福島県民健康管理調査とは何か
2:01:16
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h1m16s
じゃあ、今問題になっているね、福島県民健康管理調査、いったいこれは何なんでしょうか?
もう、先程のブラックリストを説明したのでみなさんお分かりだと思います。
被ばくの調査をしているのは、この県民健康管理調査検討委員会委員。
これは去年の5月の名簿です。

さっき名前が出ましたよね、明石ってね。
山下俊二、神谷研二、明石真言、
で、この組織ね、放医研、放射線医学総合研究所。
こっちが放影研ね。重松逸造の方。
それからこれはさっきの神谷健一、山下俊一でしょ、
それから福島県医師会ね。
こういうのも全部グルになっていますね。
福島県立医科大学、これはもう、山下俊一グループですね。
福島県保健福祉部局、こういう連中を全部取りこんでいるんですね。
恐ろしい事に。
そして福島県立医科大学の副学長・山下眞一の手足となって
「放射能安全論」を展開してきたのが鈴木眞一
それで今みなさんとやり合っているのが、この鈴木眞一という男ですね。
「平気だ」「大丈夫」と言っている。
この調査結果はみなさんごらんになってお分かりだと思いますけど、
あらためてちょっと数字だけ見ておきましょう。
2012年4月26日に、
彼らの汚れた手によって調査され、発表された「福島民報健康管理調査」報告によれば、
13市町村の3万8000人の子ども(平均年齢10歳)の35%に甲状腺の「のう胞」が発見された。
のう胞とは球状の上皮に覆われて、内部に病的な液体がたまった状態の病変を差し、癌化する可能性がある。
13市町村の3万8000人の子どもの35%に甲状腺ののう胞が発見された。
これは今年4月の調査結果ですけれど、
「のう胞」という言葉はみなさん今まで聞かれた事がないと思うんですが、医学用語ですが、
「嚢(のう)」というのは、普通「袋」という意味なんですね。
だから要するに、袋状になった、皮をかぶった袋で出来ている。
内部に病的な液体が溜まっている場合で、これは癌化する可能性があります。
そういう事なんですけれど、ともかくこういう異常をですね、
この表の福島県の資料を見ますとね、
甲状腺検査の結果概要というのが出ています

これに対しまして、ようやく医学界で深川市立総合病院の松崎道幸先生がですね、
北海道深川市立総合病院内科部長・松崎道幸氏による見解
ーー甲状腺のしこりやのう胞は、生まれた時はほとんどゼロであるが、5歳ごろから徐々に増え始め、
20歳になると、10人に1人ぐらい甲状腺にしこりやのう胞が出来る。
しかし子供にこんなにのう胞が発見された例はない。
と言っている事が起こっている訳です。
で、松崎先生は、山下が過去に調べた結果をずっと立証しているわけです。
これを、山下俊一らが長崎の子ども(7~14歳)を検査した結果(0.8%)、
あるいはアメリカにおける甲状腺結節頻度調査における子ども(10歳前後)の結果(0.5~1%)、
さらに
チェルノブイリ原発事故から5~10年後の被ばく地帯の子ども(18歳未満)を検査した結果(0.5%)
と比較すれば、35%は過去のどの調査結果よりも高率である。
長崎が0.8%、アメリカの調査結果が0.5~1%、チェルノブイリが0.5%
35%がいまの福島だと。
これ、どの調査を見たって、桁が違うじゃないですか。
何でこういう事が起こっているんだ?という事に対して
鈴木眞一たちは「検査の能力があったからだ」なんて、そういう言葉でごまかそうとしていますが、
9月の発表でさらにこの割合が43%に跳ね上がっているわけです。
それで一人の子どもに甲状腺がんであるという事が診断された訳です。
さらに2012年9月11日の発表の第8回「福島県民調査」報告では、
「のう胞」が発見された子どもの割合は43%に跳ね上がった。
女子は男子よりも発生率が高く、
6~10歳の女子の53.8%、11~15歳の女子の54.3%に「のう胞」が発見された。
加えて、二次検査を終えた38人の中から初めて一人が甲状腺がんと診断された。
この表をね、ずっと、みなさんもご覧になったと思いますけれど、
これずーっと、この統計を見ていると本当に私は心配でなりません。

今やるべきことは「安全である」という事を言うべきじゃないです。
少なくてもですね、医者としての良心があったら、
「これは大変な数値である、しかしその原因は分からない。
少なくても一斉に徹底的に検査をしなければいけない。そういう体制を取るべきだ」
という事を言うのが医師の最低限のやるべきことです!
それは誰にも断定はできません。
しかし統計的、疫学的に見ても私は異常だと思います、これは。誰が見ても!
それを「平気だ」なんていう事をね、言う人間の神経がもう、ほとんど我々には理解できませんが。
ちょっとこれを、
ドイツで流した映像があります。確か5分ぐらいだったのでちょっと見てみましょうね。
2:06:08~http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h6m8s
ーー(字幕書き出し)
11月18日の朝、福島市にあるこのホテルで、県民健康管理調査検討委員会が開かれた。
原発事故から1年半。ここで子どもたちの甲状腺に関する異常値などの新しい変化が報告された。
委員長は山下教授で、彼は原発事故の後、住民たちに、
「笑っていれば放射線など跳ね飛ばせる」と語った人物だ。
一般公開されたが、質問する事は許されない。
今回5万7000人の子どもたちを対象に検査を行った。
鈴木眞一教授が検査の結果を報告した。
それによると42%以上の子しこりやのう胞が見つかった。
チェルノブイリ事故の後には0.5%~1%の間だったものだ。
しかもそれを測定したのは山下教授である。
私たちが、しかし同様に不思議に思うのは、
専門家の間から、一言もこうした高い数値の原因を尋ねる声が上がらない事だ。
私たちは立ち入り禁止区域に隣接する南相馬市に向かった。
ここで鈴木氏はこの日の午後、心配する親たちのために説明会を行うという。
私たちはその前に、吉田氏に会って話を聞いた。
他の沢山の人と同じように、
彼も原発事故がもたらした被害に、政府が真剣に取り組んでいるとは思っていない。
そしてその理由を見せてくれた。
この地域ではあらゆる場所に放射線測定所が設置された。
この幼稚園の前にも、測定器が立っている。
ところがここで示される数値は、彼が同じ場所で計測する数値とまったく違うという。
吉田:
公共の測定器が出す数値と、実際に我々がさらされている放射線量とは全く別物です。
ある場所では、実際の測定値が5倍になるところがあります。それを政府にも届け出ました。
南相馬市の住民たちがそれを突き止めると、
政府も、公表された測定値のほとんどすべてに誤りが多い事を認めた。
吉田:
「どうしてこのような役に立たぬ計器を立てるのか」と政府に尋ねると、
「国民が希望したから」という。
彼らは結局、原発事故による影響を低く見せたいんだと思います。
市のホールでは鈴木眞一氏が子どもを持つ親たちに検査結果を説明している。
そして最終的に彼が言う言葉は「心配ありません」だ。
「甲状腺にこれほど沢山の異常が見つかったのは、診断方法が大幅に改善されたからだろうと思われます」
と説明する。
しかし、その言葉を信じる人は誰もいない。
市民:彼らもなにが原因かはっきり分かっていないくせに、大丈夫というのは正しくありません。
「子どもたちの甲状腺にこれだけ異常が発見されたのに正常だというのですか?」と質問すると、
「まだ比較できる調査がない」と鈴木氏は答えた。

鈴木眞一:
ただ単に子どもたちがヨウ素のおおい海産物を多量に摂取したからかもしれないのです。
それが放射線と関連するかどうかはまだ申し上げることはできません。
私たちはここで単に、親御さんたちに検査結果をお伝えしているだけです。
吉田さんをはじめ他の住民たちが「何故子どもたちの甲状腺やしこりにのう胞が出来たか」、
はっきりとした説明を受けるまでにはかなり時間がかかりそうだ。
ーー(ここまで)
みなさんの事をドイツしか報道してくれないという事も悲しい国ですけれど、
ともかくこういう現状をみなさんご存じのとおり、言うまでもなく
出席者に口止めをして結論を出していたんですね。
こういう結果を出してみなさんをずっと欺いてきたこういう人間たちですよ。
こういう人間たちは人間じゃないですよ!そうでしょ!
こんな人間たちをなんでみなさんは命を預けられますか、子どもたちの、ね。
甲状腺がんは、福島原発事故と無関係だって?
県民健康管理調査の検討委員会に先立って、福島県が事前に委員を集めた秘密の「準備会」を開き、
調査結果への見解のすり合わせを行っていた。
「癌発生と原発事故に因果関係はない」なる考えを共通認識としたうえで、
検討委でのやりとりを時前に打ち合わせ、
出席した専門家に準備会の存在を外部に漏らさぬよう口止めしていたではないか!!
こういう事がですね、平然と行われていて、今この選挙の中でですよ。
「また原発を動かそう」なんていう人間たちをね、
信じられません。
私はこの日本人の民度というのがどこまで低いのか。
それは国民というよりマスメディアが全部悪いですよ!
こんな事を放置していてね、「また原発を動かす」なんていう事を言っているわけですよ。
毎日、毎日、新聞を見ていると。
一体どういう国なんですか?これ。
しかしですよ、我々は絶対にあきらめませんよ、こんな事で。
子どもたちは生命を持っているんですから。
二次検査は435人が必要とされながら、
甲状腺の医師に二次検査をしないよう、セカンド・オピニオンを封じる通知が、
検討委員会座長の山下俊一から発せられていたのは何故なのか。
セカンド・オピニオンを得られない子どもたちは、この悪魔たちにだけ命を預けろというのか。
ね、なんでこういう悪魔たちを平気でそこを徘徊してるんですか?
何故明日、ここへ乗り込んでくるんですか!?
IAEAが。
みなさんを殺そうとしてきているんですよ!
公然と。
県のお墨付きで。
国のお墨付きで。
ここで「あなた達は大丈夫だ、放射線線地帯に住め」っていう訳でしょ!
冗談じゃないですよ。
全然検査なんかしてないですよ。
これ、36万人のうち、見て下さい。
検査対象の子どもは36万人もいるのに、まだ8万人しか一次検査をしていない。
甲状腺がんの未然防止のため、検査・医療措置を講じて「早期発見」「早期治療」に努める。
それが、最も急がれる事である。
ともかく、医者、そういう立場、子どもを守る立場にあったら、
ともかく癌の未然防止のために取る事があるんですよ、いま。
誰だってわかること。
検査医療措置を講じなきゃいけないんです。
早期発見しなきゃ、早期治療をしなきゃいけないんです!
良いですか、チェルノブイリの原発事故では、多くの全ての資料を読むと
5年後から甲状腺がんが発生したということになっています。
しかしですね、実を言うとそれも分からないんです。
なぜか?というと、事故発生から5年間ですね、ソ連が崩壊した、
つまり壊滅して消滅していまのロシア・ベラルーシ・ウクライナに分かれていく。
その時まで被ばくの被害調査はほとんど禁止されていたんです。
だから5年後の91年になってようやく統計的に明らかになってきたんです。
チェルノブイリ原発事故では、5年後から甲状腺がんが発生したのではない。
事故発生から5年間、1991年12月21日にソ連が崩壊して解体・消滅するまで、
被ばくの被害調査はほとんど禁止されていたため、
5年目の1991年以降になってようやく統計的に明らかな甲状腺がんの激増が認められたのである。
従って、それ以前にも大量の癌が発生していた可能性は高い。
今、福島の子どもたちに、今何かが起こっている可能性は、その闇の中にあるんです、今。
私たちは。
今はまだ1年9カ月なんです。
5年も待ってられないんですよ。
子どもたちがこの疫学的統計で死んだ時には手遅れなんですよ!!
絶対に!
私たちは疫学統計を取るためにやっているんじゃないんです!
子どもたちを守んなきゃいけないんですよ、今!
子どもたちをモルモットにして統計なんて取ったってしょうがないでしょ!
そう思いませんですか?
今年の6月に亡くなった原田正純先生、水俣病をずーっと追及して来て、
私をいつも指導してくれた原田先生が言っていた、最後の、亡くなる前の、
この福島事故の前の言葉、
「医者が出てきた時には手遅れだ」
そういうことを言って亡くなっていきました。
絶対に手遅れにしちゃいけません。
そうして今でもベラルーシ
いいですか。
だから、チェルノブイリのこのグラフを見て下さい。

これは、先言ったように5年後からグラフが急に上がっています。
だけど実際はここのところ(5年以前)は分からないんですよ。
この間は統計がとれなかったから。
そして、これは14歳以下という事は中学生ぐらいの子どもが癌になっている。
ガーッと増え始めた。
これは一見減り始めたように見えますが、
この14歳以下の子どもたちが統計的に15歳に移ったから、
今度は減ったんじゃない。
この年齢層が統計的に移っただけで、今度は15歳~18歳
いわゆる思春期を超えた子どもたちの癌が増え始めている。
そしてまた落ちます。
落ちたんじゃないんですよ。
僅か4歳の年齢層、この子どもたちが今度は年齢として成人に移行して、
成人の発がん者が増え始める。こういうパターンを取っています。
ですから、今年9月ですね。3か月ほど前に放送されたNHKのEテレで、
チェルノブイリ「ウクライナは訴える」というシリーズで、
チェルノブイリの事故があった時に14歳以下、
だから中学生以下の子どもだった人の甲状腺がんの発症者数がぐーーっと!
今ですよ、これ2009年、3年前ですよ。
どんどん上がっているでしょ、こんな状態ですよ。
今私たちはこのもっと先にいるわけで、この3年後にいるんです。もっと上がっているでしょう。

※チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告「ウクライナは訴える」(動画・内容全て書き出し)
もうひとつ怖いのが、
大人たちが被ばくした。その子どもの健康状態が悪化している。
健康な子どもがほとんどいない。
わずか6%だと。

これですよ。

今でもベラルーシで、子どもたちがこの、年に一回甲状腺の検査を受けて、
この子どもは本当に「心配そうな顔をして画面を見ている」と書いてあります。
この、先程のEテレで甲状腺がんの摘出手術を受けた子どもが出ています。

よーく見て下さい。
首にね、手術の糸がありますね。
摘出手術をした、外科手術を受けているんです、甲状腺。
取らないと、癌ですから。
これは、この傷跡はですね、悲しい呼び名、
チェルノブイリ・リングあるいはチェルノブイリ・ネックレスと呼ばれています。
首に残った痛々しい手術痕は“チェルノブイリ・リング”と呼ばれている。
この子たちは、手術を受けたから大丈夫なのではなく、
甲状腺を完全に摘出した場合は、一生涯ホルモン剤を飲み続けなければならない。
この子たちは手術を受けたからもう大丈夫なんじゃないんです。
甲状腺を摘出したらもうホルモンは分泌できなくなりますから、
一生涯ホルモン剤を飲み続けなければならない。
それがいまの子なんです。
あの画像に出ていた子なんです。
皆さんそういうふうにしたいですか?
周りにいる子どもたち、かわいい子どもたちを。
したくないでしょ!
ね、何とかしましょうよみんなで。
そこへ今乗り込んでくるんですよ、悪魔たちが。
つづくーー
2:01:16
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h1m16s
じゃあ、今問題になっているね、福島県民健康管理調査、いったいこれは何なんでしょうか?
もう、先程のブラックリストを説明したのでみなさんお分かりだと思います。
被ばくの調査をしているのは、この県民健康管理調査検討委員会委員。
これは去年の5月の名簿です。

さっき名前が出ましたよね、明石ってね。
山下俊二、神谷研二、明石真言、
で、この組織ね、放医研、放射線医学総合研究所。
こっちが放影研ね。重松逸造の方。
それからこれはさっきの神谷健一、山下俊一でしょ、
それから福島県医師会ね。
こういうのも全部グルになっていますね。
福島県立医科大学、これはもう、山下俊一グループですね。
福島県保健福祉部局、こういう連中を全部取りこんでいるんですね。
恐ろしい事に。
そして福島県立医科大学の副学長・山下眞一の手足となって
「放射能安全論」を展開してきたのが鈴木眞一
それで今みなさんとやり合っているのが、この鈴木眞一という男ですね。
「平気だ」「大丈夫」と言っている。
この調査結果はみなさんごらんになってお分かりだと思いますけど、
あらためてちょっと数字だけ見ておきましょう。
2012年4月26日に、
彼らの汚れた手によって調査され、発表された「福島民報健康管理調査」報告によれば、
13市町村の3万8000人の子ども(平均年齢10歳)の35%に甲状腺の「のう胞」が発見された。
のう胞とは球状の上皮に覆われて、内部に病的な液体がたまった状態の病変を差し、癌化する可能性がある。
13市町村の3万8000人の子どもの35%に甲状腺ののう胞が発見された。
これは今年4月の調査結果ですけれど、
「のう胞」という言葉はみなさん今まで聞かれた事がないと思うんですが、医学用語ですが、
「嚢(のう)」というのは、普通「袋」という意味なんですね。
だから要するに、袋状になった、皮をかぶった袋で出来ている。
内部に病的な液体が溜まっている場合で、これは癌化する可能性があります。
そういう事なんですけれど、ともかくこういう異常をですね、
この表の福島県の資料を見ますとね、
甲状腺検査の結果概要というのが出ています

これに対しまして、ようやく医学界で深川市立総合病院の松崎道幸先生がですね、
北海道深川市立総合病院内科部長・松崎道幸氏による見解
ーー甲状腺のしこりやのう胞は、生まれた時はほとんどゼロであるが、5歳ごろから徐々に増え始め、
20歳になると、10人に1人ぐらい甲状腺にしこりやのう胞が出来る。
しかし子供にこんなにのう胞が発見された例はない。
と言っている事が起こっている訳です。
で、松崎先生は、山下が過去に調べた結果をずっと立証しているわけです。
これを、山下俊一らが長崎の子ども(7~14歳)を検査した結果(0.8%)、
あるいはアメリカにおける甲状腺結節頻度調査における子ども(10歳前後)の結果(0.5~1%)、
さらに
チェルノブイリ原発事故から5~10年後の被ばく地帯の子ども(18歳未満)を検査した結果(0.5%)
と比較すれば、35%は過去のどの調査結果よりも高率である。
長崎が0.8%、アメリカの調査結果が0.5~1%、チェルノブイリが0.5%
35%がいまの福島だと。
これ、どの調査を見たって、桁が違うじゃないですか。
何でこういう事が起こっているんだ?という事に対して
鈴木眞一たちは「検査の能力があったからだ」なんて、そういう言葉でごまかそうとしていますが、
9月の発表でさらにこの割合が43%に跳ね上がっているわけです。
それで一人の子どもに甲状腺がんであるという事が診断された訳です。
さらに2012年9月11日の発表の第8回「福島県民調査」報告では、
「のう胞」が発見された子どもの割合は43%に跳ね上がった。
女子は男子よりも発生率が高く、
6~10歳の女子の53.8%、11~15歳の女子の54.3%に「のう胞」が発見された。
加えて、二次検査を終えた38人の中から初めて一人が甲状腺がんと診断された。
この表をね、ずっと、みなさんもご覧になったと思いますけれど、
これずーっと、この統計を見ていると本当に私は心配でなりません。

今やるべきことは「安全である」という事を言うべきじゃないです。
少なくてもですね、医者としての良心があったら、
「これは大変な数値である、しかしその原因は分からない。
少なくても一斉に徹底的に検査をしなければいけない。そういう体制を取るべきだ」
という事を言うのが医師の最低限のやるべきことです!
それは誰にも断定はできません。
しかし統計的、疫学的に見ても私は異常だと思います、これは。誰が見ても!
それを「平気だ」なんていう事をね、言う人間の神経がもう、ほとんど我々には理解できませんが。
ちょっとこれを、
ドイツで流した映像があります。確か5分ぐらいだったのでちょっと見てみましょうね。
2:06:08~http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h6m8s
ーー(字幕書き出し)
11月18日の朝、福島市にあるこのホテルで、県民健康管理調査検討委員会が開かれた。
原発事故から1年半。ここで子どもたちの甲状腺に関する異常値などの新しい変化が報告された。
委員長は山下教授で、彼は原発事故の後、住民たちに、
「笑っていれば放射線など跳ね飛ばせる」と語った人物だ。
一般公開されたが、質問する事は許されない。
今回5万7000人の子どもたちを対象に検査を行った。
鈴木眞一教授が検査の結果を報告した。
それによると42%以上の子しこりやのう胞が見つかった。
チェルノブイリ事故の後には0.5%~1%の間だったものだ。
しかもそれを測定したのは山下教授である。
私たちが、しかし同様に不思議に思うのは、
専門家の間から、一言もこうした高い数値の原因を尋ねる声が上がらない事だ。
私たちは立ち入り禁止区域に隣接する南相馬市に向かった。
ここで鈴木氏はこの日の午後、心配する親たちのために説明会を行うという。
私たちはその前に、吉田氏に会って話を聞いた。
他の沢山の人と同じように、
彼も原発事故がもたらした被害に、政府が真剣に取り組んでいるとは思っていない。
そしてその理由を見せてくれた。
この地域ではあらゆる場所に放射線測定所が設置された。
この幼稚園の前にも、測定器が立っている。
ところがここで示される数値は、彼が同じ場所で計測する数値とまったく違うという。
吉田:
公共の測定器が出す数値と、実際に我々がさらされている放射線量とは全く別物です。
ある場所では、実際の測定値が5倍になるところがあります。それを政府にも届け出ました。
南相馬市の住民たちがそれを突き止めると、
政府も、公表された測定値のほとんどすべてに誤りが多い事を認めた。
吉田:
「どうしてこのような役に立たぬ計器を立てるのか」と政府に尋ねると、
「国民が希望したから」という。
彼らは結局、原発事故による影響を低く見せたいんだと思います。
市のホールでは鈴木眞一氏が子どもを持つ親たちに検査結果を説明している。
そして最終的に彼が言う言葉は「心配ありません」だ。
「甲状腺にこれほど沢山の異常が見つかったのは、診断方法が大幅に改善されたからだろうと思われます」
と説明する。
しかし、その言葉を信じる人は誰もいない。
市民:彼らもなにが原因かはっきり分かっていないくせに、大丈夫というのは正しくありません。
「子どもたちの甲状腺にこれだけ異常が発見されたのに正常だというのですか?」と質問すると、
「まだ比較できる調査がない」と鈴木氏は答えた。

鈴木眞一:
ただ単に子どもたちがヨウ素のおおい海産物を多量に摂取したからかもしれないのです。
それが放射線と関連するかどうかはまだ申し上げることはできません。
私たちはここで単に、親御さんたちに検査結果をお伝えしているだけです。
吉田さんをはじめ他の住民たちが「何故子どもたちの甲状腺やしこりにのう胞が出来たか」、
はっきりとした説明を受けるまでにはかなり時間がかかりそうだ。
ーー(ここまで)
みなさんの事をドイツしか報道してくれないという事も悲しい国ですけれど、
ともかくこういう現状をみなさんご存じのとおり、言うまでもなく
出席者に口止めをして結論を出していたんですね。
こういう結果を出してみなさんをずっと欺いてきたこういう人間たちですよ。
こういう人間たちは人間じゃないですよ!そうでしょ!
こんな人間たちをなんでみなさんは命を預けられますか、子どもたちの、ね。
甲状腺がんは、福島原発事故と無関係だって?
県民健康管理調査の検討委員会に先立って、福島県が事前に委員を集めた秘密の「準備会」を開き、
調査結果への見解のすり合わせを行っていた。
「癌発生と原発事故に因果関係はない」なる考えを共通認識としたうえで、
検討委でのやりとりを時前に打ち合わせ、
出席した専門家に準備会の存在を外部に漏らさぬよう口止めしていたではないか!!
こういう事がですね、平然と行われていて、今この選挙の中でですよ。
「また原発を動かそう」なんていう人間たちをね、
信じられません。
私はこの日本人の民度というのがどこまで低いのか。
それは国民というよりマスメディアが全部悪いですよ!
こんな事を放置していてね、「また原発を動かす」なんていう事を言っているわけですよ。
毎日、毎日、新聞を見ていると。
一体どういう国なんですか?これ。
しかしですよ、我々は絶対にあきらめませんよ、こんな事で。
子どもたちは生命を持っているんですから。
二次検査は435人が必要とされながら、
甲状腺の医師に二次検査をしないよう、セカンド・オピニオンを封じる通知が、
検討委員会座長の山下俊一から発せられていたのは何故なのか。
セカンド・オピニオンを得られない子どもたちは、この悪魔たちにだけ命を預けろというのか。
ね、なんでこういう悪魔たちを平気でそこを徘徊してるんですか?
何故明日、ここへ乗り込んでくるんですか!?
IAEAが。
みなさんを殺そうとしてきているんですよ!
公然と。
県のお墨付きで。
国のお墨付きで。
ここで「あなた達は大丈夫だ、放射線線地帯に住め」っていう訳でしょ!
冗談じゃないですよ。
全然検査なんかしてないですよ。
これ、36万人のうち、見て下さい。
検査対象の子どもは36万人もいるのに、まだ8万人しか一次検査をしていない。
甲状腺がんの未然防止のため、検査・医療措置を講じて「早期発見」「早期治療」に努める。
それが、最も急がれる事である。
ともかく、医者、そういう立場、子どもを守る立場にあったら、
ともかく癌の未然防止のために取る事があるんですよ、いま。
誰だってわかること。
検査医療措置を講じなきゃいけないんです。
早期発見しなきゃ、早期治療をしなきゃいけないんです!
良いですか、チェルノブイリの原発事故では、多くの全ての資料を読むと
5年後から甲状腺がんが発生したということになっています。
しかしですね、実を言うとそれも分からないんです。
なぜか?というと、事故発生から5年間ですね、ソ連が崩壊した、
つまり壊滅して消滅していまのロシア・ベラルーシ・ウクライナに分かれていく。
その時まで被ばくの被害調査はほとんど禁止されていたんです。
だから5年後の91年になってようやく統計的に明らかになってきたんです。
チェルノブイリ原発事故では、5年後から甲状腺がんが発生したのではない。
事故発生から5年間、1991年12月21日にソ連が崩壊して解体・消滅するまで、
被ばくの被害調査はほとんど禁止されていたため、
5年目の1991年以降になってようやく統計的に明らかな甲状腺がんの激増が認められたのである。
従って、それ以前にも大量の癌が発生していた可能性は高い。
今、福島の子どもたちに、今何かが起こっている可能性は、その闇の中にあるんです、今。
私たちは。
今はまだ1年9カ月なんです。
5年も待ってられないんですよ。
子どもたちがこの疫学的統計で死んだ時には手遅れなんですよ!!
絶対に!
私たちは疫学統計を取るためにやっているんじゃないんです!
子どもたちを守んなきゃいけないんですよ、今!
子どもたちをモルモットにして統計なんて取ったってしょうがないでしょ!
そう思いませんですか?
今年の6月に亡くなった原田正純先生、水俣病をずーっと追及して来て、
私をいつも指導してくれた原田先生が言っていた、最後の、亡くなる前の、
この福島事故の前の言葉、
「医者が出てきた時には手遅れだ」
そういうことを言って亡くなっていきました。
絶対に手遅れにしちゃいけません。
そうして今でもベラルーシ
いいですか。
だから、チェルノブイリのこのグラフを見て下さい。

これは、先言ったように5年後からグラフが急に上がっています。
だけど実際はここのところ(5年以前)は分からないんですよ。
この間は統計がとれなかったから。
そして、これは14歳以下という事は中学生ぐらいの子どもが癌になっている。
ガーッと増え始めた。
これは一見減り始めたように見えますが、
この14歳以下の子どもたちが統計的に15歳に移ったから、
今度は減ったんじゃない。
この年齢層が統計的に移っただけで、今度は15歳~18歳
いわゆる思春期を超えた子どもたちの癌が増え始めている。
そしてまた落ちます。
落ちたんじゃないんですよ。
僅か4歳の年齢層、この子どもたちが今度は年齢として成人に移行して、
成人の発がん者が増え始める。こういうパターンを取っています。
ですから、今年9月ですね。3か月ほど前に放送されたNHKのEテレで、
チェルノブイリ「ウクライナは訴える」というシリーズで、
チェルノブイリの事故があった時に14歳以下、
だから中学生以下の子どもだった人の甲状腺がんの発症者数がぐーーっと!
今ですよ、これ2009年、3年前ですよ。
どんどん上がっているでしょ、こんな状態ですよ。
今私たちはこのもっと先にいるわけで、この3年後にいるんです。もっと上がっているでしょう。

※チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告「ウクライナは訴える」(動画・内容全て書き出し)
もうひとつ怖いのが、
大人たちが被ばくした。その子どもの健康状態が悪化している。
健康な子どもがほとんどいない。
わずか6%だと。

これですよ。

今でもベラルーシで、子どもたちがこの、年に一回甲状腺の検査を受けて、
この子どもは本当に「心配そうな顔をして画面を見ている」と書いてあります。
この、先程のEテレで甲状腺がんの摘出手術を受けた子どもが出ています。

よーく見て下さい。
首にね、手術の糸がありますね。
摘出手術をした、外科手術を受けているんです、甲状腺。
取らないと、癌ですから。
これは、この傷跡はですね、悲しい呼び名、
チェルノブイリ・リングあるいはチェルノブイリ・ネックレスと呼ばれています。
首に残った痛々しい手術痕は“チェルノブイリ・リング”と呼ばれている。
この子たちは、手術を受けたから大丈夫なのではなく、
甲状腺を完全に摘出した場合は、一生涯ホルモン剤を飲み続けなければならない。
この子たちは手術を受けたからもう大丈夫なんじゃないんです。
甲状腺を摘出したらもうホルモンは分泌できなくなりますから、
一生涯ホルモン剤を飲み続けなければならない。
それがいまの子なんです。
あの画像に出ていた子なんです。
皆さんそういうふうにしたいですか?
周りにいる子どもたち、かわいい子どもたちを。
したくないでしょ!
ね、何とかしましょうよみんなで。
そこへ今乗り込んでくるんですよ、悪魔たちが。
つづくーー
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| 2012.12.28 11:52 | 編集
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| 2012.12.28 13:41 | 編集
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| 2012.12.28 22:52 | 編集