小学校の出前授業「みんなはポテチ好き?ポテトチップスにも自然放射能が沢山あるよ」いわきのママ達2/19(内容書き出し)

NHKスペシャル シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばくを観る会
2013年2月19日



11:00

今の学校の対応について自分の経験した事をちょっとここで話しさせて下さい。
まず、うちには中学生と小学生と幼稚園児の子どもがいるんですが、
小学校5年生の子どもは、私が先生や学校に問い合わせたりとか、自分が をすごく嫌がります。
なので、私もこの1年間、2年間ぐらいは静観ではないですけれども
先生と連絡帳でやりとりをしたりという事はあったんですが、

つい先日、一番末っ子の入学説明会があったので、
質疑応答の時に、除染の事ですとか、不安に思う保護者の、
「なにを不安に思っているのか」というのを学校に把握していただくためにも
「無記名でアンケートを取って頂けないか」、という事を聞いてみました。
その時には質疑応答の場なので、沢山の保護者の方々がいらしたんですけれども、
「除染についてはしで対応してもらう」ということでした。
この市で対応という事は私たちはその時よりももっと前から好調先生に問い合わせをしていたんですけれど、
いつも同じ答えで、
「市で対応している」
「市で順番に除染をする事になっているので、うちの学校のこの程度の汚染では最後の方になると思う」
みたいなことでした。
市で除染の適応をする数値というのは0.23マイクロシーベルトなんですけれども、
0.23を超える場所は鉄棒のしたですとか、子どもが遊びそうな所にありました。
そのことも問いかけました。
ですが、学校の対応は私の問いかけに関しましては、全部「市で対応する」という答え。
何でもそうなんです。
プールに関しても、給食に関しても、学校独自の対応はしない。ということで、
「給食も不安ならば食べさせなくてもいいですよ」
「心配ならマスクもして来て下さい」
「外遊びもさせたくないならしなくてもいいです」という個別の対応はしているので充分だ。
という答えをいつも貰います。
それでは、みんなが遊んでいる中孤立してしまう子どもが出てくると思うので、
平等に子どもを大人が守るという事をそれを提案したかったんですけれども、
先ず危険度の違いが校長と私が全く違うので、何を言っても分かりあえる事が出来なくて、
それで、その質疑応答で納得できなかったので、電話で問い合わせたりしました。

そうすると私個人での会話になるとまたちょっと対応が違ってきて、
「集まる場所が線量が高いから近づかないという事は指導するまでもなく子どもたちはもう分かっている」
「副読本で指導がもう済んでいる」と、
「だから、そんな当たり前のことを学校ではしない」というような事を言われました。

それで、アンケートの事についてもまた伺ったんですが、
手をあげられない保護者というのはうちの学校ではいない」と、
私の周りには沢山いるんです。
それも伝えました。
「現実にいます」と。
「それでもそういうお母さんたちは、連絡帳で直接私のところに声をあげてくれているので、
私はしっかり声を知っている」という答えでした。
で、そんなに心配ならば、放射能の出前授業があるから、その時に講師の先生に質問して下さいと、


それで、昨日、その出前授業があって、京都大学から女性の講師の方をお呼びして、
私は質問が最後に出来るという事で、文科省が発表した副読本をコピーして
「これで指導して大丈夫と言っていますが本当に大丈夫なのか?」という事を伺ったんですが、

その授業の内容が、
放射性物質と放射線、放射能の違いからはじまって、
その講師の最初に出た言葉が、
放射線がそこにある事が問題ではない」とさらっと言いました。
それで子どもが  ようにシャワーにたとえました。
「シャワーは適度な水圧で、適度な温度で浴びれば気持ちがいいでしょ、」
「でも、それがうんちやおしっこだったら気持ちがわるいよね」って。(泣)
子どもたちは笑いながら「やだね」って。

自然放射能の話にもなって、
「みんなはポテトチップス好き?」
「ポテトチップスにも自然放射能が沢山あるよ」って、

低線量の影響が分からないのは何故か?
「怪我して血が出ても、ちょっとの怪我だったら血がずっとずっと流れて、それで死ぬ人はいないよね」

あと、低線量の影響が分からないのは、
「誰も実験台にはなりたくないから、低線量被ばくの影響は分からないんだよ」
「5年から10年後にはわかると言われています」と、

「世界のどこかの人は100ミリシーベルト年間受けている人もいるけれど、みんな元気です」
「ジャガイモの芽が出ないようにガンマ線を当てています。
「病院のガーゼを滅菌するのにもガンマ線が使われています」

ここでクイズが出ました。
私たちの暮らしに放射線は役に立ちますか?
1.害になるだけ
2.役立つ
正解は2番です。

6問あって、そのようなクイズを出されて、
点数が高かったチームが表彰状を渡されて、先生に褒められていました。

そこで を見てもらって、と思いましたけれども、
私は、想像以上の授業だったので、自分の書いたアンケートを渡して、その場から立ち去りました。
感情的に子どもの前で質問してしまいそうになったのと、
それが自分の子どもに  になってしまうので、そのまま帰ってきました。

これは学校での一つのシーンですが、
国とか県とか市の対応の縮図です。

こういう現実があるという事をもっともっと沢山の人に知ってもらいたいです。
ありがとうございました。


21:12
今の話しを聞いて、
やっぱりひとりひとり考え方、捉え方が違うなってすごい思うんですね。
そこに本当に子ども騙しというか、ポテトチップスを出した事が
「じゃあそのジャガイモが、本当に安全な食べ物なのか?」を検証もせずに行っている事自体、
そこが子ども的なところからやられてしまうので本当に話にならないと思うんですね。
そこを変えていかなければならないのはやっぱり大人だと思うので、
こういう集まりをやる事によって一つになれると思うので、
お母さんたちで訴えたら何かが変わるという事を信じてやって行ったらいいと思います。


24:02
私は40を過ぎているおばさんなんですけれど、
子どもが小さくて、4歳と小学生の子どもがいます。
今言って下さったのは、実際に小学校で普通にある事です。
真剣に受け止めてみんなと繋がっていけたらいいなと思っています。


25:30
私は一番上の子が小学校5年生で、下に二人いるんですけれども、
一番上の子が保養に行った時に甲状腺の検査を受けさせていただいて、
その時にのう胞が見つかりまして、経過観察というか、 だったんですけれども、
なので、気を付けていたけれどもなんか、周りには気をつけていないお母さんもいたり
それがこういう事で学校でのつながりとか保育園の繋がりでもすごく難しさを感じて、
「あ、言えなかった」みたいな事が多かったんですけれども、
その、のう胞の話とか、のう胞について知らないお母さんたちもいたりして、
知っているからとか、勉強したからとかそういう事ではなく、
少しずつ話していく事によって、今まで気にしていなかったお母さんとかも
「あ、ってなんなの?」とか、
少しずつ「こういう会にも参加したい」って、教えてとか、そういう事を最近感じるようになってきて、
少しでも情報がシェアーできる環境があったらいいなと思っています。


27:40
5歳の息子がいるんですが、今幼稚園とかで、あんまり気にしなくなってきたような雰囲気が出始めて
本当にその中に息子は混じってしまっていて、という空気だったんですけれども、
今日改めて動画を見たりお話を聞いたりして衝撃を受けましたし、
これからやっていかなきゃならない事が沢山あるんだなと思いました。

28:31
気にはしているんですけれど、やっぱりいろんな情報がありますし、
私も当時からそうですけど、今も、
「やっぱりどこの情報が正しいのか分からない」という時がたびたびありますし、
その温度差があるので、私が強く誘っても、
「いや、いわきはもう安全だし、もっと大変なところはいっぱいあるから」というふうに、
順番は一番最後だよというのがあります。

3208
知らない人が沢山いると思うんですが、初期被ばくを沢山受けてしまったという事で、
キチンと対策を行政とかにフォローしていってもらいたいので、
そのためにはまず沢山のお母さんたちに知ってもらって働きかけていくことが大事だと感じました。


33:10
私の周りの環境は放射能に対して私と同じ考え方の方が多いので、
「話せる」という事がとても救いだと思うんですね。
中には、もうそういう事が「話せない」というお母さんも沢山いらっしゃるって
ひそかにいっぱいいらっしゃるっていう事が今の現実で、
放射能に対する事実を共有するという事が大切で、
こういう機会が広まってくれるといいなと思っています。


34:15
3歳の息子を持つ母親です。
先程の小学校での話を聞いて・・・ショックでした。

35:22
小学生の子ども。
子どもたちを守るために前向きに進み、皆さんと力を合わせて

35:45
4歳のむすめと2歳の息子をもつ母です。
NHKスペシャルを最初から見て、
自分の3月11日以降の行動と照らし合わせてみると、
やっぱり私たちは大量にヨウ素を浴びてしまったし、
子どもにも沢山浴びさせてしまったなという、
怒りと悔しさとがいっぱいで何とも言えない気持ちになりました。
で、私も震災後、2年になりますが、やっぱり誰にも話せなかったりして、
ひとりで悩んだ日も多かったんですが、
今日この場に着て同じに悩んでいるお母さんがいるという事がわかって、
「がんばろう」って、ここから頑張ろうっていう気になりました。


36:53
小学生の男の子と幼稚園の女の子がいます。
学校に対してそこまでなにもした事が無かったので、
「そんな対応なんだ」という…。
学校によってとも言いますけれども、結局は市の対応だと思うので、
すごく頑張っているお母さんたちと、形の人が多いと思うんですけど、そこのレベルをあげてあげたいと。
知らないから、というのがあるので、頑張っていけたらと思います。

39:10
これを知ったら「えっ?」って思う人が沢山いると思うんですけれど、
黙っていたらデータだけ取って子どもたちがモルモットにされる可能性があるんですね。
いろんな事に疑問を持ち始めると、やっぱり「みなさん騙されちゃダメだ」って思うんですよ。
私たちは初期被ばくをしたという事実があるので、
いわきの方は励まし合って、どんどん発言して情報を開示して行く事がすごく大事だと思うんです。



ーーー

もうすぐ2年が経ちます。
その中で感覚がマヒしそうになる時もたびたびあります。
そのたびにもう一度言ってみます。
「あの日から世界は変わってしまったんだ」
「放射性物質は私が生きている間無くなる事はないんだ」
「面倒でも出来るだけ避ける努力をしよう」と。
疲れちゃいます。
だけど、今がとても大事だと自分に言い聞かせています。



小学校への放射能の授業。
京都大学にもこのような先生がいらっしゃるんですね…

授業の中で、このように偉い先生に自信たっぷりにお話しされると、
子どもたちは殆ど信じてしまうでしょう。
そして、小さい時に信じてしまった事は大人になってもなかなか変わらないかもしれません。
線量が高い中で生活していくために「不安ではなく安心を」という方向にもっていくのは、
安易で大きな間違いだと思います。

放射能は怖くないというのではなく、
放射能は危険だから、どうやって避けていけばいいのか?
そういう知恵を付けるのが本当なのではないでしょうか?

有無を言わさず授業として全員に受けさせるという事にも問題があると思います。


「放射能はいらない」と、「脱被曝」についてはなかなかまだ声に出しにくい状態が続いています。
けれど事故当初は「原発はいらない」という声をとても出しにくい日々がしばらく続いていました。
でも、いつの間にか「脱原発」と普通に言う事が出来るようになってきています。

今まだ声をあげられない方一人ひとりが繋がっていく可能性を広げる
このような活動にはとても意義があると思います。

「無用な被ばくを避ける」という当り前の権利を大きな声で言える日は必ず来る、そう思います。


(聞き取りにくい部分など、全ては書き出していません)



NHKスペシャル
シリーズ東日本大震災
空白の初期被ばく ~消えたヨウ素131を追う~
2013年1月12日(土)

1-2東日本大震災_空白の初期被ばく~消えたヨウ素 投稿者 gomizeromirai

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No title

この副読本問題はだいぶ前から岩波の科学(雑誌)で触れられていたんで気になっていたのですが、ここまで酷いとは。実は危機感を持っている教師もいるようで、

http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?head=y&isbn=ISBN4-00-500735

こういう有志が作った独自の副読本もいくつかあるようですが、個人レベルでやるのが限界のようです。イギリスだとラドンの危険性についてディスカッションをやる授業があるそうで、科学の専門家にならない人も科学リテラシーを身につけられるような教育になっているのですが、日本の場合は極力考えさせない教育になっているので(2つ以上見解の分かれることは教科書に書けない)、ここらからなんとかしないとだめかもしれませんが・・・