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<前半>藻からバイオ燃料開発 「被災地復興への希望」そして私が感じた一抹の不安

とても明るいニュースです。

藻からバイオ燃料開発 日本が原産国に?
寒冷地OK農地を転用 「復興にも役立つ」

東京新聞 2013年1月4日 こちら特報部

藻からバイオ燃料を生産する。開発に成功すれば、日本も「産油国」になるかもしれない。
トウモロコシなど穀物を原料に回すと、食糧不足が心配だが、藻なら安心。
藻は繁殖力が旺盛で寒冷地でも培養でき、「被災地の復興にも役立つ」と専門家は夢を語る。
(小坂井文彦記者)


「世界の石油需要全てをトウモロコシのバイオ燃料で賄おうとすると、
世界の全耕作地の14倍もの土地が必要となる。
藻類なら、逆に今の耕作地の10分の1以下の広さで足りる。海だって利用できます」
筑波大学の渡辺信教授(環境藻類学)はこう力説する。

培養した藻を濃縮して乾燥し、ヘキサンなどの溶媒を使ってトリグリセリドと呼ばれる植物油を抽出する。
その後、メチルエステル化という加工をしたものがバイオディーゼルとして使える。

「二酸化炭素(CO2)削減には太陽光や風力も有効だが、
発電だけでなく、いつか枯渇する石油への備えも必要。
バイオ燃料なら、プラスチックなど現代生活に欠かせない化学製品も作れる」

原油価格の高騰に伴い、2005年~08年ごろ、穀物を原料としたバイオ燃料の開発が進んだ。
しかし、穀物価格の上昇を招いたほか、耕地拡大のために森林が伐採されて批判を招き、
藻類が注目され始めた。


生産コストはまだまだ高い


藻類からバイオ燃料を生産するための現状で最大の課題は生産コストだ。
1リットル当たり数100円にまで下がってきているが、まだまだ高い。
渡辺氏によると、1リットル当たり130円になれば、
25年には供給量は石油を上回るとみる専門家もいる。
50年には石油は使われなくなり、全てを藻類のバイオ燃料が取って代わるという予測だ。

価格以外にも、天候に左右されずに
毎年、安定して大量に藻類を生産できなければ燃料の主役にはなれない。

JX日鉱日石エネルギーとIHI、デンソーが
昨年6月に微細藻燃料開発推進協議会を設立するなど企業も開発に動くが、
渡辺氏は
「一つの組織だけで開発するのはとても無理。オールジャパンでやらなければ。
それでも、商業化には最低でも10~15年はかかるだろう」という。

さらに比較的早く商業化のメドが立つ道もあるという。
液体にせず、乾燥して圧縮した固形物のまま燃やして火力発電所に使う方法だ。

「液体のバイオ燃料にするためのコスト削減は技術的に多くの壁があるが、
乾燥して圧縮するのは比較的簡単だ。固形物は石炭の変わりになる」

渡辺氏はほかの研究者らと今年から福島県内で藻類の栽培に取り組む方針
経済産業省は13年度復興予算で、
「福島県内における再生可能エネルギー技術の高度化」のため10億円を概算要求しており、
藻類のバイオ燃料開発にも一部が回ることになりそうだ
という。

渡辺氏は
福島には震災の地盤沈下や原発事故で使えなくなった田畑がある
南相馬市には石炭火力発電所もあるから好都合。藻類のバイオ燃料で、復興への希望を与えたい

と未来を語った。

201301044

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渡辺教授の藻から作るバイオ燃料の話を田中康夫さんが以前話していらっしゃいました。

田中康夫「TPPは国民皆保険制度を崩壊させちゃうと思っているんです」
オーランチオキトリウム 12/10デイキャッチ(文字起こし)
より
<一部抜粋>

田中:オーランチオキトリウム(石油を作る藻類) 、藻から石油を生むんですね

町田:このあたりちょっと説明していただいていいですかね

田中:
オーランチオキトリウム というのはなにか?と言うと、
これはTBSテレビの 夢の扉+(プラス)の番組(5月29日放送)でもね、
特集されて、その冒頭で実は3.11の直後の一番最初の予算委員会で、
この筑波大学の渡邉信(わたなべまこと)教授が発見した“藻から石油を生む”と。
光合成からではなくて炭化水素からですね
1ヘクタール当たり年間1万トンもせいしゅつ精製するから石油の原料なんですね。
こうした事を僕はiPSの細胞同様にですね、国家的プロジェクトにするという事が、
初の日の丸エネルギーだと思っているんです。

※TBSテレビの 夢の扉+(プラス)の番組(5月29日放送)動画あり

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田中康夫さんの話を聞いた時、
そして「夢の扉+(プラス)」の番組を見た時、
とても素晴らし発明だし、そしてこれからの日本にとって、大きな夢と希望がある事だと思いました。
明るい未来を見つけられたと、久しぶりに心がウキウキとしました。

でも私はこの東京新聞の記事を読んで、素直に喜べない気持ちになりました。
この明るいニュースに水を差すようですが、私にはどうしても気になる事があります。

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江戸川区 路上に高濃度セシウム
藻やコケ類で濃縮か

東京新聞 2012.5.17
藻東京新聞20120507

東京都内の路上に自然に発生した藻類やコケ類とみられる物質から、
最大で1kgあたり24万3180ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出された事が分かった。
「NO!放射能」[東京連合子どもを守る会]」(石川あや子代表)が採取した物質を、
神戸大学大学院の山内智也教授(放射線計測学)が分析した。

同会は江戸川区で3月中旬、路上に黒く市見のように広がる物質を容器に2個採取。
分析では約24万ベクレルと18万8199ベクレルのセシウムが検出された。
地表近くの放射s燃料は毎時2.374マイクロシーベルト、
地表1mで0.13~0.15マイクロシーベルトだった。

江東区内の路上で同下旬に採取した物質は同9万940ベクレルで、
地表近くで同1.295マイクロシーベルトだった。

国は放射性物質を含む汚泥などについて、濃度が1kgあたり10万ベクレルを超える場合には
放射線を遮蔽できる状態で管理することを求めている。

都内で採取された検体はいずれも80~90gほどだが、
江戸川区の物質は国の基準を遥かに超えるレベルだった。

今年2月、福島県南相馬市内の路上で、市民らが採取した黒い物質から高濃度のセシウムが検出され、
物質は藻類と判明している。
山内氏は、今回の物質も藻類やコケ類などを含むとみている。

藻類は成長のためにカリウムが必要で、似た性質を持つセシウムを取りこみやすいとされる。
風雨で地上の集まったセシウムが藻類などにより濃縮されたとみられる。

藻類は基の川や岩q、コンクリートなど、どこにでも生えやすく、
山内氏は「都内に限らず、各地で同じ状況があってもおかしくない。
地表から離れると放射線量は低いが、身近に汚染物質があることを認識すべきだ。
子どもは近づかない方がいい」と話す。

石川さんは
「こうした場所に1日中いるわけではないが、汚染物質が乾けば風で飛散する。
子どもが触ったり、吸入したりする事もあり得る。国や自治体が取り除くべきだ」と訴えた。

守る会は南相馬市の事例を受け、都内の調査を開始。
路上に広がる黒い物質のうち、放射線量が高い場所の分析を進めていた。
測定は、放射性物質の濃度を精密に測れるゲルマニウム半導体検出器で行われた。

高濃度汚染の物質特定まれ

東京電力福島第一原発の事故が原因で局所的に放射線量が高いホットスポットが関東各地で見つかっている。
一時は千葉県柏市内の公園で0.46マイクロシーベルト(地上50cm)、
茨城県取手市庁舎は0.32マイクロシーベルト(同1m)を計測。
都内の江戸川区や江東区などでも、周辺より線量が高い地域が見つかっている。
ただ、こうしたホットスポットで分かるのは空間線量の値。
今回のように高濃度に汚染された物質が特定されるケースはまれだ。

また、線量が低くても高濃度の汚染物質が存在する場合があることが明らかになった。

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どちらも東京新聞の記事ですが、
記者の方はこのあたりは疑問に思わなかったのでしょうか?
渡辺先生に藻がセシウムを取り込むという生態についても質問していただきたかったと思っています。
スポーツ報知も同じ記事を報じていました。

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江戸川、江東区路上から高濃度セシウム
(2012年5月17日19時57分 スポーツ報知)

東京都江戸川区で3月、路上に発生したコケ類やラン藻類とみられる物質を
市民団体と研究者のグループが調査した結果、
1キログラム当たり最大で約24万ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されたことが
17日までに分かった。

分析に当たった神戸大大学院の山内知也教授(放射線計測学)は
「総量でも1万ベクレルを超えており、危険なものとして管理されるべきだ」と指摘している。

市民団体は「NO!放射能『東京連合子どもを守る会』」。
3月に江戸川区と江東区の数カ所で、路上に黒いシミ状に広がった物質を
それぞれ80~90グラムずつ採取した。

江戸川区では、1キログラム当たり約24万ベクレルと約18万ベクレル
江東区では約9万ベクレルが検出された。
ラン藻類は栄養分としてカリウムを吸収するため、
性質が似たセシウムを取り込んだ可能性がある。

福島県南相馬市でも2月、路上で見つかった同様の物質を市民団体が測定した結果、
最大で1キログラム当たり約108万ベクレルの高濃度の放射性セシウムを検出したと発表している。

守る会の石川あや子代表は
「この黒い物質はもともと雨や風で集まった砂や泥。
道ばた、雨が干上がりにくい場所、ふきだまりによくみられ、
東北、関東であればどこでも高濃度のセシウムがたまっている可能性がある」と話している。




南相馬”黒い物質”から高濃度セシウム2/24モーニングバード(番組内容書き出し)


今回も結局その地衣類という菌だか、藻みたいなものが、
それが逆にね、放射性物質がここにあるということの存在を知らせてくれている事になります

南相馬の”黒い物質”「測定器自身が死んでしまうというほどの猛烈な放射線を発生する物質」
小出裕章氏8/28INsideOUTジャーナリスト志葉玲さんに聞く(内容書き出し)


志葉:
そうですね、この”黒い物質”というのは、最近いろんな呼び方があって、
”路傍の土”だとか、”黒い藍藻(らんそう)”だとか、その正体も諸説あるんですが、
確かなことは、南相馬だけではなくて、
ハッキリ言えば東日本のかなり広範囲のところで放射性セシウムが、
あり得ない濃度で濃縮しているというようなことがあります。
大山市議は゛黒い物質”を発見し東北大学に調査を依頼したところ、
物質は「藍藻(らんそう)」という微生物の可能性があると指摘された。
この微生物が地表や雨水に含まれる放射性セシウムを吸収したという。


「東京都の黒い物質マップ」
黒い粉15
ご覧のように最高で29万ベクレルという、葛飾区です。
この近くですと皇居ですよね、11万ベクレルというのがあります。
奥多摩の方でも3万ベクレル位のものがある。

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東京の汚染でこの濃度に濃縮されています。
福島ならどれだけの値になるのか?

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2.「町・森林・海の汚染」消えない放射能~最悪事故が残す汚染の実態~TBS(内容書き出し)

藻は放射性セシウムをどんどん吸収して、非常に高濃度の値になります。
黒い物質も藻の一種と言われています。
藻や、コケからは桁違いのベクレル数が検出されています。



ーーー

その藻の栽培を、汚染されていて作物がつくれない田んぼや畑で栽培するという事はどうなのか?
藻が高濃度に汚染されることは容易に想像がつきます。

その藻からつくられた燃料を石油の代わりとして使用し、プラスチックなどの原料にもなる。
また、乾燥させた藻を(乾燥させるともっと濃度が高くなる)そのまま火力発電の燃料とする。

疑問その1 燃やしてしまってもいいものなのでしょうか?

疑問その2 生活の中にその藻で作ったプラスチック製品が生活環境の中で使われ、
      そして、プラゴミとなって、また再生されて…ってどうなのでしょうか?


そんな事を思ったので、この「藻」ってどうやって栽培するの?
調べてみました。


渡邉信・彼谷邦光研究室


Project
20130104藻11



この図だけだとよく分からないので、
渡辺教授の東北復興プロジェクトの講演の動画がありましたので、
そちらを見て、どのような内容なのか確認していこうと思います。


ーーつづくーー


<後半>藻からバイオ燃料開発 「被災地復興への希望」渡邊信教授講演10/20(内容書き出し)






東京新聞 「ためしよみ」はこちらから↓d(◕‿-。) ネ❤
こちら特報部517121
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バイバイ危険な原発

尾道 1/14の歌声デモで、きーこさんの「バイバイ危険な原発」」をみんなでガンガン歌います!!
ほんとに言いたいことみんな入った最高の歌ですね。


晴れるといいなー。

東電、政府に怒り心頭            関東から放射能避難民

Re: MINIさん

ヽ(✿→∀←)ノ キャーッ♫ 嬉しいでーす♪
近ければぜひ参加したかったけど、残念。
私の分まで大声で歌って下さいね。
ありがとうございます。