「もともと原因を作った人たちのもとへ、何兆という税金が流れ込んでいくという構図が 福島県では今進んでいきつつある」2/12松井英介医師(文字起こし)

2013年2月12日(火)
東京都千代田区参議院議員会館
「震災がれき広域処理最終決着に向けた全国交流集会」

■主催 326政府交渉ネット
■詳細 http://gareki326.jimdo.com/


20130212松井12

動画↓
http://youtu.be/TLQpKBvQgyo?t=1h9m18s

1:09:30~

松井英介:
みなさんこんにちは。松井英介と申します。
呼吸器の病気の、特に肺がんの患者さんとのお付き合いの長い医者です。

この間、福島各地をずーっと回ってですね、
先週、先々週も、特に双葉町の方々が避難なさっているところを6か所。
茨城のつくばも含めて、それから埼玉の加須を含めてずっと回ってきました。
そしていろいろな実態をこの間ひしひしと感じているところなんですけれども、

3日前に京都で聞いた話は、
京都に避難した若いお母さんたちが、医者達と連絡を取ってネットワークを作っているんですが、
そこで出た話はですね、
「大阪がどんどんがれきを受け入れて燃やしている」と、
そこで「再避難を考えないといけない」という事が真剣に議論をされている。
福島の人が本当に困ってですね、汚染の少ないところへ移り住んだのに、
そこが新たな汚染源にに汚染されるという問題になっているという、これは全国各地そうだと思うんです。
岐阜市はかなり早い時期に私たちが運動して(がれきの)受け入れを止めたんですけれども、
そういう止めたところは沢山あると思いますが、まだ続けているところがあると。

それからもう1点は、
福島県内のお話が今出ましたけれども、
これは大変な問題が今起こっていて

IAEA、ご存じだと思いますが、原発推進の国際組織。国際機関ですけれども、
JAEAという、IAEAの日本版がですね、福島県で今大活躍をして、
彼らのところに来た、いわゆる汚染物の処理に関しては、
鹿島、大林組、そして大成建設というところに丸投げをしているという話を聞いております。
で、鹿島はどういうゼネコンか?と言うと、原発24基を手掛けた。
大林組は11基。大成は10基というふうにして、
もともと原因を作った人たちのもとへ、また何兆という金が、税金が流れ込んでいくという構図が、
福島県では今進んでいきつつある
と。
ここもやっぱり忘れてはならない。
これはおそらく環境省ではなくて、別のルートでそこに行っているという事だと思うんですね。
これも非常に重大な問題だと思うんです。

20130212松井11

もうひとつは、
この汚染の程度はどの程度か?と言う事で、いろいろとベクレル・シーベルトが出てまいりますが、
今問題にしているのはほとんどセシウムなんですけれども、
これに関してはストロンチウム、これは国のデータとしても関東圏にもかなり出ている。
ストロンチウム90ですね。
これはセシウムと半減期、物理半減期はよく似ていて、近い、30年位のものなんですが、
身体の中に入ると出ていかない。
特に骨と歯ですね。

で、子どもたち、成長の早い子どもたちの受ける影響というのは非常に強い。
20年、30年、50年出ていかないという、どんどん蓄積をするという核種。
これについてやはりきちっと我々も要求して、「データを出せ」と、
「捜査をしているのかしていないのか?」
「どの程度細かいメッシュでやっているのか?」
「土の調査、あるいは大気、水、どうなっているのか?」というところはやっぱりやらせる必要がある。

プルトニウム239という、こいつは人類がつくりだした最強の毒物と言われていますが、
これについても関東圏に広く来ております。

関東圏にも来ております。
これの実態も正確に出させると、
「データをもっているのか持っていないのか?」
環境省はおそらく「持っていない」というんですが、
じゃあ、「どこが持っているのか?文部科学省なのか?」ということも問題だと思います。

それらのデータを全部ひっくるめて健康影響を考える。
特に内部に入ってきた、それらの小さな粒が内部に入ってきた時に、
至近距離、殆ど距離のないところから周りの細胞を、
特にDNA、核内DNAに傷を付けていくと。

で、水の分子の切断の問題もあります。
いわゆるバイスタンダー効果というものをもって、我々の身体は7割が水ですから、
水が切断された時に様々な有害なラジカルが出てくる。
このラジカルがDNAを攻撃すると。いう事で、
特にアルファ核種、ベータ核種は問題なんですが、
今問題な、皆さんが関心があるのがいわゆる岐阜の核融合研究所だと思います。
これが、一番問題になるのが、時間がありませんからはしょりますけれども、
中性子線とトリチウム、三重水素。
三重水素というのはなにか?と言うと、水素ですから水の分子の一角を占める事がある。
飲み水の中にも入ってくる訳ですね。
これはベータ線を出します。
β核種、高速で飛ぶ電子。
身体の中に入ってきた時に周りの細胞にかなり強力な影響を与える。
半減期、物理半減期は12.6年と言われておりますが、結構長い間環境中に存在する。
これは気体です。
他にもゼノンとかキセノンとかアクロンとかクリプトンとかという格好の、
ウラン235が分裂した時に出来てくる核種の中に気体になるものがあります。
この気体になるものというのは普通の原発でもですね、常に外に出している。
通常の時点でも周囲の環境に汚染をもたらしている。
ここもやっぱり考えておかなければいけないので、
これは単なる核融合、次のステップ。
次に彼らが考えている次の発電システムとはまたその前の問題としてもですね、
気体になったウランの核分裂生成物。
これには絶対に目を光らせておかないといけないという事だと思うんですね。
特にその中でトリチウム、三重水素。
これは非常に重要な位置にある。

ですから最後になりますけれども、時間がありませんので、
今一番の問題はそういう点で、土壌中、あるいは空気中、水の中のさまざまな核種について、
あるいは食べ物についてもね、セシウムの基準値しか日本の政府は定めておりませんが、
「それはダメなんだ」とベラルーシの大使もこの間言っておりました。
「全ての核種について調べる、と何回も日本の政府に申し上げてきました」
という事を言っておられましたけれども、
ベラルーシ、あるいはウクライナ、旧ソビエトではそれが調査されて
食べ物についても非常に丹念な調査がなされているというところが問題だろうと思います。

そして最後一言だけ申しておきたいんですけれども、
福島の人達がこれからコミニティーを壊さず家庭の中の人間関係も壊さずに生きていくかという時に、
一番大事なのは、汚染の少ないところにその地域で移り住む。
そこへ移り住んで仕事が出来る。
東雲(しののめ)でもこの間すでに孤独死の方が見つかりました。
1400人ぐらいが避難なさっている。
その中の男の方ですけれども、見つかって、
1ヶ月ぐらい経ってから家族が「おかしい」と言って調べて初めて分かった。
それ以外にもいろいろな、本当に辛い辛い話しがいっぱいあるんですね。
ですから火がついているから、火がついたところのところをまず考えてほしいと福島の人は言っている訳です。

そこのところを、この場でもぜひ議論して、これからのいろいろな方向性を作って頂きたい。
一緒につくっていきたいと思っています。ちょっと長くなりましたが、どうもありがとうございます。


ーーー



バイスタンダー効果(Bystander Effect)
「直接電離放射線(以下において放射線と表記)を照射された細胞だけでなく、
それが周りの細胞にも伝わり、放射線照射の影響が出る」という現象である。
バイスタンダーとは、傍観者(bystander)の意味である。

ラジカル(radical)
不対電子をもつ原子や分子、あるいはイオンのことを指す。
フリーラジカルまたは遊離基(ゆうりき)とも呼ばれる。


原発避難の男性孤独死 東雲住宅、死後1カ月
東京新聞 2013年1月31日 夕刊

東京電力福島第一原発事故で、
東京都江東区の国家公務員宿舎「東雲(しののめ)住宅」に自主避難した福島県郡山市の無職男性(49)が
孤独死していたことが三十一日、都などへの取材で分かった。
死後一カ月程度たっていたとみられ、
区社会福祉協議会は単身で避難してきた約三百世帯を対象に戸別訪問の強化を始めた。

都都営住宅経営部によると、男性は
「居住地の放射線量が高い」として2011年11月に東雲住宅に単身で自主避難した。
昨年12月初旬に郵便物を預かった管理人が、男性と連絡が取れないため、
同月末、都住宅供給公社を通じ、福島県に住む男性の両親に通報した。

今年1月5日に両親や警察官が鍵を壊して部屋に入り、倒れている男性を確認した。
死因は心疾患とみられる。

東雲住宅は都内で最も多い東日本大震災の被災者が避難しており、
昨年末で585世帯1169人が入居している。

区社協や住民の自治組織が見守り活動を重ねてきたが、
「一回の訪問で会えるのは二割程度。戸別訪問を重ねないとなかなか面会できない」と
区社協の磯村茂ボランティアセンター所長は話す。

男性の孤独死を受け、東雲住宅の避難世帯の約半数に当たる単身の三百世帯を中心に、
巡回チームの人数を増やすなどして月一回程度訪問し、安否確認できるようにする。

東雲住宅では、11年5月に40代半ばの男性が死亡し、二日間発見されなかった。




ーーー


「がれきの広域化はもう、破たんした」2/12青木泰氏(文字起こし)

<なぜ燃やすの?環境省>
8000ベクレルを超える指定廃棄物を燃やす焼却施設建設着工・中断“鮫川村”
&森林除染木材でバイオマス発電“塙町”326政府交渉ネット2/12(文字起こし)




松井英介医師の講演
1.「低レベル」放射線 内部被ばくによる健康障害・松井英介氏(医師)
栃木県宇都宮市8/28(講演内容書き出し)


2.「低レベル」放射線 内部被ばくによる健康障害・松井英介氏(医師)
栃木県宇都宮市8/28(講演内容書き出し)


3.「低レベル」放射線 内部被ばくによる健康障害・松井英介氏(医師)
栃木県宇都宮市8/28(講演内容書き出し)


4完.「低レベル」放射線 内部被ばくによる健康障害・松井英介氏(医師)
栃木県宇都宮市8/28(講演内容書き出し)




松井英介氏(医師)「内部被ばくの問題」
市民と科学者の内部被曝問題研究会・第一回総会シンポジウム4/22(動画・内容書き出し)





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震災で儲ける人達

こんにちは。

松井先生の発言「これはおそらく環境省ではなくて、別のルートでそこに行っているという事だと思うんですね。
これも非常に重大な問題だと思うんです。」
意味深な発言ですね。

いつもはっきり言い切る松井先生が、このように言葉を濁すのは、はっきりどこ(の組織)と言うと、
自分と家族の身に危険が及ぶという事でしょうか?

今回、創価学会と公明党が、がれきの広域処理を猛烈に後押ししていましたが、
がれきの拡散がどれだけ危険な事かは、少し調べれば分かる事です。
東大を蹴って創価大学に入る人頭の良い人も多数おられるようですので、分からない訳はありません。

被災地の除染でも 大手ゼネコンがボロ儲けしているようですが、除染よりも避難の方が正解なのは、
福島県の子供たちの甲状腺癌問題をみれば明らかです。
庶民を救うはずの創価学会の動き(避難の訴え)がないのが不思議です。

大手ゼネコンや 日産コンテェルンの鮎川家(同族企業に日立製作所)や 在日・同和系産廃業者と大の仲良しという噂の創価学会ですが、環境省ではなく、別のルートと言うと、公共事業を多く手がける国土交通省が思いつきますが、国交省大臣は定番の公明党の方ですね。

大阪府市エネルギー戦略会議の古賀さんと飯田さんも 創価学会に選挙協力を取り付けた橋下さんに完全に利用されましたね。
http://www.youtube.com/watch?v=8DIQWA-KSp4

ベンジャミンフルフォードさんの話では、東日本の震災で、創価学会が行った寄付は数千万円との事ですが、
組織保有の資産が十数兆円と言われているだけあって、さすがの太っ腹です。
久米宏さんは2億円寄付したそうですから、その十分の一ぐらいでしょうか?

犬の世帯主と黒人の長男CMということで、差別対象(犬は侮辱の象徴で黒人は差別の象徴)で日本人を軽蔑している孫さんですら 100億円の寄付をしていただいていますので、数千万円の寄付は太っ腹です。

公明党は学会員の目がありますので、原発再稼働を声高には訴えていませんが、当然、庶民の味方の正当であれば、真っ先に猛反対するはずです。
しかしどうも再稼働には賛成のようです。

学会員の方々は、色々と考えるいい機会かもしれません。
トップの方の家庭は、不幸(次男が20代の若さで死亡や長男に障害児が生まれ離婚もされたと噂 本人も生きているのか死んでいるのか)が満載のようですし。
http://blog.goo.ne.jp/sithux7/e/6ba26bf33ec389a743a3a4ac4f285388

No title

きーこ様いつも貴重な書き起こしありがとうございます。
松井先生のトリチウムが危険、他の核種も調べなくてはいけないという話、嬉しく読みました。
それは、私の気になっているところだったのです。
そういうことを言っている人をあまり知らなくて、なんだか寂しい気持ちで居ましたが、松井先生がおっしゃっていると知り、心強くなりました。
それにしても、被災地の子供たちも助けないで、ゼネコンに何兆円も行く政策ばかりが推進される。
というのは、私の頭ではどう理解して良いか分かりません。
為政者は何をを考えているのでしょうか?まっこと不思議です。