという、

村田:スローガンではないという事です。

佐々木:ああ、なるほど、他の党がそういった、

村田:
いや、それは全然申しませんが、
少なくとも嘉田さんについては、私の関係ではそういうふうに言えると思います。

佐々木:
たとえばですね日本維新の党なんかはですね、
ま、大飯の再稼働を停止していくという事を言っていたりですとか、
その反面ですね、石原慎太郎代表が「再稼働は良いんじゃないか」というような、
もしくは「核武装論もシュミレートしていくべきではないか」というような事も
おっしゃっているんですけれど、
この選挙期間で出てきた核武装論というのが、
これは多分原子力政策と通じるんだと思うんですけれども、
こういった日本の状況はどう思われますか?

村田:
私は今、世界に向かって国連倫理サミット、
そして、今の力の父性文明を和の母性文明へに変えようという事を伝えようと、
そして初めて核廃絶ができるんだと、真の核廃絶、民事人事を問わない、

そこで重要な点はですね、今まで世界の潮流はですね、力を旨とする父性文化の潮流であったと。
父性文化は必ず破局に向かうと歴史によって証明された訳です。
そこでオバマ大統領は母性文化の潮流、国際的潮流をつくったわけです。
そういう意味でわたしはオバマ大統領は一年前から確実に再選される、
何故ならば歴史使命を持っているからであると


その母性的文化の潮流を促進すると。
そういう意味で今、非常に重要な母性文化、父性文化の対立は非常に重要だと思います。
今、国内での争点の一つにですね、ハッキリとその観点からするとですね、
見事にですね論類できるわけです。

佐々木:そうですね、うん。

村田:
そして父性文化は必ず戦争に至ると。
過去の歴史から言えば。
これを大いに理解しなければいけないと思っております。

佐々木:
なるほど、この石原慎太郎代表なんですけれど、
岩上がですね、自由報道協会11月30日の会見で、こういった事に関して質問に足しましたところ、
石原代表はですね、
「北朝鮮とか中国の脅威に対しては、刀の鯉渕をパチッと切るような事をすれば向こうはひるむんだ」と、
「それが外交の強さだ」
というような事を言っているんですけれども、


村田:
その件に関しては極めて父性文化的であるというのが、私の唯一のコメントでございます。

佐々木:
なるほど、分かりました。
ちょっとですね、今日はお時間がないという事なので、
そろそろ終わりにしたいと思うんですけれども、

村田:
あ、ひとつだけですね、
そもそも、原子力規制庁は、信頼を全く失った原子力安全保安院が仮に出来たものでありまして、
大飯原発は前の保安院がOKを出したものであります。
そもそも原発というものは、安全が確実に完全に確保されなければ動かしてはならないはずであります。
それなのにですね、その安全がまだ確認されていない大飯原発を、
安全基準も出来ていないまま動かすというのは、これはイロハのイを無視したものである
と、
そしてこれについて日本の国民がもっと、大きな声で「問題だ!」と言わないのに私は落胆しております。
イロハのイですね。
従いまして、私はすでに規制庁の委員長、それから大島委員などにメッセージを送っております。
「原子力規制庁の信頼性は大飯原発の再稼働を停止する事が出来るかどうかにかかっているんである」と、
そのように私は言っておりますし、確信しております。
特にこのたび、敦賀原発も廃炉の可能性が出てきたような状況の下ではですね、
如何にこの、安全基準が確認されて初めて原発を送るという大原則はですね、
早急に取り戻さなければいけないと、そのように確信しております。
そして、この点をぜひ皆様に伝えたいと思います。

佐々木:なるほど。
敦賀原発についてもですね、島崎委員はですね、
こう…廃炉の方針を求めていくというような事は言って入るんですけれど、
規制庁側は、そういった権限はなく、行政指導にとどまるだろうと、
で、来年の7月まで、そうした権限も原子力規制庁、
規制委員会としては持ち合わせないというふうな事を言っていて、
どうも、ちょっとこう…すぐに廃炉になるのか、ならないのか、グレーなところが、いま、

村田:
ですから、規制庁の信頼性がですね、問われなければならないという事になります。
時間を多く書けるという事はですね、信頼性を欠くという事に通ずると思います。

佐々木:なるほど、わかりました。ありがとうございます。




インタビュー中にある東京電力のツイート
東京電力 (原子力) ‏@TEPCO_Nuclear
2012年12月12日 - 14:11

■お知らせ■
福島第一原子力発電所4号機の使用済燃料プールにおいて、
冷却するためのポンプが停止していたという事実はございません。
現在、安定して冷却を継続しております。



ーーー


私は書き出しする時に前もって内容を全部聞く前に同時に書き出すことがほとんどです。
だから、書きながら次は何を言うのか?と想像したりしているのですが、
今日はドキドキしながらの書き出しになってしまいました。

東北エンタープライズの名嘉会長か元スイス大使の村田光平さんのどちらかが
何かの間違いかもしれませんが、事実とは違う事を言っているという事のようです。
それぞれの方に関して、私は偶然にもこのブログに書いていました(下記参照)

冷却装置の故障があったと無かった。
それに毎時0.2度の上昇(佐々木)と毎時0.5度の上昇(村田)の部分の話も食い違っています。

確かな事は、
どちらが本当であったとしても、4号機はやっぱり危険と隣り合わせでいることと、
多分4号機が壊れても情報はすぐに国民には流れては来ないだろうという事。


元スイス大使の村田光平さんは坂本龍一さんの「NO NUKES 2012」に動画で紹介されていた方です
福島第一原発4号機問題「いま、世界が動き出した」
元スイス大使の村田光平さん(動画・内容書き出し)NO NUKES 2012


「4号機の危険性…そして日本は終わる」2012年06月06日(水) 週刊現代

「4号機 今もそこにある危機」北海道新聞 5月13日



東北エンタープライズの名嘉会長はドイツテレビの「フクシマのうそ」に出演していた方です。
「フクシマのうそ」吹き替え版(動画・文字起こし)&シネマトゥデイの記事

名嘉氏は報道ステーションでも取材に応じていました

「4号機は大丈夫か」佐野眞一氏5/25報道ステーション(動画・内容書き出し)




何か、どこからかの圧力がかかったのでしょうか?
それとも村田さんの信頼している方がデマを報告したという事なのでしょうか?
真実は分かりません。
でも、4号機の冷却装置が壊れていたかどうかは別として、
村田光平さんの話には賛同できる部分の多いと、そう思っています。
(オバマの部分は今のところ私にはまだよく分からない)

真実が分からないという事は
いやな感じが残ります。

岩上さん、早く元気になぁれ~♪
岩上さんの代打をつとめた若手の佐々木さん、頑張りました!!(。・∀・ ハ)'`゚チ'`゚チ゚


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コメント
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| 2012.12.15 19:54 | 編集
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