2013年2月20日(水)
「原発事故こども被災者支援法」の具体的施策を求める院内集会
http://www.ustream.tv/recorded/29419987←動画
「 そうすると、もうすでに50人ぐらい甲状腺がんが出ている可能性がある」2/20
井戸弁護士→環境省→山田医師
環境省放射線健康管理担当管理官 やまぐちさん
環境省 環境局除染チーム もりしたさん
01:11:45
文字起こしの部分の動画

山田さん:
わたくし、関東から早い時期に、ホットスポットと言われました千葉県柏市から
家族で京都市の方に移住しました山田と申します。
皆様、特にですね、環境省の方、文部科学省の方、厚労省の方にお聞きしたいんですけれども、
福島県はもちろんなんですけれども、
たとえば柏市、あるいは首都圏で、その汚染の状況をどのくらい把握していらっしゃるのか?ということを、
非常に地元に住む者として知りたいんですね。
現在、東葛地域あるいは首都圏が
チェルノブイリにおける法的汚染区域では、何区分に入る地域がどれ位あるかご存知でしょうか?
答えて下さい。
司会:
環境省の方ですかね?お答えいただけますか?
誰かお答えいただける方はいらっしゃいますか?

環境省除染チーム もりしたさん:
あのすみません、環境省で除染の担当者しています。
あの、今日具体的なデータをもってきている訳ではありませんけれども、
あのー、えっと、それぞれですね、どれぐらいというゴニョゴニョで除染が進んでいるか?
そのために計画を出したおりますので、あの計画をするんで、
具体的なデータはもっておるんですけれども、えー、ゴニョゴニョ
で、チェルノブイリの関係で、あの、ゴニョましたけれども、チェルノブイリ自身がですね、
どういうその値ランクになっていて、それを日本でもゴニョゴニョそれによっては調査はゴニョておりません。
(※「ゴニョゴニョ」何度聞いてもよく聞き取れなかった部分)
司会:
ご存じないみたいですね、
78ページ、お手元のですね、資料をご覧ください。
これは沢山の一般が出している情報です。

ー:
消費?研究所です、これは。
2011年の夏までの調査です。
それで、水元公園、葛飾区ですね。
2011年秋の住民調査によりますと、これは新聞にも発表されましたけれども、
チェルノブイリの第一区分の重要な値が出ています。
「直ちに強制避難、立ち入り禁止」の10倍です。
そういう値が出ております。
司会:
で、環境省さんのホームページに、除染担当の方であれば、
緊急重点除染区域という値がでていますが、それが0.23マイクロシーベルト以上という事で、
八千代市とか取手市とか東葛エリアが全部入っているんですね。
それは、チェルノブイリの基準で言えば「移住権利区域」の値なんですね。
という事なので、多分、環境省自ら調査された事なのでご存じだと思います。
山田さん続いてお願いいたします。
山田:
わたくしがもう一遍お聞きしたいのはですね、
この地域の汚染というものも、本当に国のみなさんが「これは間違いないです」と、
どこまで分かっていらっしゃるのかな?という事が知りたいんですけれども、
すみません、ちょっと例として柏市の例を一つ上げさせていただきます。
こちらご存知ですよね、文部科学省の方の航空機モニタリングというものでシーベルトではありません。
ベクレルで測った汚染のマップです。

ちょっとすみません、お手元になくて申し訳ないんですけれども、
この中で柏市の例だけちょっと上げさせていただきます。
柏市はこのブルーのところです。
航空機モニタリングでは、このブルーの部分、
平方メートル当たり、6万ベクレルから10万ベクレルというふうに
航空機モニタリングでは一様に当てておりますが、
あの、覚えていらっしゃると思うんですけれども、環境省の方、文部科学省の方、
柏市北部の高野台で非常に高線量地が見つかりました。
そこはどれぐらい、
ま、環境省さんと文部科学省さん両方調査なさったと思うんですけれども、
どういう結果が出たか?覚えていらっしゃいましたら答えて下さい。
環境省除染チーム もりしたさん:
今日は、あのー具体的なデータをもってきているわけではありませんので、
あの、いま、いまはゴニョゴニョです。
山田さん:
最初は20何万ベクレルという結果が出たんですけれども、
最高では60万ベクレルのところが出たという事でした。
航空機モニタリングではそういうデータは反映されません。
もちろんここがホットスポットだ、マイクロスポットだというご意見はあるでしょう。
しかしですね、この汚染マップが出る前に、柏市については要請をしまして、環境省の方に。
もっと詳しい地域の汚染地図を出したんです。
でも今は見れなくなっています。
そこには血塗られたような真っ赤な地点がいっぱいありました。
もっともっと汚染されているところが表現されていたんです。
それが表現されなくなっています。
「一様に同じ汚染である」としか、情報が今発表されていません。
これがですね、ちょっとこれも、すみません、お手元に資料がなくて申し訳ないんですけれども、
首都圏ですね、23区をはじめとした。
さまざまな地域、これブルーです。
全てブルー!
これはですね、これは、すみません、ベクレルの話しをさせていただきたいんですけれども、
1万ベクレル以下という事で、統一してデータが発表されているんですね。
本当にそうなんでしょうか?
国の方は、市民や市民団体がシーベルト+ベクレルで調査をしましても、
「国のデータではないのでそう言ったものは受け入れられない」とおっしゃるんですね。
でも、市民や、あるいは市民団体が、もう本当に苦労して、
たとえばですね、常総生協さんが1キロメッシュで市民とともにプロジェクトを立てまして、
市民と一緒に土壌調査をしました。
そんな事までして、「どの位地域が汚染されているのか?」という事を調査しています。
もう震災から2年近くたっています。
やろうと思えばできた筈です。
なぜなら、そういったツールをもっていらっしゃるでしょ?
だって、柏市も水戸もベクレルの値を調査しているのは、文科省や環境省です。
やろうと思えばシーベルトだけではなく、
大地、セシウムのまとめ合わせてどれぐらいか調べる事が出来る筈です。
それを航空機モニタリング、それだけで一様に「これが汚染の全てです」と言っています。
それで本当に国民の命が守れるんですか?
この地図、もしかしたら環境省の方はお持ちかもしれないんですけど、
あ、環境省だけじゃないですね。
この、市民と言いますか、一般の方の調査として非常に有名なのは、
早川由紀夫先生の汚染マップですね。

これとですね、こちらはチェルノブイリの汚染区域です。
このピンクと赤の部分を見て下さい。
似通っています。
チェルノブイリと同じように汚染されているところが、福島以外の地域にもあるという事です。
この地域でどういう事が起こっているか?
甲状腺がんその他いろいろな病気が発生しているという、そういったデータはご存知かと思います。
それが福島県の・・・
一部なんですけれども、辛いお話ですが、東日本もそういった汚染にさらされているということを
本当にご存じなんでしょうか?
航空機モニタリングだけで国民の命を守れると思っているんでしょうか?
わたくしはそれを強く申し上げたいです。
何度言っても変わりません。
「国のデータでなければ受け入れない」
「ああ、そうですか」
それだけです。
手間暇かけて国民とプロジェクトをして、
たとえ数カ所でもいいから地域の土壌汚染を徹底的に調べて下さい。
地域の住民は知っています。
「どこにどれだけの汚染があるのか」という事を熟知しています。
そういった意見も聞かずに汚染の具合を航空機モニタリングだけで基準を決めるのは、
支援法の支援対象地域を決めるのは止めて下さい。
以上です。
01:20:52
航空機モニタリング(文部科学省)

チェルノブイリとの比較マップ(早川由紀夫氏)

ーーーー
前列に座っている省庁側が
子ども被災者支援法についての話し合いの席に「具体的なデータをもってきていない」という。
このような対応の仕方にちょっと驚き!
「原発事故こども被災者支援法」の具体的施策を求める院内集会
http://www.ustream.tv/recorded/29419987←動画
「 そうすると、もうすでに50人ぐらい甲状腺がんが出ている可能性がある」2/20
井戸弁護士→環境省→山田医師
環境省放射線健康管理担当管理官 やまぐちさん
環境省 環境局除染チーム もりしたさん
01:11:45
文字起こしの部分の動画

山田さん:
わたくし、関東から早い時期に、ホットスポットと言われました千葉県柏市から
家族で京都市の方に移住しました山田と申します。
皆様、特にですね、環境省の方、文部科学省の方、厚労省の方にお聞きしたいんですけれども、
福島県はもちろんなんですけれども、
たとえば柏市、あるいは首都圏で、その汚染の状況をどのくらい把握していらっしゃるのか?ということを、
非常に地元に住む者として知りたいんですね。
現在、東葛地域あるいは首都圏が
チェルノブイリにおける法的汚染区域では、何区分に入る地域がどれ位あるかご存知でしょうか?
答えて下さい。
司会:
環境省の方ですかね?お答えいただけますか?
誰かお答えいただける方はいらっしゃいますか?

環境省除染チーム もりしたさん:
あのすみません、環境省で除染の担当者しています。
あの、今日具体的なデータをもってきている訳ではありませんけれども、
あのー、えっと、それぞれですね、どれぐらいというゴニョゴニョで除染が進んでいるか?
そのために計画を出したおりますので、あの計画をするんで、
具体的なデータはもっておるんですけれども、えー、ゴニョゴニョ
で、チェルノブイリの関係で、あの、ゴニョましたけれども、チェルノブイリ自身がですね、
どういうその値ランクになっていて、それを日本でもゴニョゴニョそれによっては調査はゴニョておりません。
(※「ゴニョゴニョ」何度聞いてもよく聞き取れなかった部分)
司会:
ご存じないみたいですね、
78ページ、お手元のですね、資料をご覧ください。
これは沢山の一般が出している情報です。

ー:
消費?研究所です、これは。
2011年の夏までの調査です。
それで、水元公園、葛飾区ですね。
2011年秋の住民調査によりますと、これは新聞にも発表されましたけれども、
チェルノブイリの第一区分の重要な値が出ています。
「直ちに強制避難、立ち入り禁止」の10倍です。
そういう値が出ております。
司会:
で、環境省さんのホームページに、除染担当の方であれば、
緊急重点除染区域という値がでていますが、それが0.23マイクロシーベルト以上という事で、
八千代市とか取手市とか東葛エリアが全部入っているんですね。
それは、チェルノブイリの基準で言えば「移住権利区域」の値なんですね。
という事なので、多分、環境省自ら調査された事なのでご存じだと思います。
山田さん続いてお願いいたします。
山田:
わたくしがもう一遍お聞きしたいのはですね、
この地域の汚染というものも、本当に国のみなさんが「これは間違いないです」と、
どこまで分かっていらっしゃるのかな?という事が知りたいんですけれども、
すみません、ちょっと例として柏市の例を一つ上げさせていただきます。
こちらご存知ですよね、文部科学省の方の航空機モニタリングというものでシーベルトではありません。
ベクレルで測った汚染のマップです。

ちょっとすみません、お手元になくて申し訳ないんですけれども、
この中で柏市の例だけちょっと上げさせていただきます。
柏市はこのブルーのところです。
航空機モニタリングでは、このブルーの部分、
平方メートル当たり、6万ベクレルから10万ベクレルというふうに
航空機モニタリングでは一様に当てておりますが、
あの、覚えていらっしゃると思うんですけれども、環境省の方、文部科学省の方、
柏市北部の高野台で非常に高線量地が見つかりました。
そこはどれぐらい、
ま、環境省さんと文部科学省さん両方調査なさったと思うんですけれども、
どういう結果が出たか?覚えていらっしゃいましたら答えて下さい。
環境省除染チーム もりしたさん:
今日は、あのー具体的なデータをもってきているわけではありませんので、
あの、いま、いまはゴニョゴニョです。
山田さん:
最初は20何万ベクレルという結果が出たんですけれども、
最高では60万ベクレルのところが出たという事でした。
航空機モニタリングではそういうデータは反映されません。
もちろんここがホットスポットだ、マイクロスポットだというご意見はあるでしょう。
しかしですね、この汚染マップが出る前に、柏市については要請をしまして、環境省の方に。
もっと詳しい地域の汚染地図を出したんです。
でも今は見れなくなっています。
そこには血塗られたような真っ赤な地点がいっぱいありました。
もっともっと汚染されているところが表現されていたんです。
それが表現されなくなっています。
「一様に同じ汚染である」としか、情報が今発表されていません。
これがですね、ちょっとこれも、すみません、お手元に資料がなくて申し訳ないんですけれども、
首都圏ですね、23区をはじめとした。
さまざまな地域、これブルーです。
全てブルー!
これはですね、これは、すみません、ベクレルの話しをさせていただきたいんですけれども、
1万ベクレル以下という事で、統一してデータが発表されているんですね。
本当にそうなんでしょうか?
国の方は、市民や市民団体がシーベルト+ベクレルで調査をしましても、
「国のデータではないのでそう言ったものは受け入れられない」とおっしゃるんですね。
でも、市民や、あるいは市民団体が、もう本当に苦労して、
たとえばですね、常総生協さんが1キロメッシュで市民とともにプロジェクトを立てまして、
市民と一緒に土壌調査をしました。
そんな事までして、「どの位地域が汚染されているのか?」という事を調査しています。
もう震災から2年近くたっています。
やろうと思えばできた筈です。
なぜなら、そういったツールをもっていらっしゃるでしょ?
だって、柏市も水戸もベクレルの値を調査しているのは、文科省や環境省です。
やろうと思えばシーベルトだけではなく、
大地、セシウムのまとめ合わせてどれぐらいか調べる事が出来る筈です。
それを航空機モニタリング、それだけで一様に「これが汚染の全てです」と言っています。
それで本当に国民の命が守れるんですか?
この地図、もしかしたら環境省の方はお持ちかもしれないんですけど、
あ、環境省だけじゃないですね。
この、市民と言いますか、一般の方の調査として非常に有名なのは、
早川由紀夫先生の汚染マップですね。

これとですね、こちらはチェルノブイリの汚染区域です。
このピンクと赤の部分を見て下さい。
似通っています。
チェルノブイリと同じように汚染されているところが、福島以外の地域にもあるという事です。
この地域でどういう事が起こっているか?
甲状腺がんその他いろいろな病気が発生しているという、そういったデータはご存知かと思います。
それが福島県の・・・
一部なんですけれども、辛いお話ですが、東日本もそういった汚染にさらされているということを
本当にご存じなんでしょうか?
航空機モニタリングだけで国民の命を守れると思っているんでしょうか?
わたくしはそれを強く申し上げたいです。
何度言っても変わりません。
「国のデータでなければ受け入れない」
「ああ、そうですか」
それだけです。
手間暇かけて国民とプロジェクトをして、
たとえ数カ所でもいいから地域の土壌汚染を徹底的に調べて下さい。
地域の住民は知っています。
「どこにどれだけの汚染があるのか」という事を熟知しています。
そういった意見も聞かずに汚染の具合を航空機モニタリングだけで基準を決めるのは、
支援法の支援対象地域を決めるのは止めて下さい。
以上です。
01:20:52
航空機モニタリング(文部科学省)

チェルノブイリとの比較マップ(早川由紀夫氏)

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前列に座っている省庁側が
子ども被災者支援法についての話し合いの席に「具体的なデータをもってきていない」という。
このような対応の仕方にちょっと驚き!
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