「危険かもしれない」と分かっていながら対策を取らずにいて「やっぱり危険だった」はあり得ない“ふくしま集団疎開裁判緊急記者会見” 1/18医師柳沢裕子さん(内容書き出し)

ふくしま集団疎開裁判緊急記者会見
2013年1月18日


http://youtu.be/3jA6pVJJT4Q?t=32m27s

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福島と首都圏
「健康被害の兆候と可能性。避難の必要性」



32:27

現在船橋病院の方で医師をされています柳沢洋子様から、
医師の立場からの健康被害と避難の必要性についてお話を頂きます。

32:40
2013011813.jpg

柳沢裕子さん
船橋二和病院内科医をしています柳沢と申します。
こういう場は非常に緊張します。上手に話せるかどうかは分からないんですけれども、
私は被ばく医療をしたことも無ければ、普通の一介の臨床医で、専門家でもないんですけれども、
だけれども、今の福島、およびホットスポットの状況で
「安全である」という事は到底言えないというふうに思います。
で、放射線防護の基本は放射線があって、
それが危険であれば「離れる」ということが一番最初にあることであって、
20ミリシーベルト問題が起きた時から
産婦人科学会や小児科学会が「それはいくらなんでもひどい」と言うと思ったんですよね。

でも言わなかったという所が、本当におかしいんじゃないかというふうに思って、
いまでもいろいろと避難することの困難さは重々分かっているけれども、

「良い」ということはやっぱり出来ないというふうに思っています。

今回の、たとえば取手の心電図検査異常のことなんですけれども、
これがすぐに放射線の影響であるとかないという事をもちろん簡単に言うことはできないけれども、
この心電図結果を聞いて、驚かないというか、予想されるというか、
「やっぱりね」という感想を持ってしまうわけです。


それはチェルノブイリでチェルノブイリハートって言う映画があったと思うんですけれども、
あれは「チェルノブイリの心」っていうものかな?と思ってみたら、
本当に心疾患が多かったという、そういう映画でしたけれども、
ですから、予想され得ることな訳ですね。

で、予想されて、…
これが関係あるのかどうかは今は分かりませんけれども、
「あるんじゃないか」って言う、にもかかわらず、
こういうことが予想されるかもしれないということが分かっているにもかかわらず、
たとえば山下先生が行っている、県民健康管理調査で、
心電図をやってくれない訳ですよね。


何でやらないのか?
やって何が悪いのか?
大丈夫だったらやればいいじゃないか。
大丈夫だという事を言えば良いじゃないかと、普通に思うことです、これは誰でもです。
医者じゃなくたって、

しかも心電図なんて侵襲性が無くてだれでも簡単にできる検査だし、
高いものでもないし、やれるわけですよね。
「何故これがやってくれないのか」というふうに思います。

で、その、こういうことが起きても不思議じゃないって思う、このことなんですけれども、
つまり、やっぱり今までの、特にチェルノブイリの経験なんかを見ていれば心配は沢山あって、
じゃあ、それが心配のその通りにね、
チェルノブイリは4年後5年後ですよね、避難が始まったのは。
で、「ホラ、言ってたのにそうなったじゃないか」っていうことをね、言うっていうことはこれ、
あり得ないですよね。
非常に非人道的なことだと思う
んですよ。

危険かもしれないっていう事が分かっていて、
それに対策を取らずにいて「やっぱり危険だった」って、あり得ない
ですよね。

「危険かもしれない」でもなにも起きなかったらそれで良いけれども、
起きちゃった時に{どうするんですか!?」っていう、
そういう思いがするんですよね。

で、本当に、あの…申し訳ないというか、
こんな事態になっている根本的なところに、これが安全だといっている人たちがいて、
それを基に全ての政策が進んでいるわけですよね。

その安全だといっている大本は、広島長崎の疫学調査ですね、
ですけれども、これは非常に被ばく医療の権威の先生達も、
エビデンス(証拠)レベルが低いといっているわけです。
そのエビデンスレベルが低いものに基づいて、「安全だ」と言い切るということは、
普通には、私たちの仕事ではあり得ない
ですよね。

臨床医って、言いきれないんですよ。
分かっているようで分かっていない事だらけで、常に「えぇ~?」っていうことがあって、
そういう中で、エビデンスレベルの低い広島・長崎のいっかいのことで、
「安全だ」といっているということ自体が、普通におかしいと言わざるを得ないというふうに思っています。


多発のう胞

“多発のう胞”の事を言われていますけれども、
私たちは“のう胞”という事を聞くと基本的には“良性”って思います。
で、あんまり気にしないんですけれども、

それが多発で、ちょっと画像を見ていないし、私は全然専門家じゃないから
お門違いの事を申し上げるかもしれませんけれども、

診た先生たちが「何だろう?」といっているということがあるんですよね。
その、「何だろう?」ということがあったら、普通はちょっとわからなかったら、
エコー検査にしてもまずは3か月後とかですね、どんどん変化しちゃうかもしれないから。
で、それが3か月で大丈夫だったら、じゃあ「次は半年ね」って言います。
それも大丈夫だったら、ゆっくりなスピードだから
「次は一年ね」というふうにフォローアップを、普通はするものですね。

で、こういうことが起きている訳でして、
なんで2年に一遍なのか?」ということです。

しかもですね、チェルノブイリでは、
この前菅谷先生の講演会に行きましたら、
チェルノブイリではいまだに半年とか一年ごとにエコー検査をやっているらしくて、
「なんでそんなにやっているんだ?」って菅谷先生が聞いたら、
「日本の医者がそうしろって言ったからだ」と。


で「なぜ日本では2年に一遍なのか」というのが全く分からない訳ですよね。

本当に普通の事はやって欲しいと私は思います。
あと私は、千葉で保養プロジェクトに参加していて、
最近保養プロジェクトが終わったんですけれども、
退避の問題をちょっとお話したいんですが、
退避者の困難性ということで、1年前から千葉で保養プロジェクトを細々とやっているんです。

1年前にやられて避難された方がいるんですね。房総に。
ところがその方が非常にきつくなって、「戻りたい」という話もされていたりして、
本当に厳しい状況と、後、個人でこの事をやるということが非常に困難だなというふうに、
福島の人の話を聞くたびに思うんですね。

やっぱりこれは「安全ではない」ということをはっきりさせないと、その先に行けない。
「安全だ」っていう事を証明できないと思います
なんと言ってもあるのはエビデンスレベルの低い疫学調査、
広島・長崎の疫学調査だけで、
これは長期にわたる低線量の被ばくには向いていない訳だと思うんですね。

それでその「安全ではない」という事を言わなければならないのは、本当に医師の役割なんですけれども、
それが果たせてないということに対しては本当に、どうしたらいいのか分からないけれども、
多くの医者がうれいていることも私は申し上げておきたいと思います。

私の病院でもそうですし、
いろいろとメーリングリストで出来た仲間もそう思っていて、
「どうしたらいいのか」というふうに思っています。

避難が困難であるということも、重々分かってはいるけれども、
でもやっぱり「安全でない」という事を何回でも言わなければならないということだと思います。

そして、なんですか、今年の大河ドラマで福島の「ならぬものはならぬ」と言うのが…

そうなんですよ、「ならぬものはならぬ」と、
やっぱり言わなければならないのが今の福島の現状だというふうに思っています。
ですので、この避難の問題ですね、

「今からでも遅くない」というふうに思いますし、
ありとあらゆる人がとにかくその「子どもの命というのは未来」な訳です。私たちの。
これを守るために本当に一つになって行動したいと。
出来る事はしたいと。

本当はこういう所に来るのは、非常に恐縮したんですけれども、
やっぱり、これが私のできる事ならしたいという思いで、今日参加しました。
この・・・
裁判所が信じられない。
本当に信じられないけれども、
裁判官の方にも訴えたいです。本当に子どもの命を守ることにつくして欲しいと、
その事一点でやって欲しいと、
私たちも本当に申し訳ない、福島で医師は悪魔と言われていると、
最もだと思いますが、そうではないという所で頑張ってやっていきたいと思います。

この避難のことに関してもやれる事を各、各々の場所で、
医師としてやっていきたいというふうに思っています。


42:05



http://youtu.be/3jA6pVJJT4Q?t=42m15s

42:15~
健康は人間の基本的な備え:宗教者として非難や疎開を考える
大河内秀人さん 宗教者 原子力行政を問い直す宗教者の会


双葉町長を守ろう
瀬戸大作さん パルシステム命結(ぬちゆい)




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ほんとにいつもありがとうございます。

重要度の高いものを,いつも迅速に文字起こししていただいていて,感謝しております。